7月18日の誕生花「マリーゴールド」

「マリーゴールド」

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基本情報

  • 学名Tagetes
  • 科名:キク科
  • 属名:マンジュギク属(タゲテス属)
  • 原産地:メキシコ・中央アメリカ
  • 開花時期:4月〜12月(長期間咲く)
  • 花色:黄色、橙色、赤褐色、混色など
  • 草丈:20〜100cm(種類による)

マリーゴールドについて

Dieter StaabによるPixabayからの画像

特徴

  • 一年草で育てやすく、園芸初心者にも人気。
  • 鮮やかな色彩と、丸くふっくらとした花形が印象的。
  • 花壇やプランター、寄せ植えなどで広く利用される。
  • 独特の香りを持つ(特にフレンチ・マリーゴールド)。
  • 虫除け効果があることから「コンパニオンプランツ」としても知られる。
    • 根から分泌される物質が、害虫やセンチュウ(寄生性線虫)を抑制する。

花言葉:「変わらぬ愛」

Wolke8によるPixabayからの画像

マリーゴールドには複数の花言葉がありますが、**「変わらぬ愛」**はその中でも特に心に残るもののひとつです。

この言葉の由来には、以下のような理由が考えられます:

1. 長く咲き続ける性質

  • マリーゴールドは春から秋まで非常に長い期間、絶えず花を咲かせる植物です。
  • その「咲き続ける姿」が、変わらぬ気持ち・愛情を象徴するとされます。

2. 鮮やかな花色が色あせにくい

  • 太陽のように明るい橙色や黄色の花は、時間が経っても色褪せない印象を与えます。
  • これが「色褪せぬ愛」「いつまでも変わらない思い」を象徴するものとされました。

3. 守り続ける強さと愛情

  • 害虫を遠ざける働きを持つことから、「大切な人を守る」というイメージとも結びつきます。
  • こうした守護的な性質が「深く、変わらぬ愛情」と解釈されることもあります。

「マリーゴールドの手紙」

Petra GöschelによるPixabayからの画像

山のふもとの町で暮らす祖母の庭には、毎年春になるとマリーゴールドが咲く。橙色の光を宿したその花は、夏の暑さにも負けず、秋の風にも揺れながら、いつまでもそこに咲き続けていた。

 その花が好きだったのは、祖父だった。

 私が小学三年の夏、祖父は病で床に伏せていた。もう長くはないと、医師に告げられた日、祖母は何も言わずに庭のマリーゴールドを一輪摘んで、枕元のコップにそっと挿した。

 「変わらないのよ、この子。どんなに暑くても、どんなに風に吹かれても、ちゃんと咲くの」

 祖母はそう言って微笑んだ。祖父は目を閉じたまま、うっすらと頷いた気がした。

 祖父が亡くなった翌日、祖母は私にマリーゴールドの種をくれた。

 「この花にはね、『変わらぬ愛』って花言葉があるのよ。咲き続けること、守り続けること――それが、愛なの」

 その時はよく分からなかった。ただ、祖母の手からこぼれ落ちそうなほど小さな種を、大切にポケットへしまった。

 それから十年以上の月日が経ち、私は都会で一人暮らしを始めた。仕事に追われ、恋人とのすれ違いに疲れ、気づけば笑うことさえ減っていた。そんなある日、祖母が倒れたと連絡が入った。

 急いで駆けつけた病室。祖母は目を閉じて眠っていた。痩せたその顔には、あの日と同じ優しさが残っていて、私は胸の奥がじんと熱くなるのを感じた。

Christina ZetterbergによるPixabayからの画像

 ベッドの傍らに、古びた封筒が置かれていた。私の名前が、祖母の筆跡で書かれている。

 「もし私が目を覚まさなかったら、この手紙を読んでください」

 そう書かれていた。手紙の中には、淡い色の便箋と、乾いたマリーゴールドの押し花が挟まれていた。

 あの年、あなたがポケットにしまった種、今でも覚えていますか?
 あれは、私とおじいちゃんからの贈り物です。
 変わらぬ愛とは、派手な言葉じゃなく、ただそこに咲き続けること。
 風に吹かれても、季節が変わっても、誰かのために静かに咲く――それが愛なのです。
 いつかあなたが、迷って、立ち止まりそうになったら、この花を思い出してください。

 私は、涙をこぼしながら微笑んだ。

 祖母は目を覚まさなかった。でも、その言葉と花は、確かに私の中で生きている。

 数ヶ月後、私は都会を離れて、祖母の家に戻った。あの庭に、もう一度マリーゴールドを咲かせたかった。

 種をまき、水をやり、季節が巡る。

 そして今日、庭の真ん中に、橙色の光がふわりと咲いた。

 風に揺れるその姿は、まるで誰かが笑っているようだった。

 私はその花に、そっと語りかける。

 「ただ、ここに咲き続けてくれて、ありがとう」

戦後民主主義到来の日

7月19日は戦後民主主義到来の日

66年前の1949年 7月19日に、新たな民主主義が訪れたことを謳った青春映画「青い山脈」が封切られ、記念日とされました。この映画がなぜ、民主主義に関わってくるのかを調べてみました。

青い山脈ってどんな映画?

物語は、東北地方の港町を舞台に、若者の男女交際をめぐる騒動をさわやかに描いた青春小説です。内容は、当時の固い習慣などの古い殻に閉ざされた時代を生きる女子高生を舞台にして、正しいモラルを主張しあうことによって成長していく人間を描いた物語です。

必ずしも伝統は正しい事ではない!?

「昔から皆やっている」、「ルールがある」と言われ、「それに従っていれば」、また「褒めてもらえる」。それだけで自己満足の時代が長年の間続いていました。おそらくこの映画が伝えたいのは、「一部の人の意見だけを尊重せずに、個々の事情を理解した上で自由な環境を作って行きましょう」って事なんでしょうね。

「戦後民主主義到来の日」に関するツイート集

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7月17日の誕生花「ハマユウ」

「ハマユウ」

基本情報

  • 学名:Crinum asiaticum var. japonicum
  • 分類:ヒガンバナ科・ハマオモト属の常緑多年草
  • 原産地:インドネシアとスマトラ
  • 開花期:6~9月、主に夕方から夜間に開花し、芳香を放つ
  • 外観:幅広く厚い葉が放射状に広がり、花茎に白い小花が10個ほど咲きます。花びらは細長く、中心部に赤い雄しべがアクセントに
  • 生育環境:日当たり・水はけの良い砂地(海岸沿い)を好み、暖地向き。地植え・鉢植えどちらも可能で、寒冷地では冬越しに注意が必要

ハマユウについて

特徴

  • 自生地:海岸線に群生し、葉が「オモト」(万年青)に似ているため別名「ハマオモト」とも
  • 香りと開花:夜に開花して強い芳香を放ち、主に蛾などを誘引する虫媒花
  • 種子の特性:種子はコルク質の厚皮で覆われ、水に浮く性質があり、海流に乗って遠くへ拡散・発芽する能力あり
  • 有毒性:全草有毒で、特に球茎は強い毒性を持つが、薬用としての利用もある

花言葉:「どこか遠くへ」

  • 主な花言葉
    • 「どこか遠くへ」
    • 「汚れがない」
    • 「あなたを信じます」

💡由来のひもとき

  1. 「汚れがない」
     神事で使われる白い布・“木綿(ゆう)” に似た清らかな白い花色から
  2. 「どこか遠くへ」
     種子が浮力を持って海流に流され、新たな土地で発芽する姿にちなむ
  3. 「あなたを信じます」
     「遠くへ流れても、必ず根を下ろし花を咲かせる」というたくましさと期待を込めた想いから

「どこか遠くへ、きっと届く」

あの夏の日、彼女は港に立っていた。
 セーラー服の襟が風に揺れ、白いハマユウの花が足元でそっと揺れていた。

「ここ、まだ覚えてる?」
 穂乃香がそう言って微笑んだ。

 海辺のこの小さな町で、僕らは育った。中学三年の夏。図書室で偶然隣の席に座ってから、毎週末、海沿いの堤防で話すようになった。彼女は東京からの転校生で、最初はよそよそしかった。でも、少しずつ距離が縮まり、名前を呼び合えるようになったのは、ちょうどハマユウが咲き始めた頃だった。

「この花、知ってる? ハマユウっていうんだって」
 彼女はそう言って、白く細長い花びらを指差した。

「花言葉はね、“どこか遠くへ” だって」

「なんか、君みたいだな」
 そう言ったら、彼女は少し驚いた顔をしてから、笑った。

 東京に戻ることが決まったのは、その翌週のことだった。

「私、ここが好きだったよ。思ったよりも、ずっと」

 最後に会った日、彼女はひとつだけお願いをしてきた。
 「この花、来年もちゃんと見ておいて。毎年ここで咲いてるか、教えて」って。

 あれから十年。
 連絡先も、手紙のやりとりも、いつの間にか途絶えていた。東京の高校に進学した彼女のその後は知らない。けれど僕は毎年、ハマユウが咲くこの場所に来ていた。

 白い花は、変わらずそこにいた。潮風に揺れながら、まるで何かを待っているかのように。

 ハマユウの種子は海に浮かび、遠くの浜辺まで運ばれていく。その途中で沈んでしまうこともあれば、知らない土地で芽を出し、やがて花を咲かせることもあるという。

 ――どこか遠くへ。それでも、きっと届く。

 ふと、誰かが近づいてくる気配がした。振り返ると、白いワンピースの女性が立っていた。風に揺れる髪の奥に、懐かしい面影があった。

「やっぱり……まだ咲いてたんだ」
 穂乃香だった。

 時が過ぎても、変わらない花の香りと、あの夏の記憶が、確かに僕らをつないでいた。

「ねえ、覚えてる? “どこか遠くへ”って」

 彼女の声に、僕はうなずいた。

 「そして、“あなたを信じます”――だったよな」

 笑いながら見つめ合ったその瞬間、海から吹いた風が、ふたりの間にハマユウの香りを運んだ。

マンデラ国際デー

7月18日はネルソン・マンデラ国際デー

ネルソン・マンデラ氏と国際連合

7月18日は、2009年に国際連合が創設したマンデラデーです。アパルトヘイト撤廃に尽力した南アフリカ共和国の政治家、弁護士のネルソン・マンデラの誕生日が7月18日。彼の67年間の政治生活にちなみ、67分間以上の社会奉仕活動をするように、世界中の人々に呼びかけられています。

マンデラ氏の主な活動

マンデラ氏の主な活動

ネルソン・マンデラは、反アパルトヘイト運動により反逆罪で逮捕。27年間、刑務所に収容されています。釈放後は、アフリカ民族会議の副議長に就任し、その後は議長になっています。

南アフリカ共和国の政治家フレデリック・デクラークと共にアパルトヘイト撤廃へと南アフリカを導き、1994年に大統領に就任しました。就任後は、民族和解・協調政策を進め、経済政策として復興開発計画を実施しています。

アパルトヘイトとは?

アパルトヘイト

アパルトヘイトとは、南アフリカで進められた人種隔離政策。白人と有色人種を分割して統治すること。

世界中で広がる人種差別抗議デモ

世界中で広がる人種差別抗議デモ

5月25日、黒人男性のジョージ・フロイドさんが警察官に首を押さえつけられ亡くなった事件がありましたね。この事を発端に、アメリカ、世界中で抗議活動が広がってます。

日本も同和問題(部落差別)がある

日本も同和問題(部落差別)がある

この差別の問題は、日本も部落差別「同和問題」がありました。歴史的発展の過程でつくられた身分階層構造により、差別で国民の一部の人々が長い間、低位の状態を強いられていました。日常生活で様々な差別を受けるなど、日本特有の人権問題です。

人種や育ちは違っても、同じ人間

人種や育ちは違っても、同じ人間


 現在でも、差別発言や差別待遇等、ネット上で差別を助長した内容の書込みをされる事案が発生しています。たとえ、人種や育ちが違っても、同じ人間である以上は、お互いの辛さを理解しあえばきっと良き友人になれます。

「マンデラ国際デー」に関するツイート集

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7月16日の誕生花「ジンジャー」

「ジンジャー」

基本情報

  • 和名:ハナシュクシャ(花縮砂)
  • 英名:Ginger lily(ジンジャー・リリー)
  • 学名:Hedychium coronarium
  • 分類:ショウガ科ハナシュクシャ属
  • 原産地:インドやヒマラヤ地域、東南アジア
  • 開花時期:9月~10月(初夏~秋)
  • 花色:白、黄、オレンジ、ピンクなど
  • 香り:強い甘い香り(芳香性)

ジンジャーについて

特徴

  • 熱帯・亜熱帯性の多年草で、温暖な地域では地植えでも育つ
  • 背が高く(1〜2m)、直立した茎に大きな葉をつける
  • 花は穂状に咲き、ランのような華やかさと甘い香りをもつ
  • 観賞用として人気が高く、切り花やフラワーアレンジメントにも利用される
  • 観賞用のジンジャーはショウガ(食用)の近縁だが、食用部分はあまり使われない
  • 湿気と日当たりを好み、半日陰でも育つ
  • 英名の「ジンジャー・リリー」は、香りと外見がショウガとユリを連想させることに由来する

花言葉:「慕われる愛」

ジンジャーの花言葉の一つに「慕われる愛(Adored love / Admired love)」があります。
この言葉の由来には以下のような点が関係しています。

● 優雅な佇まいと強い香り
ジンジャーの花は大きくて華やか、そして濃厚で甘い香りを放つことから、見る者やそばにいる人の心を引きつける存在。

その優美さと芳香が「人々に慕われる存在」や「思慕の念を集める愛」と重なり、愛される・慕われるイメージが結びついたと考えられます。

● 咲く時期と持続性
夏から秋にかけて長く咲き続け、香りも持続することから、深く続く愛情の象徴とされたとも言われています。


「ジンジャーの香りが残る午後」

古い写真立ての中で、母は微笑んでいる。
白いシャツに、風に揺れるような長いスカート。そして手には、一本のジンジャーの花。

「ねえ、これって、いい香りがするの?」
高校生の私は、その写真を見ながら何気なく祖母に尋ねた。

「ああ、それはね。甘くて、どこか懐かしい香りがするんだよ。あの子のようにね」
祖母は、写真に写る母を「この子」と呼ぶ。まるでまだ隣にいるかのように。

母は、私が五歳のときに病気で亡くなった。
だから私には、母の記憶がほとんどない。けれど、家のあちこちには母の痕跡が残っていて、とくにこの庭に咲く白いジンジャーの花が、何よりの手がかりだった。

ジンジャーの咲く季節になると、祖母はいつもその手入れを欠かさなかった。
「慕われる愛っていうんだよ、この花の花言葉。あなたのお母さんにぴったりだった」

——慕われる愛。

その意味が、当時の私にはよくわからなかった。
けれど、大学生になって久しぶりにこの家へ帰省したある日、ジンジャーの香りに包まれながら祖母が語ってくれた話で、少しだけ理解できた気がする。

母は、誰にでも分けへだてなく接する人だったという。
明るくて、真っ直ぐで、でもどこか儚げなところもあったらしい。

「花みたいな子だったよ。目立とうとしないのに、つい目がいっちゃう。そんな子」

母は庭で植物を育てるのが好きで、ジンジャーを植えたのも彼女だった。
「この花、すごくいい香りがするの。私、この香り、誰かに届いてほしいなって思うの」

その「誰か」が誰だったのか、祖母は何も言わなかった。
けれど、香りが風にのって届いていくように、母の存在もきっと誰かの中に残っていたのだろう。
実際、母の葬儀のときには、たくさんの人が泣いていたらしい。
会社の同僚、学生時代の友人、ご近所の人……。それだけ愛されていたということだ。

その夜、私はひとりで庭に出て、ジンジャーの花の前にしゃがみこんだ。

ふと、風が吹いた。
甘くて、すこし熱を帯びたような、でもどこか懐かしい匂いが鼻をかすめた。

私は、そっと目を閉じた。
——きっと、誰かを心から想う気持ちは、こうして香りのように残っていくのだ。
それがすぐそばにいても、遠く離れていても、時間がたっても。
だから「慕われる愛」というのは、ただ与えられるものじゃなくて、生き方の中ににじみ出るものなのかもしれない。

次の日、私は庭に新しいジンジャーを一株植えた。
隣には、古い木の名札を添えて。

 「For Mom ——慕われる愛の記憶」

香りは、記憶を運ぶ。
風に揺れるたび、誰かの心をそっと撫でるように。
ジンジャーの香りが残る午後、その意味を私は少しだけ理解した気がした。

理学療法の日

7月17日は理学療法の日です

7月17日は理学療法の日

1965年、理学療法士について定めた法律の「理学療法士及び作業療法士法」が公布されています。そして翌年、第1回理学療法士国家試験が実施。この試験に合格した理学療法士、7月17日に結成されたのが、「日本理学療法士協会」です。ということで今回は、理学療法士とは何する人かを調べてみました。

理学療法とは何?

理学療法とは

脳出血や脳梗塞等の後遺症、交通事故等の怪我、高齢による体力の衰えなどによって運動機能が低下した状態の人に対し、運動機能の維持や改善を目的に運動、温熱、光線などの物理的な方法で行われる治療法です。

理学療法士はどんな仕事をするの?

理学療法士はどんな仕事

理学療法士は、理学療法士・作業療法士法に基づく国家資格であり、リハビリテーションチームを構成する医療従事者の一員です。

身体動作のエキスパート

身体動作のエキスパート

理学療法士は人の身体の動作についてのエキスパートであり、理学療法を用いて再び社会復帰出来るように、サポートするのが仕事です。他にも自立支援、生活支援、健康増進、介護予防など様々な場面でも活躍しています。

私自身もお世話になりました!

装具

自分は、数年前に脳出血の後遺症によって、左半身麻痺の障害者になりました。その時にお世話になったのが、この理学療法士さんです。元もとに戻らないと宣告されながらも、「動ける部分をうまく使ってトレーニングすれば、また地に足を付けて歩くことができますよ。」と励まされ、時には危険な動作をすると叱られたりしながら無事に社会復帰。大変お世話になりました。


「理学療法の日」に関するツイート集

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7月15日の誕生花「ネムノキ」

「ネムノキ」

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基本情報

  • 学名Albizia julibrissin
  • 科名/属名:マメ科/ネムノキ属
  • 原産地:日本(東北以南)、朝鮮半島、中国、台湾、ヒマラヤ、インド
  • 開花時期:6月〜7月(初夏)
  • 別名:ネム、ネムノキソウ、シルクツリー

ネムノキについて

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特徴

  • 花の特徴
     細い糸状の花がふわふわと放射状に広がり、淡いピンク色の雲のような見た目が特徴的です。夜になるとふわっと閉じる姿が優雅で幻想的。
  • 葉の特徴
     昼間は開いていますが、夜になると葉が閉じる「就眠運動(しゅうみんうんどう)」をすることでも知られています。この性質から「眠る木=ネムノキ」という名がついたと言われています。
  • 樹形
     成木は枝を大きく横に広げ、傘のような形になります。公園や庭木としても人気があります。

花言葉:「胸のときめき」

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ネムノキの花言葉の一つに「胸のときめき」があります。その由来には以下のような理由が考えられます。

◎ 花の姿が、やさしく触れるような甘やかさ

ネムノキの花は、糸のように細くて柔らかく、ふわりと空気をまとうように咲きます。遠くから見ると、まるで恋心がふんわりと花開いたような、繊細でやわらかな印象を与えます。

◎ 夜に眠る葉と、静かな情感

夕方になると葉が閉じて眠るようすは、誰かを想ってそっと胸を押さえるような、静かなときめきや感情の動きを連想させます。

◎ 見た人の心に残る、幻想的な美しさ

咲くのは夏の夕暮れ。淡紅色の花と涼しげな緑の葉が夕風に揺れるさまは、どこか儚く、見た人の胸に「なぜか心がざわめくような」気持ちを呼び起こします。


「夕暮れの合歓木(ねむのき)」

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坂の途中、古い図書館の裏手に、大きなネムノキがある。誰が植えたのかは知らない。けれど、夏になると決まって淡いピンクの花を咲かせて、まるで空気に溶け込むように、ふわふわと枝を揺らす。

 その木の下で、私はいつも彼を待っていた。

 彼の名前は直(なお)。
 大学のサークルで出会って、なぜか自然と話すようになって、でもいつの間にか、私の方ばかりが彼を目で追うようになった。講義のあとも、飲み会のあとも、二人でこの木の下を歩いた。恋人未満の曖昧な距離。でも、その時間が好きだった。

 「この木、知ってる? ネムノキって言うんだよ」
 ある日、直がそう言った。
 「“合歓”って書くんだ。葉っぱが夜に眠るから、“眠る木”って意味らしい」
 「眠る木……」
 「なんか、優しいよな。疲れたとき、そっと目を閉じるみたいでさ」
 そう言って、彼は葉の影を見上げた。夕方の光が彼の頬に当たって、細いまつげの影が頬に落ちていた。私はその横顔を、胸の奥がきゅっとなる思いで見ていた。

 それが、私の「ときめき」の始まりだったのかもしれない。

 季節が進んでも、私たちの距離は変わらなかった。近くて、遠い。心は触れそうなのに、指先はまだ届かない。

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 夏の終わり、私は勇気を出して聞いた。
 「直、誰か好きな人、いるの?」
 しばらく沈黙があって、彼は静かに笑った。
 「いるよ。でもたぶん、気づいてもらえてない」

 その言葉の意味が、自分を指しているのか、それとも違う誰かなのか、私は聞き返すことができなかった。

 そして秋が来て、彼は海外の大学院に進むことになった。お別れはあっけなくて、私たちは最後も、ネムノキの下で会った。

 「この木のこと、たぶんずっと忘れない」
 そう言った彼の声が、ひどく遠くに感じた。
 「……うん。わたしも」
 と答えるのが精一杯だった。

 その夜、ネムノキの葉は、いつもと同じように眠るように閉じていた。まるで私の胸の奥で、小さくたたまれる想いを真似るように。

 それから数年が経ち、私はこの町に戻ってきた。図書館の裏手、ネムノキは変わらずそこに立っていた。枝は少しだけ大きくなっていて、花はやっぱりふわりとしたまま、夏の夕暮れに揺れていた。

 そっと手を伸ばして、花に触れる。
 やさしく、甘やかで、そして少しだけ切ない。
 胸の奥に、あのときと同じ感情が浮かぶ。

 ――ときめき。
 触れられそうで、触れられなかった想い。

 「……久しぶり」
 後ろから、聞き覚えのある声がした。

 振り返ると、直がいた。あの頃と変わらない笑顔で、私を見ていた。

 「この木、まだ咲いてるんだな」
 「うん。……あのときと同じ」
 「いや、ちょっとだけ、違う」
 そう言って、彼は私の隣に立った。

 ネムノキの花が、私たちの頭上で揺れていた。
 夕風が吹き、胸の奥で、小さなときめきが再び目を覚ます。
 今度こそ――触れられるような気がした。

虹の日

7月16日は虹の日です

7月16日は虹の日
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7「なな」と1「いち」と6「ろく」、七色として虹の日。梅雨明け間近で、特にこの時期の空に虹が出ることが多いことから「人、自然、世代が七色の虹のように結びつく日」として、デザイナーの山内康弘が制定。

「先輩が後輩をサポートする日」

「先輩が後輩をサポートする日」

「先輩が後輩をサポートする日」との意味合いで、音楽を中心としたイベントなども展開しています。という事で、虹について調べてみました。

虹が出る時

虹が出る時

 虹は、空気中の雨粒が太陽光を反射して見える現象です。光が空気中に漂う水滴に屈折して入り、水滴の中で反射、さらに屈折をした時、再び水滴から出て光ります。

虹のメカニズム

虹のメカニズム

この時、光は波長により、屈折率が違うため、外側から「赤→橙→黄→緑→青→藍→紫」の7色に分かれるそうです。よく晴れた日に、ホースで花に水をやる時、霧吹き状にの中で虹のようなものが出ますよね。きっとその原理でしょうね。

半円ではなく真んまるの虹も見れる

半円ではなく真んまるの虹も見れる

NASAは、「地上からだと、虹の上半分しか見えませんが、上空からは360度丸い虹を見ることが可能です」これは、通常の虹とは原理が異なる、「ブロッケン現象」によるものだそう。

虹が見れる方角

虹が見れる方角

虹は太陽を背にして見えるため、朝は西、夕方は東の空に出ます。ですが、ある日突然出現して直ぐに消えます。嫌な雨の後、カラット晴れた際に心も晴々となり、その貴重な虹が見れた時は、自然の贈り物だと思って美しさを堪能しましょう。

「虹の日」に関するツイート集

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7月14日の誕生花「ノウゼンカズラ」

「ノウゼンカズラ」

基本情報

  • 学名Campsis grandiflora
  • 英名:Chinese trumpet vine
  • 科名/属名:ノウゼンカズラ科/ノウゼンカズラ属
  • 原産地:中国
  • 開花期:7月~8月(初夏〜盛夏)
  • 花色:橙色、赤橙色、まれに黄色
  • つる性植物:壁やフェンスなどに絡みつきながら成長する

ノウゼンカズラについて

特徴

  • 鮮やかなトランペット型の花
     花径5〜7cmほどのラッパ型の花を房状に咲かせ、非常に目立ちます。橙色の花は夏の青空に映え、南国的な雰囲気を持ちます。
  • つるで高く伸びる性質
     気根を出して壁や木に絡みつき、数メートルにもなる高さまで伸びます。放っておくと家の屋根にまで届くほど旺盛に育ちます。
  • 落葉性の木本つる植物
     冬になると葉を落としますが、春になると再び芽吹き、毎年元気に花を咲かせます。
  • 日当たりと排水の良い場所を好む
     日照が十分ある場所でこそ、その鮮やかな花色がより映え、花付きもよくなります。

花言葉:「夢ある人生」

ノウゼンカズラの花言葉にはいくつかありますが、その中でも「夢ある人生(a life full of dreams)」という言葉は、以下のような植物の性質と姿に由来していると考えられます。

◎ 高く空へと向かう成長姿勢

ノウゼンカズラは壁や支柱に絡みながら、まるで空に向かって夢を追うようにどこまでも伸びていきます。その姿が「未来への希望」「高みを目指す意志」を象徴しているのです。

◎ 鮮やかに咲き誇るラッパ型の花

ラッパは「喜び」や「希望の到来」を知らせる象徴でもあります。夏空の下で明るく咲くその姿は、「人生を前向きに楽しもう」というメッセージを感じさせます。

◎ つる性植物としてのしなやかさ

夢や目標に向かう中での柔軟さや粘り強さ、時には支えを得ながらも自分のペースで伸びていく様子が、「人生の旅路」に重ねられます。


「夢の途中で咲く花」

古い町並みに溶け込むように佇む一軒のカフェ。軒先のレンガ塀には、夏の陽を浴びながらノウゼンカズラが咲き誇っていた。ラッパのような橙の花々は、まるで空に向かって夢を告げるファンファーレのように見える。

 そのカフェで、静かにコーヒーを淹れている女性がいた。名前は澪(みお)、三十二歳。グラフィックデザイナーとして東京で働いていたが、数ヶ月前にすべてを手放し、この小さな町へと戻ってきた。

 「夢って、何だったんだろうね」

 そうつぶやいたのは、古い友人の一樹(いつき)だった。高校時代からの付き合いで、今は町の工務店で働いている。久しぶりの再会に、ふたりはカフェのテラスに並んで座っていた。

 「東京での生活、そんなに悪くなかったんだけどね。ただ、ある日ふと立ち止まっちゃって。『このままでいいの?』って。で、気づいたら、夢の続きじゃなくて、夢の形そのものを見失ってた」

 風がそっとノウゼンカズラを揺らす。澪の視線が花に吸い寄せられるように向かう。

 「この花、昔おばあちゃんが好きだったの。『夢が咲く花よ』って言ってた。意味なんて知らなかったけど、なんだか今なら少しわかる気がする」

 「夢が咲く花か。いい言葉だな」

 「うん。何かを目指して一生懸命伸びるのって、すごく眩しい。でも、途中で立ち止まることもあるじゃない? そんな時に、自分を責めるんじゃなくて、“いまはここで咲こう”って思えたらいいのかも」

 一樹は少しだけ目を細めて言った。

 「夢って、ゴールじゃなくて旅なんだろうな。ノウゼンカズラみたいに、支えを見つけながら、しなやかに伸びていく。高く、高く、でも風に揺れながら、自分のペースで」

 テーブルの上に影が伸びる。午後の光が、カフェの壁を橙色に染めていた。

 「ここで、また始めてみようかなと思ってるの。東京とは違うかもしれないけど、今の私にはこの場所がちょうどいい気がする」

 「新しい夢、見つかるといいな」

 「うん、夢ある人生――ってやつをね」

 ふたりは微笑み合った。風がもう一度、ノウゼンカズラを揺らす。花々は空に向かって、今この瞬間の希望をそっと告げていた。

ファミコンの日

7月15日はファミコンの日です

7月15日はファミコンの日

1983年、任天堂が家庭用ゲーム機「ファミリーコンピューター」を販売しした日が7月15日。当時は、アナログテレビにアンテナ信号で接続されてました。懐かしいですね!

アーケードゲームから始まる歴史

アーケードゲームから始まる歴史

昔、ゲームセンターや喫茶店に行くとピンボールなど数々のゲームがありました。この中でもテーブルゲームは特になじみがあるのではないでしょうか?

テーブルゲームに嵌る人たち

テーブルゲームに嵌る人たち

喫茶店に行くと、こういったテーブルゲームが置かれ、コーヒーを飲みながら「ブロック崩し」「スペースインベーダー」「ギャラガ」など。きっと、多くの誰もが経験されているように、もちろん私自身も、子供の頃はかなりお金を使い込みました😁💧

ファミリーコンピューターが誕生!

ファミリーコンピューターが誕生!

「ファミリーコンピューター」、略してファミコンが登場してから自宅でゲームセンターの興奮が味わえるとあって、友達が購入したとなるとその家に通う毎日。当時の嵌まったのは、ドンキーコングやスーパーマリオブラザーズでしたね。

スーパーファミコンからプレステ

スーパーファミコンからプレステへ

それから次々とソフトが増えたと思いきや、スーパーファミコンが登場。テレビ画質や性能もアップし、「セガのセガサターン」、「SONYのプレステ~4」、任天堂wiiなど、どんどん進化しています。

ゲームは、eスポーツの時代に!

ゲームは、eスポーツの時代に!

eスポーツとは「エレクトロニック・スポーツ(electronic sports)」。電子機器を用いて行う娯楽、競技、スポーツ全般を指す言葉で、コンピューターゲーム、ビデオゲームを使ったスポーツ競技。近年、eスポーツは急速に成長し、世界中で注目を集めています。ここでは、eスポーツの発展、影響、そして未来について説明します。

eスポーツの発展

eスポーツの発展

eスポーツは1990年代から徐々に注目され始めましたが、インターネットの普及とともに2000年代以降に大きく発展しました。特に、以下の要因がeスポーツの成長を促進しました。

  1. オンラインゲームの普及:インターネットの高速化と家庭用ゲーム機の進化により、オンラインでの対戦が容易になりました。
  2. ゲームの多様化:さまざまなジャンルのゲームがeスポーツ競技として採用され、幅広いプレイヤー層が参加できるようになりました。
  3. プロフェッショナルリーグと大会の開催:大規模なeスポーツ大会やリーグが次々と開催され、プロゲーマーが誕生しました。

eスポーツの影響

eスポーツの影響

eスポーツの成長は、さまざまな分野に影響を与えています。

  1. エンターテインメント産業:eスポーツ大会は観客動員数や視聴者数が増え、テレビやストリーミングサービスでの放送が一般的になりました。
  2. 教育:eスポーツは学校教育の一部として取り入れられることが増え、チームワークや戦略的思考を育む手段として評価されています。
  3. 経済:スポンサーシップ、広告収入、グッズ販売など、eスポーツ関連の市場は急成長しています。

eスポーツの未来

eスポーツの未来

eスポーツの未来には以下のような展望が期待されています。

  1. オリンピック競技としての採用:eスポーツがオリンピックの正式種目として採用される可能性が議論されています。
  2. 技術の進化:VR(バーチャルリアリティ)やAR(拡張現実)などの新技術がeスポーツに取り入れられ、より没入感のある体験が可能になると考えられています。
  3. 社会的認知度の向上:eスポーツがスポーツとして広く認知されることにより、さらに多くの人々がeスポーツを楽しむようになるでしょう。

eスポーツは今後も多くの人々に影響を与え続け、その可能性は無限大です。

世界が認めたスポーツ競技

世界が認めたスポーツ競技

アメリカでは、国が「スポーツ」として認めています。また、プロのゲーマーを「スポーツ選手」であることを認めています。更に、韓国や中国でも「eスポーツ」が発展し、市場規模も日本とは桁違いです。


「ファミコンの日」に関するツイート集

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