1月28日の誕生花「白ビオラ」

「白ビオラ」

白ビオラは、清らかな白い花びらが特徴のビオラの一種で、庭や鉢植えで人気のある植物です。小ぶりで可憐な姿は、冬から春にかけての花壇を華やかに彩ります。寒さに強く、比較的育てやすいことから、初心者にもおすすめの花です。

白ビオラについて

科名:スミレ科
原産地:ヨーロッパや北米を原産
特徴:

1.葉の特徴:
独特の銀白色の葉は毛で覆われており、光沢のある質感が魅力的。

2.:
夏から秋にかけて黄色い小さな花を咲かせますが、花よりも葉が主に観賞の対象となります。

3.用途:
グラウンドカバーや寄せ植えのアクセントとしてよく利用されます。

育て方のポイント

  1. 日当たり:
    日当たりの良い場所を好むが、半日陰でも育つ。
  2. 土壌:
    水はけの良い土を選びます。
  3. 水やり:
    適度な水やりで乾燥気味を保つのが理想的。
  4. 剪定:
    春先に伸びすぎた部分を切り戻すと、美しい形を保てます。

花言葉: 誠実

白ビオラの花言葉は「誠実」です。その純白の花は、誠実さや清らかな心を象徴しています。贈り物としても「心からの思いを伝えたい」という気持ちを込めるのにぴったりの花です。特に感謝や友情を伝える場面で選ばれることが多いです。


「白ビオラの約束」

駅前の小さな花屋で、由香は一輪の白いビオラを手に取った。柔らかな花びらが朝の光を浴びて輝き、思わず心を奪われた。

「それ、珍しい選び方ですね。」
店員が微笑む。「白ビオラの花言葉、ご存じですか?」

「いえ、知らないです。でも、きれいだなと思って…。」

「白ビオラの花言葉は『誠実』です。誰かに心からの思いを伝えるときにぴったりですよ。」

その言葉に、由香の心が揺れた。この花はきっと、伝えたい思いがある人のためのものだ、と。

由香が白ビオラを買った理由は、一週間前の些細なケンカだった。相手は幼馴染の翔太。高校からの友人で、互いに何でも言い合える関係だったが、先日の言い争いはいつもと違った。

「言い過ぎた。」
帰り道、花を握りしめながら由香はつぶやく。

翔太は普段あまり感情を表に出さないが、その日は珍しく声を荒げた。原因は些細なことだった。由香が自分の考えに固執し、翔太の意見を聞こうとしなかったのだ。

「謝りたい。でも、どうすれば…。」

翔太の家の前に着くと、由香はしばらく立ち止まった。白ビオラを持つ手が汗ばむ。深呼吸をしてインターホンを押すと、少し寝ぼけた翔太が現れた。

「何だよ、朝から。」

「ごめん。」由香は一言で切り出した。「あの日、言い過ぎた。私、自分が正しいって思い込んでて、翔太のことちゃんと考えられなかった。」

翔太は一瞬驚いた顔をしたが、すぐに笑った。「お前、そんな顔してくるなんて珍しいな。」

「これ、渡したくて。」
由香は白ビオラを差し出した。「花言葉は『誠実』なんだって。これ、私の気持ち。」

翔太は少し照れくさそうにそれを受け取った。「あんまり花とかもらったことないけど、悪くないな。ありがとう。」

白ビオラを持つ翔太の手は、どこか頼もしく見えた。二人は自然と笑顔を交わし、その場でしばらく立ち話をした。

冬の朝の空気は冷たかったが、二人の間には温かな空気が流れていた。白ビオラが二人を繋ぐ架け橋となり、その誠実な気持ちが新たな一歩を生み出したのだ。

それからしばらく、翔太の部屋の窓辺には、あの白いビオラが飾られていたという。

南極の昭和基地開設記念日

1957年1月29日、南極大陸に「昭和基地」が開設され、観測が本格スタート

1月29日は昭和基地開設記念日

1957年1月29日、日本の南極観測隊が南極大陸の東オングル島に「昭和基地」を設立しました。この歴史的な出来事は、日本の地球科学研究における重要な一歩として知られています。昭和基地は、永田武(ながた たけし)隊長の指揮のもと、南極観測船「宗谷」、飛行機、ヘリコプターを駆使した調査によって設置されました。

昭和基地

昭和基地は、1957年1月に第1次南極地域観測隊により、リュツォ・ホルム湾にある東オングル島に開設されて現在は、世界の気象観測網の拠点になっていて、隊員約30名が1年間観測活動を行う日本の主要基地として維持、管理、運用を続けています。正確には、南緯69度00分19秒・東経39度34分52秒で、東南極のリュツォ・ホルム湾東岸の大陸から4kmほど離れた東オングル島上の位置にあります。

南極観測隊の役割

南極のペンギン

第62次南極地域観測隊は、世界的な感染拡大による新型コロナウイルスの猛威で、昭和基地での観測、特に長期間に亘り質の高いデータを取得します。そして、南極大陸に展開された「定常観測」や「モニタリング観測」、加えて重点研究観測サブテーマ1「南極大気精密観測から探る全球大気システム」で実施する先端の観測の継続を計画の中心に据えています。

南極観測船「宗谷」

南極観測船「宗谷」

「宗谷」は1938年に耐氷型貨物船として建造され、太平洋戦争を経験し、
その後は引揚船や灯台補給船となり、1956年11月から日本初の「南極観測船」として1962年4月まで6次にわたる南極観測に活躍しています。そして、1978年に退役まで海上保安庁の巡視船として働いていました。現在は、1979年前から「船の科学館」前に保存展示されています。

南極の観測によって得たもの

氷山

南極観測で今まで得たものは、まず「氷の分析による地球環境の変動史の解明」、「世界一の保有数を誇る隕石」、「オゾンホールの発見」などが挙げられます。これからも人類が地球で、より長く暮らせるように色々な発見、開発ができるようにエールを送りたいと思います。


「昭和基地開設記念日」に関するツイート集

2025年の投稿

2024年の投稿

2023年の投稿

2022年以前の投稿