2月12日、3月22日の誕生花「レンギョウ」

「レンギョウ」

基本情報

・和名:レンギョウ(連翹)
・学名:Forsythia
・科名:モクセイ科
・原産地:中国
・開花時期:3月~4月(早春)
・花色:鮮やかな黄色
・樹高:1~3mほどの落葉低木
・用途:庭木、公園樹、生け垣、切り花

レンギョウについて

特徴

・葉が出る前に、枝いっぱいに黄色い花を咲かせる
・細くしなやかな枝が弓なりに伸びる
・4枚の花弁を持つ小ぶりな花が枝に沿って多数咲く
・群植すると、春の景色を一面明るく染める存在感がある
・丈夫で育てやすく、日本各地で広く見られる
・桜よりやや早く咲き、春の訪れを告げる花木のひとつ


花言葉:「遠い記憶」

由来

・葉のない枝に突然あふれるように咲く姿が、忘れていた記憶がふとよみがえる様子に重ねられたため
・早春という、まだ肌寒い季節に咲くことから、過去の出来事を思い出させる郷愁と結びついたため
・毎年同じ時期に咲き、過ぎ去った春を思い出させる存在であることから
・鮮やかな黄色が、懐かしい情景や幼い頃の思い出を呼び起こす色として連想されたため
・枝いっぱいに広がる花の景色が、心の奥に眠る記憶を一斉に照らし出すように感じられたため


「枝いっぱいの光」

 三月の終わり、まだ風の底に冬が残っている午後だった。
 駅前の再開発はほとんど終わり、古い商店街の面影はもうない。けれど、角を曲がった先の小さな公園だけは、時間から取り残されたように静かだった。

 その奥に、一本のレンギョウが立っている。

 葉はまだ出ていない。細くしなる枝の一本一本に、あふれるような黄色が灯っている。空に向かって跳ね上がる枝先まで、余すところなく光が宿っているように見えた。

 ——こんなに、明るかっただろうか。

 私は思わず足を止めた。
 レンギョウを見るのは久しぶりだった。いや、毎年どこかで目にはしていたはずだ。ただ、立ち止まって見上げたことがなかっただけだ。

 葉のない枝に、突然あふれる花。
 その姿は、何の前触れもなく胸に込み上げる感情に似ている。忘れていたはずのことが、ある瞬間に、鮮やかに蘇る。

 黄色を見た瞬間、私は小学生のころの帰り道を思い出した。祖母の家の前にも、レンギョウが植えられていた。門柱の脇で、毎年同じように枝を広げ、春を知らせていた。

 祖母はよく言った。
 「この花はね、遠い記憶っていう花言葉を持っているんだよ」

 どうして、と尋ねると、祖母は少し考えてから笑った。
 「だってほら、急に咲くでしょう。気づいたら、そこに春があふれている。まるで、昔のことを急に思い出すみたいに」

 そのときは、よく分からなかった。ただ、祖母の声と、黄色い光のような花の景色だけが、ぼんやりと心に残っている。

 公園のベンチに腰を下ろすと、風が枝を揺らした。細い枝が触れ合い、かすかな音を立てる。まだ肌寒い空気の中で、その黄色だけが、ひと足先に季節を進めているようだった。

 早春の花は、どこか寂しい。
 桜のように人を集めるわけでもなく、祝祭の中心になるわけでもない。ただ、静かな空の下で、控えめに、それでも確かに咲いている。

 その姿が、郷愁と結びつくのは自然なことなのかもしれない。
 まだ寒さの残る季節は、過去の時間とよく似ている。すでに終わったはずなのに、どこかに温もりが残っている。

 私はポケットからスマートフォンを取り出し、祖母の古い写真を開いた。三年前に亡くなってから、春が来るたびに、私は少しだけ立ち止まるようになった。

 写真の中の祖母は、門の前で笑っている。背後には、やはりレンギョウが咲いている。枝いっぱいに広がる黄色が、画面の中でもまぶしい。

 毎年、同じ時期に咲く花。
 変わらないその姿が、過ぎ去った春を呼び戻す。あの頃の空気、声、匂いまでも。

 記憶は、普段は静かに沈んでいる。
 けれど、何かのきっかけで、一斉に照らし出されることがある。レンギョウの花は、その「きっかけ」なのだろう。

 枝いっぱいの黄色は、まるで心の奥に差し込む光だ。
 忘れていたと思っていた出来事が、急に色を取り戻す。

 私は目を閉じ、祖母の声を思い出そうとした。
 「遠い記憶っていうのはね、悲しいことばかりじゃないんだよ。遠いからこそ、やわらかくなるの」

 あのとき、どう返事をしたのかは覚えていない。けれど今、その言葉の意味が少し分かる気がする。

 記憶は、時間とともに角が取れる。
 苦しかったことも、悔しかったことも、遠くなるほど輪郭がやわらぎ、ただ「そこにあった」という事実だけが残る。

 レンギョウの黄色は、そんな記憶を優しく照らす色だ。
 幼い日の帰り道、祖母の台所の匂い、夕暮れのチャイム。どれも遠く、けれど確かに自分を形づくっている。

 風が少し強くなり、花弁がひとつ、足元に落ちた。
 私はそれを拾い上げる。小さな四枚の花弁。軽くて、頼りない。けれど、枝にあるときは、あれほど空を明るくしていた。

 遠い記憶も、きっと同じだ。
 一つひとつは小さくても、重なれば心の景色を変える。

 立ち上がると、公園の出口に向かって歩き出す。振り返ると、レンギョウは変わらず、枝いっぱいに光を灯していた。

 来年も、きっと同じように咲くだろう。
 私が覚えていようといまいと、季節は巡り、花は開く。

 だからこそ、その姿は愛おしい。
 毎年、変わらずにいてくれるものがあるから、私たちは過去を思い出し、今を確かめることができる。

 公園を出ると、街のざわめきが戻ってきた。
 けれど胸の奥には、まだ黄色い光が残っている。

 遠い記憶は、消えない。
 ただ静かに、季節の奥で眠っているだけだ。

 そして春になると、枝いっぱいの光となって、そっと私たちを照らすのだ。

世界水の日

3月22日は世界水の日です

3月22日は世界水の日

世界水の日は、1992年12月の国連総会で制定され、毎年3月22日に実施される国際デーです。水資源の保全・開発を促進し、持続可能な淡水資源の管理の重要性を広めることを目的としています。

この日は、世界各地で水の大切さを考えるイベントやキャンペーンが行われ、政府・企業・市民が一体となって、水問題への関心を高める機会となっています。気候変動や人口増加が進む中、安全な水の確保はますます重要な課題となっており、持続可能な社会の実現には欠かせません。

1992年6月、ブラジルリオデジャネイロで開催された「地球サミット」環境と開発に関する国連会議にて提案された21世紀へ向けての行動計画「アジェンダ21」で、この日を記念日する案がでてきました。そして、その年12月に国連総会で決定して翌1993年から実施されています。

世界水の日

さざ波

1992年6月にブラジル・リオデジャネイロで開催された地球サミットにて「アジェンダ21」が採択され、そこで「世界水の日」の制定が勧告されています。そして、その年の12月の国連総会にて、この「世界水の日」が制定されました。目的は、水の大切さや安全に使用できるようにすること、またその重要性を世界中で考えてもらうことを目指すためのものです。

「アジェンダ21」とは

地球サミット/アジェンダ21─/日本ユニセフ協会 子どもと先生の広場

アジェンダとは「課題」であり、「今後、取り組んでいく課題一覧」のことであります。そして「アジェンダ21」は、「21世紀に向けての課題」という意味です。サミットでは、「環境と開発に関するリオ宣言」「森林に関する原則声明」「アジェンダ21」という3つの文書が合意されました。この3つの中の「アジェンダ21」は、「環境と開発に関するリオ宣言」で定められた諸原を実行するため、21世紀に向けての行動原則です。「アジェンダ21」の内容は、広範多岐な分野にわたり、全体で40章あり、約500ページにもなります。

水も森林も人類には大切なもの

水も森林も人類には大切なもの

私達は、酸素がなければ生きることはできませんし、魚や爬虫類も酸素が必要です。そして、森林デーでも訴えていた植物は、我々など動物よりはるかに多い割合で地球上に存在し、その植物の光合成によって酸素を排出してくれます。

魚介類も海の恵みで生きている

ウミガメ

また酸素は、海の中でも海藻などが供給し、生き物にとって重要なミネラルを含んで魚介類を支え、我々はその栄養をいただいています。今後は、これらの生態系をひとりひとりが意識し、改善できることは積極的に行い、普段生活に取り入れていくことを目指します。


「世界水の日」に関するツイート集

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3月21日の誕生花「マンサク」

「マンサク」

Georg WietschorkeによるPixabayからの画像

基本情報

  • 学名:Hamamelis japonica
  • 科名:マンサク科
  • 属名:マンサク属
  • 原産地:日本(本州・四国・九州)
  • 分類:落葉小高木
  • 開花時期:2〜3月(早春)
  • 樹高:3〜10mほど
  • 別名:ハマメリス

マンサクについて

Birgit RöhrsによるPixabayからの画像

特徴

  • 早春、まだ寒さが残る時期にいち早く黄色い花を咲かせる
  • 花びらは細くリボン状で、くるくるとねじれる独特な形
  • 葉が出る前に花が咲き、枝いっぱいに明るい色が広がる
  • 冬から春への移り変わりを知らせる「春の訪れの象徴」とされる
  • 名前の由来は「まず咲く(=まんず咲く)」や「豊年満作」など諸説ある
  • 山地や庭園などで観賞される日本原産の花木


花言葉:「幸福の再来」

Roland SteinmannによるPixabayからの画像

由来

  • 冬の終わり、まだ寒い中でいち早く花を咲かせることから、春の訪れ=希望や喜びの再来を象徴したため
  • 枯れたように見える季節の中で咲く姿が、再び訪れる幸せや明るい未来を連想させた
  • 毎年欠かさず花を咲かせる性質が、巡り戻る幸福や繰り返される喜びと結びついた
  • 鮮やかな黄色の花が、心を明るくする前向きな感情を呼び起こすことから、この花言葉が生まれた


「春を連れてくる花」

❤ Monika 💚 💚 Schröder ❤によるPixabayからの画像

 冬の終わりは、いつも少しだけ長く感じる。
 寒さそのものよりも、色のない景色が続くことが、心を静かに疲れさせるのかもしれない。

 由奈は駅からの帰り道、いつもの坂をゆっくりと上っていた。
 吐く息は白く、手袋の中の指先もまだ冷たい。空は高いのに、どこか灰色がかっていて、春の気配はまだ遠く感じられた。

 この街に戻ってきて、三か月が過ぎた。
 東京での仕事を辞め、実家に戻る決断をしたとき、周囲は驚いた。
 順調だと思われていたからだ。

 けれど由奈自身は、ずっと前から気づいていた。
 何かが、少しずつすり減っていく感覚に。

 頑張ることはできる。
 期待に応えることもできる。
 でも、その先にあるはずの“満たされる感覚”だけが、どうしても見つからなかった。

 だから、一度立ち止まることにした。
 それが正しかったのかどうかは、まだわからない。

 坂の途中に、小さな公園がある。
 子どもの頃はよく遊んだ場所だが、今は人影も少なく、冬の間はほとんど誰も訪れない。

 ふと足を止めたのは、何かが目に入ったからだった。

 「……あれ?」

 公園の隅にある低い木の枝先に、細いリボンのような花がいくつも揺れている。
 淡く、しかし確かに光を帯びた黄色。

 マンサクだった。

 まだ寒さが残るこの時期に、いち早く咲く花。
 葉もない枝に、ひっそりと、しかし確かな存在感で咲いている。

 由奈は近づいた。
 風に揺れる花びらは、どこか軽やかで、まるで春の断片が先に届いたかのように見える。

 「こんな時期に……」

 思わずこぼれた声に、誰かが応えた。

 「春が来るって、教えてくれてるんだよ」

 振り返ると、ベンチに座っていた年配の男性がこちらを見ていた。
 厚手のコートに身を包み、穏やかな目をしている。

 「マンサクはね、一番に咲く。だから昔から、縁起のいい花なんだ」

 男性はそう言って、ゆっくりと立ち上がった。

 「幸福の再来、っていう花言葉もある」

 その言葉に、由奈は小さく目を見開いた。

 幸福の再来。
 戻ってくる幸せ。

 「……戻ってくる、んですか?」

 気づけば、問いかけていた。
 男性は少しだけ驚いた顔をしたあと、やわらかく笑った。

 「来るよ。何度でも」

 その言い方は、確信に満ちていた。
 まるで、すでに何度もそれを経験してきた人のように。

 「冬が毎年来るように、春も必ず来る。花もそうだろう? 一度終わったように見えても、また咲く」

 由奈はマンサクの花を見つめた。
 枯れたような景色の中で、この花だけが確かに色を持っている。

 何もないように見えても、終わったわけではない。
 ただ、次の季節を待っているだけ。

 「……私、少し立ち止まってて」

 ぽつりと、言葉がこぼれた。

 「でも、それでいいのか、不安で」

 男性はしばらく黙っていたが、やがてゆっくりと頷いた。

 「立ち止まることも、春の準備かもしれないね」

 その言葉は、押しつけがましくなく、ただ静かに心に落ちてきた。

 由奈は深く息を吸った。
 冷たい空気の中に、ほんのわずかなやわらかさが混じっている気がする。

 マンサクの花は、変わらず揺れている。
 毎年、欠かさず咲くその姿。
 それは、巡り戻るものの象徴なのかもしれない。

 喜びも。
 希望も。
 そして、前を向く気持ちも。

 「ありがとう」

 誰に向けたのかわからないまま、由奈はそう呟いた。

 気づけば、空の色が少しだけ明るくなっていた。
 同じ冬のはずなのに、ほんの少し違って見える。

 帰り道、由奈の足取りは、来たときよりも軽くなっていた。

 すぐに何かが変わるわけではない。
 けれど、また歩き出せる気がした。

 マンサクの花は、今日も一番に咲いている。
 まだ見ぬ春を、静かに告げながら。

 そしてきっと、誰かの心にも同じように、そっと灯りをともしている。

 ――幸福は、終わらない。
 ただ、巡ってくるだけなのだ。

国際森林デー

3月21日は国際森林デーです

3月21日は国際森林デー

国際森林デーは、2012年12月に国連総会にて決議、創設されました。その目的は、世界に存在する森林や樹木に対する意識を高めるための記念日です。ちなみに日本では、東京都が整備中である東京湾の「海の森」で、2014年から毎年3月に植樹会・交流会を開いています。

「海の森」のイベント

国際森林デーと「海の森」

日本での「国際森林デー」イベントは、駐日大使から「大使館・国際機関職員」、「家族」、「留学生」らと、日本の子供たちから国際交流を深め、樹木に親しみ、森林を大切に思う心を世界に広げる願いを込める活動をしています。

森林の知るべき7つのファクト

地球上に広がる陸地の31%が森林
  1. 地球上に広がる陸地の31%が森林です。
  2. 森林には、「両性類が80%」、「哺乳類が68%」、「鳥類が75%」の割合で生息していて、約16億人が「食料」「住居」「エネルギー」「医薬品」と収入を得るために森林に直接依存しています。
  3. 毎年、アイスランドと同等の広さ(1,000万ヘクタール)の森林が失われています。
  4. 南米の広さよりも広い面積(約20億ヘクタール)の土地が劣化しています。
  5. 現在、絶滅の危機にさらされているのは、両生類の41%、哺乳類の25%、鳥類の14%と推定され、森林の消失が大きな原因とされています。
  6. 森林伐採は、気候変動の原因であり、世界の温室効果ガス排出量の12〜20%を占めています。
  7. 森林を守ることはSDGsの目標15陸の豊かさを守ろうに直結しています。
森林で生きる生き物たち

森林が我々を支えてくれている

森林で暮らす動物

森林は、光合成をして酸素を供給してくれています。しかし、我々人間は自分のためだけにその森林など、地球の生態系を破壊しようとしています。その上、オゾン層破壊で温暖化が進み、自分たちが住めないようにしています。

人間は自ら首を絞めている

止まらない森林破壊

正に、自分たちの手で自分の首を絞めている状態です。そんな中、世界が動きだしたのがこの「国際森林デー」。今からでも森林を守る活動を強化して、後に継がれる人達のためにも、模範を見せていきたいと思います。


「国際森林デー」に関するツイート集

2026年の投稿

2025年の投稿

https://twitter.com/mifi_koushiki/status/1899342882953179575
https://twitter.com/mifi_koushiki/status/1899668765044011264
https://twitter.com/BORDERLESSJAPAN/status/1901833173102928317
https://twitter.com/mifi_koushiki/status/1899669533343780883

2024年の投稿

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https://twitter.com/juriderk/status/1770553905589649778
https://twitter.com/lily49547397/status/1770715402219442685
https://twitter.com/nyanco_nyannyan/status/1770147085926772958
https://twitter.com/kajiwara888/status/1770568630763491633
https://twitter.com/kanayu51/status/1770548368277946447

2月15日、3月20日の誕生花「ミツマタ」

「ミツマタ」

ミツマタ(三叉、学名:Edgeworthia chrysantha)は、ジンチョウゲ科の落葉低木で、春に黄色や赤みがかった花を咲かせる植物です。枝が必ず三つに分かれることが名前の由来で、和紙の原料としても有名です。

ミツマタについて

科名:ジンチョウゲ科ミツマタ属
原産地:中国中南部・ヒマラヤ地方

ミツマタの特徴

  • :小さな筒状の花が集まって丸い形を作り、甘い香りを放ちます。
  • :夏に細長い葉を茂らせ、秋には落葉します。
  • 樹皮:強靭で、和紙や紙幣の原料として使用されます。特に「越前和紙」や「土佐和紙」に利用されることで知られています。
  • 生育環境:日陰や湿った土壌を好み、日本の山間部にも自生しています。

花言葉:「肉親の絆」

ミツマタの花言葉「肉親の絆」は、その枝が必ず三つに分かれる特徴に由来すると考えられています。この枝分かれが「親・子・孫」など家族のつながりを象徴しているとも言われます。

また、ミツマタの繊維が強く、和紙を作る際にしっかりと絡み合うことも「人と人の絆」を連想させるため、この花言葉がつけられたとも考えられます。

春の訪れを告げるミツマタの花は、家族のつながりや温かさを思い出させてくれる存在ですね。


「ミツマタの絆」

春の山奥、雪解けの水が静かに流れる谷のほとりに、ミツマタの木が一本立っていた。その枝は三つに分かれ、小さな黄金色の花を咲かせている。

この山のふもとに住む少女、美咲は幼いころからこのミツマタの木を「家族の木」と呼んでいた。母が言っていたのだ。

「この枝のようにね、人はつながっているのよ。おじいちゃん、お母さん、そして美咲。三つの枝みたいにね」

美咲の母は和紙職人だった。毎年春になると、母と一緒にミツマタの皮を剥ぎ、手作業で丁寧に紙を漉いた。その紙には、どこか母の温もりが宿っているように思えた。

だが、去年の冬、母は病に倒れた。そしてもう帰らぬ人となった。

春が来ても、美咲は山へ行く気になれなかった。家の中には母の作った和紙が残っている。それに触れるたび、母の声が聞こえてくるような気がしていた。

「今年は一人で行かなきゃ……」

美咲はそう決意し、山へ向かった。母と訪れたあの場所に行くと、ミツマタは変わらず花を咲かせていた。黄金色の花が陽の光に揺れている。

美咲はそっと枝に触れた。すると、そよ風が吹き、花が優しく揺れた。その瞬間、母の声が聞こえたような気がした。

「大丈夫。ちゃんとつながっているわ」

涙がこぼれた。だけど、それは悲しみだけではなかった。美咲はミツマタの枝を見上げ、小さく微笑んだ。

「そうだね。私たちはずっと、つながっているんだね」

その春、美咲は母と同じように和紙を漉いた。そして、最初にできた一枚を、大切にそっと胸に抱いた。

電卓の日

3月20日は電卓の日です

3月20日は電卓の日

1974年、日本の電卓(電子式卓上計算機)の生産量が世界一となりました。これを記念して、日本事務機械工業会が記念日を制定しました。3月20日という日付は、1964年3月18日にシャープが日本初の電卓を発売したことに由来していますが、覚えやすいようにキリの良い3月20日としています。

電卓の歴史

昔の電卓

電卓というのは、基本的に「電子的に動作する卓上型計算器」のことであり、1962~1965年頃にいくつかのメーカーから出されたそうです。その後、商業的に成功したものでは、おそらく1964年にシャープから発売されたものが世界初ではないかといわれています。

タイガー、カシオからシャープ電卓へ

電子式の計算器の前に、電気式の計算器が存在していてます。シャープと並ぶ電卓メーカーのカシオは、この電気式卓上計算器を作るためのメーカー として設立されました。さらに、この電気式の前には電動式卓上計算器があり、もっと辿るとタイガー計算式のような手回し計算器があります。

電卓生産量世界一

現在の電卓

1974年、日本の電卓生産台数が年間1000万台に達し、世界一になりました。その国産電卓の発売が10年目になったことを記念に日本事務機械工業会(現在のビジネス機械・情報システム産業協会)に制定されています。

電卓を発明した樫尾俊雄氏

樫尾俊雄記念館

樫尾俊雄発明記念館は、元カシオ計算機会長樫尾俊雄の自宅を改装したもで、閑静な住宅街の中にあります。その記念館には、カシオ計算機初の製品である、1957年に開発した世界初、小型純電気式計算機「14-A」、電卓、時計、電子楽器などの代表的な発明品が展示されているそうです。

電卓からPCそして、AIへ

PCと電卓

電卓と言えば、今やPCやスマホにソフトやアプリとして、使われていますが私が生まれた頃は、現在の子供が見たら「これっ、最新のコンパクトなレジスター!」といわれるほど大きいものもありました。それが小さくなって、薄くなり、今やスマホで会話をしながら計算するといったこともできるようになっています。挙げ句の果てには、AIのように人がして欲しいことを導きだし、それを電化製品等に伝達して行動をしてしまう世の中になるとか…、驚きです。


「電卓の日」に関するツイート集

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3月19日の誕生花「コエビソウ」

「コエビソウ」

基本情報

  • 学名:Justicia brandegeeana
  • 科名:キツネノマゴ科
  • 属名:キツネノマゴ属(ジャスティシア属)
  • 原産地:メキシコ、エルサルバドル、グアテマラ、ホンジュラス またはメキシコから中央アメリカ
  • 分類:常緑低木(または多年草として扱われる)
  • 開花時期:5月〜10月頃(温暖な環境ではほぼ周年)
  • 草丈:30〜100cmほど
  • 別名:ベロペロネ

コエビソウについて

特徴

  • 赤褐色〜ピンク色の苞(ほう)が重なり、エビのような形に見える独特な花姿
  • 苞の間から小さな白い花が顔を出す
  • 暖かい地域では長期間花を楽しめる
  • 鉢植えや庭植えで人気があり、観賞価値が高い
  • 日当たりと水はけのよい環境を好む
  • ユニークで愛嬌のある見た目から、親しみやすい印象を持つ


花言葉:「思いがけない出会い」

由来

  • エビのように見えるユニークで珍しい花姿が、人の目を引き、偶然の発見のような驚きを与えるため
  • 一見すると花に見えない姿が、近づいて初めて花だと気づくことから、予期しない出会いの感覚を連想させた
  • 苞の中から白い花がふと現れる様子が、思いがけず誰かに出会う瞬間を思わせた
  • 個性的で他の花とは違う存在感が、偶然の縁や予想外の巡り合わせと結びついたことから


「赤いかたちの、その先で」

 それは、本当に偶然だった。

 その日、私はいつもと違う道を歩いていた。
 駅前の大通りは人が多くて、なんとなく避けたくなっただけのこと。少し遠回りになる裏通りを選んだのは、特別な理由なんてなかった。

 ただ、少しだけ静かな場所を歩きたかった。

 春も終わりに近づいた午後。
 空気はやわらかく、どこか少しだけ甘い匂いが混じっている。新しい季節に押し出されるように、古い時間がゆっくりとほどけていくような、そんな日だった。

 角を曲がったところに、小さな園芸店があった。

 今まで気づかなかった店だった。看板も控えめで、通り過ぎてしまえば気づかないような、そんな場所。けれど、その日はなぜか足が止まった。

 店先に、見慣れない花が並んでいたからだ。

 赤くて、丸みを帯びていて、どこか奇妙なかたち。
 いくつも重なり合って、まるで小さな生き物のようにも見える。

 ――なんだろう、これ。

 思わず一歩近づいた。

 最初は、花だとは思わなかった。
 飾りものか、あるいは何かの置物のようにさえ見えた。

 けれど、よく見ると、その赤いかたちの隙間から、小さな白い花が顔を出している。

 控えめに、けれど確かにそこに咲いている。

「それ、コエビソウっていうんですよ」

 背後から声がした。

 振り向くと、店の奥から出てきたらしい男性が、こちらを見ていた。三十代くらいだろうか。エプロン姿で、どこか穏やかな雰囲気の人だった。

「コエビソウ……?」

「ええ。エビみたいに見えるでしょう」

 そう言われて、もう一度花を見る。

 確かに、言われてみれば、エビに似ている。
 丸まった背中や、重なった殻のようなかたち。

 さっきまで奇妙に見えていたものが、急に親しみやすく感じられた。

「最初、花だって気づかない人、多いんです」

 彼は少し笑った。

「でも、近づくとちゃんと花が見える。そういうところが面白くて」

 私は頷いた。

 本当に、その通りだった。
 遠くから見たときと、近くで見たときで、まるで印象が違う。

 気づかなければ、ただ通り過ぎてしまう。
 でも、少しだけ立ち止まれば、そこにちゃんと存在している。

「なんだか、不思議ですね」

 そう言うと、彼は小さく肩をすくめた。

「出会いみたいですよね」

「出会い?」

「ええ。思いがけない出会いっていう花言葉があるんです」

 その言葉に、少しだけ胸が動いた。

 ――思いがけない出会い。

 その響きは、どこか遠くのもののようで、でも同時に、すぐそばにあるもののようにも感じられた。

「予想してないときに、ふっと見つかるものってあるじゃないですか」

 彼は花に水をやりながら続けた。

「それまで気づかなかったのに、ある瞬間に急に目に入ってくる。そういうのって、なんだか特別な気がするんです」

 私は何も言わずに、その言葉を聞いていた。

 思い当たることが、あったからだ。

 少し前まで、私は人と距離を置いていた。

 忙しさを理由にして、誰とも深く関わらないようにしていた。
 傷つくことも、傷つけることも、できるだけ避けたかった。

 だから、毎日が穏やかで、そして少しだけ空っぽだった。

 けれど今、こうして知らない道を歩き、知らない店に入り、知らない人と話している。

 それは確かに、思いがけないことだった。

「……私、今日ここに来るつもりなかったんです」

 気づけば、そんなことを口にしていた。

「そうなんですか?」

「はい。たまたま、違う道を選んだだけで」

 彼は「なるほど」と頷いた。

「じゃあ、この花との出会いも、偶然ですね」

 私は少しだけ笑った。

「そうですね」

 偶然。

 でも、その言葉だけで片付けるには、少し惜しい気もした。

 もしあのとき、いつもの道を歩いていたら。
 もしあのとき、足を止めなかったら。

 この花も、この人も、私の中には存在しなかったはずだ。

 そう思うと、ほんの少しだけ、この瞬間が大切に感じられた。

「よかったら、一鉢どうですか?」

 彼が、コエビソウを一つ手に取った。

 小さな鉢の中で、赤いかたちがいくつも重なり、その隙間から白い花がのぞいている。

 私は少しだけ迷った。

 植物を育てるのは得意じゃない。
 それに、部屋に花を置く習慣もなかった。

 けれど――

「……ください」

 気づけば、そう言っていた。

 彼は穏やかに笑って、鉢を包み始めた。

「日当たりのいいところに置いて、水は乾いたらあげてください。難しく考えなくて大丈夫ですよ」

「はい」

 包まれた鉢を受け取ると、不思議と軽かった。

 でも、その軽さの中に、何か新しいものが含まれている気がした。

 店を出ると、さっきよりも少しだけ風が強くなっていた。

 手の中のコエビソウが、かすかに揺れる。

 赤いかたちの中から、小さな白い花が静かに顔を出している。

 最初は気づかなかったもの。
 近づいて、ようやく見えたもの。

 それはきっと、人も同じなのかもしれない。

 すぐにはわからない。
 でも、少しだけ足を止めて、目を向ければ、見えてくるものがある。

 私は歩き出した。

 いつもの道とは違う帰り道。
 でも、その違いは、もう「遠回り」ではなかった。

 思いがけない出会いが、そこにあったから。

 そしてきっと、これからも。

 気づかないだけで、すぐそばに――
 そんな出会いは、静かに待っているのだと思う。

カメラ発明記念日

3月19日はカメラ発明記念日です

カメラ発明記念日
カメラ発明記念日

1839年3月19日、フランスのルイ・マンデ・ダゲールが「ダゲレオタイプ」と呼ばれる写真機を発明しました。この「ダゲレオタイプ」は、銀メッキの金属板などを感光材料としています。当時としては、世界初の実用的写真技法で、日本で銀板写真と呼ばれています。

「ダゲレオタイプ」の写真機

ダゲレオタイプのカメラ

発明当初のダゲレオタイプの露光時間は、太陽の光で明るい日中も15~30分かかったといわれます。そしてモデルの人は、写真機の前で長時間動かず我慢していないといけないため、後ろから首を固定する支えの棒や、体を支えるための台などがないと、綺麗な写真ができなかったらしいです。さらに、この時代の写真を撮る機材は無駄に大きく、現在と比べると取り扱いが大変なものだったといいます。

フィルムの原点「ロールフィルム」

フィルムカメラ

この後、改良を繰り返して現在の写真フィルムのはしりとなる高感度で薄く、巻き取って扱える「モノクロのロールフィルム」が1888年にアメリカの「イーストマン・コダック社」から発売されています。それから1935年になると、カラーフィルム、そして1948年では、撮影して直ぐにプリントできるインスタントフィルムが登場します。その後、現在まで写真技術は加速しています。

カメラ発明から200年経ちました

カメラの歴史

今では笑い話ですが、写真を撮るのに場所と天気の良い日の昼間で、長い時間モデルなど被写体を動かすことができず、手間がかかっていた時代ありました。ところが200年近く経つと、自動でピントをあわせる「オートフォーカス」からはじまり、今や手のひらサイズでフィルムも要らずに何千、いや何万枚も摂れてその保存したデータをプリンターで、ものの数十秒で写真ができてしまう時代となっています。

電力が必要なカメラ

スマホカメラ

しかしながら、現在のカメラは電力がなければ使い物になりません。最初はどんなものも、元は自然の力をそのまま使って、たくさんの商品を開発していたことは凄いことだと思います。人が本気になれば、自然エネルギーを環境破壊をせずに産み出すことだってきっと、不可能ではないでしょう。


「カメラ発明記念日」に関するツイート集

2026年の投稿

2025年の投稿

2024年の投稿

3月18日の誕生花「トサミズキ」

「トサミズキ」

基本情報

  • 学名:Corylopsis spicata
  • 科名:マンサク科
  • 属名:トサミズキ属
  • 原産地:日本(主に四国・高知県)
  • 分類:落葉低木
  • 開花時期:3〜4月
  • 樹高:2〜4mほど
  • 別名:なし(一般的にトサミズキと呼ばれる)

トサミズキについて

特徴

  • 春先、葉が出る前に淡い黄色の小花を房状に垂らして咲かせる
  • 花は穂のように連なり、やさしく揺れる姿が印象的
  • 花色は主張しすぎない柔らかなクリームイエロー
  • 葉は丸みのある広い形で、秋には黄葉する
  • 自然な樹形で、日本庭園や雑木の庭によく合う
  • 近縁種のヒュウガミズキよりも花数が多く、やや大きめ


花言葉:「清楚」

由来

  • 淡くやさしい黄色の花色が、控えめで上品な美しさを感じさせるため
  • 小さな花が連なって静かに咲く様子が、派手さのない慎ましさを連想させた
  • 風に揺れる繊細な姿が、穏やかで清らかな印象を与えることから
  • 主張しすぎず、自然に溶け込む佇まいが、純粋で落ち着いた美しさ=清楚と結びついた


「やさしい黄色の余白」

 春の光は、まだ少しだけ遠慮がちだった。

強すぎず、けれど確かに冬の終わりを告げるようなやわらかさで、町の色を少しずつ変えていく。

駅から家までの帰り道、私はいつもと同じ小さな公園の前を通る。
けれどその日、足を止めたのは、見慣れない色が目に入ったからだった。

淡い黄色。

木の枝から、細く連なるように小さな花がいくつも垂れ下がっている。
風が吹くと、それらは静かに揺れて、音もなく春をこぼしているようだった。

私は思わず近づいた。

「それ、トサミズキですよ」

後ろから声がした。

振り向くと、ベンチに座っていた女性がこちらを見ていた。
年齢は同じくらいだろうか。落ち着いた雰囲気で、どこかやわらかな印象の人だった。

「初めて見ました」

そう言うと、彼女は小さく頷いた。

「派手じゃないから、気づかれにくいんです」

彼女は立ち上がり、私の隣に並んでその花を見上げた。

「でも、よく見るときれいでしょう?」

確かに、その花は目立つ色ではなかった。
鮮やかでもなく、強く主張するわけでもない。

けれど、どこか目を離せなくなるような、やさしい存在感があった。

小さな花がいくつも連なり、静かに垂れている。
まるで言葉を持たないまま、そっと寄り添ってくるような佇まいだった。

「この花、“清楚”っていう花言葉なんです」

彼女がそう言った。

私はその言葉を、心の中でゆっくりと繰り返した。

――清楚。

それは、私にとって少し遠い言葉だった。

昔から、私ははっきりものを言う性格だった。
思ったことはすぐ口に出るし、曖昧にするのが苦手だった。

それでうまくいかないことも、多かった。

つい先週も、職場で同僚と言い合いになったばかりだった。

「言い方、もう少しやわらかくできないの?」

そう言われたとき、何も返せなかった。

正しいことを言っているつもりだった。
でも、伝え方は正しくなかったのかもしれない。

私はトサミズキを見つめた。

淡くやさしい黄色。

決して目立つ色ではないのに、そこにあるだけで、空気が少しだけやわらかくなる。

「控えめだけど、ちゃんときれいなんです」

彼女が静かに言った。

「主張しないのに、消えてしまわない感じがして」

風が吹いた。

小さな花たちが、かすかに揺れた。

その動きはとても繊細で、見ていないと気づかないほどだった。

でも、確かにそこにあった。

「こういうの、いいなって思うんです」

彼女は少し笑った。

「強くなくても、ちゃんと伝わるものってあるんだなって」

私は何も言えずに、その言葉を聞いていた。

自分の言葉は、いつも強すぎたのかもしれない。

相手に届く前に、ぶつかってしまうような、そんな言葉だったのかもしれない。

「また、咲くころに来てみてください」

彼女はそう言って、軽く会釈をした。

「満開になると、もっときれいですよ」

そう言って、ゆっくりと公園を出ていった。

私はしばらく、その場に残った。

風がまた吹いた。

トサミズキの花が揺れる。

小さく、静かに。

それでも確かにそこにある存在。

私はポケットからスマートフォンを取り出した。

画面を開いて、少しだけ迷った。

それから、短いメッセージを打った。

「この前は、言い方きつくてごめん」

送信ボタンを押すと、胸の奥にあった固いものが、少しだけほどけた気がした。

すぐに返事は来なかった。

でも、それでよかった。

大切なのは、たぶん、強く言うことじゃない。

ちゃんと伝わるように、言葉を選ぶこと。

トサミズキのように、
静かで、やわらかく、それでも確かに届く形で。

春の光は、少しだけ強くなっていた。

淡い黄色の花たちは、その中で静かに揺れている。

控えめで、上品で、穏やかな美しさ。

それは、誰かに誇るためのものではなく、
ただそこにあることで、周りをやさしくするような美しさだった。

私はもう一度、その花を見上げた。

そして、ほんの少しだけ、

自分も変われるかもしれないと思った。

点字ブロックの日

3月18日は点字ブロックの日です

3月18日は点字ブロックの日

2010年、「自助自立と相互扶助」の理念を基本に設立された岡山県視覚障害者協会(社会福祉法人)が記念日として制定しました。正式名、視覚障害者誘導用ブロックが岡山県立岡山盲学校近くにある原尾島交差点に世界で初めて敷設されたのが1967年3月18日だったということです。

世界で一番に点字ブロックが登場

点字ブロック

点字ブロックは、三宅精一(1926~1982)さんが考案され、1967年に岡山市内に世界で初めて登場しました。 この点字ブロックは日本が初であり、1967年3月18日に岡山県立盲学校近くの国道2号線の横断部分を示す歩道側に、三宅氏が寄贈した230枚が敷設されました。 そしてその年、京都や大阪、翌年には東京にも敷設されています。

点字ブロックが作られたきっかけ

階段を知らせる点字ブロック

点字ブロックを発案したきっかけは、彼の友人である岩橋英行さんが、視力が低下により歩行が困難と知り、なんとか助けたいと思ったことからだそうです。そしてその時、岩橋英行さんが「突起物ならわかる」と言ったことをヒントにしたとのことです。

点字ブロックは視覚障がい者の大切な情報源

スロープを知らせる点字ブロック

健常者の方は、次のことに注意が必要です。1つ目は、点字ブロック上に自転車や車を止めたり、物を置かないということ。そして、次ぎにブロック上で立ち話などをしないするということです。中でも最も危険なのは自転車で、白杖がからまったり、車体が倒れてきたりして怪我をしてしまいます。

音の出る信号機やバリアフリー化も重要

視覚障害者用付加装置

音が出る信号機の正式名称「視覚障害者用付加装置」も、やはり視覚障がい者が、信号が変わったことを音で知らせるものです。最近は、何種類もあると障がい者が混乱するため、警察庁は1975年に曲のメロディーを「通りゃんせ」「故郷の空」と「カッコー」「ピヨピヨ」という鳥の鳴き声のような音が一定間隔で出る擬音式2種類に統一しています。また今後も、徐々にで良いですが、横断歩道以外も車いすの方や私たちのような杖が必要な人が安全に通行できるように段差を小さくして欲しいと思います。


「点字ブロックの日」に関するツイート集

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