成層圏発見の日

6月8日は成層圏発見の日です

成層圏発見の日

1902年6月8日、フランスの気象学者であるフランス政府の機関の国立気象管理センター所長を務めたレオン・ティスラン・ド・ボール氏(1855~1913)が、気球を使用した観測により、地表付近の対流圏とは違う大気の層が上空に存在することを発見しています。

成層圏の疑問

私たち人類が生活している空気の層は、地上から10kmくらいまでの対流圏とよばれるものです。そしてその成層圏は、それよりもっと上の地上から10km~50km間という分厚い空気の層です。先ほどの対流圏は、雲や雨が降ったりしますが、成層圏は雲もなくいつも晴れている状態だといわれています。また成層圏の特徴は、下部はでは温度が低く、高度が上昇すると温度も高くなるそうです。

成層圏の温度

成層圏の下部にあたる高度約11~20km付近は、-56℃前後でほぼ一定ですが、その高度から上部へいくにつれ、温度が上昇して最上部付近では-3℃程度になるといわれています。しかし、成層圏より下の対流圏や成層圏の上部の中間圏は、上に上がるにつれて温度が下がります。なぜ成層圏は逆なのかですが、これは成層圏にある「オゾン」と呼ばれる気体が、紫外線のエネルギーを吸収しているためだといわれているそうです。

成層圏と「オゾン」

成層圏は、「オゾン」という物質が存在し、特に高度約20~25km付近に多くのオゾンが集中しています。この物質は、太陽から発する有害な紫外線を吸収してくれています。そのおかげで、地球上に生存する我々人間などの生物が生きていくことができています。

成層圏の天気は?

成層圏の天気は、常に晴れた状態であって基本的に雲の発生や雨などの気象現象は成層圏の下の対流圏で起きることだそうです。そのメカニズムは簡単で、地表から上がった水蒸気は対流圏で止まって雲となり、その発達した雲は雨や雪になって地表に降り、雲を形成する水蒸気が成層圏まで到達しないため気象現象が存在しないのです。しかしまれに、「真珠母雲(極成層圏雲)」という、成層圏特有の雲が発生することはあるそうです。

成層圏は空気が薄い!?

ジェット機などの旅客機は通常、対流圏と成層圏の境にあたる高度約10km付近を飛んでいます。しかしなぜ、さらに高度を上げて空気抵抗が少なく、気象の影響も少ない成層圏を旅客機は飛ばないのでしょう。実は、成層圏は空気がかなり薄くなっているためです。ジェットエンジンを噴射させるのために十分な空気が不足しているからだそうです。

空を眺めて

成層圏を最初に発見した人は、かなり驚いたでしょうね!時々、空を眺めてた時に、空を飛んでいる旅客機や戦闘機など高度を5倍にした高さの層がまだその上に存在しているなんて、想像もつかないでしょう。しかし、その先に宇宙があり、そのはるか先に月や火星があります。そして、その宇宙から見ればそんな大気の厚さなど地球を覆う薄っぺらい層でしかないのです。そう考えると、「我々人間って生き物は、どんだけちっぽけな存在なんだろう・・・」って思ってしまいます。

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