9月25日はスターリングシルバーの日です
1880年、東京の銀座に本社があり日本初の銀製品専門店の株式会社宮本商行が制定しています。この日に決まったのは、「スターリングシルバー」の純度1000分の925で、そこから「925」の数字をもらって9月25日としたものです。
スターリングシルバーとは?
アクセサリーは、一般的に他の金属が混ざっている合金がほとんどです。このシルバーも、純度が高いほど柔らかくて、傷がつきやすくかなり、変形しやすい特徴があるそうです。そのため、他の金属を混ぜて硬くし、アクセサリーなどに加工しやすくしています。銀は、含有率により、色々な種類があって、純銀92.5%、銅7.5%を混ぜたものを「SV925」といい、これを「スターリングシルバー」と呼ばれます。
スターリングシルバーの特徴
スターリングシルバーを金属の性質としてみた時に、このシルバーは時効硬化型の合金です。加工する時に加熱によって柔らかくしても、冷やすと硬くなるため、使い勝手の良い合金です。実際、このシルバーの硬度を上げるために時効硬化処理を行います。
時効硬化処理
作業工程で、まず最初に加熱した後、水中で急冷する溶体化処理を行います。これによって硬度が60から70 HV程度になります。この状態が変形させやすい柔らかさであり、この時にジュエリー等に加工を始めます。その後、加熱した後に放置します。温度や時間により、得られる硬度は変化します。このスターリングシルバー(Ag925)は、150 HVまで硬度を上げるこができます。一般的には、最終段階で100から120 HV前後の硬さに調質されることが多い合金だそうです。
シルバーは手入れが大事
光沢があって手触りの良いシルバーの製品は、男女問わず最も使用される金属だと思います。しかし、使わないで放置していると黒く変色してしまうようです。毎日使っている人は、洋服などに接触して磨かれるので綺麗ですが、しまっていると変色してしまうということです。専用の薬剤やクロスなどで長持ちさせましょう。