5月6日はコロッケの日です
5月6日は、各種冷凍食品の製造と販売を手がけ、全国の量販店やコンビニなど、外食産業の流通、日本一のコロッケメーカーを目指す株式会社「味のちぬや」がこの日をコロッケの日として制定しています。この日付は、庶民に親しまれてきたコロッケを春のGWなどの行楽シーズンに家族でたくさん食べて貰おうとの願いで、「コ→5 ロ→6 ッケ」という語呂合わせからこの日に決定されました。
コロッケのルーツ
コロッケは、元々フランス料理の前菜の一つ「クロケット」だといわれています。そして「じゃがいも」は、安土桃山時代にオランダ人よって長崎に伝えられたそうです。当時の日本人は、甘い「さつまいも」が好みだったようで、実際はあまり普及はしなかったとのこと。
西洋料理の普及で食の意識が変わる!?
明治維新になると、様々な西洋料理の情報が入って来ると同時に、フランス料理の主に前菜として「コロッケ」のルーツである「クロケット」が、登場します。実際ヨーロッパ各地には、この「コロッケ」のようなメニューがたくさんあり、スペインの「クロケタス」やポルトガルの「干しだらのコロッケ」、日本並みに庶民の味として「コロッケ」が普及しているオランダ、そして「ライスコロッケ」が有名なイタリアなど、そのどれもが起源とされるものがたくさん存在しています。
フランス料理のクロケット
一説として有力なのが、フランス料理のクロケット(ホワイトソースベースのクリームコロッケ)が日本人の好み味であり、これを「じゃがいも」のコロッケに作り変えたのがそのルーツだともいわれています。
コロッケは昔ながらのファストフード
実際はフランス料理の「クロケット」であるとのことですが、コロッケそのものを作ったのは、大阪の肉屋さんが初でじゃがいもの「コロッケ」が売り出されたのが最初であるといわれています。また他の説では、銀座の資生堂パーラーで料理として提供されたのが初めてという説あるようです。いずれにせよ、我々は子供の頃から肉屋さんやスーパーの惣菜コーナーで親に買ってもらい、帰りに熱々の「コロッケ」や「メンチカツ」を食べていた、昔ながらの想い出深いファストフードであることは間違いないです。