2月8日の誕生花「ユキノシタ」

「ユキノシタ」

ユキノシタ(雪の下)は、ユキノシタ科の多年草で、日本や東アジアに広く分布しています。名前の由来は、冬でも葉が枯れず、雪の下でも緑を保つことからきています。

ユキノシタについて

科名:ユキノシタ科(Saxifragaceae)/ユキノシタ属(Saxifraga)
原産地:日本や中国などの湿った半日陰に自生
生育環境:湿った半日陰の場所を好み、庭や山間の岩場などに自生しています。
:ハート型で縁に細かいギザギザがあり、やや厚みがあります。
:5枚の花びらを持ち、上3枚は小さく淡いピンクや白、下2枚は長く伸びて目立つ形をしています。
開花期:5月〜7月頃

ユキノシタの利用

  • 薬草:葉は民間療法で、火傷や腫れの治療に使われることがあります。
  • 食用:天ぷらや和え物にして食べることもできます。少し酸味があるのが特徴です。

日本の風土に根付いた植物で、観賞用としても、実用的な草花としても親しまれています!

花言葉:「好感がもてる」

「好感がもてる」のほかに、「深い愛情」「切実な愛」などの意味もあります。
可憐な花姿と丈夫な性質から、人に好かれやすい印象を持つことが由来かもしれませんね。


「ユキノシタの約束」

梅雨入り前のある日、山あいの小さな村に住む少女、凛は祖母の家の庭でユキノシタの花を見つめていた。白く小さな花びらが風に揺れ、どこか儚げだが、しっかりと根を張り生きている。

 「ユキノシタの花言葉は『好感がもてる』なのよ。人に優しく寄り添う花なの」
 そう教えてくれたのは、祖母だった。

 幼いころから凛は、村の外れに住む少年、蒼とよく遊んでいた。蒼は無口で、人と話すのが苦手だったが、不思議と凛には心を開いてくれた。二人は森の中を探検し、小川で遊び、草花を摘んでは笑い合った。

 「ねえ、蒼。この花、可愛いでしょう?」
 ある日、凛がユキノシタの花を摘んで蒼に見せた。

 「……好き」
 ぽつりと呟いたその声が、やけに耳に残った。

 それから数年が経ち、凛が都会の高校へ進学する日が迫っていた。蒼は相変わらず無口だったが、どこか寂しげな表情を浮かべていた。

 「行っちゃうの?」

 「うん。でも、また帰ってくるよ」

 別れの日、凛は祖母の庭でユキノシタを一輪摘み、それを蒼に手渡した。

 「ユキノシタの花言葉にはね、『深い愛情』や『切実な愛』って意味もあるんだって。だから、私たちはずっと友達だよ」

 蒼はその花をじっと見つめ、やがて小さく頷いた。

 それから数年後、久しぶりに村へ戻った凛は、祖母の庭でユキノシタの花が咲き誇るのを見た。そして、ふと気配を感じて振り向くと、そこには成長した蒼が立っていた。

 「……おかえり」

 彼の手には、一輪のユキノシタの花が握られていた。

 凛は微笑み、そっとその花を受け取った。

 雨上がりの風が、優しく二人を包み込んでいた。

ふく(河豚)の日

2月9日は魚のふく(河豚)の日です

2月9日は魚のふく(河豚)の日
ふくの日

「ふくの日」は、1980年に協同組合・下関ふく連盟が記念日として制定しました。またこの日は、「ふ⇒2 く⇒9」という語呂合わせからです。目的は、普及と宣伝であり、本場の下関では河豚(ふぐ)を「福」にならい、同じく縁起が良いということで「ふく」と呼ばれています。

「福」に「ふく」

ふくの刺身

この日は、下関市内の恵比寿神社で豊漁と航海安全を祈願し、2月11日に「ふくの日祈願祭」が行われます。また、ふくの水揚げ世界一を誇っている南風泊市場では、「ふく刺し」などふく関連製品の即売会などが行われています。全国で唯一河豚を専門で取り扱う卸売市場では、天然とら河豚をはじめとする多くの河豚が集まります。そして、午前3時ごろになると「袋セリ」と呼ばれるもので、セリ人と業者が布袋に手を入れ、指先で値段を決める業者だけが行う独特のセリがあります。

河豚の毒

ふくの白子

河豚は生まれたときは、毒を持っていません。河豚が餌としている微生物の中に毒を含む海洋細菌があって、その餌を食べて毒が体内に蓄積していると思われます。そのうえで、体内濃縮から極めて強い毒が作られるのだそう。また、実際に漁獲場所や季節により毒の含有量に差があらわれるようです。

無毒の飼育法

ふくの無毒化

昔は、有毒部位である肝も食べられていたようですが、食中毒による事故が多発しています。それにより1983年になると、食用できる河豚を22種に選定、それぞれの有毒部位を明確にした上で人体に影響の少ない部位が定められました。このことで有毒部位のふぐ肝は、食用として提供することは禁止されています。しかし河豚の肝臓は、古くから幻の珍味といわれていて、食べたいと思っている美食家達が大勢います。その願いから何らかの方法で無毒化し、肝も食べられるようにする試みが九州地方で始まったそうです。

最近では養殖により無毒のふぐが作られている事から、養殖のふぐに関しては肝を食べる事ができるのではないかと言われています。

とらふぐ 道中から引用

食に対する執念が生んだ技術

安心して食べられる河豚

そしてその試みがついに、完全に隔離された養殖施設で稚魚から無毒のエサを与え続け、毒を持たないの魚にするという画期的な飼育法が確立されたそうです。日本人は、昔から飼育や養殖技術が優れているのか、できないとされたマグロやウナギの完全養殖、さらには無毒の河豚までやり遂げてしまうという執念の凄さを改めて感じています。


≫≫ 関連記事

「ふく(河豚)の日」に関するツイート集

2025年の投稿

2024年の投稿

2023年の投稿

2022年以前の投稿

2月7日の誕生花「ワスレナグサ」

「ワスレナグサ」

ワスレナグサ(勿忘草)は、小さくて可憐な青い花を咲かせる植物で、英名は「Forget-me-not」といいます。その名前の通り、「私を忘れないで」という意味が込められており、花言葉も「真実の愛」「誠の愛」「私を忘れないで」など、愛や記憶に関するものが多いです。

ワスレナグサについて

科名:ムラサキ科ワスレナグサ属
原産地:ヨーロッパ
開花時期:3月〜6月(地域による)
草丈:10〜30cm
耐寒性:強い(冬越し可能)
耐暑性:弱い(夏の高温多湿が苦手)

ワスレナグサの育て方

ワスレナグサ(勿忘草)は、可憐な青い花を咲かせる育てやすい植物です。寒さに強く、春の花壇や鉢植えにも適しています。

栽培のポイント

1. 土壌準備

  • 水はけと保水性のバランスがよいふかふかの土が適しています。
  • 市販の花用培養土や、赤玉土7:腐葉土3の配合がオススメ。

2. 日当たり・置き場所

  • 日当たりの良い場所で育てる(半日陰でもOK)。
  • 真夏の直射日光は避け、風通しの良い半日陰で管理すると◎。
  • 鉢植えの場合は、暑くなったら涼しい場所へ移動すると良い。

3. 水やり

  • 乾燥しすぎないように注意
  • 表土が乾いたらたっぷりと水を与える(過湿は根腐れの原因)。
  • 冬は控えめに、春〜初夏はこまめに水やり。

4. 肥料

  • 元肥として緩効性肥料を混ぜておく。
  • 生育期(春〜初夏)は、2週間に1回液体肥料を与えると◎
  • 肥料の与えすぎは葉ばかり茂る原因になるので注意。

5. 夏越し対策

  • ワスレナグサは暑さに弱いので、夏越しは難しい
  • 種を採取して、秋に蒔くと来年も楽しめる。
  • 風通しの良い日陰で管理し、こまめに水やりをする。

6. 病害虫対策

  • うどんこ病が発生しやすいので、風通しを良くする
  • アブラムシがつくことがあるので、見つけ次第駆除

ワスレナグサの増やし方

種まき(秋に播種が基本)

  1. 9月〜10月ごろに種をまく。
  2. 育苗ポットや花壇にばらまき、軽く土をかぶせる。
  3. 発芽後、本葉が2〜3枚出たら間引きする。
  4. 冬を越して春になると花が咲く。

まとめ

ワスレナグサは手間がかからず育てやすいですが、夏越しが難しい植物です。秋に種をまき、翌春に美しい青い花を楽しむのが一般的です。
「私を忘れないで」の花言葉を持つワスレナグサを、ぜひ育ててみてください!

花言葉:「真実の愛」

「真実の愛」「私を忘れないで」という花言葉は、中世ヨーロッパの伝説に由来すると言われています。ある騎士が恋人のためにこの花を摘もうと川に身を乗り出した際、誤って川に落ちてしまいました。その際に彼が恋人に向かって「私を忘れないで!」と叫びながら流されていったことから、この花の名前がつけられたとされています。

ワスレナグサの象徴

  • 永遠の愛:大切な人を決して忘れない、変わらぬ愛の象徴
  • 友情・思い出:別れの際に贈られることが多い
  • 追悼・慰霊:故人を偲ぶ花としても使われることがある

ワスレナグサは、愛する人や大切な友人へのプレゼントにぴったりの花です。特に、遠く離れる人への贈り物や、大切な記念日の花としても適しています。

小さくても力強いメッセージを持つワスレナグサは、愛と記憶を象徴する素敵な花ですね。


「ワスレナグサの誓い」

静かな川のほとりに、美しい青い花が咲いていた。その名をワスレナグサという。この花が持つ悲しくも美しい伝説を、誰が語り継いだのだろうか——。

ある騎士、レオンは愛する娘エリスとともに、川辺を歩いていた。戦乱の世の中で、わずかな時間ではあったが、二人は幸せを感じていた。

「エリス、見てごらん。あそこに咲いている花を。」

レオンが指さした先には、小さくも鮮やかに輝く青い花が咲いていた。

「まあ、なんて綺麗な花……。」

エリスが微笑むのを見て、レオンはふと、この花を彼女に贈りたいと思った。彼は川の縁に足を踏み出し、慎重に花へと手を伸ばした。

しかし、その瞬間——。

足元の石が崩れ、彼の身体がバランスを失った。咄嗟にエリスが手を伸ばしたが、レオンの指先は届かず、彼は激流へと落ちてしまった。

「レオン!」

エリスの悲鳴が響く。レオンは流されながらも、必死に彼女を見つめた。そして、最後の力を振り絞り、摘み取ったばかりの花を投げると、声を震わせながら叫んだ。

「私を忘れないで……!」

青い花は、エリスの足元に静かに落ちた。彼女はそれを拾い上げ、涙をこぼしながら、レオンの姿が消えていく川を見つめ続けた。

それから幾年が過ぎても、エリスはあの青い花を胸に抱き続けた。レオンとの誓いを忘れないように。そして、彼の愛が永遠に彼女の心に生き続けるように。

この花は、いつしか「ワスレナグサ」と呼ばれるようになった。

真実の愛を象徴する、小さな青い奇跡の花として——。

にわとりの日

2月8日は「にわとりの日」!その意味と由来とは?

2月8日はにわとりの日

この記念日は、福岡県福岡市博多区に本社を構え、九州北部で銘柄鶏「華味鳥(はなみどり)」を育てているトリゼンフーズ株式会社が制定しました。この日付は、「に(2)わ(8)とり」(鶏)という語呂合わせから選ばれています。制定の目的は、普段何気なく食べている鶏肉に対して「命をいただいている」という意識を持ち、鶏に感謝する日とすることです。

華味鳥

福岡グルメ 華味鳥

トリゼンフーズ創業者の「河津善陽」氏が鶏肉販売を始め、美味しさの秘訣は鶏自身である事に気付き、本人自ら養鶏に携わってこの「華味鳥」が誕生しました。澄んだ空気と、太陽の光がたっぷりと降り注ぐ開放的な鶏舎で、「海藻」や「ハーブ」、「ぶどうの絞り粕」や「木酢液」など、そして腸内環境を整えてくれる飼料を与えて育てているそうです。

全国の人気ブランド

鶏の雄

鶏といっても、博多の華味鳥以外に全国には、ブランド鶏がたくさん存在します。その中から、人気があるものをいくつか紹介します。

名古屋コーチン

名古屋コーチンの食べ方

「名古屋コーチン」は、尾張藩士の海部兄弟が、中国バフコーチン鶏と地元の地鶏を交配させて、明治時代に小牧市で誕生させました。特徴は、卵も肉もコクが満点で丸み充分のどっしり型です。

天草大王

熊本が誇る天草大王

「天草大王」は、熊本の飼育地名と大きさから名付けられました。それは、我が国最大級の鶏(雄の最大背丈90cm、体重約7kg)が飼育され、「博多の水炊き」用として珍重されていたそうです。その後、絶滅しましたが、熊本県農業研究センターでは、 平成4年から「ランシャン種」に「大シャモ」、「熊本コーチン」を交配し、10年かけて復元しました。この復活した「天草大王」の特徴は、他の地鶏と比較して「もも」の割合が多く、適度な歯ごたえとコクのある味わいです。

阿波尾鶏

徳島の地鶏「阿波尾鶏」

阿波尾鶏は、徳島県西部と南部の自然の中で、80日以上かけて飼育されます。この鶏は、出荷数、シェアともに日本三大地鶏(名古屋コーチン、比内地鶏、薩摩地鶏)を抑えてトップを誇るブランドです。特徴は、焼鳥も骨付き鶏も最高で、肉質のよさには定評があり、噛むほどに旨みが出るそうです。

筋トレやダイエット効果に期待

ヘルシーな鶏肉

鶏肉は、低カロリー高タンパクで、さらに胸肉やささみ肉は筋トレやダイエット中の食事などに効果的だといわれています。そのため、最近テレビやネットなどで鶏肉料理が注目されています。また、鶏肉そのものが他の肉に比べ安価であるのも人気の要因でしょう。

鶏肉は、低カロリー高タンパク

唐揚げ

そして、今やネットで簡単にブランド鶏を購入することができるようになりました。この日を機に全国のブランド鶏に興味を持ち、試食してみては如何でしょうか。


「にわとりの日」に関するツイート集

2025年の投稿

2024年の投稿

2023年の投稿

2022年以前の投稿

2月6日の誕生花「エリカ」

「エリカ」

エリカ(Erica)はツツジ科エリカ属の植物で、小さな釣鐘型の花を咲かせる可愛らしい植物です。主に南アフリカやヨーロッパに分布し、特にイギリスや地中海沿岸などでよく見られます。日本でも観賞用として栽培されることがあります。

エリカについて

科名:ツツジ科エリカ属
原産地:主に南アフリカやヨーロッパに分布し、特にイギリスや地中海沿岸など

エリカの種類

エリカ属には約800種類以上があり、代表的なものには以下があります:

  • カルーナ・ブルガリス(ヒース):紫がかったピンク色の花を咲かせる。
  • エリカ・ダーレンシス:冬の寒さにも強く、ガーデニングに人気。
  • エリカ・グラキリス:繊細な花をたくさんつける品種。

エリカにまつわる文化

エリカは特にイギリスやスコットランドでよく見られる花で、荒野や丘陵地帯をピンクや紫に染める風景が美しいことで知られています。また、スコットランドでは白いエリカが「幸運をもたらす花」として伝えられています。

控えめながらも強く生きる姿が、エリカの花言葉「謙遜」とぴったりですね。

花言葉:「謙遜」

エリカの花言葉には以下のような意味があります:

  • 謙遜(けんそん)
  • 孤独
  • 博愛
  • 良い言葉
  • 幸運

特に「謙遜」は、エリカの控えめで可憐な花の姿に由来していると考えられます。また、「孤独」という花言葉は、やせた土地でもけなげに咲くエリカの姿から連想されたものです。


「エリカの咲く丘」

小さな村のはずれ、風が吹き抜ける丘の上に、エリカの花が静かに揺れていた。

丘には昔からひとりの老人が住んでいた。名をエドワードといい、村の人々とはあまり交流せず、ただ静かに畑を耕し、風の音を聞いて暮らしていた。彼の家のまわりには、見事なエリカの花が咲いていた。

「なぜ、あの丘にはエリカがあんなに咲くのかしら?」

村の子どもたちは不思議そうに話していた。大人たちもまた、エドワードが何を思って一人で丘に住んでいるのかを知る者はいなかった。

ある日、村にひとりの少女が迷い込んだ。名をリリアといい、行く当てもなく、疲れた足で丘へと向かった。

「おじいさん、この花はどうしてこんなにきれいなの?」

エドワードはしばらく黙っていたが、やがて静かに語り始めた。

「昔、私には大切な人がいた。彼女はとても控えめで、だけど強い心を持っていた。彼女はこのエリカの花が好きだったんだよ。」

リリアはそっとエリカの花に触れた。その花は小さく、しかし力強く丘に根を張っていた。

「彼女はね、どんなに厳しい風が吹いても、どんなに孤独でも、美しく咲き続けるこの花のようだったんだ。」

エドワードは懐かしそうに目を細めた。

「私はずっと一人だと思っていた。でもね、この花が咲くたびに、彼女がここにいるような気がするんだよ。」

リリアは小さく微笑んだ。

「じゃあ、おじいさんは孤独じゃないね。エリカがずっと一緒にいるから。」

エドワードは驚いたように少女を見つめ、それからゆっくりとうなずいた。

「そうかもしれないな。」

その日から、リリアはときどき丘を訪れるようになった。エドワードとともにエリカの世話をしながら、彼の話を聞いた。そして、いつしか村の人々も、彼の住む丘を訪れるようになった。

エリカの花は、これからも静かに、けれど力強く、丘の上に咲き続けるだろう。
控えめに、それでも決して枯れることなく——。

北方領土の日

2月7日は北方領土の日です

2月7日は北方領土の日

1981年、日本政府は北方領土返還運動を推進し、国民の関心と理解を深めることを目的として、閣議決定により「北方領土の日」を制定しました。北方領土問題は、日本とロシアの間で長年にわたり議論されており、北方領土返還に向けた取り組みが続けられています。現在も北方四島(択捉島、国後島、色丹島、歯舞群島)の返還を求める活動が活発に行われています。

「北方領土の日」の由来

「北方領土の日」は、日本とロシア(当時の帝政ロシア)の間で初めて国境を明確に定めた「日露和親条約」(1855年2月7日)の締結日に由来しています。この条約では、択捉島以南を日本領、ウルップ島以北をロシア領とすることで合意されました。これにより、北方四島は日本の領土として正式に認められていました。

しかし、第二次世界大戦終結後の1945年、ソ連(現在のロシア)が日ソ中立条約を一方的に破棄し、北方四島を占拠しました。以来、ロシアによる不法占拠が続いており、現在も日本とロシアの間で解決されていない重要な領土問題となっています。

北方領土問題の現状と返還運動

納沙布岬の希望

日本政府は、北方領土返還を求める活動を継続しており、1981年には国民の意識向上と返還運動の推進を目的として「北方領土の日」が閣議決定されました。毎年2月7日には、全国各地で北方領土返還を求める集会や啓発活動が行われています。

また、北方領土は経済的・戦略的にも重要な地域であり、周辺の水産資源や、エネルギー資源の開発も大きな課題となっています。日ロ関係の改善とともに、今後も領土交渉の行方が注目されています。

北方領土問題と私たちの関心

  • 北方四島(国後島・択捉島・歯舞群島・色丹島)は日本固有の領土
  • ロシア連邦が現在実効支配しているが、日本政府は返還を求めている
  • 「北方領土の日」は、1855年の日露和親条約締結日に由来する
  • 毎年2月7日には全国で返還を求める運動が行われる
  • 領土問題は日本とロシアの外交交渉の大きな焦点の一つ

北方四島

北方領土を眺める人

北方領土は、現在のところロシア連邦が実効支配しています。その四島は、「国後島」「択捉島」「歯舞諸島」「色丹島」です。この日が記念日となったのは、当時の日本(江戸幕府)とロシア(帝政ロシア)の両国が、最初に国境の取り決めを行った1855年「日露和親条約」の締結日から由来しているそうです。

北方領土問題

ロシアと北方領土問題

1945年 8月の第二次世界大戦終了直後、ソ連軍(今のロシア軍)が不法に占拠し、日本人が住めない島々となりました。しかし北方四島は、国際的諸取決めからみても、我が国に帰属すべき領土であることは事実です。また、この問題は、戦後70年以上経過した今もロシアの実効支配下にあるが、我が国が主張する固有の領土「北方四島」の返還を実現させることは、国家の主権にかかわる重大な課題となっています。

日本の領土をめぐる情勢

外務省のホームページ

URL: https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/hoppo/hoppo.html

領土問題は解決するの?

日本の領土問題

日本が抱える領土問題は、「尖閣諸島」「竹島」「北方四島」など、いづれも解決の糸口が全く見えてないのが現状です。その上、これらの対象国は日米同盟のような関係も結んでおらず、いつ戦争が勃発してもおかしくない状況です。それゆえに、慎重な交渉になり、全く前進しません。それどころか中国などは、ジリジリと詰め寄ってくる始末。現在では、世界全体がネット環境を整え、着実にグローバル化が進んでいます。これをきっかけに外交力を高めてこの問題を1つずつ確実に解決して欲しいと思います。


「北方領土の日」に関するツイート集

2025年の投稿

2024年の投稿

2023年の投稿

2022年以前の投稿

2月5日の誕生花「カンガルーポー」

「カンガルーポー」

カンガルーポー(Kangaroo Paw)は、オーストラリア原産のユニークな形をした花です。細長くてふわふわした花びらが、カンガルーの前足(paw)に似ていることからこの名前がつけられました。

カンガルーポーについて

科名:ハエモドルム科(Haemodoraceae) / Anigozanthos(アニゴザントス属)
原産地:オーストラリア

  • 開花時期:春~夏
  • 花色:赤、黄、オレンジ、ピンク、緑 など

カンガルーポーの楽しみ方

  • 庭植え・鉢植え:乾燥に強く育てやすいので、ガーデニングに向いています。
  • 切り花・ドライフラワー:長持ちしやすいため、フラワーアレンジメントにも人気。
  • 花束・プレゼント:「不思議」という花言葉を添えて、個性的な贈り物としても◎。

ユニークな見た目と鮮やかな色が魅力のカンガルーポーは、観賞用としても楽しめる美しい花ですね! 🌿✨

花言葉:「不思議」

カンガルーポーの花言葉の一つは「不思議」です。その理由は、ほかの花にはない独特な形状や質感にあると言われています。まるで動物の足のような形をしており、近くで見るとビロードのような細かい毛が生えています。そのユニークさから「神秘的」「不思議」といった印象を与えるのでしょう。

また、ほかの花言葉として 「陽気」「分かち合う」「可能性」 などもあります。


「不思議の庭のカンガルーポー」

小さな町のはずれに、一軒の古びた庭園があった。そこは何十年も手入れされておらず、荒れ果てたまま放置されていたが、それでも庭の奥には色鮮やかな花々が咲き続けていた。とりわけ、門の近くに群生していたカンガルーポーは異質な存在感を放ち、赤や黄色の奇妙な花が不気味に風に揺れていた。

町の子どもたちは、誰もその庭に近づこうとしなかった。「あそこには魔女が住んでいる」 そんな噂がささやかれていたからだ。しかし、ある日、一人の少女が庭の前で足を止めた。

彼女の名前は ルナ。好奇心が人一倍強く、いつも町の大人たちが語る「不思議なこと」に心を奪われていた。彼女はゆっくりと門を押し開き、庭の中へと足を踏み入れた。

「これは……本当に花なの?」

ルナはカンガルーポーの花をじっと見つめた。まるで動物の手のように伸びた花びら。その表面には、ビロードのような細かい毛が生えていた。そっと指で触れてみると、ふわりと温かい感触がした。まるで生き物のように。

「面白いわね」

すると、不意に背後から声がした。

「その花に魅入られたのは、あなたが初めてじゃないわ」

振り返ると、そこには年老いた女性が立っていた。長い灰色の髪を後ろで束ね、優しい目をした女性。町の人々が「魔女」と呼ぶ人物だった。

「あなたは……?」

「私はただの庭の管理人よ。でもね、このカンガルーポーには秘密があるの」

女性は静かに語り始めた。

「この花はね、触れた者の“想い”を映し出すのよ」

「想い?」

ルナはもう一度カンガルーポーに触れた。すると、ふわりと風が吹き、花が優しく光を放った。彼女の心に浮かんだのは、幼い頃の思い出。亡くなった祖母と一緒に遊んだ庭の景色だった。

「おばあちゃん……?」

「あなたの大切な記憶が、花を通して形になったのよ」

女性は微笑んだ。

「この庭に咲く花は、みんな何かしらの想いを秘めているの。だからこそ、不思議な魅力を持っているのよ」

ルナはしばらく花を見つめていたが、やがて顔を上げて言った。

「もっと、この庭のことを知りたいわ」

「ふふ、それは素敵ね。じゃあ、まずは花の世話を手伝ってくれる?」

こうしてルナは「不思議の庭」の小さな管理人となった。カンガルーポーの秘密を知った彼女は、それからも何度も花に触れ、その度に新しい記憶や感情に出会った。

町の人々は相変わらず噂を続けていたが、ルナだけは知っていた。この庭が、ただの魔法の場所ではなく、心の奥に眠る大切なものを映し出す場所なのだということを。

そして、カンガルーポーは今日も風に揺れながら、誰かの想いを静かに映し出している——。

海苔の消費拡大を目指す「海苔の日」

2月6日は海苔の日です

2月6日は海苔の日

「海苔の日」は、全国海苔貝類漁業協同組合連合会が1966年に記念日として制定しました。由来は、701年に大宝律令が制定されたときに、海苔が年貢として納める海産物の一つとして指定されています。

これにちなみ、大宝律令が施行された702年1月1日を新暦で換算した2月6日を「海苔の日」としました。また、この時期に海苔の生産の最盛期を迎え、その海苔の消費拡大が目的でこの日を中心に記念行事やイベントが実施されています。

古代から好まれる海苔の一生

海苔の生産

海苔は、古代から日本人に好まれる伝統的な食品で、この日は海からの贈り物である海苔に対する感謝の気持が込められています。海苔は海中で1番目の種(果胞子)をつくると色素が無くなり枯れます。そのつくられた果胞子は海の中を流れていき、貝殻につきます。すると果胞子は枝をのばし、貝殻の中にもぐります。そして、春から夏にかけて海苔は貝殻の中で糸のような枝(糸状体)をのばして成長します。その後秋が近くなると、糸状体の枝先に2番目の種をつくります。この2番目の種は「殼胞子」と呼ばれています。

秋冬に増殖する海苔

海苔の養殖

秋になると水温が低くなり、殼胞子は貝殻から一斉に拡散します。そして海水面近くの石や岩に張り付き、発芽し成長していきます。秋冬にかけ、みるみる大きな葉っぱのよう(葉状体)になり、よく食べられる海苔になるわけです。さらに海苔は伸びはじめると、葉状体の先の一部を切りはなし、その細胞のひとつひとつが3番目の種(単胞子)となります。単胞子はそれぞれ最初の葉状体のすぐ近くについて成長して、数を増やします。海苔は、冬の寒い間に伸び続け、春になると果胞子をつくり枯れて、一生を終えるわけです。

海苔の栄養価と健康効果

焼き海苔

元々海藻は栄養が豊富だといわれていますが、この海苔もたくさんの栄養と健康に大変効果があると期待されています。海苔の約3分の1は「食物繊維」。海苔の食物繊維の場合、野菜の食物繊維と違って柔らかいため胃壁や腸壁を傷つけずに穏やかに整腸作用を促してくれるそうです。次は、美白効果で知られる「ビタミンC」。一般的にいわれるのがビタミンCは熱に弱く、調理すると栄養素が破壊されるということ。しかし、海苔に含まれるビタミンCは熱に強いうえに、調理をしても栄養素が壊れないのが特徴だといわれています。

成人女性が1日に必要なビタミンB1とB2

日本人はB1不足です!

3つ目は、あの薄っぺらい海苔約3枚で豚肉肩ロース、薄切り肉約1枚分(30g)にあたる量の「ビタミンB1とB2」が含まれているそうです。この量は、成人女性が1日に必要なビタミンB1とB2の必要量に相当しています。この栄養価は、糖質を効率よくエネルギーに変えて食欲不振時や疲労回復に効果的です。後は、たんぱく質やEPAが豊富に含まれていてます。あの量で豊富な栄養素が凝縮されていることで、まさにサプリメント波の健康食品だといえます。


「 海苔の日 」に関するツイート集

2025年の投稿

2024年の投稿

2023年の投稿

2022年以前の投稿

https://twitter.com/tamana_tamalala/status/1489416835384561666?s=20&t=Pvd5WEYoKpaCUfWwYsbuvA

2月4日の誕生花「ツバキ」

「ツバキ」

ツバキ(椿)は、日本や東アジアに広く分布する美しい花木で、冬から春にかけて鮮やかな花を咲かせます。特に日本では、古くから茶道や庭園、文学に登場し、重要な存在として親しまれています。

ツバキについて

科名:ツバキ科 / ツバキ属(カメリア属)
原産地:日本や東アジアに広く分布

🌿 ツバキの特徴

  • 花の種類:赤、白、ピンク、斑入りなど、多様な色があります。
  • 開花時期:12月〜4月(種類による)
  • 象徴:気品・誇り・愛情
  • 和の文化との関わり:茶花や家紋(加賀藩前田家など)、浮世絵にも描かれる

💕 ツバキと恋愛

「完全な愛」という花言葉から、ツバキは恋愛や結婚の象徴ともされ、大切な人へのプレゼントにも向いています。特に白いツバキは「申し分のない魅力」、赤いツバキは「気取らない美しさ」という意味を持つため、愛する人へ贈るのにぴったりです。

ツバキは散るときに花ごと落ちるため、武士の縁起を担ぐ考え方では避けられることもありましたが、それもまた潔さの象徴とされることがあります。

花言葉:「完全な愛」

ツバキの花言葉には、「完全な愛」のほかに、「控えめな優しさ」「誇り」「気取らない美しさ」などもあります。この「完全な愛」という意味は、ツバキの花が整った形で咲くことや、寒さの中でも凛とした美しさを保つ姿に由来すると考えられます。


「ツバキの約束」

冬の冷たい風が吹き抜ける静かな庭園に、一輪のツバキが凛と咲いていた。

雪が降る中でも、その花弁は揺るがず、まるで永遠の誓いを立てるかのように美しく咲き誇っている。その庭園を見つめる一人の青年がいた。

彼の名前は蓮。幼い頃からこの庭園に足を運び、ツバキの花が咲くのを毎年楽しみにしていた。彼には、ここで交わした約束があった。

「あの花がまた咲く頃に、必ず会いに来るから。」

その約束をした相手は、幼馴染の紗月。彼女は幼いころから病弱で、遠くの療養地へと旅立っていた。それでも蓮は信じていた。ツバキの花が再び咲くとき、彼女が帰ってくると。

そして今年もツバキは変わらずに咲いた。蓮は雪の中、静かに佇むツバキを見つめながら、どこか切なげな笑みを浮かべた。

「紗月……今年も咲いたよ。」

その時、背後から柔らかな声が聞こえた。

「ええ、とても綺麗ね。」

驚いて振り向くと、そこには淡い色の着物を纏った紗月が立っていた。頬を赤らめながら、彼女は優しく微笑んでいる。

「戻ってきたのか……」

紗月は静かに頷いた。「約束したもの。ツバキが咲いたら、またここで会おうって。」

蓮の目に喜びの光が宿る。「待ってた……ずっと。」

「私もよ。」

雪の舞う中、ツバキの花のように、二人の心は確かに結ばれていた。

それは、冬の寒さの中でも変わることのない、完全な愛の証だった。

職業として始まったプロ野球の日

1936年のこの日、日本野球連盟が設立されプロ野球が誕生!「職業野球連盟設立の日」

2月5日はプロ野球の日

1936年のこの日、日本野球連盟(旧全日本職業野球連盟)が結成され、後の「日本野球機構(NPB)」へと発展しました。この日は、日本におけるプロ野球の誕生を記念する重要な日であり、「職業野球連盟設立の日」とも呼ばれています。

プロ野球の日

野球スタジアム

1936年は、ニ・ニ六事件など激動の時代でした。その時代のプロ野球は、東京巨人軍(今の読売ジャイアンツ)や大阪タイガース(今の阪神タイガース)、名古屋軍(今の中日ドラゴンズ)や阪急(今のオリックスバファローズ)などの7チームで行われていました。現在のようにセ・パ両リーグでなく、最初は1リーグ制で「日本職業野球連盟」と呼ばれていました。

野球用語を全て日本語の時代が

「日本職業野球連盟」はその後、1939年に「日本野球連盟」に改称しています。そして、1940年から野球用語は、英語の使用が禁止され日本語化されます。例えば、「ストライク→正球」「ボール→悪球」「ファール・ボール→圏外」「セーフ→安全」「アウト→無ため」などに変換されていました。

敗戦後から社団法人に

敗戦後の1945年末から1946年初めに、セネタースとゴールドスターを加え、8チームになりました。その後、1948年に社団法人になって、「日本野球興行会社」を設立しています。2012年12月1日に「一般社団法人日本野球機構(NPB)」が設立され、現在に至るというわけです。

プロ野球の魅力とは

サインボール

華やかで、プロ野球からスター選手が次々と生まれている現在。しかし、昭和の太平洋戦争という激動の時代を乗り越え、その中でもスター選手が存在するその野球は、計り知れない魅力の中に秘めているものとは一体なんでしょう。野球というスポーツの中で我々は、選手それぞれの生きざまやプレーを自分に当てはめ、一緒に感動や痛みをわかち合い、同じ目標へと躍進することで一つになっているのは確かです。


「プロ野球の日」に関するツイート集

2025年の投稿

2024年の投稿

2023年の投稿