ウクライナ侵攻は他人事ではない!?
2月24日に突如、ロシアがウクライナに攻め込み、戦争が始まったというニュースが世界中に知れ渡りました。もう6月になろうというのに、未だにウクライナ市民の犠牲は増え続けています。そして、ニュースやSNSによってこの話題が一気に広がり、国際社会からはロシアへの厳しい非難の声が上がっています。そもそも、この戦争が起きた理由は何か、またどういった結末が待っているのか、なぜ他人事ではないのかを知ることも大切だと思います。
ロシアがウクライナ侵攻を始めた理由
これはあくまでも仕掛けた側の主張ですが、ロシアのプーチン大統領は2月24日の攻撃開始を宣言する演説で「ロシア、そして国民を守るにはほかに方法がなかった」と、そう言っていました。またその背景では、親ロシア派の組織が占拠しているウクライナ東部で、ロシア系の住民をウクライナ軍の攻撃から守り、ロシアに対する欧米の脅威に対抗するという、この行為を「正当防衛」として正当化しているように見えます。
ウクライナって、どんな国!?
ロシアは、最近の有名なところから、北京オリンピックでのフィギュアスケートのドーピング疑惑など、ソ連時代から何かとお騒がせをしてくれる国ですが、ウクライナのことは、あまり知られていなかったようです。ウクライナという国は、東をロシア、西を欧州連合(EU)に挟まれた、人口4千万人以上、面積は日本の1・6倍、耕地面積は農業国フランスの1・8倍と広大で、主に小麦などが大量に生産できることから「欧州のパンかご」とも呼ばれているようです。最近は特によく目にしますが、国旗の空色と黄色の小麦の2色と現在では、あまりにも有名になっています。
ロシアの最終的な目的とは?
ロシアはウクライナの大都市を制圧し、ウクライナで民主的な政府を倒すつもりなのは今や明らかとされています。それは、ロシア側からの言い分として、ウクライナは抑圧から解放され「ナチスから浄化されるべき」だとしているようです。しかし、第三者から見てもこれは「ファシズム体制」を広げて独裁国家にしてしまおうという、ロシア大統領のもくろみにしか、思えないのが現状です。
過去の過ちを他国に当て嵌め、自身の行動を正義として正当化している分かりやすいことが、プロパガンダ(ある目的のために、特定の主義や思想へと誘導する宣伝戦略)の通用しない世界各国の人々が自身の生活をも犠牲にして、徹底して避難を世界中に拡散しています。
ロシアの「勝利」すると
世界中の国々が、民主主義と自由を求める長年の闘いの中で、現在ではウクライナが自国を守るために最前線で戦っています。彼らウクライナ人は、侵略してくる強大な力を保持しているロシア相手に勇敢に抵抗しています。これは、「法の支配や公正な選挙」「自由な発言や集会」そして、「報道の自由」など、民主主義の原理に向けた大きな闘いです。これに敗れ、世界中の民主主義を愛する国々が屈することになり、ロシア以外の自国の領土を広げるためにもくろみ、様子を見ていた国々に火をつけてしまいます。
負けられない、欧米諸国とアジアの民主主義国家
こうなると、法と秩序が存在しなくなり、強者だけがのさばる独裁国家だけが自由に生き延びてゆける世界に変貌してします。実際この30年間で権威主義陣営は世界中で復活を遂げていて、そして現にロシアは今、民主主義を握りつぶそうとしています。そのために欧米諸国は、人権と民主主義を守るために全力でこの横暴を阻止しようとしているわけです。またアジア、日本も他人事ではありません。中国と台湾、尖閣の問題につながってくるため、我が国もこの状況を無視することができない状態ですね。
無理な侵攻によって、さらけ出されたロシア政府の本性
ロシアのウクライナ侵攻は、国際秩序に反するとうことより、国連憲章に真っ向から反しています。これだけ、この国の体質を世界中にさらけ出していることから、仮にこの戦争が終わっても、国際的立場が大きく損なわれ、着実にロシア依存を脱却するために各国が動き出すはずです。したがって、今後な自国の体質改善から不当な侵略行為をしてきた他国に全力で償いでもしない限りは、実質的に経済制裁が続き、この国は確実に衰退ていくでしょう。