2月18日の誕生花「ムラサキハナナ」

「ムラサキハナナ」

ムラサキハナナ(紫花菜)は、アブラナ科オオアラセイトウ属の植物で、別名「オオアラセイトウ(大紫羅欄花)」や「ショカツサイ(諸葛菜)」とも呼ばれます。春に紫色の美しい花を咲かせ、日本の道端や公園、庭などでよく見かける野草の一種です。

ムラサキハナナについて

科名:アブラナ科オオアラセイトウ属
原産地:中国

🌼特徴

  • 花期:2月~4月ごろ
  • 花色:鮮やかな黄色
  • :銀灰色がかった細かい葉が特徴的
  • 樹高:5~10mほど成長する
  • 花の色:紫(淡紫~青紫)、まれに白
  • 生育環境:日当たりのよい場所を好むが、半日陰でも育つ

ムラサキハナナの由来と歴史

  • 名前の由来:「ムラサキ(紫)」+「ハナナ(花菜)」で、紫色の花を咲かせる菜の花に似た植物という意味。
  • 別名「諸葛菜」:諸葛亮(蜀の軍師)が食用植物として広めたという伝説から名付けられたと言われていますが、これは後世の創作とも言われています。

ムラサキハナナの用途

  • 観賞用:公園や庭で植えられることが多い。群生するととても美しい景観を作り出す。
  • 食用:若葉や花は食べることができ、軽く茹でてお浸しや和え物にすることができます。
  • 薬用:民間療法では、解熱や解毒作用があるとされています。

春の訪れを告げる花の一つで、可憐ながらも力強く咲くムラサキハナナ。その花言葉「聡明」のように、見る人に優雅で知的な印象を与える魅力的な植物です。


花言葉:「聡明」

紫の花が上品で知的な印象を与えることから、「聡明」という花言葉が付けられたとされています。ほかにも、以下のような花言葉があります。

  • 春の喜び
  • 知性
  • 優しい人柄

「紫の策士」

春の風がやわらかく吹き抜ける山間の村に、若き軍師・李春(りしゅん)は静かに佇んでいた。彼の足元には、一面に広がるムラサキハナナの群生。紫の花々が、朝日に照らされて優雅に揺れている。

「諸葛孔明は、この花を愛したという伝説がある。聡明さの象徴として――」

李春は師からそう教えられたことを思い出し、そっと花びらに触れる。

今、彼の国は戦乱の渦中にあった。隣国が攻め入り、城は炎に包まれようとしている。王は策を練るよう命じたが、相手は兵力も戦術も優れている。正攻法では勝ち目がない。

李春は紫の花を一輪摘み、目を閉じる。すると、風が心地よく頬を撫で、ふと一つの策がひらめいた。

「火と風を操る策――偽りの撤退だ」

彼は王に進言した。敵が攻め込む城をあえて捨て、軍を山へ誘い込む。山間の村々にムラサキハナナが咲くころ、そこは霧が立ちこめる湿った谷間となる。夜に火を放てば、湿気を含んだ風が煙を巻き上げ、視界を奪う。敵軍は混乱し、やがて撤退を余儀なくされるだろう。

「なるほど、まさに知恵の花だな」

王は李春の策を採用し、見事、敵を撤退に追い込んだ。戦が終わった後、村人たちは紫の花畑を見つめ、語り継いだ。

「この花が咲く限り、聡明なる知恵は滅びぬ」

李春はそっとムラサキハナナを見つめ、微笑んだ。知恵こそが、真の勝利を導くのだと。

天地の日

2月19日は天地の日です

2月19日は天地の日

2月19日は、ポーランドの天文学者「地動説」を提唱したニコラウス・コペルニクス(1473~1543年)の誕生日です。当時主流の地球中心説(天動説)を覆す太陽中心説(地動説)は、天文学史上最も重要な発見とされています。しかし、太陽中心説を最初に唱えたのは紀元前3世紀のことで、ギリシャ・サモス島生まれのアリスタルコスです。

地動説

地動説

15~16世紀に活躍したポーランド天文学者コペルニクスは、「周転円」を導入する天動説には無理があり、古代ギリシアのピタゴラス派が唱える地動説の方が、より自然に説明できることを確信していました。しかし、生前はその発表をためらっていました。そして死後に、太陽を中心にした地動説を「天球の回転について」として発表。このときの発表は、その著書の中でコペルニクスはあくまでも数学的な考察として出版するものだと、「地動説が真実であることを主張するのではない」と、念を入れていました。それは、当時のキリスト教の教えに反するのは危険だったからだといいます。

一度、アリスタルコスの地動説は否定

天動説と地動説

ローマ時代の紀元後2世紀にプトレマイオスは、独自の観測結果と古来の天文学を集大成し、地動説を否定して地球を中心する天動説に戻してしまったのです。その世界観を後に、ローマの国教とされたキリスト教の本山、ローマ教会の神中心の世界観と一致するため、絶対の宇宙観とされ、アリスタルコスの地動説はまったく忘れ去られてしまいました。その後ようやく、16世紀の初めに独自に観測結果を重ねたコペルニクスが、地動説を唱えたといわれています。この古代において、既に地動説を説いていたアリスタルコスを『古代のコペルニクス』といわれています。

今では当たり前の常識な事でも

水平線の向こうは滝

私は子供の頃に海を眺め、水平線の向こうは滝になっているのではないかと思ったことがありました。これと同じようなことで、実際に宇宙という存在が無かったら、「地球は丸い」という結論は生まれてこなかったでしょう。ましてや地球が自転していて、太陽の周りを公転しているなど知ることもなかったと思います。普通に考えると、自分が中心として周りが動いていると思うはずです。しかし人間の知恵で、我々は他のために動いていることに気づきます。そして人間は、決して自分は主役ではないことを知り、人々は助け合って成長していくことができるのです。


「天地の日」に関するツイート集

2025年の投稿

2024年の投稿

2023年の投稿

2022年以前の投稿