1月5日は各地の魚河岸で競りが開始される日です
「初競り」とは、その年初めて行われる市場での競りのことであり、「魚河岸」は魚市場のある河岸のことで、その初売りの日が1月5日ということになっています。
魚河岸初競り
「魚河岸」は、江戸時代から日本橋付近の河岸に魚市場があったことから、東京の築地にあった築地市場の通称としても用いらています。「魚河岸初競り」は、毎年大間クロマグロの価格に注目が集まります。そして毎年、ある寿司チェーンを営む会社が高額で落札することが恒例となり、新年のニュースとして報じられ、1匹の値段が3億円を超えたりで世間を驚かせているようです。
「魚河岸初競り」とPR活動
メディアがトレンドとして取り上げやすいテーマである魚河岸の初売りは、この初競り時に企業等の取り組みを発信することにより、普段は接点があまりない人々の目にも幅広く知られて注目されているようです。
一般的な広報活動
このセリをきっかけとした広報活動は、「魚河岸初競り」の由来や、その意識調査などから情報収集、そして今年の傾向を掴み、コミュニケーションを取りたいターゲットやゴールを決め、媒体を選び情報発信するといったこが一般的のようです。
「魚河岸初競り」を活かした事例
「魚河岸初競り」に関連するイベントやキャンペーンなど、検討する際の参考になる事例を紹介します。
地域と繋げるオンラインツアー
「株式会社ノットワールド」の場合、2022年1月4日に同社が運営するサービスで累計の参加者数約5,000名様・催行150回目をニュースリリースで発表しています。そしてその中で、「地域と出会い、繋がる場所の創出」を目的に、2021年5月に誕生したオンラインツアーサービスを開始しました。また、「ほむすび」と名付けたオンラインツアーは、お座敷遊びやマグロのオンライン競りなどを開催し、居住地を問わないツアーに特化、その中で地域の伝統芸能を広め、特産品を認知してもらおうといったことを行っています。
マグロと初競りに関する情報「マグロの最高峰」
『マグロの最高峰』は、書籍のプレスリリースを発表し、青森県大間からマグロが消費者の元に届くまでの経緯を、株式会社NHK出版が取材を通して詳細にまとめた解説書です。その中で第1章は、「なぜ大間の一本釣りは旨いのか」から魚河岸のしきたり、時価の舞台裏などを事細かに構成されて「魚河岸の初競り」で定番のマグロに焦点を当てることで、毎年初競りを楽しみにしている人には特に刺さりやすい内容になっているようです。
毎年、寿司チェーンのセリの落とした価格が話題に!
毎年、注目される寿司チェーンを営む会社が落札する金額とお客に振る舞う豪快さが、新年のニュースとして報じられ、1匹の値段が3億円を超えることで世間の人々を驚かせます。実際に自身が食べられなくても、なぜか盛り上がっている自分にびっくりです。