成人の日

1月の第2月曜日は成人の日です

「成人の日」は、「国民の祝日」の一つで1948年に公布・施行された「祝日法」によって制定しています。この日の目的は、大人になったことを自覚し、自立する青年を祝い、励ますことを趣旨としています。

成人の日の変更!?

成人の日は、元々の1月15日から「1月の第2月曜日」へ変更されました。国民の祝日は、「国民の祝日に関する法律」よってに定められます。また、この法律は1948年7月20日に公布されて施行されました。当初の成人の日は、「1月15日」と定められました。その訳は、この日が小正月で、かつて「元服の儀」(奈良時代から男子が成人になったことを示す儀式)が小正月に行われていたことによるためだとか。しかしその後、法改正によって2000年から現在の「1月の第2月曜日」に変更されました。

変更された背景は?

成人の日を1月15日から1月の第2曜日に変更したのは、ハッピーマンデー制度が背景にあります。そもそもこの制度は、観光業や運輸業などを活性化することにあり、祝日と週休2日制をつなげて3連休以上の期間を増やし、国民の祝日の一部を元々の日付から特定の月曜日に移動させて3連休にする目的にあります。このハッピーマンデー制度により、成人の日の他にも次の祝日の日付が特定の月曜日に変更されています。

初のハッピーマンデー適用は?

この制度を初めて適用したのは、2000年の成人の日の月曜日でした。このハッピーマンデー制度は、成人の日は従来1月15日に決められていたものを第2月曜日に固定します。そうすることで、土曜から3連休にし、新たな祝日を設けなくても旅行などの需要を生み出し経済効果をアップさせます。また、その年は「体育の日」も10月10日から10月第2月曜に変更されています。さらに2003年には「海の日」と「敬老の日」がハッピーマンデー制度の対象となって月曜日に固定されました。

ハッピーマンデーもコロナ禍では役に立たず

今年は、新型コロナ感染防止対策のために連休はむしろ脅威となっています。経済は、人が動くことではじめて効果が発揮します。昨年の「ゴールデンウィーク」、「お盆休み」、「年末年始」は、全てコロナ渦で足止め、自粛ムードにより全滅でした。今年も感染者が増加し続け、連休のたびに政府に自粛を促される始末。早くワクチンを摂取して、ハッピーマンデーを生かして経済の活性化に貢献したいです。

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