12月18日は国連加盟記念日です
1956年12月18日、日本は国際連合(国連)への加盟が全会一致で可決され、正式に80番目の加盟国として承認されました。この日、日本は第二次世界大戦後23年ぶりに国際社会への復帰を果たしました。この歴史的な出来事は、日本の国際関係や平和構築の転機として知られています。
国際連合
「国際連合」は、第二次世界大戦中にアメリカの「フランクリン・D・ルーズベルト大統領」が名づけたものでした。その名称を最初に使用されたのは、26カ国の政府から代表が枢軸国に対し、共に戦うと誓った1942年1月1日に行われた「連合国宣言」の最中でした。当時集まった国の代表は、「中国」「ソビエト連邦」「イギリス」「アメリカ」であり、1944年にワシントンD.C.に集まり審議しました。そして翌年の1945年には、50カ国の代表が「国際機関に関する連合国会議」に出席するためにサンフランシスコに集まっています。この会議では、「戦争の惨害」を終了させる強い決意で国際連合憲章が起草され、1945年6月26日に署名されました。
国連の4つの重要な目的
- 国際の平和と安全を維持する。
- 人民の同権及び、自決の原則の尊重に基礎をおいて諸国間の友好関係を発展させる。
- 「経済的」「社会的」「文化的」または「人道的」性質を有する国際問題を解決し、かつ人権および基本的自由の尊重を促進することについて協力する。
- これらの共通の目的を達成するにあたって諸国の行動を調和するための中心となる。
この4つの重要な目的を持ち、国際連合は活動しています。
毎年10月24日は「国連デー」
国連の本部はニューヨークに置かれています。そして、世界平和に対するこの歴史的な誓約を記念して毎年10月24日では、各国で「国連デー」と呼ばれるこれらの活動を祝う行事が行われています。以前、第二次世界大戦が引き起こした対立や多数の審議の対象により、その後の冷戦によって世界が二分化されても国連は、今後もこれらの誓いに忠実に受け継ぎ、さらなる成長を続けています。
世界中で紛争やテロが未だに無くならない
現在でも世界のどこかでテロや紛争が起こり、罪のない一般市民からたくさんの犠牲者が出ています。また、これらのテロや紛争がきっかけに、過去に行われた世界中を巻き込んだ大戦にならないとも限りません。そうならないために今我々にできる事は、一人一人がネットなどを利用して、自身にとってマイナスしか残らない無意味な争いの解決策を意見交換する事も大切だと思います。