7月9日はジェットコースターの日です
1955年7月9日、日本初の本格的な「ジェットコースター」が設置されました。その場所は、当時の「後楽園ゆうえんち」が開園した時です。また、このジェットコースターの全長が1500mあり、その最高時速55kmでした。
その時に名前がジェット機にちなみ、「ジェットコースター」という名称が付けられました。その後人気が出て、一般的な名称がそのまま「ジェットコースター」となったそうです。そして「後楽園ゆうえんち」は、2003年4月17日に遊園地全体が入場無料のフリーゲート化になり、現在の「東京ドームシティアトラクションズ」という名称に変更されています。
ジェットコースターの歴史
コースターの由来には諸説あり、一つは16~17世紀のロシアで「氷の滑り台からソリで滑り下りる」もの。もう一つは、1870年代のアメリカで行われていた鉱山の廃坑で、石炭運搬用のトロッコに乗って坑内を走り下りるという遊びがきっかけとされています。またL.A.トンプソンが1874年、ニューヨーク郊外にコニーアイランドに設置された「スイッチバック・グラビティ・プレジャー・レールウェイ」などは、現在のローラーコースターの原型といわれているそうです。
そしてそのコースターの乗員は10名で、そのコースは高さは9mで全長が137m。また、その時の最高スピードは時速10kmだったそうで、現在のジェットコースターに比べるとまだまだのスピードでしたが、ここから何倍もスピードが速くなり、安全性などと共に開発がどんどん加速していきます。
日本のジェットコースター
現在では、「ローラーコースター」をはじめ、「インバーテッドコースター」(吊り下げられ、足元がフリーの状態で走行するコースター)など、様々なタイプのものが存在しています。その中で特別人気があるジェットコースターをいくつか紹介します。
サンダードルフィン (東京ドームシティ)
サンダードルフィンは、ビルに囲まれた東京の中心地の東京ドームや後楽園でおなじみの水道橋エリア、東京ドームシティアトラクションズにある国内2位の最後部高度をもつ絶叫コースターです。そこには、世界初のセンターレス観覧車やビッグ・オーの輪の中など、東京ならではのビル群を縫うようなスリル感は迫力抜群です。また夜になると、東京の夜景を眺めながら乗れる時間帯は特に人気のようです。
ピレネー(志摩スペイン村)
志摩スペイン村のピレネーは、世界最大級の「インバーテッドコースター」(吊り下げられ、足元がフリーの状態で走行するコースター)です。走行時間が長く、様々なひねり回転があることが最大の特徴であるピレネー山脈をモチーフにしたインバーテッドコースター。注目すべきは吊り下げ式ライドであり、足の踏ん張りがきかないために、されるがままの状態が想像を超えるスリルに!
ド・ドドンパ(富士急ハイランド)
「ド・ドドンパ」は、同じ富士急ハイランドの4大コースターの内の一つであり、高飛車と並ぶドドンパ。そのド・ドドンパが進化したのがこちらです。こちらは、「世界一の加速力」を追求して最終的にたどり着いたマシーン。このコースターの最大の恐怖ポイントは、加速力をそのまま活かした世界最大級のループ状コース。他にも視覚で楽しめるポイントがあったりなどパフォーマンスもパワーアップしてるようです。
正直、こういった乗り物は苦手ですが・・・
御覧の通り、マニアにはたまらない絶叫コースターが他の地域にも、まだまだたくさんあります。私は正直、こういった壊れたら悲惨なことになるような絶叫マシーンは苦手です。しかし、現在の日本のコースターはこまめな点検など安全性が保障され、高さがあるため周りの景色が楽しめるのが魅力の一つでもあるようです。ちなみに私は、観覧車などで優雅な気分で静かに各地域の絶景を見ます。