1月1日は太陽暦施行の日です
日本では、1873年1月1日(新暦)をもって、従来の太陰暦(旧暦)を廃止し、太陽暦(新暦)が公式に採用されました。この切り替えは、1872年12月3日を翌年の1月1日とすることで実現されました。これにより、日本の暦法が国際基準に合致する形となり、日常生活や貿易において大きな変革をもたらしました。
太陽暦と太陰暦
暦は、現在採用されている太陽暦とそれ以前から用いられていた太陰暦があります。これからそれらがどう違うのかを調べてみます。
太陽暦
太陽暦は、地球が太陽の周回する公転運動を基準として定められた暦のことです。また、1年は365日で、4で割り切れる年をうるう年としています。
うるう年
うるう年は、地球の正確な公転周期である365.2422日のため、4年に一度は1年を366日(うるう年)にして調整しているからです。※100の倍数の年は400の倍数でなければ平年。
太陰暦
太陰暦とは、月の満ち欠けを基準にして定められた暦のことです。その由来は、紀元前18世紀頃の古代バビロニア帝国にまで遡ります。この暦の場合、新月が満月となって欠けるまでの期間が一ヶ月となります。この場合、一ヶ月は29日か30日となります。そうなると問題は、実際の季節とズレが生じることです。そこで、これを解消するために新たに作られたのが「太陰太陽暦」です。
太陰太陽暦
太陰太陽暦は、「月の満ち欠け」と「地球の公転期間」を基準にした暦のことです。一ヶ月は太陰暦同じく29日か30日です。しかしこの場合、およそ3年に一度のうるう年が設けられます。この暦は、日本でも明治5年まで採用されていたそうです。
太陽暦は季節が正確
太陽暦の一年の季節は、地球と太陽の距離感で決まります。特に日本の四季は、1月から12月に春夏秋冬がほぼ固定されています。そのために学校や会社など連休に季節のイベント予定を組むことが有効な暦です。しかし、何気なく暦を見て季節の入れ替わりを察知していましたが、今もなお旧暦による季節の言葉はより深く響きます。