1月12日は桜島の日です
1914年1月12日、鹿児島県にある火山島の「桜島」が大噴火「大正大噴火」を起こしたことから定められ、鹿児島市では災害の記念日にしてます。そして毎年この日に、噴火を想定した防災訓練などが行われています。
大正大噴火
1914年1月12日の大噴火「大正大噴火」と呼ばれているこの噴火は、約1ヶ月間頻繁に噴火を繰り返しています。そして、その溶岩を含む噴出物の総重量が東京ドーム1600個分に相当する約32億tと記録されているそうです。また、この大噴火により、死者が58名も出ています。
噴火で桜島と大隅半島が繋がった!?
大正大噴火は、流れ出た溶岩は烏島を埋没させ、瀬戸海峡が埋まります。そして、桜島はこの時に初めて大隅半島と陸続きになっています。焼けたり、埋まったりして被害にあった家は、1万2千戸に及んでいます。また、積もった灰は深い所で3メートル近くありました。そのため、1万6千名もの人たちが桜島からの移住を余儀なくさせられだそうです。
桜島火山爆発総合防災訓練
「桜島火山爆発総合防災訓練」は、「大正噴火」が起きた1月12日の前後に毎年行われています。 最初の訓練から50回目の節目を迎えた桜島の地下深部では、蓄積マグマの量が当時の9割に達しています。こうなると近い将来、当時と同じ規模の大噴火が起こる可能性があるとのこと。しかし、現状では訓練に参加する若者は少ないそう。今後は、噴火の記憶を伝え聞く島民が、二度と同じ惨劇を繰り返させないために、それぞれが自身を守るための訓練に参加することを呼びかけているようです。