点字ブロックの日

3月18日は点字ブロックの日です

3月18日は点字ブロックの日

2010年、「自助自立と相互扶助」の理念を基本に設立された岡山県視覚障害者協会(社会福祉法人)が記念日として制定しました。正式名、視覚障害者誘導用ブロックが岡山県立岡山盲学校近くにある原尾島交差点に世界で初めて敷設されたのが1967年3月18日だったということです。

世界で一番に点字ブロックが登場

点字ブロック

点字ブロックは、三宅精一(1926~1982)さんが考案され、1967年に岡山市内に世界で初めて登場しました。 この点字ブロックは日本が初であり、1967年3月18日に岡山県立盲学校近くの国道2号線の横断部分を示す歩道側に、三宅氏が寄贈した230枚が敷設されました。 そしてその年、京都や大阪、翌年には東京にも敷設されています。

点字ブロックが作られたきっかけ

階段を知らせる点字ブロック

点字ブロックを発案したきっかけは、彼の友人である岩橋英行さんが、視力が低下により歩行が困難と知り、なんとか助けたいと思ったことからだそうです。そしてその時、岩橋英行さんが「突起物ならわかる」と言ったことをヒントにしたとのことです。

点字ブロックは視覚障がい者の大切な情報源

スロープを知らせる点字ブロック

健常者の方は、次のことに注意が必要です。1つ目は、点字ブロック上に自転車や車を止めたり、物を置かないということ。そして、次ぎにブロック上で立ち話などをしないするということです。中でも最も危険なのは自転車で、白杖がからまったり、車体が倒れてきたりして怪我をしてしまいます。

音の出る信号機やバリアフリー化も重要

視覚障害者用付加装置

音が出る信号機の正式名称「視覚障害者用付加装置」も、やはり視覚障がい者が、信号が変わったことを音で知らせるものです。最近は、何種類もあると障がい者が混乱するため、警察庁は1975年に曲のメロディーを「通りゃんせ」「故郷の空」と「カッコー」「ピヨピヨ」という鳥の鳴き声のような音が一定間隔で出る擬音式2種類に統一しています。また今後も、徐々にで良いですが、横断歩道以外も車いすの方や私たちのような杖が必要な人が安全に通行できるように段差を小さくして欲しいと思います。


「点字ブロックの日」に関するツイート集

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2月21日、3月17日の誕生花「サンシュユ」

「サンシュユ」

基本情報

  • 和名:サンシュユ(山茱萸)
  • 学名:Cornus officinalis
  • 科名/属名:ミズキ科/ミズキ属
  • 原産地:中国・朝鮮半島
  • 開花時期:3月〜4月(早春)
  • 花色:黄色
  • 樹形:落葉小高木
  • 果実:秋に赤い実をつけ、薬用としても利用される

サンシュユについて

特徴

  • 葉が出る前に、枝いっぱいに黄色い小花を咲かせる
  • 花は一つ一つは小さいが、集まって咲くことで強い存在感を放つ
  • まだ寒さの残る季節に咲くため、春の訪れを告げる花木として親しまれている
  • 派手さはないが、長く咲き続け、風雪にも耐える強さを持つ
  • 花が終わった後も、葉・実・紅葉と四季を通して楽しめる


花言葉:「気丈な愛」

由来

  • 早春の厳しい寒さの中でも、黙々と花を咲かせる姿が、弱音を見せない愛の強さと重ねられたため
  • 葉のない枝に寄り添うように咲く小花が、静かに支え合う関係を思わせたことから
  • 目立つ主張はしないが、確かに春を告げる存在である点が、控えめで揺るがない愛情を象徴したため
  • 長い年月をかけて実を結び、役に立つ果実を残す性質が、忍耐と献身を伴う愛と結びついた
  • 表に出る情熱ではなく、内に秘めた強さを持つ愛の象徴として解釈されるようになったため


「気丈な春を抱いて」

 三月の終わり、まだ吐く息が白くほどける朝だった。
 真理子は、いつもより少し早い時間に家を出た。特別な予定があるわけではない。ただ、家の中にいると、壁や天井に残った沈黙が、じわじわと胸に染み込んでくる気がした。

 夫が亡くなって、二年が過ぎていた。
 泣き暮らす時期は終わった。周囲から見れば、真理子はきちんと日常に戻っているように見えただろう。仕事もしているし、買い物もするし、笑顔を作ることもできる。それでも、ふとした瞬間に、心の奥に残る冷えが顔を出す。

 弱ってはいけない。
 そう思うこと自体が、いつの間にか癖になっていた。

 駅へ向かう近道の途中に、小さな公園がある。桜が咲くにはまだ早く、冬枯れの枝が空に細い線を描いている。その中で、ひときわ明るい黄色が目に入った。

 サンシュユだった。

 葉のない枝いっぱいに、小さな花が集まって咲いている。ひとつひとつは控えめで、派手な形でもない。それなのに、朝の薄い光の中で、確かな温度を持ってそこに在った。

 ——こんなに、静かな花だっただろうか。

 真理子は足を止めた。
 花の名前を知ったのは、結婚したばかりの頃だった。夫と初めてこの公園を通った日、「あれはサンシュユだよ」と教えられた。花木に詳しかったのは、いつも彼のほうだった。

 「寒いのに、ちゃんと咲くんだな」
 そう言って、彼は少し嬉しそうに笑っていた。

 その声が、胸の奥で小さく反響する。
 懐かしさと痛みが、同時に浮かび上がる。

 サンシュユの花は、寄り添うように枝に集まっている。一本一本が支え合うというより、ただ自然に、そこにあるべき距離で咲いているように見えた。励まし合う言葉も、誓い合う約束もない。ただ、黙って、春を告げている。

 真理子は思う。
 自分も、こうだったのかもしれない。

 大きな愛情表現をした覚えはない。感情を声高に語ることもなかった。それでも、朝食を用意し、帰りを待ち、体調を気遣い、何気ない会話を積み重ねてきた。特別ではない日々。けれど、それが二人の時間だった。

 「強いね」と言われることがある。
 夫を亡くしても、仕事を続けているから。泣き崩れる姿を見せないから。

 けれど、それは強さなのだろうか。
 真理子には、よく分からなかった。ただ、弱音を吐く場所を失っただけかもしれない。

 サンシュユの花は、寒さの中で咲く。
 寒いからこそ、咲かないわけではない。
 寒い中でも、咲く。

 その違いが、ふと胸に落ちた。

 目立つことを望まず、賞賛を求めず、それでも確かに春を告げる。その姿は、静かな覚悟のようにも見えた。誰かに見せるための愛ではなく、内側で灯り続けるもの。

 真理子は、長く息を吐いた。
 自分は、これからも生きていく。誰かを失っても、日々は続く。悲しみが消えるわけではないけれど、それを抱えたまま、歩くことはできる。

 それは、弱さではない。
 逃げでもない。

 忍耐や献身という言葉は、時に重たく感じられる。けれど、サンシュユを見ていると、それらはもっと自然で、当たり前のもののように思えた。ただ、そこに在り続けること。変わらず咲くこと。

 風が吹き、枝がわずかに揺れた。
 黄色の花は落ちることなく、しっかりと枝に留まっている。

 真理子は、そっと背筋を伸ばした。
 今日も仕事があり、やるべきことがある。特別な一日にはならないだろう。それでもいい。小さな積み重ねが、いつか実を結ぶことを、彼女はもう知っている。

 公園を出ると、街の音が戻ってきた。
 振り返ると、サンシュユは変わらず咲いている。誇ることも、引き止めることもなく。

 ——気丈な愛。

 それは、耐えることでも、我慢することでもない。
 静かに、揺るがず、そこに在ること。

 真理子は歩き出す。
 胸の奥に、黄色い灯りを残したまま。

1月22日、3月17日、8月25日の誕生花「アンスリウム」

「アンスリウム」

基本情報

  • 学名Anthurium など
  • 科属:サトイモ科・アンスリウム属
  • 原産地:熱帯アメリカ~西インド諸島
  • 別名:オオベニウチワ、フラミンゴフラワー、テイルフラワー
  • 開花期 :5月~10月
  • 開花期:周年(観葉植物として温室や室内で管理されれば一年中花を楽しめる)

アンスリウムと呼ばれている部分の「花」に見える赤やピンク、白の部分は、実際には「苞(ほう)」と呼ばれる葉が変化したものです。中央に突き出た黄色い棒状の部分が「肉穂花序(にくすいかじょ)」で、そこに小さな花が密集して咲いています。

アンスリウムについて

特徴

  1. 情熱的な色合い
    真紅や濃いピンク、純白など、鮮烈で光沢感のある花苞が特徴。南国らしい強い存在感を放ちます。
  2. ハート形の花苞
    つややかなハート型をした花苞は、愛や情熱の象徴として親しまれています。
  3. 長持ちする花
    切り花にしても非常に日持ちが良く、フラワーアレンジメントやブーケでも人気。
  4. 観葉植物としても楽しめる
    光沢のある濃緑色の葉も美しく、室内のインテリアグリーンとして栽培されることも多い。

花言葉:「恋にもだえる心」

アンスリウムの代表的な花言葉のひとつが「恋にもだえる心」です。これは次のような理由に由来します。

  1. 燃えるような赤色
    炎を思わせる赤い苞は、激しい情熱や燃え上がる恋心を象徴しています。
  2. ハート形の苞
    恋や愛のシンボルであるハート形が、苦しくも切ない「恋心」を連想させます。
  3. 熱帯性の花の雰囲気
    南国の強い日差しに映える艶やかな姿が、「抑えきれない情熱」や「熱い思い」をイメージさせる。

こうした特徴から、「恋に焦がれて胸を痛める心情」を花姿に重ね、「恋にもだえる心」という花言葉がつけられました。


「恋にもだえる心」 ―アンスリウムの赤に寄せて―

真紅のアンスリウムが、窓辺の花瓶に差してあった。
 艶やかなハート形の花苞は、まるで誰かの胸の鼓動を映しとったように光を宿し、中心から突き出た肉穂花序は、抑えきれない衝動を象徴するかのように力強く伸びている。

 ――恋にもだえる心。

 花言葉を知ったのは、彼女と初めて美術館へ行った日のことだった。展示室の隅に、現代アートのように活けられたアンスリウムを見つけて、彼女は笑みを浮かべた。
 「ねえ、この花、知ってる? “恋にもだえる心”っていう花言葉があるんだよ」
 彼女の声は、ひどく柔らかく、それでいてどこか熱を帯びていた。
 あの瞬間、花よりも彼女の横顔の方が鮮烈に目に焼きついた。

 それから数か月。
 彼女と過ごす時間は、私にとって炎のようだった。いつか消えるとわかっていながら、どうしてもその熱を手放せない。
 けれど、現実の世界は恋の情熱だけで回るものではない。彼女には遠く離れた街で待つ婚約者がいて、私には手放せない仕事があった。互いに一歩を踏み出すこともできず、ただもがき続けるしかなかった。

 夜、電話越しに彼女がため息まじりに言った。
 「もし生まれ変われるなら、何になりたい?」
 私が答えに迷っていると、彼女は小さく笑って言った。
 「私はね、アンスリウムになりたいの。燃えるように真っ赤で、見た人の心を苦しくさせるような花に」

 その言葉が胸を刺した。
 花は何も選べない。ただ咲き、ただ散る。だからこそ、純粋で、残酷だ。
 私たちの恋もまた、選べない運命の中で揺らめき、燃え尽きていくしかなかった。

 最後に会った日、彼女は赤いワンピースを着ていた。
 夏の陽射しを浴びて輝くその姿は、まるでアンスリウムそのものだった。
 「ねえ」彼女が言った。「この恋は報われないかもしれない。でも……もがいた証はきっと残るよ」
 彼女の言葉に、私は何も返せなかった。ただ抱きしめる腕の中で、彼女の鼓動だけを確かめていた。

 ――あれから数年。
 窓辺のアンスリウムは、私にあの夏を思い出させる。燃えるように赤く、抑えきれない情熱を宿した姿は、今も胸を締めつける。
 恋は終わっても、心にもだえる記憶は消えない。

 炎は消えても、熱は残る。
 その熱を胸に、私は今日も生きている。

漫画週刊誌の日

3月17日は漫画週刊誌の日です

3月17日は漫画週刊誌の日

1959年の3月17日は、日本初の少年向け週刊誌「週刊少年マガジンサンデー」が同日に発刊された日です。この漫画雑誌は、現在では毎週水曜日に発売となっています。しかし創刊当初は木曜日発売であり、マガジンが定価40円で販売し、サンデーは付録で充実していたマガジンに対抗すべく、ギリギリになって30円で販売したそうです。

週刊マガジン

週刊少年マガジン」は、「スポーツ」「ファンタジー」「ラブ コメディ」などのあらゆるジャンルの話題作を世に送り出しています。さらに現在でも、常に読者に興奮と感動を届け続けているメジャ ー少年漫画雑誌です。

週刊マガジンとサンデー

戦後の1959年以降、平和なサラリーマン社会と共に週刊誌ブームが起こります。小中学生の学年別学習雑誌を出版していた小学館は、「漫画が中心の少年向けの週刊誌」をベースにした「少年サンデー」が企画されています。一方で、戦前の大正時代から存在する月刊少年誌「少年倶楽部」を、戦後にすぐさま月刊誌「ぼくら」を発刊しました。

さらには、伝統話芸の講談社も、長編ストーリーを中心にとした少年週刊誌を企画して対抗しています。そして、これらのライバル社が一騎打ちするかたちで、「サンデー」と「マガジン」が同日発売されています。その後、互いにしのぎ合うことで、表現と支持の幅を広げています。

キングやジャンプ、チャンピオンが登場

その後続々と、少年画報社の「少年キング」、秋田書店の「少年チャンピオン」、集英社の「少年ジャンプ」が参入してきます。そして、少年誌は巨大業界に成長し、戦後に発展した貸本漫画に作品を描いていた多くの漫画家が少年漫画作品を出しました。そして、次世代を多くの才能が引き継ぐと青年誌や少女誌も盛んとなり、現在でもサブカルチャーの中心的な地位を維持しています。

世界に広がる「MANGA」

実はこの3月17日、どんな協会や組織が制定したのかハッキリしていないそうです。しかし、講談社のマガジンや小学舘のサンデーなどが競争で素晴らしいサブカルチャーへと確立したことは事実ですし、世界に日本の「MANGA」文化が花開くはじまりの日であったことはまぎれもない事実でもあります。


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3月16日の誕生花「ハナズオウ」

「ハナズオウ」

基本情報

  • 学名:Cercis chinensis
  • 科名:マメ科
  • 属名:ハナズオウ属
  • 原産地:中国
  • 分類:落葉低木〜小高木
  • 開花時期:3〜4月
  • 樹高:2〜5mほど
  • 別名:スオウバナ(蘇芳花)

ハナズオウについて

特徴

  • 春になると、葉が出る前に鮮やかな紅紫色の花を咲かせる
  • 花が**枝だけでなく幹から直接咲く(幹生花)**のが特徴
  • 小さな蝶形の花が密集して咲き、華やかな印象を与える
  • 花のあとには**平たい豆のようなさや(果実)**ができる
  • 庭木や公園樹として親しまれる春の花木
  • 花の色は、蘇芳(すおう)という染料の赤紫色に似ていることから名付けられた


花言葉:「裏切り」

由来

  • ハナズオウは、裏切り者の象徴とされる木として語られることがある
  • 由来は、キリスト教の伝承に登場する ユダ・イスカリオテ に関係している
  • イエスを裏切ったユダが、その後後悔して首を吊った木がハナズオウだったという伝説がある
  • この物語から、ハナズオウは裏切りや後悔の象徴として語られるようになった
  • そのため「裏切り」という花言葉が生まれたと伝えられている

※この伝承は主にヨーロッパで語られるもので、文化や地域によって解釈は異なります。


「紫の花が咲くころに」

 春の終わりに近い午後だった。

教会の裏庭には、一本のハナズオウの木が立っている。
枝にも、幹にも、小さな紅紫色の花がびっしりと咲いていた。

まるで木の内側から、静かに色がにじみ出ているようだった。

私はその木の前に立ち、しばらく花を見上げていた。

「その木、珍しいでしょう」

背後から声がした。

振り向くと、白髪の神父がゆっくりと歩いてきていた。

「ハナズオウという木ですよ」

神父は木を見上げながら言った。

「春になると、葉が出る前に花だけが咲くんです」

私は頷いた。

確かに、枝には葉がほとんどなく、花だけが浮かぶように咲いている。

不思議な木だった。

「この木には、少し悲しい伝承があるんですよ」

神父は穏やかな声で続けた。

「花言葉は“裏切り”。聞いたことはありますか?」

私は首を横に振った。

神父はゆっくりと語り始めた。

「昔、イエス・キリストを裏切った弟子がいました」

その名前は
ユダ・イスカリオテ。

三十枚の銀貨と引き換えに、彼はイエスを敵に引き渡した。

「けれど、彼はそのあと深く後悔したと言われています」

神父は静かに言った。

「そして、耐えきれなくなった彼は――」

そこで言葉を止め、ハナズオウの幹を見た。

「この木に首を吊ったという伝説があるんです」

私は思わず木を見上げた。

紅紫色の花が、風に揺れている。

それは決して暗い色ではないのに、どこか胸に残る色だった。

「もちろん、これは伝説です」

神父は穏やかに微笑んだ。

「でもこの話から、この木は裏切りや後悔の象徴として語られるようになりました」

私はしばらく何も言えなかった。

その理由は、きっと神父にはわからなかっただろう。

私はこの教会に、偶然来たわけではなかった。

三日前、親友と喧嘩をした。

小さなことだった。

本当に、小さなことだった。

けれど私は、彼の秘密を別の友人に話してしまった。

悪気はなかった。

ただ、軽い気持ちだった。

でも、その言葉はすぐに彼の耳に届いた。

「どうして言ったんだよ」

そう言われたとき、私は何も答えられなかった。

裏切るつもりなんてなかった。

けれど結果は同じだった。

それ以来、彼から連絡はない。

スマートフォンを見ても、メッセージは届かない。

私はポケットからスマートフォンを取り出した。

画面は、相変わらず静かなままだった。

「人は、ときどき間違えます」

神父がぽつりと言った。

私は顔を上げた。

「大きな裏切りも、小さな裏切りも」

神父はハナズオウを見上げていた。

「でも、大事なのはそのあとなんです」

「……あと?」

「後悔すること」

風が吹いた。

紅紫色の花が静かに揺れた。

「後悔できる人は、まだ大丈夫です」

神父は優しく言った。

「本当に怖いのは、自分が間違えたことに気づかないことですから」

私はもう一度、木を見上げた。

幹から直接咲く花。

まるで木の心が外に現れているみたいだった。

ユダも、きっと後悔していた。

それでも彼は、その重さに耐えられなかった。

私はスマートフォンを強く握った。

そして、ゆっくりとメッセージを開いた。

何度も打って、何度も消した。

短い言葉しか思いつかなかった。

「ごめん」

送信ボタンの前で、指が止まった。

風がまた吹いた。

ハナズオウの花が揺れる。

紅紫色の花は、まるで沈む夕日のようだった。

私は目を閉じた。

そして、送信を押した。

画面が静かに光る。

それだけだった。

返事が来るかどうかは、わからない。

それでも、少しだけ胸が軽くなった気がした。

教会の裏庭には、静かな午後の光が差している。

ハナズオウの花は、変わらず咲いていた。

裏切りの象徴と言われる木。

けれど、その花はどこか優しく見えた。

まるで、
後悔する心を、静かに受け止めているかのように。

国立公園指定記念日

3月16日は国立公園指定記念日です

3月16日は国立公園指定記念日
国立公園指定記念日

1934年の3月16日、内務省が「瀬戸内海」「雲仙」「霧島」の3ヵ所を国立公園に指定しました。それが日本初で「国立公園」の誕生となります。国立公園は、日本の風景を代表する自然の景勝地であり、自然公園法に基づいた保護と利用促進を図る目的で、環境大臣指定の自然公園です。

国立公園

平成新山

国立公園は、日本を代表するより優れた自然の風景地を保護するために、開発などを制限して、美しい景色の観賞など、自然に親しむことができるように必要な情報の提供、また利用施設を整備しているところであることを定義とされています。

瀬戸内海国立公園

瀬戸内海

瀬戸内海国立公園は、陸域海域を含めると日本一広大な国立公園です。瀬戸内海一番の特色は、大小1000ほどに及ぶ島々で形成された内海多島海景観だといわれています。そして、瀬戸内海一帯は昔から人と自然が共存してきた地域で、段々畑や古い港町の家並など、人が作り出した景色が特徴となります。

雲仙天草国立公園

雲仙普賢岳平成新山

海に囲まれている雲仙岳は、海岸やフェリー航路から見える海に浮かぶ優美なシルエットが魅力的です。このシルエットは、見る角度によっては別の姿が見ることができます。雲仙岳北面の「奥雲仙」や「田代原」、「牧場の里あづま」は雲仙岳一帯に広がり、かつてから面影で「牛馬の放牧草原」が現在でも見れます。

霧島錦江国立公園

「栗野八幡地獄」は、霧島火山の中でも最も古い火山の一つにあります。そして、その中の栗野岳の麓で激しく噴気をあげる地獄があります。

韓国岳

韓国岳

「韓国岳」は、標高1,700mある本公園最高峰で直径が900m、そして深さは300mの火口を持っています。山頂周辺から見る眺望は絶景で、天気が良い日は錦江湾や桜島、さらには遠く開聞岳も見えることがあります。

開聞岳

開聞岳

その「開聞岳」は、薩摩半島の南部にそびえ立ち、秀麗な山体を持っていて、「薩摩富士」と呼ばれる地域のシンボルになっている火山です。標高922mの山頂は360度の景色が見れて、桜島や霧島、大隅半島、屋久島まで見渡すことが可能です。

国定公園との違いは?

国定公園

国立公園は、国が管理と保護していますが、「国定公園」は「国立公園の景観に準ずる傑出した自然の大風景であること」が要件となっています。国定公園の管理や保護は、都道府県が行っているそうです。いずれにせよ、美しいものは心を癒してくれたり、リフレッシュしてくれたりします。したがって我々国民も、「ひとりひとりが保護する」こと意識しなくては守りきれないでしょう。


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3月15日、10月4日の誕生花「ホワイトレースフラワー」

「ホワイトレースフラワー」

基本情報

  • 学名Ammi majus
  • 科名:セリ科
  • 原産地:地中海沿岸地方~西アジア
  • 和名:ドクゼリモドキ(毒性のあるセリに似ていることから)
  • 開花期:5月~6月(切り花はほぼ周年)
  • 花色:白
  • 草丈:60~100cm程度

花束やアレンジメントに添えられることが多く、「レースフラワー」の名で親しまれています。

ホワイトレースフラワーについて

特徴

  • 小花が傘のように広がる
    無数の小さな白花が集まって、まるでレース編みのような繊細な姿を作ります。
  • 可憐で軽やかな雰囲気
    主役の花を引き立てる「名脇役」として使われ、花束に清楚さや優雅さを添える存在です。
  • ハーブとしての一面
    原産地では古くから観賞用だけでなく、薬草的にも扱われてきました。
  • 似ている花との違い
    ニンジンの花やレース状に咲く「オルラヤ(オルレア)」とよく似ていますが、ホワイトレースフラワーはより繊細で花の数が多い傾向があります。

花言葉:「可憐な花」

由来

「可憐な心」という花言葉は、花の姿そのものに由来しています。

  • 繊細な小花の集まり
    ひとつひとつの花はごく小さく、主張せずに寄り添って咲きます。
    → その奥ゆかしく控えめな姿が、「可憐で純粋な心」を思わせる。
  • レースのような美しさ
    華美ではなく、柔らかで上品な美しさがあり、「可憐」という言葉が自然に重ねられた。
  • 調和と支え合い
    中心の花を引き立てるように周囲を囲む姿は、自己主張よりも「思いやりある心」を表現していると考えられた。

「可憐な心」

放課後の教室には、もうほとんど人が残っていなかった。窓から差し込む夕陽が、机の上に置かれた小さな花瓶を淡く照らしている。そこには、真っ白なホワイトレースフラワーが一輪だけ挿されていた。

 「これ……誰が置いていったんだろう」

 涼子は首をかしげた。花瓶は図工室から持ち出したものだろうか。差してある花は、校庭に咲いているものではない。花屋で買ったのか、あるいは家の庭から摘んできたのか。

 彼女はそっと花に顔を近づけた。小さな花が無数に集まって、ひとつの大きな傘のような形を作っている。主役になろうとする花ではなく、控えめに、けれど確かな存在感でそこにある。

 「……なんだか、綺麗」

 思わずそう口にすると、背後から声がした。

 「気づいた?」

 振り返ると、同じクラスの健太が立っていた。いつもは冗談ばかり言う彼が、珍しく真剣な顔をしている。

 「これ、君にあげたんだ」
 「えっ、わたしに?」

 涼子は驚いた。自分が花をもらうなんて、想像したこともなかった。

 「花言葉、知ってる?」健太は少し照れたように笑った。「ホワイトレースフラワーには、『可憐な心』っていう意味があるんだ」

 涼子は花を見つめ直した。確かに、一つ一つはとても小さくて、主張しすぎない。けれど集まることで、レースのように柔らかで美しい模様を描いている。

 「……どうして、それを私に?」

 健太は一瞬、言葉を探すように視線を泳がせた。やがて、小さな声で続けた。

 「君ってさ、いつもみんなのこと気にしてるだろ。授業中でも、誰かが困ってたらすぐに助けてるし。大きな声で自分をアピールしたりはしないけど、ちゃんと周りを支えてる。そういうところ、花言葉みたいだなって思ったんだ」

 涼子の胸が熱くなった。自分のことをそんなふうに見ていてくれる人がいるなんて、考えもしなかった。

 窓の外では、夕焼けが少しずつ群青色に変わっていく。沈黙が落ちる中、涼子はそっとホワイトレースフラワーに触れた。

 「ありがとう。……すごく、嬉しい」

 彼女の言葉に、健太は安心したように笑った。その笑顔はどこかぎこちなかったけれど、誠実さがにじんでいた。

 その瞬間、涼子の心に芽生えた感情は、まだ名前をつけられない。けれど、確かに暖かい光のように胸を満たしていた。

 花瓶の中の白い小花たちは、夕暮れの光を受けてかすかに揺れた。まるで二人の心を見守るように、可憐で純粋な姿を輝かせながら。

3月5日、12日、15日の誕生花「クンシラン」

「クンシラン」

zrenateによるPixabayからの画像

クンシランは、光沢のある濃緑色の葉と、鮮やかなオレンジや赤色の花が特徴の多年草です。冬から春にかけて花を咲かせ、室内観葉植物としても人気があります。

クンシランについて

sandidによるPixabayからの画像

🌿 基本情報

  • 学名Clivia miniata
  • 科名:ヒガンバナ科
  • 属名:クンシラン属 (Clivia)
  • 原産地:南アフリカ

🌱 育て方

  • 日当たり:明るい日陰がベスト(直射日光は避ける)
  • 水やり:春~秋は土が乾いたら水やりし、冬は控えめに
  • 温度:5℃以上を保つと冬越ししやすい
  • 肥料:春と秋に緩効性肥料を施す

クンシランは丈夫で育てやすい植物なので、初心者にもおすすめですよ! 😊

🌿 豆知識

  • クンシランは「根が鉢いっぱいになると花がよく咲く」と言われています。
  • 寒さにはやや弱いため、冬は室内で管理すると安心です。
  • 葉の形が美しいため、花が咲いていない時期でも観葉植物として楽しめます。

クンシランは比較的育てやすく、長寿の植物としても知られています。大切に育てることで、毎年美しい花を咲かせてくれるでしょう✨


花言葉:「高貴」

Etienne GONTIERによるPixabayからの画像

💬 花言葉:「高貴」「誠実」「情け深い」
「君子蘭」という名前の通り、気品と威厳を感じさせる姿から「高貴」という花言葉がつけられています。また、ゆっくりと時間をかけて成長し、美しく咲くことから、「誠実」「情け深い」といった意味も持ちます。


「君子の花」

Peter HolmesによるPixabayからの画像

祖母の庭には、毎年春になると美しいオレンジ色のクンシランが咲いた。

 幼い頃から、それを見るのが好きだった。広く青い空の下、深い緑の葉に囲まれた花々は、まるで庭の王様のように堂々と咲き誇っていた。祖母はいつも、それを慈しむように水をやり、葉を優しく撫でながら語りかけていた。

sandidによるPixabayからの画像

 「この花はね、ゆっくりと時間をかけて育つの。すぐには咲かないけれど、ちゃんと根を張り、力を蓄えてから美しい花を咲かせるのよ。まるで君子のように、誠実で、情け深い花なの」

 私は祖母の言葉を聞き流していた。ただ、その優しい声と温もりが心地よかった。

 
 時は流れ、私は都会の大学に進学し、一人暮らしを始めた。忙しさに追われ、祖母の庭のクンシランのことなど、すっかり忘れてしまっていた。

 そんなある日、母から電話がかかってきた。「おばあちゃんが入院したの」

 私は急いで実家に帰った。祖母は高齢のため、体調を崩しやすくなっていたが、病室のベッドで微笑んで私を迎えてくれた。

 「久しぶりね、元気だった?」

 私は何かを言おうとしたが、言葉が詰まった。そんな私を見て、祖母は優しく笑った。

 「庭のクンシラン、もうすぐ咲く頃ね」

 私は黙って頷いた。祖母の言葉を聞いて、久しぶりに庭に足を運んだ。

Alun DaviesによるPixabayからの画像

 そこには、相変わらず堂々としたクンシランが咲き始めていた。鮮やかなオレンジ色の花が、静かに春の訪れを告げているようだった。

 私はそっと花に触れた。その感触は、どこか祖母の手の温もりを思わせた。

 祖母が亡くなったのは、それから数週間後だった。

 葬儀が終わり、私は祖母の部屋を片付けていた。そのとき、小さなノートが目に入った。開くと、そこには祖母の綴った庭の記録が残されていた。

ajabsによるPixabayからの画像

 「クンシランが咲いた。孫が帰ってくる頃には、もっときれいになっているだろう」

 涙がこぼれた。

 それから私は毎年、祖母の庭のクンシランを見に帰るようになった。時間をかけて、ゆっくりと花を咲かせるその姿は、まるで祖母の生き方そのもののようだった。

 そして私は、あの言葉を噛みしめる。

 「誠実で、情け深く、時間をかけて美しく咲く――まるで君子のように」

オリーブの日

3月15日はオリーブの日です

3月15日はオリーブの日

1950年3月15日、昭和天皇小豆島を巡幸の時に、オリーブの種を蒔かれました。そしてその種は発芽し、今では立派に成長しています。そのことから1972年、香川県小豆島の「オリーブを守る会」がこの日を記念日として制定しています。そして、毎年「オリーブの日」に合わせて様々なイベントが開催されているようです。

オリーブ

オリーブの樹

オリーブは、銀葉が美しく芝生が広がる洋風の庭にマッチします。オリーブの果実は苦く、食用とするには厳しいですが、塩漬けやオイルを楽しむことは可能です。また、一般的に大きめの果実は含油率が低いため塩蔵用に向き、小さめの果実は含油率が高いのでオイル用に向くといわれています。

オリーブ発祥の石碑を建立

小豆島のオリーブ

1908年の明治時代にアメリカから輸入され、その苗木から小豆島のオリーブ栽培がスタートしました。 1987年の昭和に入ってオリーブ植栽80周年を記念し、香川県が建立しました。そしてその「オリーブ発祥の地碑」が、現在も日本のオリーブ発祥の地を讃えるように存在しています。

オリーブの栄養価

オリーブの栄養価

オリーブには、「ビタミンE」や「オレイン酸」、「βカロテン」や「カルシウム」などの栄養素が豊富に含まれているそうです。なのでオリーブオイルを使ったレシピ(サバ缶パスタ本格ピザ)などありますが、普段の料理もサラダ油を使うところをオリーブオイルに変えたりして、ジャンジャン活用していこうと思います。


「オリーブの日」に関するツイート集

2026年の投稿

2025年の投稿

2024年の投稿

3月14日の誕生花「ブルーデイジー」

「ブルーデイジー」

基本情報

  • 学名:Felicia
  • 科名:キク科
  • 属名:フェリシア属
  • 原産地:南アフリカ
  • 分類:多年草(日本では一年草扱いされることも多い)
  • 開花時期:3〜6月、9〜11月
  • 草丈:30〜60cmほど
  • 別名:フェリシア、ルリヒナギク(瑠璃雛菊)

ブルーデイジーについて

特徴

  • 鮮やかな青色の花びらと黄色い中心が特徴の可憐な花
  • デイジーに似た花形で、爽やかな印象を与える
  • 日光を好み、晴れた日に花を大きく開く性質がある
  • 春から初夏にかけて長く花を楽しめる
  • 花壇や鉢植え、寄せ植えなどに人気がある園芸植物
  • 涼しげな青色の花は庭やベランダのアクセントになる


花言葉:「純粋」

由来

  • 混じりけのない澄んだ青色の花びらが、清らかな心や無垢さを連想させたため
  • 素朴で飾らない花姿が、まっすぐで純真な印象を与えることから
  • 太陽の光を受けて明るく咲く様子が、曇りのない心や誠実さを象徴すると考えられた
  • 青い花が持つ清潔感や透明感のある美しさが、「純粋」という花言葉につながった


「青い花の約束」

 春の風がやわらかく吹く午後だった。

駅前から少し離れた小さな公園の花壇に、ブルーデイジーが咲いていた。
澄んだ青色の花びらと、真ん中の小さな黄色い円。太陽の光を受けて、まるで空のかけらのように輝いている。

私は足を止め、しばらくその花を見つめた。

「きれいでしょう?」

後ろから声がした。

振り向くと、小さな園芸店の店主らしい年配の女性が、ジョウロを手に花壇に水をやっていた。

「ブルーデイジーですよ」

そう言って、彼女は優しく花に目を向けた。

「花言葉、知っていますか?」

私は首を横に振った。

「純粋、なんです」

その言葉を聞いたとき、不思議と胸の奥が少しだけ痛んだ。

――純粋。

その言葉を聞くと、いつも思い出す人がいる。

大学一年の春。
私はまだ新しい街にも慣れていなくて、講義が終わるとまっすぐ帰るような毎日だった。

ある日、キャンパスの裏庭で彼女に出会った。

「この花、好きなんです」

そう言って彼女が指差したのが、ブルーデイジーだった。

花壇の端に、ひっそりと咲いていた。

「青い花って、少ないでしょう?」

彼女はしゃがみこんで花を見ながら言った。

「でもこの青って、すごくきれいなんです。混じりけがない感じで」

私はその花を初めてちゃんと見た。

確かに、その青は不思議だった。
濁りがなくて、どこまでも澄んでいる。

まるで春の空をそのまま花びらにしたみたいだった。

「この花、純粋っていう花言葉なんですよ」

彼女は少し照れたように笑った。

「青がきれいだから。清らかな心を連想させるんだって」

そのときの私は、ただ「そうなんだ」と頷いただけだった。

花言葉なんて、どこか遠いもののように思えたからだ。

それから私たちは、よく話すようになった。

講義のあと、図書館へ行く途中。
学食の帰り道。
キャンパスのベンチ。

彼女はいつも、花の話をした。

「ブルーデイジーって、太陽が好きなんです」

ある日、彼女は言った。

「晴れた日に、いちばんきれいに咲くんですよ」

その言葉どおり、春の光の下でブルーデイジーはいつも明るく咲いていた。

「曇りのない心って、こういう感じかもしれませんね」

彼女は花を見ながら、そうつぶやいた。

私はその横顔を見ていた。

飾らない言葉。
素直な笑顔。

ブルーデイジーの花言葉が「純粋」だという理由が、少しわかった気がした。

彼女自身が、どこかその花に似ていたからだ。

けれど、時間は思ったより早く流れた。

夏の終わり、彼女は突然言った。

「引っ越すことになったんです」

家族の事情で、遠い街へ行くことになったという。

私は何も言えなかった。

ただ、あの花壇の前に一緒に立った。

ブルーデイジーはまだ咲いていた。

「またどこかで会えたらいいですね」

彼女はそう言って笑った。

その笑顔は、あの日と同じだった。

澄んだ青い花のような、まっすぐな笑顔だった。

私は結局、何も伝えられなかった。

好きだとも言えず、
引き止めることもできず、
ただ見送っただけだった。

それから何年も経った。

街も、仕事も、生活も変わった。

けれど、ブルーデイジーを見ると、必ず思い出す。

混じりけのない青い花びら。
素朴で飾らない花の姿。
太陽の光の中で、まっすぐに咲く花。

清潔で透明なその美しさが、「純粋」という花言葉になった理由を、今なら少しわかる気がする。

あの頃の気持ちは、きっと不器用だった。
言葉にもならないほど、まっすぐだった。

でも、それでよかったのかもしれない。

ブルーデイジーの青は、今も変わらない。

澄んだ空のように、静かに咲き続けている。

私は公園の花壇をもう一度見た。

太陽の光の中で、ブルーデイジーが揺れている。

その青は、あの日と同じだった。

胸の奥に残っている、
まだ少しだけ、純粋な気持ちのように。