3月8日の誕生花「バイモ」

「バイモ」

バイモ(貝母)は、ユリ科バイモ属の多年草で、春に釣鐘型の花を咲かせる植物です。花は淡い緑色や黄緑色をしており、うつむくように咲く姿が特徴的です。

バイモについて

Stefan SchweihoferによるPixabayからの画像

科名:ユリ科バイモ属
原産地:中国原産
開花時期:5~6月
草丈:30~50cm
花の特徴:淡い緑色~黄緑色の釣鐘型の花を下向きに咲かせる
葉の特徴:細長い葉が輪生し、先端がくるっと巻くのが特徴
生息地:日本(本州~九州)、中国、朝鮮半島

バイモの球根(貝母)は、漢方薬としても利用され、咳や痰を抑える効果があるとされています。


バイモの育て方

1. 植え付け(9月~11月)

  • 植え付け時期:秋(9月~11月)
  • 球根の深さ:約10cmの深さに植える
  • 間隔:球根同士は10~15cmほど離して植える
  • 適した土壌:水はけの良い砂質の土が適している
    (腐葉土やパーライトを混ぜると良い)

2. 日当たりと環境

  • 日当たり:日向~半日陰を好む
    (夏の強い直射日光は苦手)
  • 耐寒性:強い(寒冷地でも冬越し可能)
  • 耐暑性:やや弱い(夏は涼しい場所が理想)

3. 水やり

  • 成長期(秋~春):適度に水を与えるが、過湿を避ける
  • 休眠期(夏):乾燥気味に管理(球根が腐りやすいため)

4. 肥料

  • 植え付け時:緩効性肥料を混ぜる
  • 成長期(春):液体肥料を月1~2回
  • 休眠期(夏):肥料は不要

5. 手入れ

  • 花が終わったら:種をつけさせず、早めに花を摘み取ると球根が充実する
  • 葉が枯れるまで:養分を球根に蓄えるため、そのまま残しておく

6. 増やし方

  • 分球(球根が増えたら分けて植え付ける)
  • 種まき(発芽まで数年かかるため、一般的ではない)

バイモの注意点

  • 球根の管理:夏の高温多湿で腐りやすいので、水はけの良い土を使う
  • 病害虫:特に大きな病害虫の心配はないが、ナメクジに注意

まとめ

バイモは、春に楚々とした美しい花を咲かせる育てやすい植物です。秋に植え付け、冬の寒さにあてることで春にしっかり花を咲かせます。夏は休眠期になるので、水の管理に気をつけることがポイントです。

庭植えや鉢植えのどちらでも楽しめるので、和の雰囲気が好きな方には特におすすめの植物です。🌿


花言葉:「凛とした姿」

Annette MeyerによるPixabayからの画像

ラッパズイセンの花言葉には「片思い」「報われぬ愛」「尊敬」などがあります。
特に「片思い」という花言葉は、ラッパズイセンのうつむくような咲き方や、自己愛の象徴とされるスイセンの一種であることに由来するといわれています。


「凛とした花の下で」

Werner GriesbachによるPixabayからの画像

山あいの小さな村に、しずかという女性が住んでいた。彼女は村の薬草園で働いており、漢方薬の材料となる植物を育て、調合することを生業としていた。しずかは幼い頃から体が弱く、薬草の力を借りて生きてきた。そのため、彼女は植物に深い愛情を抱き、特にバイモの花を大切にしていた。

バイモの花は、うつむきながらも気品のある姿で、しずかの心を癒してくれた。その花は、控えめでありながらも、しなやかで凛とした美しさを持っていた。しずかはその花を見るたびに、自分もあの花のように強くありたいと思った。

ある春の日、しずかは薬草園でバイモの花を育てながら、村の子どもたちに薬草の知識を教えていた。彼女は子どもたちに、バイモの球根が咳止めや去痰に効果があることを説明し、その効能を実際に体験させた。

「この花は、見た目は控えめだけど、とても強い力を持っているの。みんなも、この花みたいに、静かな強さを持ってほしいな」

子どもたちはしずかの言葉を真剣に聞き、バイモの花をじっと見つめた。その中に、たつやという少年がいた。たつやは体が弱く、学校を休みがちだったが、しずかの薬草園に来るのが楽しみだった。

「しずかさん、僕もこの花みたいに強くなりたい」

たつやの言葉に、しずかは優しく微笑んだ。

「たつやくんは、もう十分強いよ。この花みたいに、静かな強さを持っているから」

たつやはしずかの言葉に励まされ、薬草園に通うようになった。彼はしずかから薬草の知識を学び、自分の体調を管理する方法を身につけていった。

月日が経ち、たつやは少しずつ体調が良くなり、学校にも通えるようになった。彼はしずかに感謝し、薬草園でバイモの花を育てる手伝いを始めた。

ある日、しずかはたつやと一緒にバイモの花を見ながら、自分の過去を話し始めた。

「私も、たつやくんみたいに体が弱くて、薬草の力を借りて生きてきたの。でも、このバイモの花を見るたびに、強くなろうと思えた。この花みたいに、凛とした姿で生きていきたいって」

たつやはしずかの言葉に深くうなずき、彼女の手を握った。

「しずかさん、僕もこれからも頑張るよ。この花みたいに、静かな強さを持って生きていく」

しずかはたつやの言葉に涙を浮かべ、彼を優しく抱きしめた。

「たつやくん、あなたはもう立派な強さを持っているよ。これからも、この花みたいに凛とした姿で歩んでいってね」

バイモの花は、二人の絆を祝福するかのように、風に揺れていた。しずかとたつやは、その花の下で静かな強さを誓い合い、これからも共に歩んでいくことを心に刻んだ。

それから、たつやは薬草園でしずかの助手として働くようになり、村の人々に薬草の知識を広める活動を始めた。彼はしずかの教えを守り、バイモの花のように凛とした姿で生きていった。

しずかはたつやの成長を見守りながら、自分もまたバイモの花のように、静かな強さを持って生きていくと心に誓った。彼女は薬草園でバイモの花を育てながら、村の人々の健康を支え続けた。

バイモの花は、しずかとたつやの絆を象徴するかのように、毎年春になると咲き誇り、村の人々に静かな強さと希望を与え続けた。

雑穀の日

3月9日は雑穀の日です

3月9日は雑穀の日

3月9日は、雑穀の生産加工や流通関係者、研究者などで構成する日本雑穀協会(一般社団法人)が記念日として制定しました。またこの日は、「ざっ→3 こく→9」という語呂合わせからです。目的は、日本古来からの主食の原点ともいえる雑穀の素晴らしさをより多くの人に知ってもらうことです。

雑穀とは

穀物

穀物は、「主穀」「雑穀」「菽穀」「擬穀」の四つに分けられます。その中の主穀は、主食作物である稲や小麦などを指します。雑穀は、小さい穎果をつけるひえやあわ、きびなどの総称です。菽穀は、マメ類で擬穀は、ソバやアマランサス、キノアなどです。現在では、一般的に主穀と雑穀が穀物として知られています。

雑穀の定義を決める

雑穀ごはん

雑穀は、時代背景や主食が変わっていくにつれて捉え方も変わってきています。したがって、日本雑穀協会では農学的な雑穀の定義を尊重しながら、雑穀と呼ぶ対象範囲を主食以外で日本人が利用している穀物の総称としました。

雑穀は酸化を抑える!?

雑穀米

日本人の主食であるお米は、表面を削って精米などしているので、大切な栄養成分が少なくなってしまいます。さらには、空気に触れて酸化しやすくなります。実際、精米したての白米が美味しいのは、酸化していないためだといわれています。そこで、1ヶ月間開封した状態で空気に触れた白米を炊飯したご飯と、雑穀米が5%入った雑穀入りご飯を酸化指数を測定したところ、雑穀入りご飯は酸化が抑えられているという結果が得られたそうです。

雑穀ご飯はダイエット効果がある!?

茶碗と麦ご飯

雑穀ご飯は、「免疫力アップ」「冷え性改善」「便秘解消」「お肌のツヤUP」「疲れにくくなる」「メンタルが強くなる」など効果があるそうです。そもそも雑穀には、白米の数倍ものビタミンとミネラル、食物繊維が含まれ、お米に少ない抗酸化物質も含まれています。いつも食べているご飯に雑穀を混ぜて炊くだけで、ダイエットできて、美容にも健康にも良いとくれば、最高な主食ですよね!


「雑穀の日」に関するツイート集

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