2月21日の誕生花「ギョリュウバイ」

「ギョリュウバイ」

ギョリュウバイ(御柳梅)は、ニュージーランドやオーストラリア原産の低木で、細かい葉と小さな梅のような花を咲かせる植物です。英名では「ティーツリー(Tea Tree)」の一種としても知られています。

ギョリュウバイについて

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科名:フトモモ科ギョリュウバイ属
原産地:ニュージーランドやオーストラリア

開花時期:主に春〜初夏(3月〜6月ごろ)
花の色:ピンク、赤、白
用途:庭木、生垣、鉢植えなど

ギョリュウバイの魅力

  • 耐寒性・耐暑性に優れるため、比較的育てやすい
  • ハチミツ(マヌカハニー)の原料としても有名
  • 香りの良い葉が特徴的で、ティーツリーオイルの原料になることもある

日本では庭木や鉢植えとして楽しまれることが多いですが、その繊細で可憐な花姿が、「人見知り」な性格を持つ人に共感を呼ぶのかもしれませんね。


花言葉:「人見知り」

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ギョリュウバイの花言葉の一つに「人見知り」があります。これは、ギョリュウバイがやや乾燥した環境を好み、過度な湿気や過保護な管理を嫌うことに由来すると考えられます。また、梅に似た控えめな花が密集して咲く様子から、恥ずかしがり屋の性格を連想させるのかもしれません。

他にも、「蜜月」「勇ましさ」などの花言葉があり、国や地域によって異なる意味が付けられることもあります。


「人見知りの花」

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「お前、本当に人見知りだよな。」

幼馴染の涼が笑いながら言った。私は苦笑いを浮かべ、手元の鉢植えを見つめる。小さなピンクの花が咲いたギョリュウバイ。

「そうかな……。」

「そうだって。小さい頃から、初対面の人と話すの苦手だったろ?」

確かに。昔から人前ではうまく言葉を紡げず、無理に話そうとすると変な沈黙が流れてしまう。だけど、私は人が嫌いなわけじゃない。ただ、どう距離を縮めたらいいのか分からないだけ。

このギョリュウバイも、そんな私と似ている気がした。乾燥した土地を好み、過保護にされると弱ってしまう。たくさんの花を咲かせても、一つ一つは控えめで、どこか遠慮がちに見える。

「それ、何の花?」

「ギョリュウバイ。花言葉のひとつに『人見知り』ってあるんだって。」

「へえ、お前っぽいな。」

涼はまた笑った。でも、その声は優しかった。

「それに、『蜜月』とか『勇ましさ』っていう意味もあるらしいよ。」

「ふーん。じゃあ、お前もいつか人見知りを乗り越えて、勇ましくなるってことか?」

「……かもね。」

風が吹いて、小さな花が揺れた。ふと見ると、ギョリュウバイの枝先に新しいつぼみがついている。

私はそっと指先で触れる。このつぼみも、いつか花開くのだろう。

「まあ、お前はお前のペースでいいんじゃね?」

涼の言葉に、私は少しだけ笑ってうなずいた。

もしかしたら、私もこの花のように、ゆっくりでもいいから少しずつ咲いていけるのかもしれない。

ギョリュウバイの花が、静かに春の空へ揺れていた。

おでんの日

2月22日は「おでんの日」です

2月22日は「おでんの日」

2007年、新潟の名物に「おでん」で新潟をもっと元気にしようと活動している「越乃おでん会」がこの日を記念日として制定しました。この日付は、アツアツのおでんを「ふーふーふー」と食べることで、「2→ふー 2→ふー 2 →ふー 」と読む語呂合わせから決まりました。

おでんの日の目的

おでんの具

この「おでんの日」は、新潟県のラジオ番組「クチこみラジオ 越後じまんず」の「新潟発の記念日をつくろう」という企画からです。新潟のおでんをPRして、オリジナルおでんの開発や普及を行うことが目的です。

全国おでんマップ

おでんの定番

おでんといっても、日本の北から南、西から東と、地域によっては味付けや具が違ってきます。もちろん、基本は寒いときに好んで食べられるので、この時期が記念日となったのでしょう。そこで、これから各地域の特徴的なおでんをいくつか紹介します。

北海道の「札幌風おでん」

北海道の「札幌風おでん」は、出汁を強めの昆布風味であっさりとして、贅沢な海と山の幸が入ったおでんです。具は他にも、長いさつま揚、しらこ、ふきなどを入れるのが特徴です。

「青森風のおでん」

「青森風おでん」は、海と山の幸がバランス良く使われていて、竹の子やつぶ貝、ほたてなどが入っている特徴的なおでんです。味付けは、生姜みそだれを付けて食べます。

「東京風おでん」

「東京風おでん」は、濃口醤油とかつお節出汁をきかせた昔ながらのおでんです。店舗によっては、淡口醤油を使用しているところもあるそう。具は、 すじ(魚)、ちくわぶ、はんぺんという特徴があります。

「名古屋風おでん」

「名古屋風おでん」は、八丁味噌などで作る甘辛い汁が特徴で、豚もつなどにしみこんだ独特の味わいと香りがたまりません。名古屋市内のお店を中心に供されます。主な具は、焼き豆腐、角麩、豚もつです。

京都風おでん

「京都風おでん」は、昆布と淡口醤油のつゆで、豆腐類や京野菜の味わいを生かすため、ほんのりとした味付けに仕上げた淡い色合いが特徴的です。主な具は、がんもどき、豆腐、里芋などです。

四国の「高松風おでん」

「高松風おでん」は、香川県高松市内の讃岐うどん店で、おでんコーナーにあります。味付けは、2種類のみそだれを付けて食べます。主なな具は、白天、里芋、牛すじです。

福岡の「博多おでん」

福岡県の博多おでんは、魚のすり身で餃子を包んだ「餃子巻」をとして入るのが一般的です。 他にも、餅入りの巾着を入れるエリアもあります。味付けは、濃口醤油の効いたコクのある味わいで、見た目もインパクトがあります。

おでんに邪道は無し

おでんに邪道は無し

おでんの王道は、大根、玉子、竹輪などあります。しかし、それ以外の具材でも地域や人の好みもあるので、一概に邪道といわれるものは無いでしょう。今回、全国のおでんを簡単に紹介しましたが、一部の地域やそれぞれの家庭によっても味付けや具材か変わることは間違いないことです。また、それが個性でもあり、アレンジおでんの良いところでもあります。


「おでんの日」に関するツイート集

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