8月3日は蜂蜜の日です
1985年のこの日は、「はち→8 みつ→3」の語呂合わせで、健康食品としての蜂蜜を広く知ってもらうため、「全日本はちみつ協同組合」と「日本養蜂はちみつ協会」が制定しました。これから、その蜂蜜が健康食品としてどんな役割を果たすのかを調べてみましょう。
- 速効性の疲労回復効果あり
- 殺菌効果があり、風邪予防にも!
- 「マヌカハニー」は強力な殺菌力を持つ!?
- 他にも効能がたくさん!
- 蜂蜜は純粋で非加熱のものを
- 赤ちゃんには危険!?
- 蜂蜜は健康に良いが・・・
- 「蜂蜜の日」に関するツイート集
速効性の疲労回復効果あり
蜂蜜の糖分は単糖類であり、分解する手間なく消化吸収されます。したがって、消化器に負担をかけない糖分ということです。そのために素早くエネルギーに変え、体力を消耗した体に効きます。
殺菌効果があり、風邪予防にも!
蜂蜜に含まれている「グルコン酸」は、殺菌作用があります。更には、強い殺菌力を持つ過酸化水素を作る「グルコースオキシターゼ」という酵素も含まれ、ダブルで殺菌効果を発揮します。喉の痛みや咳止め、口内炎などにも効果があるといわれています。
「マヌカハニー」は強力な殺菌力を持つ!?
蜂蜜の中でもさらに強力な殺菌力を持つのは、「マヌカハニー」です。インフルエンザなどのウイルス対策にも有効だという情報があります。マヌカハニーは、主にニュージーランドに自生している「マヌカ」の木に咲く花から蜜を取ったミツバチの巣から抽出した蜂蜜のことです。
「マヌカ」は花以外でも効能が
また、この「マヌカ」の木は、花の蜜以外で「葉っぱ」や「木の幹」、「樹液」などのあらゆる部分に様々な効能があるそうです。そして、 ニュージーランド先住民族マオリ族は、その優れた効果から万能薬として用いられ、この木を「復活の木」を意味する「マヌカ」という名前が付けられたといいます。
他にも効能がたくさん!
蜂蜜は、殺菌効果の他にも、たくさんの効能があります。美容では保湿効果、栄養価が高いためサプリメントとして、カロリーが砂糖より低いためダイエット効果、蜂蜜に含まれるビタミンB2が肝機能を高めるため二日酔いに効果があります。さらに花粉症の予防や改善にも効果があるといわれています。
蜂蜜は純粋で非加熱のものを
いくら蜂蜜が純粋であっても、加熱してしまっては栄養価が落ちるそうです。また商品化する際にも、海外からの蜂蜜などは、フィルターに通すために加熱するといわれています。したがって、蜂蜜の栄養をしっかりと取りたいのであれば、純粋で非加熱のものをおすすめします。それはなぜかというと、ビタミンや酵素などは長時間の加熱や60度以上の高温に弱いといわれているからです。
赤ちゃんには危険!?
はちみつの注意書きに、「1歳未満の乳幼児には与えないでください」とあるのは、「ボツリヌス菌」という強い毒素を持つ細菌が含まれていることがあるためだそうです。大人の腸内には、この「ボツリヌス菌」を他の腸内細菌が死滅されるために害はないそうです。
乳児ボツリヌス症を発症するリスク
しかし赤ちゃんの場合は、まだ腸内環境が整っていないので、この影響により、乳児ボツリヌス症を発症するリスクがあり、死に至る危険性もあるとされています。さらには、「ボツリヌス菌」は熱にも強く、加熱しても死滅しない菌だそうです。1歳未満の赤ちゃんに与えたら大変です。
蜂蜜は健康に良いが・・・
ある民放の番組で、「はちみつは健康に良い」という趣旨の内容が放送。このことが2020年から2021年にかけて、新型コロナ禍に伴う健康意識の高まりで、「はちみつが新型コロナウイルス撃退に効く」という誤ったイメージが流布されたといいます。
新型コロナに対応するエビデンスが無い
しかし、新型コロナウイルスに対するはちみつの効果については、どこのメーカーや専門家も「新型コロナに対応するエビデンスが無い」と明確に否定しています。蜂蜜は健康に良いのは確かであるので、未知の感染病だけにとらわれず、日々の健康志向の考え方を今まで通り、継続することを願います。