7月28日、8月23日の誕生花「オシロイバナ」

「オシロイバナ」

基本情報

  • 和名:オシロイバナ(白粉花)
  • 学名Mirabilis jalapa
  • 英名:Four o’clock flower / Marvel of Peru
  • 科名:オシロイバナ科
  • 原産地:ペルーなど熱帯アメリカ
  • 花期:夏(6月~10月)
  • 草丈:50~100cmほど
  • 分類:多年草(日本では一年草扱い)

オシロイバナについて

特徴

  • 夕方に咲く花
     昼間は閉じており、夕方から夜にかけて咲くのが特徴的です(名前の由来の一因にもなっています)。
  • 豊富な花色と模様
     赤、黄、白、ピンク、斑入りなど色のバリエーションが豊かで、同じ株に複数色の花が咲くこともあります。
  • 芳香性がある
     夕方になると、甘くほのかな香りを放ち、夜間に活動する蛾などを引き寄せます。
  • 種に白粉のような粉
     黒い種の中に白い粉状の胚乳が含まれており、これが和名「白粉花(おしろいばな)」の由来です。
  • 丈夫で繁殖力が強い
     日本では放っておいても種がこぼれて自然に増えるほどで、庭先や道端でもよく見かけます。

花言葉:「内気」

オシロイバナの花言葉のひとつに 「内気(Shyness)」 があります。
この言葉は、植物の性質や咲き方に深く関係しています。

● 夕暮れにだけ咲く「控えめな姿」

日中の明るい時間を避け、人目を避けるように夕方からひっそりと咲くことが、「内気」や「恥ずかしがり屋」のような性格を連想させます。まるで、人前に出ることをためらっているかのように、日没後にそっと花を開くその様子が、内気な心を象徴しているのです。

● 儚く静かな美しさ

咲いている時間も比較的短く、翌朝にはしぼんでしまうことが多いため、その儚く目立たない咲き方も、「自己主張しない性格」や「控えめな美しさ」の象徴とされました。


「夕暮れにだけ咲く」

陽が沈む少し前、古い町の裏通りにある小さな庭で、彼女はいつものように静かに水をやっていた。

 この家には、誰も足を踏み入れない庭がある。表通りからは見えないその場所に、夕方になると花を咲かせる植物がいくつか育っていた。とりわけ一角に群れて咲くオシロイバナは、夕暮れの風にそっと揺れながら、その姿をほんのひとときだけ現す。

「咲いたのね」

 少女――葉月(はづき)は、そっと膝をつき、咲き始めたばかりの花に視線を落とす。昼間にはまだ固く閉じていた蕾が、夕方の空気を感じ取って、ようやくゆるやかに開きはじめていた。

 彼女は中学三年生。人と話すのが苦手で、クラスでもあまり目立たない存在だった。教室で手を挙げることも、誰かと一緒に昼食を食べることもない。ただ静かに時間を過ごし、下校後はこの庭に来るのが日課だった。

 「夕方にしか咲かないなんて、なんだか、わたしみたいだよね」

 ふと、そんな言葉がこぼれる。明るい時間に目立つ花はたくさんある。でもオシロイバナは違う。誰もが家に帰るころ、誰にも見られない時間帯に、ようやく花を開く。そして翌朝にはもうしぼんでしまう――そんな性質を持っている。

 葉月はその花に、自分自身を重ねていた。

 ある日、同じクラスの男子――新(あらた)が、彼女に声をかけてきた。

 「この前、図書室で詩を読んでたよね。……好きなの?」

 突然のことに、葉月は言葉を失った。誰かに話しかけられるなんて思ってもみなかった。小さくうなずいたあと、彼女は少しだけ微笑んだ。

 新は、まるで夕焼けみたいな少年だった。明るくて、まっすぐで、でもどこか淡くて優しい。彼は葉月の「静けさ」に興味を持っていた。騒がしさの中にいない彼女が、まるで別の時間を生きているように見えたのだ。

 それから、二人は少しずつ言葉を交わすようになった。放課後に図書室で本を読む日もあれば、時折、庭にも足を運ぶようになった。

「この花、オシロイバナっていうんだ」

 ある夕方、葉月はそう言って、咲いたばかりの花を指さした。

「夕方だけ咲くんだ。朝になると、もう閉じちゃう。……なんだか恥ずかしがり屋みたいでしょ」

 新は笑った。「でも、ちゃんと咲いてるんだね。誰かが気づいてくれるのを待ってるみたいに」

 その言葉が、胸の奥にすっと染みこんだ。

 ――誰かが見つけてくれる。それだけで、咲く意味がある。

 その夜、葉月はノートを開き、一行の詩を書いた。

 「わたしは、夕暮れにだけ咲く けれど、あなたにだけは見てほしい」

 オシロイバナの花言葉は「内気」。でもそれは、咲かないという意味じゃない。ただ、咲く時間が、ほんの少し静かなだけ。人知れず咲く花にも、やさしい想いと強さがある。

 それを知っている人が、一人でもいるなら――きっと、それでいい。

福神漬けの日

7月29日は福神漬けの日です

7月29日は福神漬けの日

7月29日は、福神漬けの名前が由来の七福神にちなみ「福神漬の日」として日本記念日協会 に登録しています。カレーライスの名脇役としての食文化の継承、現代人に福神漬けによる不足しがちな野菜摂取の促進を願って、七福神の 7(しち) 29(ふく) の語呂合わせで、この日に制定しています。

福神漬けの名前の由来は?

福神漬けの名前の由来は?

福神漬けという名前が付けられたのは、一説によると多種の野菜を使用して、その野菜を七福神の神様に見立てて命名したということがいわれているそうです。またご飯さえあれば、おかずがいらないほど色々な野菜が入っているということで食費が浮いてお金が貯まり、さらに味がまるで福の神のような美味しさで福神漬となったという説もあるそうです。

カレーと福神漬けの関係はいつごろから?

カレーと福神漬けの関係は

福神漬は、昔から縁起の良いお漬物として庶民に親しまれて20世紀初頭、外国航路客船の食堂にてカレーライスに添えられて以来、カレーとの絶妙な相性で今日まで愛されています。そもそも、なぜカレーライスのお供が福神漬けという定番になったのかが気になります。調べてみると、最初は大正時代に日本郵船である欧州航路客船の一等船客に、カレーライスを出す時に横に添えられていたそうです。

インドカレーの添え物のチャツネ が始まり!?

福神漬がインドカレーの添え物のチャツネ(豆と野菜、香辛料で作られた日本にある漬物のようなもの)と似ていたから添えられたそうです。また、その理由は2つ説があり、1つはチャツネが切れた代わりに使用したというもの、2つ目はチャツネが日本人には不評だったからという説です。ちなみに福神漬けが赤いのは、チャツネに影響されたといわれているそうです。

チャツネ、たくあん、そして福神漬けに

チャツネ、たくあん、そして福神漬けに

その後に来た二等や三等船客には、カレーの添え物としてたくあんが添えられていたようです。そして年月が経ち、甘口な福神漬けが一般に広まったのは、軍隊で出されていた缶詰の福神漬けが砂糖で甘く味付けされていたこともあり、将兵が故郷に帰ったことによって全国に伝わったといわれているようです。

福神漬けはアレンジ料理がたくさんある!?

チャーハンに福神漬

福神漬は、カレーライスだけでなく食堂などでチャーハン、オムライスにも相性が良く定番となっています。いやいや、まだ他にもアレンジしたレシピ「納豆に福神漬け」「福神漬けの和タルタル」「福神漬けの炊き込みご飯」「福神漬けと卵とポテトのサラダ」「もりもり千切りキャベツ」など、調べればまだまだたくさんあります。

漬物は効率よく栄養を摂取できる!?

漬物は効率よく栄養を摂取できる
漬物づくし

漬物は効率よく栄養を摂取できる食品です。それは、ビタミンCなどの水溶性ビタミンは、水に溶けやすく熱に弱い性質を持っています。したがって、野菜に含まれる水溶性ビタミンは、加熱すると失われますが、漬物にすれば、ビタミンを失うことなく摂取が可能です。

高カロリーで塩分が多いので注意!

カレーに福神漬け

いくら栄養を効率よく摂取できる漬物だとはいえ、胡瓜や白菜の塩漬け16kcal、大根などのぬか漬けは約30kcal に対し、福神漬けは136kcalと意外に高カロリーです。しかも漬物だけに塩分が高いので食べ過ぎには注意が必要です。メインの食べ物の横に少し添えるだけにしておけば、味変する名わき役の役目も果たし最高の食事となるでしょう。


「福神漬けの日」に関するツイート集

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第一次世界大戦開戦の日

7月28日は第一次世界大戦開戦の日です

7月28日は第一次世界大戦開戦の日

1914年7月28日、オーストリアセルビアに宣戦布告し、第一次世界大戦が始まりました。この戦争は、1914年から1918年までの間に計25カ国が参加し、ヨーロッパを主な戦場として争われた戦争です。この戦争が始まった経緯と、これに関わった日本の狙い、そして動きについて調べてみます。

19世紀は生産過剰が続く世界同時不況

19世紀では、ヨーロッパ諸国の産業で生産過剰状態が続き、世界同時不況に陥っていました。そこで各国は、この不況から脱却を目指し、市場を増やすために植民地支配に力を入れ始めます。まず植民地にするターゲットは、特にアフリカや東南アジアでした。そして、この植民地の確保すための行動は、多くの紛争などさまざまな対立を生んでいます。

三国同盟対三国協商

ドイツは、フランスを牽制する目的で、「三国同盟」と呼ばれるオーストリア、イタリア3つの国が同盟を結びます。それに対し、「 三国協商 」と呼ばれるイギリス、フランス、ロシアと協商を結びました。イギリスはこの協商により、ドイツを包囲することに成功します。しかしこのことが原因で、対立がさらに激化することになります。

第一次世界大戦の直接の原因は?

この対戦が最悪の戦争へと向かった理由は?

1914年6月28日、オーストリア帝位継承者夫妻がボスニアの州都・サライェヴォを訪問中、セルビア人に暗殺されるサラエボ事件が起こります。オーストリアは、この事件をきっかけにスラブ系民族運動(スラヴ系諸民族の統一と連帯を目指す思想と運動)を抑えるチャンスとし、その年の7月28日にドイツの支持を得ると、セルビアに宣戦を布告して第一次世界大戦が勃発しています。

参加した国は、計20カ国以上

第一次世界大戦!

その当時、オーストリア側にドイツ、セルビア側にロシアが参戦しタコ世により、三国協商からイギリスとフランスもドイツ対して宣戦しました。結果的に、「ドイツ」「オーストリア」「オスマン帝国」「ブルガリア」の4カ国からなる同盟国と、「イギリス」「フランス」「ロシア」など計20カ国以上の連合国が参加する大戦争へと発展しました。

この世界大戦での日本の動き

第一次世界大戦での日本の動き

日本は当時、イギリスと 日英同盟を結んでいて、他の1ヶ国と戦った場合に中立、2ヵ国以上と戦った場合はイギリスの味方をするという軍事同盟を結んでいたそうです。したがって、第一次世界大戦にイギリスが参戦している時点で、日本は参戦しなければいけい状態になったということです。

日本はドイツに宣戦布告

第一次世界大戦の前夜

日本は1914年8月23日、ドイツに宣戦布告し第一次世界大戦に参戦。参戦と同時に日本軍はドイツの権益である山東半島に5万の大軍を上陸させて、膠州湾の青島要塞などを攻撃しています。9月~11月におこなわれた青島戦争は、形の上では日本とイギリス連合軍、ドイツとオーストリア連合軍の、中立を宣言。中国の国土における大国間の戦争でした。

日本はどさくさ紛れに中国を狙っていた!?

第一次世界大戦で日本は何を狙っていた?

11月7日にドイツ軍が降伏しましたが、実は最初から日本は、山東半島のドイツ権益を奪い、大陸進出の足がかりをつかむために仕掛けた戦争だったといわれています。

日本軍は市民にまで多数の被害を与えた!?

「青島攻防戦」とは?

日本軍の砲撃と初めて実施された空爆によって、中国人青島市民にも多数の被害が出ています。翌1915年には日本は中国に対して二十一カ条の要求を袁世凱政府に突きつけたとのこと。

同じ過ちを繰り返さない大切

正しい歴史の解釈!?

この頃の日本は、既に世界中を巻き込んで間違った道を歩いていたということでしょう!過去を振り返り、過ちを認めて二度と同じ事を繰り返さないよう国民がしっかりと監視をしていくことが大切だと思います。

2022年、再び起きてはならない悲劇が

ロシアがウクライナを攻撃しているわけ?

そして、2022年2月25日午前2時からロシアがウクライナ侵攻を始めています。この直近の戦争で第三次世界大戦に発展していくのではないかと、今や世界中の人々が交渉と制裁によって阻止しようとしているように思えます。そして、SNSという過去にはない通信手段で、自由と平和のために一人一人が声を上げています。


「第一次世界大戦開戦の日」に関するツイート集

第一次世界大戦は、民族の対立から「サラエボ事件」をきっかけに始まり、日本は、日英同盟を理由に連合国側で参戦しています。第二次世界大戦は、恐慌から戦争へと向かっています。現在、ツイッターで世界中の人に向けて、自由に発信できる時代が来ました。

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7月26日の誕生花「ラークスパー」

「ラークスパー」

基本情報

  • 学名Delphinium ajacis
  • 科・属:キンポウゲ科・デルフィニウム属
  • 原産地:南ヨーロッパ、地中海
  • 開花期:初夏〜夏(5〜6月頃)
  • 花色:青・紫・ピンク・白など
  • 草丈:品種によって30cm~2m以上
  • 英名の由来:「Larkspur」は英語でヒバリ(Lark)の足の爪(Spur)を意味し、花の形がヒバリの足に似ていることから。
  • 特徴:古くから切り花や花壇用として人気があり、特に背の高い品種は庭園の背景やボーダーガーデンに重宝されます。

ラークスパーについて

特徴

  1. 花の形
    花の後ろに「距(きょ)」と呼ばれる細長い突起があり、それがヒバリの爪に似ていることが名前の由来です。
  2. 鮮やかなブルー系統の花色
    青系の花が豊富で、涼しげで澄んだ印象を与えます。ガーデニングでは夏の空や水を思わせる色彩効果があります。
  3. 繊細で風に揺れる立ち姿
    細長い茎の先に小花を穂状に多数咲かせるため、軽やかで涼しげな印象を与える植物です。
  4. 有毒植物
    全草にアルカロイドを含み、誤食すると中毒を起こすことがあるため注意が必要です。

花言葉:「軽やかさ」

ラークスパーの花言葉「軽やかさ」は、以下のような特徴から生まれたと考えられます。

  1. 風に揺れる柔らかい花穂
    細長い茎に小花が集まって咲き、そよ風にふわりと揺れる姿が、まるで軽やかに舞うように見えることから。
  2. 上に向かって伸びるシルエット
    細く伸び上がる茎の先に、軽やかに咲く花々が並ぶ様子が、天へ軽く舞い上がるイメージを連想させます。
  3. ヒバリ(Lark)の連想
    英名の「Larkspur」に含まれる「Lark(ヒバリ)」は、空高く舞い上がり軽やかにさえずる鳥。このイメージと花の立ち姿が重なり、「軽やかさ」の花言葉につながったといわれます。

「空へ舞う青」

梅雨明けの庭に、ラークスパーが咲きそろっていた。透き通るような青い花穂が、夏の光を受けて揺れている。その風景を前に、私はふと立ち止まった。
 
 祖母の家の庭は、子どものころの私にとって、秘密基地のような場所だった。いつも祖母は背の高い花の並ぶ庭の奥で、少し猫背になって土をいじりながら、「この花はヒバリの足みたいな形をしているのよ」と笑っていた。
 
 当時の私は、花の名前も意味も気にしたことがなかった。ただ、祖母の後ろ姿と風に揺れる花々の色彩が、やわらかい記憶として胸に残っている。

 祖母が亡くなって三年。誰も手入れをしなくなった庭は、すっかり野性味を帯びていた。だけど、今年も青いラークスパーが、まるで空を仰ぐように茎を伸ばしている。あの頃と同じように、風に合わせて揺れていた。
 
 私はしゃがみ込み、花の先を指でそっとなぞる。
 ──軽やかさ。
 
 いつか花屋で見た本に、ラークスパーの花言葉がそう記されていたのを思い出す。理由は、風にそよぐ花穂や、細くまっすぐに天へ伸びる姿、そしてヒバリのように空高く舞い上がる英名の由来にあるという。


 祖母はきっと、この花に自分を重ねていたのかもしれない。幼い私を見守りながら、軽やかに笑い、空に向かうようなまっすぐな心を持っていた。


 庭の奥、錆びたベンチに腰かけると、ふわりと風が吹いた。青い花々が、一斉に羽ばたく鳥のように揺れた気がした。その瞬間、祖母の声が微かに聞こえた気がした。
 「空を見なさい。泣いてばかりじゃなくて、もう少し軽やかに生きなさい」
 
 私は空を見上げた。真夏の光がまぶしくて、自然と笑みがこぼれた。
 
 ──軽やかさ。
 


 その言葉が、今は不思議と胸にしみ込む。これからの人生をどう生きていくか、明確な答えはまだ見えない。だけど、心に何かが芽吹く感覚がある。
 
 庭のラークスパーは風に揺れ続けていた。まるで「ほら、私たちみたいに軽くなればいい」と語りかけるように。
 
 私は立ち上がり、花壇の雑草を一本抜いた。あの日祖母がそうしたように、青い花々の間を少しだけ整えてみた。
 空に向かって舞う花穂を見上げると、未来が少しだけ明るく見えた。
 
 ラークスパーの花は、今年も変わらず、軽やかに空へ手を伸ばしている。

スイカの日

7月27日はスイカの日

7月27日はスイカの日

7月のこの時期にスイカをたくさん食べて欲しいということで、スイカ独特の縦縞模様を綱(つな)に例えて、27日を「な(7)つの(2)つ(7)な」(夏の綱)の語呂合わせで制定されています。

スイカは野菜!?

スイカは野菜!?

スイカは、学術的にウリ科つる性一年草であり、「野菜」として分類されます。しかし、青果市場の見方は野菜は、ごはんのおかずとして食べるもの、そして果物は、デザートとして食べるものといった感じで区別しているそうです。実際には、キュウリなどのようにサラダしたり、かぼちゃのように煮込み料理に使用されることはまずないでしょう。大半の方がデザートとして食べるので果物と呼んでも良いのではないでしょうか!

スイカの栄養価は?

スイカの栄養価は?

スイカは、疲労回復と利尿作用がある「カリウム」と、赤肉すいかの色素に抗発ガン作用や免疫賦活作用で知られている「βカロテン」や「リコピン」が大量に含まれているそうです。

βカロテンとリコピン

スイカに含まれる、βカロテンとリコピン

更に、「βカロテン」は、体内でビタミンAに変換され、髪の健康維持、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、そして、喉や肺など呼吸器系統を守る働きがあるとのこと。他にも「リコピン」が含まれ、活性酸素を減らす働きで老化予防に効果的といわれています。そして呼吸器系の免疫力を高めてくれるそうです。

血流改善効果があるシトルリン

血流改善効果があるシトルリン

スイカは、血流を改善するシトルリンという成分がふくまれています。しかし、このシトルリンは200g以下の未熟果の方が2~3倍多く含まれ、血圧抑制効果がある事が分かっているそうです。

スイカを食べてこの夏を乗り越えよう!

スイカを食べてこの夏を乗り越えよう!

スイカは、果肉はもちろん皮まで余すこともなく食べることかできます。先ほど伝えたように栄養豊富な果物ですので、夏バテ予防や新型コロナに負けないようにたくさん食べてこの夏を無事に乗り越えましょう!


「スイカの日」に関するツイート集

スイカにまつわる豆知識やスイカのスイーツ、ただ食べるだけじゃなく夏の楽しみ方などが満載です。スイカの話でこの夏は、涼しく盛り上がりましょう!

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7月25日の誕生花「インパチェンス」

「インパチェンス」

hartono subagioによるPixabayからの画像

基本情報

  • 学名Impatiens walleriana
  • 科名/属名:ツリフネソウ科/ツリフネソウ属
  • 原産地:熱帯アジア
  • 開花期:5月~11月上旬
  • 草丈:20~50cm程度
  • 別名:アフリカホウセンカ、サンパチェンス(園芸種の改良品種)
  • 花色:赤、ピンク、オレンジ、白、紫など多彩

インパチェンスについて

C_C_skによるPixabayからの画像

特徴

  1. 開花期が長い
    春から秋にかけて休むことなく花を咲かせ、華やかな景観を作ります。
  2. 日陰にも強い
    半日陰でも元気に育つため、日当たりが少ない庭やベランダでも重宝されます。
  3. 花びらの艶やかさ
    花弁は光沢を帯び、濃く鮮やかな色合いが特徴的です。
  4. 水を好む性質
    水切れに弱く、乾燥させないようこまめな水やりが必要です。
  5. こぼれ種でも増える
    種を付けると、熟した果実が弾けて種子を飛ばす“爆ぜる性質”を持っています(英名 “Impatiens”=“我慢できない” はこの性質に由来)。

花言葉:「鮮やかな人」

Goran HorvatによるPixabayからの画像

インパチェンスの花言葉の一つに**「鮮やかな人」**があります。
これは次の理由からと考えられます。

  1. 豊富でビビッドな花色
    赤やオレンジ、ピンクなど非常に鮮明で印象的な色彩が、まるで周囲の視線を惹きつける個性的な人物像を連想させます。
  2. 長期間咲き続ける生命力
    存在感を失わず、長く咲き続ける姿が「人の記憶に残る鮮烈さ」を表現しています。
  3. 明るく生き生きとした印象
    花の形や咲き方が活発で快活な雰囲気を持つことから、“鮮やかで輝くような人”を象徴する言葉となりました。

「鮮やかな人」

Bishnu SarangiによるPixabayからの画像

その人が街角の花屋に現れたのは、梅雨明けの午後だった。
 白いシャツにカーディガンを羽織り、雨上がりの陽射しに少しだけ目を細める。彼女が店先のプランターに手を伸ばしたとき、私は思わず声をかけていた。

 「それ、インパチェンスって言うんです。」

 赤やオレンジ、ピンクの花が、まるで絵の具を散りばめたように咲いている。
 彼女は花びらをそっと撫でて、小さく微笑んだ。

 「鮮やかですね。……でも、この花、日陰でも咲くんですよね?」

 「ええ、むしろ半日陰のほうが元気なくらいです。長く咲いてくれるんですよ。」

 その瞬間、なぜか彼女自身がインパチェンスのように見えた。
 雨雲の残る灰色の空の下で、まるで周囲を明るく照らすような存在感。
 きっと彼女は、誰かの記憶に鮮烈に残る「鮮やかな人」なのだろうと、根拠もなく思った。

 それから、花屋に彼女が通うようになった。
 毎週のように、インパチェンスの鉢をひとつ、またひとつと買い足していく。
 「お庭でも作っているんですか?」と尋ねると、彼女は少し首を傾げた。

 「いいえ、ベランダに並べているだけ。……でも、毎日花が咲いていると、何だか元気になれるんです。私、仕事で少し疲れていて。」

Bishnu SarangiによるPixabayからの画像

 彼女は看護師をしていると言った。
 夜勤が続き、眠れぬ日もある。
 それでもベランダに並ぶ花たちが、彼女の心をふっと軽くしてくれるのだという。

 夏の終わり、彼女の姿が急に見えなくなった。
 電話番号も名前も知らない。
 ただ、あの笑顔とインパチェンスの花色だけが、私の心に鮮やかに残っていた。

 秋風が吹き始めた頃、彼女がふらりと現れた。
 少し痩せたように見えたが、笑顔は変わらない。

 「入院していたんです。ちょっと無理をしすぎて。」

 彼女はそう言って、赤いインパチェンスを指さした。
 「やっぱり、これを見ると生き返る気がするんです。鮮やかに咲き続けるから。……私も、こうありたいな。」

 その言葉を聞いて、胸の奥が熱くなるのを感じた。
 「あなたは、もう十分鮮やかな人ですよ。」
 そう伝えると、彼女は少し驚いたように笑った。

 冬が訪れる前に、彼女は遠くの街へ引っ越した。
 けれど、今も店先のインパチェンスを見るたびに、あの午後の光景が蘇る。
 赤、オレンジ、ピンク――どれも彼女の笑顔の色だ。
 鮮やかで、生き生きとして、誰よりも輝いている。

ポツダム宣言記念日

7月26日はポツダム宣言を発表した日

ポツダム宣言

1945年7月26日、米英中が日本に対し、ドイツ郊外のポツダムにて、降伏を求めるポツダム宣言の文書を発表しました。 当時の日本政府はこれを受け入れず、広島・長崎への原爆投下、ソ連の宣戦布告後の8月14日に受諾。 翌15日、ついに昭和天皇の「玉音放送」が日本の敗戦を告げられました。

ポツダム宣言の経緯

日本の戦争終結に至った背景

連合国は1943年頃から、枢軸国であるドイツ・イタリア・日本に対し、「無条件降伏」を求める方針を決められていました。当時のソ連やイギリスは、条件を限定し方が良いのとの意見だったそうです。

アメリカ主導の宣言文書

ポツダム会談

しかし、最終的にアメリカのルーズベルト大統領の強い意向で決められたのだそうです。その宣言文の大半をアメリカが考え、イギリスが修正しましたが、他の連合国は内容に関しては、一切関与していないそうです。そして、この宣言が発表されましたが、この文書の内容では日本側に選択肢が無く、連合国側が一方的に有利だということで、日本政府はすぐには受け入れなかったようです。

無条件降伏を受諾した日本

戦争終結、日本人として知るべき真実

ポツダム宣言の受諾が何故遅れたのか、また原爆投下を防げなかったのか。その理由というのが、当時の日本政府は「陸軍」「海軍」「政府」三者の意見が全員一致でなければ降伏できない状況だったようです。天皇の聖断に至るまで、結局一度たりとも降伏を決定することができなかったといわれています。

当時の統帥権は、天皇陛下ではなかった!?

昭和天皇と終戦

日本では統帥権があり、開戦や降伏といった軍事に関わることは統帥権で決定される事項だったそうです。天皇に決定権があるということでしたが、実際には昭和天皇は立憲君主であることを自認して自らは政治的な決定をしていませんでした。

実権を握るは、陸海軍

1945年、日本がポツダム宣言を受諾、そして終戦!

したがって、実際の統帥権は陸海軍が握っていたと言っても間違っていないと思います。そうなれば当然、軍隊に敗北を認めさせるのは簡単ではなく、戦力が残っている限り、名誉のために戦うという流れになったのでしょう。そして、決して陛下の指示によるものではなく、国民の士気を高めるために陛下の存在を利用していたのだと想像できます。

この教訓をいつまでも忘れずに

昭和天皇、終戦に最後のお言葉!

毎年この時期は、広島や長崎、そして戦争を始めた過去の過ちを振り返り、「そもそも、この戦争は必要だったのか」「こうなったのは何が原因なのか」「この状況ではこうすべきだったのでは」などと意見交換を行い、今後の平和について考えてみることも大切だと思います。


「ポツダム宣言記念日」についてのツイート集

戦前、そして敗戦、終戦から復興、現在の日本、それぞれの時代背景を正しく知ることで、きっと大きく変われて、嘘が飛び交うと永遠に変われない。ツイートは、批判的な意見や好意的な意見、自由にドンドン飛び交います。

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7月24日の誕生花「ユリ」

「ユリ」

ElsemargrietによるPixabayからの画像

基本情報

  • 学名Lilium
  • 科名:ユリ科(Liliaceae)
  • 原産地:北半球の温帯地域(日本、中国、ヨーロッパ、北米など)
  • 開花時期:5月下旬~6月上旬(スカシユリ系)、6月中・下旬(テッポウユリ)、7月中・下旬(オリエンタル系)
  • 花の色:白、ピンク、オレンジ、黄色、赤、複色など多彩
  • 草丈:50cm~2m程度(品種による)
  • 香り:強い芳香を放つ品種が多く、切り花や香料としても重宝される

ユリについて

RalphによるPixabayからの画像

特徴

  1. 凛とした立ち姿
    まっすぐに伸びた茎の先に大輪の花を咲かせる姿は、気品と高貴さを象徴します。
  2. 球根植物
    鱗片状の球根から生長し、植え替えや増殖が比較的容易です。
  3. 種類の豊富さ
    テッポウユリ、カサブランカ、スカシユリ、オニユリなど多様な品種が存在し、花色や形もバリエーションが豊かです。
  4. 強い香り
    特にオリエンタル系のユリ(例:カサブランカ)は濃厚で華やかな香りを持ち、花束やフラワーアレンジメントで人気があります。

花言葉:「純粋」

RalphによるPixabayからの画像

ユリの花言葉の代表的なひとつが 「純粋」 です。
この由来には以下のような要素が関係しています。

  • 白いユリのイメージ
    特に白ユリは、汚れのない真っ白な花弁を持ち、その清らかさから純潔・純真を象徴すると考えられてきました。
    西洋では「聖母マリアの象徴」とされ、神聖で無垢な心を表現する花とされます。
  • 古代からの宗教的象徴
    ギリシャ神話やキリスト教美術に登場するユリは、神聖さ・清らかさの象徴として描かれ、「純粋な愛」「高潔な心」といった意味を持つようになりました。
  • 気品ある立ち姿
    雨や風に負けず、凛として咲くユリの姿は、人の心の中にある“純粋な強さ”を思わせます。

「白きユリの約束」

AlicjaによるPixabayからの画像

六月の終わり、梅雨の合間にのぞく陽射しが、庭の一角をやわらかく照らしていた。
その場所には、祖母が丹精込めて育てた白いユリが、今年もまっすぐ天を向いて咲いていた。

「純粋、って言葉はね、ユリにぴったりなのよ」

小学生の頃、祖母はそう言いながら私の髪を撫でた。
その時の祖母の声は、今でも耳の奥に残っている。

大学進学を機に都会へ出てから、私はほとんど実家に帰らなくなった。
仕事、恋愛、日々の雑務に追われるうち、何か大切なものを少しずつ手放しているような気がしていた。
そんな時に届いた祖母の訃報は、胸の奥にぽっかりと穴を開けた。

葬儀の日、庭に咲くユリが風に揺れていた。
真っ白な花弁は雨粒をはじき、どこか凛とした表情を見せていた。
その姿を見た瞬間、祖母がよく話していたユリの花言葉――「純粋」という言葉が胸に蘇った。

「汚れのない心を忘れないで生きなさい」

祖母はそう言いたかったのかもしれない。
私は手を伸ばし、そっと花びらに触れた。
冷たく、しかし優しく包み込むような感触があった。

Matthias BöckelによるPixabayからの画像

葬儀を終えて都会へ戻ると、日々はまた容赦なく過ぎていった。
上司に叱られ、同僚と競い、気がつけば自分が誰かの心を踏みにじるような言葉を吐いている。
夜遅く、部屋の片隅で一人きりになった時、ふと祖母の庭のユリを思い出す。
あの花は、どんな雨にも風にも負けず、真っ直ぐに咲いていた。
それは、私が忘れてしまった「純粋な心」の象徴だった。

翌年の春、私は祖母の家に戻った。
まだ残っていた球根を庭の土に植え、水を与え、季節の移り変わりを見守った。
そして夏が来ると、真っ白なユリがまた咲いた。
花弁に陽光が透け、まるで内側から輝いているように見えた。

「おばあちゃん、私ね、少しだけ変われた気がする」

そう呟いたとき、そよ風が花を揺らした。
まるで祖母が微笑んでいるように思えた。
その瞬間、胸の奥にあった重たいものが少しずつ溶けていくのを感じた。

ユリの花言葉は「純粋」。
それは、決して完璧な人間になるという意味ではない。
どれだけ傷つき、汚れても、もう一度真っ直ぐ立ち上がる強さを持つこと。
白いユリの凛とした姿は、それを私に教えてくれていた。

私は今、祖母の庭で新しいユリを育てている。
都会での生活に戻る日が来ても、きっとこの花の記憶が私を支えてくれるだろう。
純粋であり続けることは難しい。
でも、たとえ泥にまみれても、また光を求めて咲くユリのように、
私はもう一度、自分を信じて生きていきたいと思う。

かき氷の日

7月25日は、かき氷の日です

7月25日は、かき氷の日

7月25日は、日本かき氷協会によって「かき氷の日」と制定されています。1933年の7月25日、日本最高気温を記録しています。そしてこの日が、かき氷に一番ふさわしい日というのが理由なのだとか。また、「7(な)2(つ)5(ごおり)」という語呂が合うのも理由となっているそうです。

日本初のかき氷屋さん

縁日のかき氷屋さん

1862年の夏、箱館諏訪湖から氷を運び、横浜の馬車道通りに日本初のかき氷屋「氷水屋」をオープンさせています。当初は、腹に良くない噂でなかなか売れず、氷水(こおりすい)でした。

かき氷の歴史

15分でざっくり解説!〜かき氷の歴史〜かき氷って漢字で書けますか?【歴史こばなし】

しかしその後、安全だと分かると、夏の暑さもあり、売上げが好調だったそうです。当時の販売価格が、1杯2文で2時間待ちの行列ができるほどの人気だったとのこと。

全国で人気のかき氷屋さん

レインボーガキ氷

全国には、この時期にふさわしい美味しく個性のあるかき氷がいくつもあります。これから、その中の一部を紹介します。

カスタマイズできるかき氷!「いちょうの木」

まず、東京都品川区にある「いちょうの木」です。北品川駅から徒歩5分、商店街から1本横道に入った住宅街の中に、老舗の甘味処「いちょうの木」があります。レトロカラーのストライプのひさしが目印。

「いちょうの木」の1番の特徴は、個性的なトッピングによる味の組み合わせです。メニューを見ると、トッピングの種類や合わせ方が丁寧に紹介され、シロップ、クリーム、パイなどさまざまな味や食感にカスタムが可能です。フルーツ、お酒や梅干し、ポテトチップスまでと意外な素材が揃っています。

創業100 年の老舗かき氷店「吾妻茶寮」

名古屋の観光名所の大須にあり、連日行列ができるほどの人気店「吾妻茶寮(あづまさりょう)」です。新感覚のかき氷が注目を集めていて、中でもエスプーマとフルーツが合わさった「極みるく」が人気です。

ビジュアルだけじゃない、奈良「ほうせき箱」

次は、夏も冬も大行列になる奈良の人気かき氷店「ほうせき箱」です。ふわふわの氷に、シロップなどを泡状の「エスプーマ」をトッピングした、「エスプーマかき氷」を関西でいち早く紹介しています。

広島レモンが爽やか宮島の「玉氷」

次は、広島県宮島の旅館「みやじまの宿 岩惣」が、夏限定でオープンするかき氷専門店「玉氷」。一気に食べてもキーンとならない上質な氷を使ったかき氷は、口の中でふわっと溶ける優しい味わいです。かき氷にかける蜜はすべて手作りで、広島の瀬戸内レモンが人気です。

近場のかき氷屋さんを食べ歩き

この時期は、皆さんの近場でもかき氷をやっているお店がたくさんあるはずです。ちなみに、かき氷のカロリーは容器1杯あたり39kcalです。そして、細かく削った氷にフルーツ果汁やシロップなど、甘味をプラスして食べるカキ氷はカロリーが低いようです。だからと言って、食べ過ぎるのはよくないですが、これを機に街を散策しながら、かき氷を食べ歩いてみては如何でしょうか!


「かき氷の日」に関するツイート集

2025年の投稿

2024年の投稿

2023年以前の投稿

7月23日の誕生花「アリウム」

「アリウム」

Hans BijstraによるPixabayからの画像

基本情報

  • 学名Allium
  • 分類:科名 / 属名:ネギ科 / ネギ属(アリウム属)
  • 原産地:ユーラシア、アフリカ北部、北アメリカ
  • 開花時期:4月中旬~6月
  • 花色:紫、白、ピンク、黄色など
  • 形態:多年草
  • 主な品種:アリウム・ギガンチウム、アリウム・シューベルティ、アリウム・クリストフィーなど

アリウムについて

特徴

  • 球状に広がる花房
     小さな花が多数集まって、まるで球のように咲く姿が特徴的です。特に背が高い品種は、1m以上にまで成長し、庭にインパクトを与えます。
  • 独特な香り
     ネギ属のため、茎や球根を傷つけるとネギやニンニクのような匂いがします。
  • 強健な性質
     寒さや乾燥にも比較的強く、育てやすい植物とされています。また、球根植物のため毎年花を咲かせる力強さも持っています。
  • 虫よけ効果
     その匂いから、他の植物を害虫から守るコンパニオンプランツとしても利用されることがあります。

花言葉:「不屈の心」

Sonja KaleeによるPixabayからの画像

アリウムに与えられている花言葉のひとつが「不屈の心(Indomitable spirit)」です。

この言葉の背景には、以下のような植物の性質や姿が関係していると考えられます。

◎ 厳しい環境でも育つたくましさ

アリウムは、乾燥地帯や寒冷地など、やや厳しい気候条件でもたくましく育つ種類が多く、自生地では岩場や砂地にも根を張って咲いています。その強靭な生命力は、まさに「屈しない心」の象徴です。

◎ 毎年咲く球根の力強さ

一度植えた球根から、季節が来るたびにしっかりと芽を出し、花を咲かせ続ける様子は、困難に直面しても何度でも立ち上がる「不屈の精神」を思わせます。

◎ 天に向かってまっすぐ伸びる花茎

長くまっすぐに伸びる茎の先に、大きく咲く球状の花は、逆境にもひるまず堂々と立ち続ける意志の強さを感じさせます。


「アリウムの丘で」

風が吹いていた。初夏の陽光に照らされた丘の上で、無数の紫の花球が、まっすぐに空を仰いで揺れていた。アリウム――ネギ属の植物だなんて信じられないほど、気高く、美しい花だ。
 
 遥はその花を、母の面影と重ねていた。

 病院の窓辺に並んだ鉢植えのアリウム。母が亡くなる数週間前、無理を言って持ち込んだ球根だった。


「これね、何度でも咲くのよ。たとえどんなに寒くても、忘れたころにまた、にょきって顔を出すの」
 笑いながらそう話していた母は、その年の冬を越せなかった。
 けれど、鉢の中の球根は、確かに春を感じて芽を出した。そして、母が言っていた通り、凛とした姿で咲き誇った。

 遥はその姿に、立ち止まっていた自分の時間を動かされた気がした。

 大学卒業と同時に母の看病が始まり、社会に出るタイミングを逃した。親戚は言った。「あんたの人生、もったいなかったね」

Charlotte PostによるPixabayからの画像


 けれど、遥は違った。あの数年がなければ、こんなに花の命のリズムを感じることも、土に触れる喜びも知らないままだった。

 母が亡くなった年の秋、彼女は一人でアリウムの球根を買い込んだ。そして、家の裏にある空き地に、夢中で植えた。

 草むしりも土づくりも、水やりも、知らないことだらけ。でも、黙々と手を動かすうちに、気づけば気持ちが整っていくのを感じていた。
 冬の間、何の変化も見えない地面に、少し不安も覚えた。けれど、母の言葉を思い出すたび、心のどこかで確信があった。
「きっとまた、咲く」

 そして春。
 冷たい風がやんだ頃、土のあちこちから小さな芽が顔を出した。

 あれからもう三年。今では丘の一面にアリウムが広がっている。誰が名付けたわけでもないが、人はここを「アリウムの丘」と呼ぶようになった。

 「この花、なんていうんですか?」
 そう尋ねてきた小さな女の子に、遥はしゃがみ込んでやさしく答える。
 「アリウムっていうの。強くてね、毎年必ず咲くんだよ。まっすぐ、空に向かって」
 少女は頷き、小さな手を伸ばしてそっと一輪を見つめた。

 遥は立ち上がり、ゆっくりと風を受ける花たちに目をやる。

 たとえ誰かに「遠回りだ」と言われてもいい。立ち止まりながらも、彼女は前を向いてきた。

 アリウムのように、何度でも芽を出し、何度でも花を咲かせながら。
 それが、自分にとっての「不屈の心」なのだ。