10月13日はサツマイモの日です
埼玉県 川越市にサツマイモ愛好者がいて、その集まりの「川越いも友の会」が制定しています。この日付に決められた理由は、10月はサツマイモが旬で、13日は江戸~川越までの距離が約13里ということで、サツマイモが「栗→九里より→四里 うまい→十三里」からだそうです。
サツマイモの熟成
サツマイモは「かぼちゃ」と同様、一定期間追加熟成させることで、デンプンが糖に変わって甘さが増します。最低でも1週間以上、1~2ヶ月の熟成期間をつくると美味しくなるそうです。特にスイーツなどにする時は、十分に甘く熟成したサツマイモを使う方が、より一層さつまいも本来の風味や味が楽しめるということです。
サツマイモの栄養
サツマイモには、「ビタミンC」「食物繊維」「ヤラピン」「カリウム」「アントシアニン」という具合にたくさんの栄養が豊富に含まれています。これら一つ一つ、どのような効果があるのかを見ていきましょう。
ビタミンC
ビタミンCは、熱に弱いといわれますが、サツマイモに含まれるビタミンCは熱に強い特性があります。というのも、ジャガイモと同じく、でんぷんに守られているため、加熱しても壊れにくいということです。
食物繊維
サツマイモに含まれている食物繊維は、100gに対する比率は多くは無いですが、他の食材に比べて食べる量が多くなる場合が多く、結果的に効率よく食物繊維を摂る事になるのだそうです。
ヤラピンは便秘解消効果
サツマイモに含まれるヤラピンは、生を切ったときに断面から白いミルク状の液体がシミだしてくるそれです。この白い液体が「ヤラピン」という成分であり、古くから緩下剤としての効果があるとされています。そして、サツマイモはたくさん食べることが多いので、効率よく食物繊維をとることができ、これらの相乗効果により便秘の改善効果が期待できるということです。
高血圧に効果的なカリウム
カリウムは塩分を排出する役割があるために高血圧に効果があります。また、長時間の運動による筋肉の痙攣を防ぐ働きも持っています。逆に不足してしまうと、筋肉が弱って障害を起こすといわれます。
アントシアニン
アントシアニンは、目に良い効果「網膜視細胞の光を伝達するロドプシンの再合成の促進の働き」があるそうです。また、ポリフェノールの一種で、ガンなど生活習慣病の原因にもなっている活性酸素を抑制する効果があるそうです。
冬はやっぱり石焼き芋
これから秋が深まり、寒い冬が来るとほっくほくの石焼き芋が恋しくなります。今からたくさん買っておいて、冬が来たら上手に調理して美味しくお腹いっぱい暖まりながら食べましょう!