ドル、新型コロナ第2波懸念で上値が重いというのが現状です。前週末の米株式市場が下落したことで、それが重しとなり、1ドル=106円台後半で上値の重い展開。
中国が米中貿易協議の「第1段階」合意
先週末の米国市場は、中国が米中貿易協議「第1段階」の合意に基づいて米国の農産物購入を加速させると一部で報じ、米中関係悪化の懸念が後退しています。それによって米株は当初、堅調な展開となっていました。
コロナ感染、第2波の懸念による値動き
その後アリゾナ州、カリフォルニア州でコロナ感染が拡大し、米アップルが一部店舗を再閉鎖すると報じた。その事が、再び米株の下落を誘い、ドル円も警戒して上値が重くなったという。
東京市場の影響は?
感染再拡大への懸念からリスクオフのムードが強まると懸念される中、「リスクオフの状況ではドルも買われやすくなり、ドル円は売りが強まっても、下落幅は限定的」という専門家のコメントもあり、106円台半ば前後がサポートラインとなる見通し。
今週の見通しは!?
今週は、最近発表された主要経済指標の強弱はの決めてはなく、5月小売売上高は、市場予想を大きく上回る強い内容。現在の株式市場は一部経済指標の予想外の改善を好感し、今週発表される複数の経済指標が予想を上回る結果が発表され、株式市場が好反応を見せた際は、大幅な上昇がなかったとしても、ドルは底堅い動きを見せる可能性があるとしています。
経済全体の体力を付けるには時間が必要!?
人は病気で身体が弱っている時、元気になるといきなりステーキなどは食べれませんよね。多分、経済がコロナ感染したも同じだと思います。景気回復の特効薬やワクチンが発表されるまでは待つしかないですね❗