9月29日の誕生花「リンゴ」

「リンゴ」

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基本情報

  • 学名Malus pumila
  • 科属:バラ科リンゴ属
  • 原産地:中央アジアの山岳地帯
  • 開花期:4〜5月頃(白〜淡紅色の花を咲かせる)
  • 結実期:秋(9〜11月に収穫が多い)
  • 特徴:世界中で栽培される果樹のひとつで、数千種類の品種がある。生食だけでなく、ジュース・ジャム・アップルパイなど加工品としても広く利用される。

リンゴについて

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特徴

  1. 春の花
    りんごの花は白を基調に淡いピンクが入り、桜にも似た可憐な姿を見せる。果樹園では一斉に咲き誇る様子がとても美しい。
  2. 実の象徴性
    赤く熟した実は「豊穣」「愛」「美」などを象徴してきた。旧約聖書に登場する「禁断の果実」としても有名。
  3. 長い保存性と親しみやすさ
    秋に収穫した実を冬まで保存でき、古代から人々にとって大切な栄養源だった。

花言葉:「選ばれた恋」

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由来

リンゴの花言葉はいくつかありますが、その中で「選ばれた恋」という言葉には以下のような背景があります。

  1. 神話とのつながり
    ギリシャ神話の「パリスの審判」では、女神たちの中で最も美しい者に贈られる「黄金のリンゴ」が登場する。
    → 「ただ一人を選ぶ果実」というイメージが、恋愛における「選ばれた存在」と重ねられた。
  2. 実の希少性・特別感
    熟したリンゴの実は、たわわに実っていても一つひとつが特別な輝きを持ち、収穫されるその瞬間まで大切に育てられる。
    → 「数ある中から選び抜かれる=特別な恋」という連想が生まれた。
  3. 結婚の象徴としての歴史
    ヨーロッパではリンゴは「愛と結婚の象徴」とされ、花嫁にリンゴを贈る習慣もあった。
    → この文化が「選ばれた恋」「永遠の愛」といった花言葉につながった。

「黄金の果実に誓う」

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春の果樹園は、やわらかな風に揺れる白い花で満ちていた。
 大学を卒業したばかりの美咲は、祖父母が営むリンゴ園に戻っていた。幼いころから遊び場のように親しんできた場所だが、今は広大な土地と樹々の世話が自分に引き継がれるのだと思うと、胸の奥に重みを感じた。

 「手伝いに来たぞ」
 声をかけてきたのは幼なじみの悠斗だった。都会で働いていたはずの彼が突然帰郷してきたのは、つい数日前のこと。美咲は驚きながらも、彼の存在にどこか安堵していた。

 花の間を歩きながら、悠斗はふと空を見上げて言った。
 「リンゴの花ってさ、桜に似てるけど、もっと控えめだよな。だけど、実になったときは誰もが欲しがる」
 美咲は笑って頷いた。
 「そうね。数ある中から、一番きれいで甘そうな実を選ぶでしょう? それってちょっと……残酷かもしれない」

 彼女の言葉に、悠斗はじっと美咲を見つめた。
 「でもさ、選ばれるってことは、それだけ特別ってことだろ。俺は……ずっと選ばれたいと思ってた」

Peter HによるPixabayからの画像

 唐突な告白に、美咲の心臓が跳ねた。悠斗とは一緒に育ち、気づけば互いに別々の道を歩んでいた。都会で暮らす彼が遠い存在になったと感じたこともあった。だが今、目の前にいる悠斗の瞳は、真剣に自分を射抜いていた。

 「……どうして、今なの?」
 美咲は小さな声で問いかけた。

 悠斗は一歩近づき、リンゴの花をひと枝手折った。
 「ギリシャ神話にさ、黄金のリンゴをめぐって女神たちが争った話があるだろ? 結局、パリスはただ一人を選んだ。俺にとっての黄金のリンゴは、美咲、お前なんだ」

 彼が差し出した花は、白い花びらにうっすらと桃色が混じり、春の陽を受けて輝いていた。
 美咲の胸の奥で、幼いころから眠っていた感情が目を覚ます。選ばれることへの戸惑いよりも、選んでくれたことへの喜びがあふれてきた。

 「……私もね、ずっとあなたに選ばれたかったの」

 その一言に、悠斗の表情がほどけた。花びらが舞う中、二人はそっと唇を重ねる。

 その瞬間、美咲は理解した。
 リンゴの花が「選ばれた恋」という花言葉を持つのは、単なる神話の名残や文化の象徴ではない。人は誰も、無数の出会いの中からただ一人を選び、そして選ばれる。その奇跡こそが恋なのだ。

 秋になれば、この花々は真っ赤な実を結ぶだろう。美咲と悠斗の恋もまた、季節を越えて実りを迎えるに違いない。

日中国交正常化の日

9月29日は日中国交正常化の日です

日中国交回復

1972年のこの日、「日中共同声明」の調印式が北京で行われました。日本の田中角栄と中国の周恩来両首相が署名しています。そして、この調印式により日本と中国が国交を正式に結びました。

日中共同声明の調印式

田中政権と日中国交回復

日本の閣総理大臣田中角栄は、中国の国務院総理周恩来の招きで、1972年9月25日から9月30日までの間、中華人民共和国を訪問しています。田中総理大臣に随行したのは、「大平正芳外務大臣」、「二階堂進内閣官房長官」と他の政府職員でした。また、中国の毛沢東主席は9月27日に田中角栄総理大臣と会見しています。

日中関係の歴史

パンダの写真

日本と中国は、1972年9月に歴史的な国交樹立を達成することで、日中関係は正常な国家関係を形成しています。そして、外交や経済、文化等の各分野の交流が進展し、現在の日中関係は重要な国際関係になっています。国交樹立当時の日本では、中国ブームが起こり、「同文同種」という親近感もあったということで、中国という巨大で深遠な存在を、とかく安易に考える風潮がありました。

アジアでの宿命的な関係性

日中の国旗

日中両民族は、歴史的または民族的にも「同文同種」でありますが、今の日中両民族はお互い異質であり、両国の社会的環境は全く異なったものになっています。こうなると、日本と中国は、アジアでの宿命的な関係性であり、歴史や文化、民族的にも、さらには地理的にもそれぞれ互いの摩擦が起こりやすい独特な関係です。

日中両国の国交正常化に合意

日中国交正常化

「田中総理」「大平外務大臣」と「周恩来総理」「姫鵬外交部長」は、日中間の国交正常化問題をはじめ、両国の諸問題など双方が関心を持っている各々の問題について、友好的な雰囲気の中、真剣かつ率直に意見を交換しています。そして、次の両政府の共同声明に合意しました。

尖閣などの問題もありますが

中国残留孤児らが北京大学で演劇

日本と中国は、現在も尖閣諸島(南西諸島西端に位置する魚釣島・北小島・南小島・久場島・大正島・沖ノ北岩・沖ノ南岩・飛瀬などから成る島々の総称)など領海の問題(中国は、尖閣諸島周辺で石油埋蔵の可能性が指摘された1970年代以降、尖閣諸島は古くから中国の領土であると主張)を抱えています。今後は、毎年この日をきっかけこの問題を解決に向けて互いに議論し合い、友好的な関係を徐々に築き上げていけることを願います。


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9月28日、10月16日の誕生花「シオン」

「シオン」

基本情報

  • 和名:シオン(紫苑)
  • 学名Aster tataricus
  • 英名:Tatarian aster
  • 科属:キク科・シオン属
  • 原産地:日本、東アジア
  • 開花期:9月~10月
  • 草丈:1~2mほどに育つ多年草
  • 利用:観賞用だけでなく、根は生薬(紫苑:しおん)として咳止め・去痰薬に使われる。

シオンについて

特徴

  • 花の姿:淡い紫色の舌状花と、黄色の筒状花を持つ、菊に似た花を咲かせる。花は直径3~4cmほどで、茎の先端に多数つく。
  • :長楕円形で厚みがあり、下部の葉は大きく、上に行くほど小さくなる。
  • 草姿:まっすぐに高く伸びる茎の先に、群れ咲くように花をつける。すっきりとした立ち姿だが、風に揺れると少し儚げに見える。
  • 性質:丈夫で育てやすく、日当たりと水はけの良い場所を好む。切り花にしても長持ちする。

花言葉:「ためらい」

由来

  • 紫苑の花は、満開になってもどこか控えめで、はっきりと開ききらない印象を与える。その遠慮がちな咲き方から、「ためらい」という花言葉がつけられた。
  • また、花びらは繊細に細く広がるが、重なり合って揺れる姿が、思いを伝えたいのに口にできずに揺らぐ心を連想させる。
  • 日本では古くから和歌や物語にも登場し、**「言い出せない恋心」や「控えめな心情」**の象徴として描かれてきたことも、この花言葉に重なっている。

「紫苑のためらい」

夏の名残をひきずる風が、山裾の道を渡っていく。
 紗英は祖母の古い家の庭に立ち、揺れる紫苑の群れを見つめていた。

 ――どうして、こんなときに。

 胸の奥がざわつく。幼なじみの翔が来月、遠い街へ引っ越すことを知ったのは昨日のことだった。
 別れの言葉を口にすべきなのに、会えば笑ってしまい、肝心な想いは喉の奥で渦を巻くばかり。

 紫苑は満開に咲いているはずなのに、どこか控えめで、花弁を広げきらない。淡い紫が幾重にも重なり合い、風に吹かれて小さく揺れている。その姿が、紗英には自分の心そのもののように映った。

 「ためらい……」

 思わず声に出す。かつて祖母が教えてくれた花言葉が蘇る。
 ――この花は、思いを伝えたいのに言えない心を映すんだよ。

 紫苑の群れの向こう、木戸を押して翔が入ってきた。白いシャツに汗がにじんでいる。
 「おばさんから栗もらった。ほら」
 差し出された袋を受け取りながら、紗英は視線を合わせられない。口を開けば、涙が零れてしまいそうだった。

 庭の端で、翔も紫苑を見ていた。
 「小さい頃さ、この花の蜜を吸おうとして、蜂に追いかけられたの覚えてる?」
 「……覚えてるよ」
 思わず笑ってしまい、二人の間にやわらかな空気が流れる。けれどその優しさが、かえって紗英を苦しめた。

 伝えなきゃ。
 でも――。

 風に揺れる紫苑の花弁が、彼女の心を映すように震えていた。

 翔は、まるで心を見透かすように静かに言った。
 「紗英、俺……ずっと言えなかったことがある」
 驚いて顔を上げると、彼の目が真っ直ぐにこちらを射抜いていた。
 「離れても、おまえのこと忘れない。ずっと、大事な人だから」

 胸が熱くなった。言葉は喉で絡まり、涙で視界が滲む。紫苑の花が揺れて、空気そのものがやさしく震えているようだった。

 「……私も」
 ためらいながら、それでも声を絞り出す。
 「私も、同じ気持ち。ずっと言えなかったけど」

 翔は少し驚いたように、そして安堵したように笑った。ふたりの間を吹き抜ける風が、紫苑の群れを大きく揺らした。

 言えなかった想いは、花に重ねて咲き続けていた。
 ためらいの果てにようやく零れ落ちた言葉は、紫苑の紫のように淡く、けれど確かな色を持って、二人の心を結んでいった。

パソコン記念日

9月28日はパソコン記念日です

9月28日はパソコン記念日

1979年9月28日は、NEC(日本電気)がパーソナルコンピュータPC-8001(PC-8000シリーズ)を発売した日です。この日からパソコンブームになったそうです。

PC8001のスペックは?

パソコン

この日発売されたPC8001は、CPUが「μPD780」「メモリ16KB」で、N80 BASIC をROM上に搭載しています。当時の販売価格は16万8000円で、「カセット」「フロッピー」「ディスプレイ」「プリンタ」の接続可能でした。当時は、16KBでも広大すぎると思われるくらいの巨大メモリでした。

最上位のPC8801が生き残る

PC98シリーズ

PC8001が売れたことから、このプロジェクトではラインナップを広げ、下から「PC2001」から「 PC6001」、「PC8001」「PC8201」そして、最上位の「PC8801 」と展開します。その後、最終的に最上位の「PC8801 」の系統のみが生き残っています。

PC98シリーズの登場

昔懐かしいNECのCM

PC88系統が、ザイログ社Z80系CPUにBASICの搭載に対し、1982年に発売のPC9801は インテル社 8086 に MSDOS という環境で提供されています。PC98シリーズは後、 8086互換CPUのNEC製V30 を搭載しましたが、その後再び 「80286」などを搭載してインテル製のCPUに回帰しています。

今やパソコンは一家に1台

一家に1台PC時代

私がパソコンに出会ったのは、工業高校の授業でした。PCは、PC98シリーズでbasicの勉強からプログラミングによって工業機械を動かす勉強をしました。当時は、授業といっても数台しかなくて交代で使っていました。それが今やどこの家庭にもノートPCやタブレットは、ほとんど所有しています。しかも、スマートフォンがPCの役割を果たし、今後どこまで進化していくのか想像がつかず、今後の進化が楽しみです。


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世界観光の日

9月27日は世界観光の日です

9月27日は世界観光の日

国際デーの一つで、1979年9月にスペインのトレモリノス市で開催された世界観光機関の総会にて、翌年の1980年から「世界観光の日」を制定することが決議されました。この日付は、世界観光機関憲章が採択されたことで、世界観光における重要な節目になった1970年9月27日を記念日としたものです。

日本での取り組みは?

日本の観光 鳥居

世界観光の日は、各国で観光を推進するための活動が行われています。一方日本では、官民が一丸となり、「観光立国」の実現に向けて取り組んでいます。1943年には観光立国推進基本法が制定され、1945年10月1日には国土交通省の外局として観光庁が設立されています。

2030年までには観光客3,000万人超を目指す

世界観光 カラフルな建物

1950年に閣議決定された日本再興戦略は、「本年の訪日外国人旅行者数1,000万人を達成、さらに2,000万人を目指して、2030年までには、3,000万人を超えることを目指す」という目標が定められだそうです。

新型コロナ終息後は再始動

世界観光の活動

世界観光を広げようとする中、2020年から2022年に及び世界中に広がっている新型コロナ感染防止により、渡航禁止令が発動されるなど、この働きかけに水を差す形になりました。しかし、この活動はお互いを知るという事でも世界平和と繋がる重要なコミュニケーション取る機会でもあります。また新型コロナウイルス感染症は、ワクチンや治療薬の活用により終息を目指しています。きっと、今まで以上に観光が楽しめる日が来る事でしょう。


「世界観光の日」に関するツイート集

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9月27日の誕生花「トレニア」

「トレニア」

基本情報

  • 和名:ナツスミレ(夏菫)、ハナウリクサ(花瓜草)
  • 学名Torenia fournieri
  • 科属:アゼナ科(ゴマノハグサ科と分類されることもある)・ツルウリクサ属
  • 原産地:アジア、アフリカ
  • 開花期:4月~11月(夏から秋にかけて長く咲く)
  • 草丈:15~30cmほど
  • 園芸での扱い:一年草として扱われるのが一般的。暑さに強く、半日陰でも育つため、夏の花壇やハンギングバスケットで人気。

トレニアについて

特徴

  • 花の形:小さなスミレに似た花を咲かせることから「夏スミレ」と呼ばれる。筒状の花が横向きに咲き、唇形の花弁が愛らしい。
  • 花色:紫、青、白、ピンク、黄色など多彩で、花の中心部が濃い色になるものが多い。
  • 茎と葉:茎はこんもりと茂み、葉は先がとがった卵形でやや明るい緑色。
  • 性質:暑さに比較的強いが、直射日光よりも明るい日陰を好む。乾燥には弱いのでこまめな水やりが必要。

花言葉:「ひらめき」

由来

  • トレニアの花は、口を開いて語りかけているような形をしており、そのユニークさが「ふとした直感」や「思いつき」を連想させる。
  • 一輪の花の中で、鮮やかなコントラストが光る(紫に黄色、白に青など)、その瞬発的な鮮やかさが「ひらめき」の象徴とされた。
  • また、夏の強い日差しの中でも次々と咲き続ける様子は、まるで尽きないアイデアが湧き出るように見えるため、「ひらめき」という花言葉が与えられたといわれる。

「トレニアのひらめき」

夏の陽射しは、街を白く塗りつぶすほどに強烈だった。
 大学生の美咲は、図書館での勉強に行き詰まり、重たい参考書を抱えたまま裏庭へと足を運んだ。そこには、小さな花壇があり、毎年学生ボランティアが季節の草花を植えている。

 ベンチに腰を下ろした彼女の目に飛び込んできたのは、紫と黄色、白と青が鮮やかに入り混じった可憐な花。小さな口を開けて語りかけるように咲いているそれを見て、美咲は思わず足を止めた。

 ――トレニア。
 札に書かれた名前を口にすると、不思議と心が軽くなる気がした。

 卒論のテーマに悩んでいた。教授からは「君らしい切り口を探しなさい」と言われたが、考えれば考えるほど空回りし、ノートは白紙のままだ。焦燥と不安で胸がいっぱいになり、ただ時間だけが過ぎていく。

 そんなとき、ふとした風に揺れたトレニアの群れが、太陽を浴びてきらりと光った。花弁の奥に潜む黄色が一瞬だけ輝き、まるで「今だよ」と合図するようだった。

 ――あ、そうか。

 電流が走ったように、心の奥で言葉が結びついた。
 トレニアは夏の強い日差しの中でも次々に花をつける。限界を知らず、ひとつ枯れてもすぐに次の花が咲く。まるで泉から絶え間なく水が湧き出るように。

 その姿は、まさに「ひらめき」そのものだ。

 彼女は急いでノートを開き、ペンを走らせた。アイデアが湧き上がり、次から次へと言葉が形を取っていく。止まっていた時計が、突然動き出したかのようだった。

 気づけば、汗が額をつたっていた。だが心は爽快で、息をするのも忘れるほどに夢中になっていた。

 「……ありがとう」

 小さく呟いて、もう一度花壇を見やる。トレニアの花は変わらず口を開け、まるで彼女の言葉に応えるかのように揺れていた。

 数週間後、美咲は教授に新しい研究テーマを自信満々に提出した。教授は驚いたように目を細め、「これは面白い視点だね」と笑った。
 心のどこかで、あの小さな花が背中を押してくれたのだと、美咲は思った。

 夏が過ぎ、花壇のトレニアもやがて姿を消す。けれど、美咲の胸にはあの日の鮮やかな輝きが、いつまでも残っていた。

 ――ひらめきは、どんなに暑い夏の中でも生まれる。
 そのことを、彼女は決して忘れないだろう。

9月26日、29日の誕生花「ポーチュラカ」

「ポーチュラカ」

基本情報

  • 分類:スベリヒユ科スベリヒユ属
  • 原産地:南北アメリカを中心に熱帯~温帯に広く分布
  • 学名Portulaca
  • 和名:ハナスベリヒユ(花滑莧)
  • 開花期:初夏~秋(5月~10月頃)
  • 草丈:10~20cmほどの這うように広がる多年草(日本では冬越しが難しいため一年草扱いが多い)

ポーチュラカについて

特徴

  1. 太陽に咲く花
    日当たりが良いときにだけパッと花を開き、曇りや夕方には閉じてしまいます。まるで太陽と遊ぶように咲く姿が魅力的です。
  2. 多彩な花色
    赤・ピンク・オレンジ・黄色・白などカラフルで鮮やかな花色が揃い、夏の庭や花壇を明るく彩ります。
  3. 乾燥に強い
    多肉質の葉や茎に水分を蓄える性質を持ち、真夏の直射日光にも耐える強健さがあります。
  4. 地を覆うように広がる
    横に這うように茎を伸ばすため、グランドカバーや鉢植え、ハンギングにも向いています。

花言葉:「無邪気」

由来

ポーチュラカに「無邪気」という花言葉が与えられた背景には、以下のような特徴が関わっています。

  • 太陽の下でだけ咲く素直さ
    日が出ると元気いっぱいに花を開き、光がなくなるとしおんと閉じる。その単純で飾らない性質が「子どものような無邪気さ」を連想させました。
  • 明るく元気な花姿
    鮮やかなビタミンカラーの花は見ているだけで元気を与えてくれる存在。その天真爛漫な雰囲気が「無邪気」に重ねられています。
  • 長く咲き続ける健気さ
    夏の間じゅう、毎日新しい花を次々と咲かせ続ける姿は、純粋な喜びや遊び心を感じさせます。

→ つまり、「太陽とともに笑顔を見せる子どものような花」であることが、花言葉「無邪気」の由来になっています。


「太陽と笑う花」

真夏の午後、商店街の片隅にある小さな花屋の店先に、色とりどりの花が並んでいた。真紅、オレンジ、黄色、ピンク――まるで夏の太陽の光をそのまま吸い込んで輝いているかのような花。それが、ポーチュラカだった。

 「おばあちゃん、この花、なんでいつもニコニコしてるの?」
 小学二年生の結衣が、祖母の花屋でしゃがみ込み、鉢植えのポーチュラカを覗き込む。

 祖母は柔らかく笑った。
 「この花はね、太陽が大好きなの。日が出ると元気いっぱいに咲いて、暗くなると眠るのよ。素直で無邪気な子どもみたいでしょう?」

 結衣はその言葉を聞いて、はっとした。
 ――自分みたい。
 思ったことがそのまま顔に出てしまうし、学校でも笑ったり泣いたりが多い自分。先生に「もう少し落ち着きなさい」と注意されることもしばしばだった。

 「ねえ、おばあちゃん。この花の名前、なんていうの?」
 「ポーチュラカ。花言葉は『無邪気』っていうのよ」

 無邪気。
 その響きは、結衣にとって初めて知る魔法のような言葉だった。

 翌日も、結衣は花屋にやってきた。ポーチュラカの花をじっと眺めると、昨日と同じように、太陽の下で元気いっぱいに咲いている。
 けれど夕方になると、不思議なほどすぐに花が閉じてしまう。
 「なんで閉じちゃうの? もっと咲いてればいいのに」
 思わずつぶやくと、祖母が鉢を撫でながら答えた。
 「それが、この子たちの素直さなの。日が沈んだら眠る、また明日笑顔で会うためにね」

 結衣は考え込んだ。
 ――私も、この花みたいでいいのかな。
 周りから「子どもっぽい」と言われる自分を、少し恥ずかしく思っていた。けれどポーチュラカは、それを堂々と太陽に向かって咲いている。

 やがて夏休みの工作の宿題に、結衣は「ポーチュラカ日記」をつけることにした。
 毎日、花が咲いた時間や閉じた時間、色の違い、気づいたことを丁寧に書き込む。
 そこには次第に、自分の気持ちも書かれるようになった。

 「今日、友達に泣き虫って言われた。でも、ポーチュラカは泣かない代わりに夜になると眠る。私も泣いた分だけ笑えばいいんだと思った」

 「明日は運動会。緊張してるけど、ポーチュラカみたいに太陽を見たら元気になるって信じてる」

 祖母は日記をこっそり覗き、目を細めた。結衣の心が、花と一緒に少しずつ育っていくのを感じていた。

 夏が終わる頃、結衣は大きな声で発表した。
 「ポーチュラカの花言葉は『無邪気』です。太陽の下でだけ咲く素直さ、元気でカラフルな花姿、そして夏の間ずっと咲き続ける健気さから生まれた言葉です。私は、無邪気って恥ずかしいことじゃなくて、大事な宝物だと思いました」

 クラスメイトたちは拍手を送った。結衣の頬は赤く染まっていたが、その瞳はポーチュラカの花のように明るく輝いていた。

 帰り道、祖母が優しく言った。
 「ね、結衣。無邪気でいることは、何よりも大切なのよ。太陽とともに笑う花みたいに、ね」

 結衣は祖母の手をぎゅっと握りしめ、心の中で決めた。
 ――これからも、私はポーチュラカのように笑っていこう。

 夏空に浮かぶ入道雲の下で、ポーチュラカが今日も無邪気に咲いていた。

核兵器の全面的廃絶のための国際デー

9月26日は核兵器の全面的廃絶のための国際デー

核兵器の全面的廃絶のための国際デー

2013年12月、国連総会でこの日を記念日として、制定しています。核兵器が人類に対する脅威と、核兵器の全面的廃絶の必要性の認識を高めて教育、普及、促進させていくとが目的です。

石川医師の会など、反核医師の声

反核医師の声

石川反核医師の会は、人間の健康と生命を守る医師のヒューマニズムにもとづき、核戦争防止、核兵器廃絶のためのさまざまな活動を行っています。

石川反核医師の会

核戦争を防止する石川医師の会は、2010年より毎年、国連の核兵器国際行動デーに記念講演会や映画会を開催しています。この講演会には国際連合広報センター、非核を政府に求める石川の会などの団体、報道機関等が活動しています。「第一九回核戦争に反対し、核兵器廃絶を求める医師・医学者のつどい」が、2009年11月22~23日に石川県金沢市で開催されました。

1日目は、ジャーナリストの堤 未果さんと郷地秀夫医師(兵庫・東神戸診療所長)の講演があり、全体会では医学生が「学生部会」の発足を紹介。そして2日目は、市民公開のシンポ ジウムが行われています。この2日間で医師や医学者など99名、医学生が50名、42都道府県から市民329名などが過去最多の572人が参加したそうです。

核実験に反対する国際デー

核兵器を反対する人びと

2009年、12月の国連総会では8月29日もまた「核実験に反対する国際デー」に制定し、人々の意識をさらに高めることが、目的とされています。そして、核兵器を削減や撤廃への関心を高めるために、この国際的な記念日が制定されています。「核実験に反対する国際デー」は、カザフスタンに設置されていた旧ソ連最大のセミパラチンスク核実験場が、1991年に閉鎖されたことを記念して設けられたものです。

セミパラチンスク核実験場

当時、カザフスタンの都市である「セミパラチンスク」では450回を超える実験が行われていました。数十年が経過した現在でも、放射能にさらされたことが原因で先天的な欠損を持って生まれた子供が、未だに複数の手術をしているなど多大な影響を受けています。

核兵器など無意識だと思える日は来るのか

無意味な核競争

広島の原爆投下から70年経った今でも、まだ核実験やミサイル実験が世界各国で行われています。核兵器の悲惨な犠牲者出るとが分かっていても、また自分自身も滅びると分かっていても、開発は進みます。他国のことをよく知らないがために「恐怖心」を解き放つ手段として、それを越えるものを開発して抑止力として身を守ろうとします。

一人でも多くの人たちが、互いの国や地域のことをよく理解し一つのチームになれば、この行動の無意味さに気づくでしょう。そして世界中の国や地域が武装解除し、自国をも滅ぼすために大切な財政の無駄遣いが無くなると私は信じています。


「核兵器の全面的廃絶のための国際デー」に関するツイート集

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9月25日の誕生花「ハゲイトウ」

「ハゲイトウ」

基本情報

  • 和名:ハゲイトウ(葉鶏頭)
  • 学名Amaranthus tricolor
  • 科名:ヒユ科(Amaranthaceae)
  • 属名:アマランサス属(Amaranthus
  • 原産地:熱帯アジア(インド、東南アジアなど)
  • 草丈:30〜100cmほど
  • 開花期:8月〜10月(観賞されるのは主に葉の色)

ハゲイトウについて

特徴

  • 葉の美しさが主役
    ハゲイトウは花よりも葉が観賞対象になります。赤・黄・緑など鮮やかな色が混じり合い、まるで燃える炎のように見えるのが特徴です。
  • 「葉鶏頭」の由来
    同じヒユ科であるケイトウ(鶏頭)に似た鮮やかさを、花ではなく葉で見せることから「葉鶏頭」と呼ばれます。
  • 丈夫で育てやすい
    暑さや乾燥に強く、夏花壇や鑑賞用に重宝されます。草丈が高い種類から矮性の品種まで多様。
  • 食用・薬用の一面も
    アマランサス属の仲間は、穀物として食用にされる「スーパーフード」のアマランサス(雑穀)を含みます。葉も食用になる種類があります。

花言葉:「不老不死」

由来

ハゲイトウを含むアマランサス属は、**古代から「枯れない花」**として伝説的に語られてきました。

  1. ギリシャ神話との関わり
    「アマランサス(Amaranthus)」という属名は、ギリシャ語の amarantos(しおれない、色褪せない)に由来します。
    → つまり「永遠に枯れない花」と考えられた。
  2. 葉の色が長く続く
    花は目立たないものの、鮮烈な葉色は夏から秋まで長く保たれ、まるで不滅の炎のように見えます。
    → そこから「不老不死」という象徴的な意味を帯びた。
  3. 生命力の強さ
    暑さや乾燥にも負けず、強い日差しの中でも葉色を鮮やかに保ち続ける姿が、永遠性や生命力の象徴と結びつけられた。

「枯れない炎」

夏の終わり、商店街のはずれにある古い花屋に立ち寄った。扉を開けると、乾いた風に混じって、どこか鉄のような匂いが漂ってきた。
 店の奥に並んだ鉢の中で、ひときわ目を引いたのは赤と黄、そして深い緑が入り混じった葉。まるで燃え盛る炎をそのまま閉じ込めたような姿だった。

「それはハゲイトウだよ」
 声をかけてきたのは、腰の曲がった花屋の老人だった。白髪の下からのぞく瞳は、不思議な光を宿している。

「ハゲイトウ……?」
「葉鶏頭とも呼ばれる。鶏頭に似てるが、花じゃなくて葉を観賞するんだ。色が長く続くのが特徴でな。古くから“不老不死”の象徴とされてきた」

 不老不死。あまりにも大げさで、どこかおとぎ話めいている。だが、その葉の鮮やかさは確かに尋常ではなかった。燃えるような赤は、秋風にも色あせる気配を見せない。

 私は一鉢を手に取った。老人は少し笑って、「大事にしなさいよ」とだけ言った。

 部屋に持ち帰ったハゲイトウは、窓際に置くとさらに存在感を増した。朝日を浴びると黄金の炎のように輝き、夕暮れには深紅の余韻を残した。
 不思議なことに、それを眺めていると、時間の流れが緩やかになる気がした。

 私は、つい亡くなった祖母のことを思い出した。病床で「生きることは、燃えることと同じだよ」と笑っていた顔。祖母の枕元には、いつも色鮮やかな花が飾られていた。だが最後の日だけは、花瓶の中は空っぽだった。

 ――もしあのとき、このハゲイトウがあれば。

 そんな考えが胸をよぎり、私は自分で可笑しくなった。花一つで人の命を永らえさせることなどできるはずもない。

 それから数週間。秋風が冷たさを増しても、ハゲイトウの葉はなお鮮烈に燃えていた。近所の木々が色褪せ、散り落ちても、窓辺の鉢だけは夏の熱を抱えたままだ。

 ある晩、私は夢を見た。祖母が縁側に座り、ハゲイトウを指差して言う。
「これはね、命の形そのものなんだよ。枯れない花なんてないけれど、人が誰かを思う心は、枯れない。だから“不老不死”なんだよ」

 夢から覚めると、胸の奥に温かい火がともっていた。祖母の声が確かに残っている。

 冬が来て、ハゲイトウの葉もようやく色を失った。だが私は不思議と寂しくなかった。あの炎は、もう外にはなくても、私の中で燃え続けているからだ。

 “枯れない花”という伝説は、きっと誇張だろう。だが、確かに枯れないものがある。
 それは、誰かを思い続ける心。過ぎ去った命を抱きしめる記憶。そしてその記憶を未来へと渡そうとする意志。

 窓辺の鉢は、いまはただ静かな影となっている。けれど、私の胸の奥では、あの日見た燃える葉の色が絶えることなく揺らめき続けていた。

スターリングシルバーの日

9月25日はスターリングシルバーの日です

スターリングシルバー指輪

1880年、東京の銀座に本社があり日本初の銀製品専門店の株式会社宮本商行が制定しています。この日に決まったのは、「スターリングシルバー」の純度1000分の925で、そこから「925」の数字をもらって9月25日としたものです。

スターリングシルバーとは?

スターリングシルバーイヤリング

アクセサリーは、一般的に他の金属が混ざっている合金がほとんどです。このシルバーも、純度が高いほど柔らかくて、傷がつきやすくかなり、変形しやすい特徴があるそうです。そのため、他の金属を混ぜて硬くし、アクセサリーなどに加工しやすくしています。銀は、含有率により、色々な種類があって、純銀92.5%、銅7.5%を混ぜたものを「SV925」といい、これを「スターリングシルバー」と呼ばれます。

スターリングシルバーの特徴

スターリングシルバー製品

スターリングシルバーを金属の性質としてみた時に、このシルバーは時効硬化型の合金です。加工する時に加熱によって柔らかくしても、冷やすと硬くなるため、使い勝手の良い合金です。実際、このシルバーの硬度を上げるために時効硬化処理を行います。

時効硬化処理

スターリングシルバー食器

作業工程で、まず最初に加熱した後、水中で急冷する溶体化処理を行います。これによって硬度が60から70 HV程度になります。この状態が変形させやすい柔らかさであり、この時にジュエリー等に加工を始めます。その後、加熱した後に放置します。温度や時間により、得られる硬度は変化します。このスターリングシルバー(Ag925)は、150 HVまで硬度を上げるこができます。一般的には、最終段階で100から120 HV前後の硬さに調質されることが多い合金だそうです。

シルバーは手入れが大事

スターリングシルバー製品

光沢があって手触りの良いシルバーの製品は、男女問わず最も使用される金属だと思います。しかし、使わないで放置していると黒く変色してしまうようです。毎日使っている人は、洋服などに接触して磨かれるので綺麗ですが、しまっていると変色してしまうということです。専用の薬剤やクロスなどで長持ちさせましょう。


「スターリングシルバーの日」に関するツイート集

2025年の投稿

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