2月11日の誕生花「イベリス」

「イベリス」

イベリスは、アブラナ科イベリス属(Iberis)に属する植物で、白やピンク、紫の可愛らしい花を咲かせる多年草または一年草です。春から初夏にかけて満開になり、地面を覆うように咲く姿が特徴的です。

イベリスについて

科名:アブラナ科(Brassicaceae)イベリス属(Iberis)
原産地:ヨーロッパ、北アフリカ

花の特徴

小さな花が密集して咲き、こんもりとしたドーム状の花姿になります。
色は白が一般的ですが、ピンクや紫、淡い黄色などの品種もあります。
開花期は 春~初夏(4~6月頃)。

葉の特徴:
細長く、やや肉厚の葉を持つ。
常緑性の種類もあり、冬でも葉が残る。


生育環境:
日当たりと水はけの良い場所 を好む。
乾燥に強いが、過湿には弱い。
耐寒性は比較的高く、日本の温暖な地域なら冬越し可能。


代表的な品種:
キャンディタフト(Iberis umbellata):一年草で、花壇や鉢植え向き。
トキワナズナ(Iberis sempervirens):常緑多年草で、グランドカバーに適している。

イベリスの楽しみ方

  • 庭植え・花壇:グランドカバーとして広がりやすい。
  • 鉢植え・寄せ植え:春の花と組み合わせると華やか。
  • 切り花:ブーケやアレンジメントにも使われる。

春のガーデニングにぴったりの植物なので、ぜひ育ててみてください!


花言葉:「甘い誘惑」

イベリスの花言葉には 「甘い誘惑」「初恋の思い出」「心をひきつける」 などがあります。
小さく可憐な花が密集して咲く姿が、魅力的で人を惹きつけることに由来するといわれます。


「甘い誘惑の庭」

春の訪れとともに、庭はイベリスの白い花で埋め尽くされていた。陽の光を受けて輝く小さな花々は、まるで甘い囁きを交わしながら揺れているようだった。

「ねえ、覚えてる?」

優しい風に乗って聞こえたその声に、遼は立ち止まった。

実家の庭に咲くイベリスを見つめながら、遼の胸にふと蘇ったのは、初恋の思い出だった。

十年前、この庭で彼はひとつ年上の少女、千紗とよく遊んだ。千紗は近所に住む優しくて活発な女の子で、春になると毎年イベリスの花冠を作ってくれた。「この花言葉、知ってる?」と微笑みながら、彼の頭にそっと載せるのが千紗の癖だった。

「甘い誘惑、そして……初恋の思い出」

その言葉の意味を知ったのは、彼が中学生になってからだった。

千紗は高校進学とともに遠くの町へ引っ越してしまい、自然と連絡も途絶えた。時が経つにつれて、彼女の笑顔は遠い春の風景の一部になっていた。

だが、今日この庭で、遼はまるで時間が巻き戻ったかのような気がした。

「久しぶりだね、遼くん」

振り返ると、そこには変わらぬ優しい笑顔の千紗がいた。

「え……千紗?」

「おばあちゃんに会いにきたの。でも、ついでに懐かしいこの庭も見たくなって」

遼は胸の奥がじんわりと温かくなるのを感じた。

「また……花冠、作ってくれる?」

千紗は少し驚いた顔をしたあと、くすりと笑った。

「いいよ。でも、今度はあなたにも作れるようになってほしいな」

彼女はそう言って、イベリスの花をそっと摘みはじめた。

遼の心をくすぐる、甘い誘惑のような香りが、春風に乗って広がっていった——。

ダーウィンが生まれた日

2月12日はダーウィンの日です

2月12日はダーウィンの日

チャールズ・ダーウィン(1809年~1882年)は、1859年に進化論を提唱した名著『種の起源』を著したイギリスの自然科学者です。彼の誕生日である1809年2月12日は、「ダーウィンの日」として知られ、世界中で進化生物学や科学の発展を祝う日となっています。

チャールズ・ダーウィン

りくがめ

チャールズ・ダーウィンは、著名な自然哲学者エラズマス・ダーウィンの孫として生まれました。そしてチャールズは、医学と神学を学ぶかたわら、博物学にも興味を持つようなマルチな学生だったようたです。その後、1831年にケンブリッジ大学を卒業し、海軍の測量船・ビーグル号に乗り込んで、ガラパゴス諸島に向かっています。

「種の起源」と進化論

種の起源とは

ダーウィンは、ガラパゴス諸島でフィンチ(小鳥の一種)やゾウガメには、近縁でありながら大きく形態の異なる種類がいることを発見しています。そのことから、生物は同じ種類であっても様々な突然変異が起こり、突然変異で生存に有利となるものみ、親から子、子から孫へと遺伝することを発見しています。

「自然選択」が進化の要因

クラゲ

突然変異が起こり、その変化のうち遺伝するのか選ばれる現象、「自然選択」こそが生物の進化の要因であるとダーウィンは確信したそうです。このように、地球上の生物が種を残すために自身が変化していく様は、現在も蔓延している新型コロナウイルスの変異が、まさに進化論そのものですね。

新型コロナウイルスの変異に勝てるか!

感染防止対策

ウイルスワクチン除菌など感染を防ぐ対策によって完全に死滅しないように、自身の毒性を弱めて感染力を上げる。こうすることで、症状が解りづらくなり、さらなる感染拡大の要因になります。それもこの変異を1年も経たないうちに行われています。果たして、人類はこの自然変異に勝てるのか!


「ダーウィンの日」に関するツイート集

2025年の投稿

2024年の投稿

https://twitter.com/amtr1117/status/1756805659637805102
https://twitter.com/yamatokotobacat/status/1756785931565085001
https://twitter.com/skull_bear/status/1756909039303418047

2023年の投稿

2022年以前の投稿