8月25日は即席ラーメンの日です
世界初の即席ラーメン、「チキンラーメン」が日清食品株式会社より発売されたのが1958年のこの日です。それに伴い、毎年この日が「即席ラーメンの日」とされています。
- 日清食品の創業者、安藤百福(あんどう ももふく)
- チキンラーメンの 「瞬間油熱乾燥法」
- チキンラーメンは栄養食品!?
- そもそも、何故チキン味なのか?
- 栄養豊富な即席ラーメンへと進化!?
- 「即席ラーメンの日」に関するツイート集
日清食品の創業者、安藤百福(あんどう ももふく)
日清食品創業者である安藤百福は、「チキンラーメン」「カップヌードル」などを開発しました。そして彼の死去後、米メディアは「インスタントラーメンの父」「ミスター・ヌードル」と呼ばれ、NHKの朝ドラ「まんぷく」のモデルとなるなど、未だに評価が高まっています。「チキンラーメン」の開発者である、日清食品創業者の安藤百福(1910~2007年)は、「美味しい」「調理が簡単」「長期保存が可能」「低価格」「安全かつ衛生的」の5つの条件を目標に味付き即席ラーメンの開発を進めています。その時に油の熱で麺を乾かす「瞬間油熱乾燥法」の考案によって、製品化されました。
チキンラーメンの 「瞬間油熱乾燥法」
この製法は、てんぷらを油で揚げると、食材表面からブクブクと泡が出て水分が蒸発し、衣にたくさん穴が開き、麺も揚げれば同じように穴が開くという現象を利用し、それを次はお湯を注ぐことで麺を元の状態に戻すというものです。そしてこの初代「チキンラーメン」は、袋から出して丼に入れて熱湯をかけ、蓋をして予め麺に味が付いているためにそれがスープになり、そのまま3分待ってばすぐに食べられるものとして作られました。
チキンラーメンは栄養食品!?
厚生省は、チキンラーメンを「妊産婦の健康食品」として推奨していて、関西の保健所に商品が展示されるまでになっているほど。さらに、「ビタミンB1、B2」を添加した商品は1960年、「特殊栄養食品」の認可を受けているそうです。
そもそも、何故チキン味なのか?
世界の料理先進国は、どこも基本がチキンがベース。そこで安藤百福は、あっさりしていてクセがなく、皆に愛されているチキン味に決めたのだそうです。
栄養豊富な即席ラーメンへと進化!?
今やインスタント麺なのにビタミンやミネラルが豊富な完全栄養食「All-in NOODLES」が登場し、即席ラーメンが進化しています。一昔前は、インスタントラーメンばかり食べると栄養失調になるなんてことありました!しかし、最近はそれを覆すかのように、普通に栄養表記を表にバンバン出してたくさん販売されています。確かに、即席ラーメンのみに依存するのは良くないですが、今年2021年コロナ禍での外出自粛生活では、チャンポンのように野菜や肉をたっぷり入れるなど、独自にアレンジして食べると即席ラーメンの新しい世界が広がるかもしれませんね!