6月21日は夏至であり、太陽光発電の日でもあります
太陽光発電といえば、環境に優く半永久的な太陽光を利用したクリーンエネルギーを発生する装置です。現在では、普通の一般家庭にも設置されていて、日常生活で消費される電力の不足部分を補っています。
その太陽光発電で電力を発生するためのエネルギー源となる太陽への感謝を表し、太陽光発電をさらに普及を目指すことが目的として、住宅用・公共用の太陽光発電システムの施工を関わる株式会社横浜環境デザインがこの日を記念日として制定しています。
太陽光発電装置のしくみ
太陽光発電の主な設備は、まず太陽光をエネルギーに変えるパネルにあたる「太陽光モジュール」と呼ばれる装置があり、その装置が太陽光のエネルギーを吸収し、それを電気エネルギーに変換します。
その後、電気に変換されたエネルギーは接続箱でまとめられ、その電気を直流電源として「パワーコンディショナ」(受け取った直流電流を家庭用の交換電流に変換する)装置に送られます。そして最終的に、変換後の交流電流が分電盤から各出力地点に送られて、一般の家庭などで電気製品を使うことが可能となります。
太陽光発電のメリット
「太陽光発電」は、一般的に考えられるメリットとして、次の「災害(地震や台風)による停電などの緊急時に代用」、「CO2を出さない」、「曇りや雨の日でも発電が可能」、「節電意識が高まる」などがあります。
その他にも、電気代に関するメリットであり、「光熱費を削減」「余った電気は売電」「蓄電池の設置で発電した電気を無駄なく使える」「HEMS(エネルギーの見える化、電気設備を最適に制御できる管理システム)と組み合わせて電気の運用を自動化」「オール電化との相性が良好」などがあります。これでもほんの一部ですが、今後も有効だと確信できるメリットがこれだけあります。
デメリット
太陽光発電のデメリットとして考えられる一般的な懸念事項として、次のようなものが挙げられます。まず、「電気の発電量は日射量、影、積雪などの天候や気象条件で不安定」「台風や地震など、災害によるパネルなど破損」「雨漏り、蜂や鳥などの生物が巣を作る」などです。そして、もっとも懸念されるのが、「電力の売電」や「設置・メンテナンス」に関するデメリットです。
全体的に価格が下落傾向
まず、太陽光発電の電気代や収入のデメリットに関しては、売電価格が年々下落していて、10年間の固定売電期間を過ぎた場合にそれ以降の売電価格は固定価格よりも低くなる可能性があることなど、全体的に価格が下落傾向にあります。
メンテナンスに関するデメリット
次に、家庭での太陽光発電の設置・メンテナンスに関するデメリットとしては、「初期費用(設置費用)の敷居が高い」「屋根の向きで電力量が変わってくるため、北向きは向かない」「屋根に負担をかける」「パワーコンディショナーなどの電気機器の交換費用が必要」「自然災害に備えて保険に入る必要がある」「設備の撤去時に15万円ほどかかる」などです。
現在は、補助金制度の利用などにより、緩和されることもありますが、設置費は今のところハードルが高いといえます。今後も売電価格が下がる傾向にあるために、実際のところは導入は厳しくなります。
やっぱり、太陽光発電は必要!
太陽光発電にすると、確かにコスト面でのデメリットがあります。しかし現在、世界規模でCO2削減などの環境問題の解決に取り組まれています。そして、そのことで各国々も協力するために自主的に動き出しています。また、日本国内もこれに応じる形で削減目標を立てて、「ガソリン車から電気自動車へ」と変更することなども率先して動き始めています。
こうなると、電力の使用量が増加していき発電に対する意識がさらに高まって、ダムの建設や原発の放射能漏れなど環境破壊の恐れのある発電よりも、比較的に低コストで運営が可能な太陽光発電や風力発電の研究が高まり、今よりもっと低価格で電力を得られる時代が来るでしょう。災害が起こって停電になっても生活が維持できるという面からみても、自家発電生活は絶対おすすめする案件だと思います。