10月15日はきのこの日です
1995年、東京都 千代田区に事務局を置いた日本特用林産振興会が制定しています。この日付にしたのは、「きのこ」の需要が高まる月が10月で、その月のちょうど中間にあたる15日が消費者に覚えやすく、「きのこ」をアピールしやすいことで選ばれました。
特用林産物
特用林産物は、山林から産出される材木以外の産物のことです。食用である「椎茸」「榎茸」「ぶなしめじ」などのきのこ類、「栗」「胡桃」などの樹実類、「わらび」「たらのめ」「ぜんまい」などの山菜類などが含まれます。
日本特用林産振興会と活動内容は?
日本特用林産振興会は、1984年に特用林産物関連産業の振興を図るとともに、農山村地域の発展に貢献することを目標に10月に設立されました。そして、主な事業としては需要や消費拡大のため、「料理コンクールなどのイベントの開催」、「きのこや山菜アドバイザーの養成」などの情報機関誌『特産情報』や『きのこアドバイザー』の発行などを行っています。
きのこは低カロリーで栄養豊富!?
きのこは、全種類100gあたり20kcal前後というとこで、極端な低カロリーです。さらには、食物繊維豊富で食べごたえがあるので、ダイエットに効果的な食材となります。これから、きのこの主な栄養成分をいくつか見てみましょう。
ビタミンB1、B2
ビタミンB1は、疲労回復のビタミンで糖質の代謝を行い、脳や神経系の働きを維持します。そして、B2は美容のビタミンで、皮膚や粘膜を健やかに保ちます。
ビタミンD
ビタミンDは、カルシウムの吸収を促進するため、骨を丈夫にするのに必要な栄養素です。「エルゴステロール」を保有するきのこを2~3時間天日干しにして、紫外線を吸収すればビタミンDが生成されます。
ミネラル、食物繊維、βーグルカン
その他、ミネラル(骨や体を作り、体の調子を整える)、食物繊維(不溶性食物繊維が豊富で腸のぜん動運動を促し便秘を解消)、β-グルカン(細菌やウイルスに対する抵抗力を高め、大腸がんの予防)など様々な効果が期待されます。
低カロリーで、美味しくて、栄養豊富!
カロリーが低くて、調理しだいで美味しくなり、栄養豊富ときたらこの食材に勝てるものは無いでしょう。しかも良い出汁が出るので、どのジャンルの料理の要的な役割を果たす最強食材です。これから寒く空気の乾燥した冬が訪れます。これを機に、ウイルスなどに負けない抵抗力を身に付ける為に、たくさん食べておくことをお勧めします。