小倉祇園まつり

祇園太鼓

小倉祇園は、福岡県北九州市小倉北区にある伝統的な祭りであり、歴史を辿ると小倉城を築城した細川忠興公が無病息災を祈るとともに、城下町繁栄策のひとつとして1617年に祇園社(現在の八坂神社)を建て、京都の祇園祭を小倉の地に取り入れたものです。鉦(かね)、鼓(つづみ)、笛を用いたと記録にあり、その叩き方は「能」の形式だそうです。現在では、観光客や特に地元の人々に大変人気があり、地域の文化や伝統を感じることができるイベントとなっています。

小倉祇園の特徴

小倉祇園の特徴の一つは、全国的にも珍しい太鼓の両面打ちが特徴で、巡行する山車の前後に据えた太鼓を歩きながら打ちます。そして、向う鉢巻に浴衣や法被、白足袋に草履の衣装で、太鼓2台に対して4人、ヂャンガラ(摺り鉦)2人が織りなす調べは独特です。

神輿渡御

さらに、小倉祇園では神輿渡御(神輿を取り囲むように隊列を形成し、宮司以下、神職 ・氏子総代が氏子各町を行進する祭事のこと)も行われ、その神聖な雰囲気の中で神輿を担ぐ人々が街を練り歩く光景は、厳かな空気で人の心を惹きつけるほどの雰囲気を醸し出しています。観光客は、地元の人々や町の活気を感じることができる貴重な体験ができるでしょう。

催し物やイベント

祇園太鼓

小倉祇園には、他にも様々な催し物や屋台、イベントがあり、多くの人々が集まって賑わいます。地元の伝統芸能や音楽、食べ物なども楽しむことができ、地域の魅力を存分に感じることができる祭りです。

地域の歴史や伝統を楽しむ

小倉の八坂神社

小倉祇園は、地元の人々にとっては大切な文化的な行事であり、観光客にとっても魅力溢れるイベントとなっています。地域の歴史や伝統を感じながら、楽しい時間を過ごすことができる小倉祇園は、北九州を代表する祭りの一つと言えるでしょう。

2024年度の開催日程

  • 7月01日(月): 太鼓台開き【打ち初め式】
    【 この日を待ちに待った様々な団体が集まり、喜び勇んで太鼓を打ち鳴らすのが「打ち初め式」】
  • 7月19日(金): 宵祇園(初日)
    【 夕方から夜にかけて行われます。 太鼓を乗せた山車が町内を練り歩き、無病息災や商売繁盛を祈願 】
  • 7月20日(土): 大賑わい(2日目)
  • 7月21日(日): 打ち納め(3日目)

詳しくは、公式ホームページへ・・・

URL: https://kokuragiondaiko.jp/


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