4月20日は青年海外協力隊の日です
青年海外協力隊とは、1965年の4月20日に発足し、日本の政府開発援助(ODA)の一環として、外務省所管である独立行政法人国際協力機構(JICA)が実施する海外ボランティア派遣制度です。
JICA海外協力隊
JICA海外協力隊とは、開発途上国での国づくりに貢献することが可能である人材を現地へ派遣されている隊員です。そして、その隊員はJICA(独立行政法人国際協力機構)が派遣し、それぞれ「青年海外協力隊」や「シニア海外協力隊」は、開発途上国で現地民と共同生活をすることで、同じ目線から途上国の課題に対して解決するという活動を行います。そして帰国後は、日本国内から他国までのあらゆる分野で、経験を生かした活動が期待されています。
政府開発援助(ODA)
政府開発援助(ODA)とは、政府又は政府関係の機関が途上国の発展のために資金や技術を提供することです。主な目的とされてるのは、「貧困削減」「経済成長の促進」「基礎的なインフラ整備」「教育や医療」の充実などといわれています。そして現在では、世界196か国や地域の146ヶ国が貧困や飢餓に苦しみ、身体に害のない安全な水や食料が確保できず、さらには適切な医療を受けられない状態です。
途上国の発展が先進国の発展にも繋がる!?
途上国の問題を先進国の問題と考えて活動すれば、国際社会全体の発展にも繋がるため、多くの先進国が途上国の支援をしています。ちなみに日本の支援先は、アジアが半数近くを占め、その次はアフリカや中東の援助に力を入れています。確かに、どこの先進国も自国の利益のための行動ですが、重要なのは途上国の人達と共同生活をして現地を知り、現地民に寄り添い、一緒に発展していくことだと思います。