12月25日は「昭和」改元の日です
1926年(大正15年)12月25日は、日本の歴史において特別な日。この日、大正天皇が崩御され、皇太子裕仁(ひろひと)親王が第124代天皇として即位されました。同時に新元号「昭和」が制定され、昭和元年が幕を開けました。昭和時代は64年間続き、日本の近代史に大きな影響を与えました。
昭和の由来は?
昭和は、1926年から1989年までの64年間、日本の歴史を彩った長期の元号。「昭和」という元号には、「国民の平和および世界各国の共存繁栄を願う」という深い意味が込められています。この元号は、漢学者の吉田増蔵氏によって考案されたとされています。
実は「昭和」の出典となった文献は、中国の古典『書経』です。同じく『書経』を由来とする元号は、江戸時代に使用された「明和」も挙げられます。昭和の元号は、日本の歴史と文化における平和と繁栄の象徴として、多くの人々に親しまれてきました。
昭和天皇
昭和天皇は、明治34年4月29日に大正天皇の第1皇男子として、東京青山の東宮御所でお生まれになりました。御名を裕仁(ひろひと),ご称号を「みちのみや」と称されています。明治45年7月30日、明治天皇の崩御によって皇太子となりました。大正10年3月~6か月の間は、ヨーロッパ諸国を訪問されました。帰国後のその年11月25日からは大正天皇のご病気のため摂政に就任されています。大正13年1月26日、久邇宮邦彦(くにのみや くによし)王の第1女子良子(ながこ)女王と結婚されています。
激動の昭和
昭和の日本は、太平洋戦争が始まり、そして敗戦から焼け野原になりました。そしてその後、高度経済成長期になり、世界第二位の経済大国へと進みます。1980年代後半から1991に年にかけ、熱狂的な好景気時代が訪れます。そして、バブルが崩壊して景気が落ちこんでしまいました。平成になるまでの間は、まさに「激動」と呼ばれる時代を経験しました。
昭和の後半に生まれ
昭和は、64年で終わり平成へと改元しましたが、自分自身が生きてきただけでも、移り変わりに激しい年だと思いました。ちなみに私は、昭和45年に生まれましたが、カラーテレビがすでに一般家庭に普及していた時代です。それからテレビを例に挙げますが、これがどんどん進化していき、ハンドル式のチャンネルからリモコン付きなり、ハイビジョンになると音や画質も向上して画面も液晶が主流になってきました。携帯電話はおろか、パソコンなんて最初は影も形もなかったんですよ!