7月2日はうどんの日です
うどんといえば、香川県の讃岐うどん。1980年に香川県生麺事業協同組合によって、毎年7月2日を「うどんの日」と制定されています。元々は、7月2日は夏至から数え、11日目で田植え終了を目安にされている日。(7月2日頃から七夕の7月7日頃までの5日間が半夏生)
福岡県博多も、うどんの発祥の地!?
一説によると、福岡市博多区の承天寺には、実際に「饂飩(うどん)蕎麦発祥の地」という石碑があります。歴史を辿ると、承天寺の聖一国師という僧侶が、宋時代の中国にわたり、大陸の文化を学び、うどんの製麺技術も一緒に本国から持ち帰ったと伝えられています。
そして、その時に水力で動く製粉機械の図面も持ち帰り、それを福岡で再現しています。それをきっかけとして、小麦を大量に粉にする職人が増え、そこから麺を食べる文化が福岡から全国へ拡がっていったといわれているそうです。
いやいや、うどんは秋田の稲庭うどん!?
稲庭うどんの歴史は古く、1665年に秋田県南部の稲庭町は、栗駒山の山々に抱かれ、澄んだ空気と清冽な水に恵まれ、良質な小麦の産地だったそうです。この良質な小麦に着目した藩主が、村人たちにうどんを作るように命じたのが始まりで、藩主への上納品として納められたとされています。
佐竹藩の名産品
さらに1752年には、佐竹藩の名産品として藩御用達となり、佐竹藩の江戸出府に際しての贈答品として使用。その旨さは将軍家や各地大名にも絶賛されたそうです。
稲庭うどんの特徴
厳選された材料に熟練の技で作られる稲庭うどんは、超高級品として扱われて、庶民が日常の中で食べる事はなかったようです。また特徴は、うどんより素麺に近くて、「打ち粉としてデンプンを使用すること」、そして「平べったい形状」が特徴です。製法は、ひねりながら練るという独特なスタイルで、麺そのものは気泡により中空になっていて、食感は滑らかになっています。
独自の工夫で作った、地域自慢のうどん
香川県の讃岐うどんはコシがあり、博多うどんは出汁が自慢など、地域又はお店ごとに特徴はことなります。それぞれお好みのうどんを今日という日を意識して食べてみては如何でしょうか!