12月23日は東京タワーの日です
1958年の12月23日は、東京の芝公園に「東京タワー」が完成して、完工式が行われました。そして、この日は「東京タワーの日」になります。
東京タワーに関する雑学
東京タワーは、高さが333mですが、1958年の完成当時は世界一の高さだったそうです。それまで、世界一だったフランス・パリの「エッフェル塔」の高さが、約320m(現在は324m)を抜いて世界一の座に輝いています。
世界で1位だったが短い期間
東京タワーは、現在の東京スカイツリーに抜かれるまで最も高い塔というイメージがありますが、完成して約9年半後に抜かれています。1968年に小笠原諸島が返還されて、「南鳥島ロランタワー」と「硫黄島ロランタワー」に抜かれました。そして、その時点で、日本でも一番高い塔ではなくなっています。しかしながら、自立式鉄塔としてはスカイツリーに抜かれるまで約51年半に渡って日本一高い搭の座を譲っていません。
東京タワーは正式名称は?
東京タワーの正式名称は、「日本電波塔」とする説があるそうです。東京タワーの公式キャラ「ノッポン弟」は、正式名称を東京タワーと呼びますが、運営管理の会社の社長や社員がテレビ番組で「正式名称は日本電波塔」と明言したことからそう呼ぶようです。建設当初、公募によって名称が決まる前の正式名称が、「日本電波塔」だったと考えるのが正しいようです。
東日本大震災で塔の先端が曲がった!?
2011年3月11日に発生した東日本大震災の地震で、東京タワーの先端のアンテナ部分が東方向に2度曲がるという被害を受けています。この時は、怪我した人はおりませんが、それだけ東京タワー自体が激しく揺れたということです。
戦車に使用される材料でタワーを製作
東京タワーに使用される材料の一部は、戦車に使用されるものと同じ材質のものがあるそうです。その理由は、東京タワーの工事が始まった1957年の少し前、朝鮮戦争に参加したアメリカ軍のボロボロの戦車を処理すると共に、当時の日本は鉄不足だったため、そのアメリカ軍の戦車を建材として買い取ったからだということです。使用されている部分は、主に展望台より上の部分だそうです。
東京のシンボルだった東京タワー
スカイツリーができる前は、東京と言えば「東京タワー」ともいえるほどシンボル的な存在でした。しかし現在は、スカイツリーに人気を取られているようですが、あのレトロな風貌が良いと言われ、あの激動の昭和を見守ってきたとして、貫禄まで感じさせます。