2月2日は麩の日です
2月2日はお麩の日として協同組合・全国製麩工業会が1998年に制定されました。この日付の由来は、数字の読み方の一つ「ひ、ふ、み」の「ふ(2)」と「麩(ふ)」の語呂合わせから来ているといわれています。また、毎月2日を「麩の日」として活動している地域や業者もいようで、この記念日の目的は、特徴のある麩の食べ方などを全国にPRすることだそうです。ちなみにお麩は、中国から仏教の伝来とともに精進料理の素材として伝わったといわれています。
麩とは
麩というのは、小麦粉の加工食品の一つであり、小麦粉に含まれるたんぱく質(グルテン)を分離し、小麦粉やもち粉、膨張剤などを加えてこねたもので、それを形を整えて焼いたものです。麩そのものは、植物性のたんぱく質なので、精進料理には欠かせない食材となっています。また、一般的に「麩(ふ)」といえば「焼き麩」を指しますが、「車麩」やドーナッツ形の「ちくわ麩」、板状の「板麩」などの他、着色したした小さくかわいい「花麩」や「てまり麩」など、形も大きさも様々なものがあります。
麩の歴史
麩は、大和朝の時代に中国から禅僧の手によって伝わったといわれています。そして、奈良時代の(710~794年)頃から日本でも作られるようになったそうです。当時の麩は、小麦粉を水で練って固まりにしてから茹でるだけだったそうですが、その後に水で洗うと良質のタンパク質を取り出せることが発見されて現在の生麩が誕生したようです。そして更に後になると、保存が利く焼麩が作られるようになりました。こうしてお麩が、日本全国の人々に食卓で親しまれるの食品となったということです。
生麩のアレンジ料理
生麩のもちもちとした食感は、さまざまなお料理やお菓子などにも幅広く使用され、最近は低カロリーにも注目が集まっています。そこで、生麩の食べ方やアレンジ料理の動画をいくつか見つけたので紹介します。
梅の花生麩のお召し上がり方
湯葉と豆腐の店、梅の花テイクアウトショップが 薦める食べ方だそうです。
うつわ8割料理は2割・とろ〜りブルーチーズと蜂蜜が最高!焼き生麩
ワインは甘やかなリースリング、贅沢にソーテルヌなどの甘口ワインにも合うそうです。 日本酒であるならば、しっかりとした純米酒が良いそう。
なま麩&ごま豆腐 編「神戸ふ芳 」
麩は美容と健康に良い!?
現代の日本人は、欧米化した食事などが健康への弊害が問題になっています。栄養を意識しないダイエットをすると健康を害します。実際に世間の人々は、スリムになるために「カロリーを控えめにして、体に必要な栄養は取りたい」と考え、食事の取り方を意識するようになっているようです。その中でもタンパク質は、体にとって一番栄養素であり、それは「肌や髪」「筋肉」など、体中の細胞を作っているそうです。麩は、そんなに高価な食材ではなく、味に癖がないためにどんな料理にも使えそうなのでぜひ、どんどん食べて健康になりましょう。