1月5日または6日が小寒と言われています
「小寒」は、「二十四節気」の一つで第23番目であり、現在の定気法では太陽黄経が285度のときなので1月5日頃だといわれています。また「小寒」は近年では、1月5日か1月6日になりますが、実際のところはその年によって異なります。今年は2023年は、1月6日ということです。
小寒
小寒とは、「寒の入り」と呼ばれ、これから更に寒さが厳しくなることを表します。そして、小寒から節分までの三十日間のことを「寒の内」といわれるそうです。その後に寒が明けると立春と呼びます。ちなみに小寒は、二十四節気で「芹乃栄 」「水泉動」「雉始雊」の1月5日〜1月19日頃です。
芹乃栄
芹乃栄(せりすなわちさかう)は、芹が生え始める頃(初侯1月5日〜1月9日頃)です。芹は春の七草のひとつで、冷たい水辺で育ちます。「一箇所から競り合って生えていることから」、芹(セリ)という名前になったそうです。
水泉動
水泉動(しみずあたたかをふくむ)は、地中で凍った泉の水が溶けて動き始める頃(次侯1月10日〜1月14日頃 )。この時期は、まだまだ空気は冷たく寒いですが、春に向けて少しずつ動き出す時期です。
雉始雊
雉始雊(きじはじめてなく)は、雉が鳴き始める頃(末侯1月15日〜1月19日頃)を表します。この時期は、雄が雌への求愛のために「ケーンケーン」と甲高い声で鳴きます。また、足の裏で震動を敏感に察知することができるので、数秒早く地震を知らせます。
この小寒を乗り切れば
暦の上でもこの小寒を無事に乗り切れば、暖かい春が来ます。そういう意味でも、この小寒があるからこそ春の有り難みが倍増するわけです。そして、新型コロナウイルスの「デルタ株」、「オミクロン株」も同じく人類の力であるワクチンと治療薬という強力な武器を使用して、この山を乗り越えて世界の春が来るのを待ちましょう!