6月21日の誕生花「シルクジャスミン」

「シルクジャスミン」

基本情報

  • 学名:Murraya paniculata
  • 科名:ミカン科
  • 原産地:インド、マレーシア、中国南部、フィリピン、台湾、琉球諸島
  • 別名:ゲッキツ(月橘)、オレンジジャスミン
  • 開花時期:6~9月頃(温暖な地域では繰り返し開花)
  • 花色:白
  • 樹高:1~4m程度
  • 常緑低木で、生垣や鉢植えとして人気が高い

シルクジャスミンについて

特徴

  • 小さな白い花をたくさん咲かせる
  • ジャスミンに似た甘く上品な香りを放つ
  • 光沢のある濃緑色の葉が美しい
  • 開花後には赤く熟す実を付ける
  • 暑さに強く、比較的育てやすい
  • 常緑樹のため一年を通して緑を楽しめる
  • 花と香りの美しさから庭木や観葉植物として親しまれている


花言葉:「純真な心」

由来

  • 雪のように白く清らかな花姿が、汚れのない純真な心を連想させることから。
  • 甘く優しい香りが、人を包み込むような素直で温かな気持ちを象徴しているため。
  • 飾り気のない小さな花が静かに咲く姿が、謙虚で純粋な人柄を思わせることから。
  • 夜にもほのかに香りを漂わせる様子が、見返りを求めない無垢な優しさを表しているため。
  • 美しい香りと清楚な花姿が調和し、心の清らかさや誠実な愛情を象徴する花として「純粋な心」という花言葉が付けられた。


「月夜に香る白い花」

 夏の始まりだった。

 仕事帰りの美月は、住宅街の細い道をゆっくり歩いていた。

 街灯がぽつぽつと灯り始めた夕暮れ。

 一日の疲れが肩に重くのしかかっている。

 大学を卒業して三年。

 広告会社に勤める美月は、周囲から見れば順調な人生を送っていた。

 けれど心の中は違った。

 仕事では結果を求められる。

 友人たちは次々と結婚していく。

 SNSを開けば誰かの幸せそうな写真が流れてくる。

 気づけば他人と比べることばかりになっていた。

 もっと評価されたい。

 もっと認められたい。

 もっと幸せになりたい。

 そんな思いばかりが膨らみ、心は少しずつ疲れていた。

 その日も大きな企画のプレゼンが終わったばかりだった。

 結果は悪くなかった。

 むしろ成功と言っていい。

 それなのに心は晴れなかった。

 帰り道、美月はため息をつく。

 するとふわりと甘い香りが風に乗って漂ってきた。

 思わず足を止める。

 辺りを見回すと、一軒の古い家の庭先に白い花が咲いていた。

 小さな星のような花。

 濃い緑の葉の間に、いくつもの白い花が揺れている。

 不思議なほど優しい香りだった。

 美月はしばらくその花を見つめた。

 すると庭の手入れをしていた老婦人が声をかけてきた。

 「きれいでしょう?」

 「はい。とてもいい香りですね」

 老婦人は嬉しそうに笑った。

 「シルクジャスミンですよ」

 「シルクジャスミン……」

 初めて聞く名前だった。

 「夜になると特によく香るんです」

 美月は再び花を見る。

 白い花は派手ではない。

 けれどなぜか目を引いた。

 「花言葉は『純粋な心』なんですよ」

 その言葉に胸が少しだけ揺れた。

 純粋な心。

 いつからそんな言葉を忘れていたのだろう。

 翌日から美月は、その道を通るようになった。

 仕事帰り。

 疲れた心を抱えながら歩く。

 するとシルクジャスミンの香りが迎えてくれる。

 それだけで少し気持ちが軽くなるのだった。

 ある日、老婦人が声をかけてきた。

 「最近よく来るわね」

 「この花を見ると落ち着くんです」

 すると老婦人は優しく頷いた。

 「この花はね、見返りを求めないんですよ」

 「え?」

 「誰かに褒められるためじゃなく、ただ咲いている」

 美月は花を見つめた。

 確かにそうだった。

 花は何かを競っているわけではない。

 誰かと比べているわけでもない。

 ただそこに咲いている。

 白く。

 静かに。

 優しく。

 その夜、美月は自分の部屋で考え込んだ。

 子どもの頃の夢を思い出していた。

 絵を描くことが好きだった。

 賞を取りたいからではない。

 誰かに褒められたいからでもない。

 ただ描くことが楽しかった。

 それだけだった。

 いつの間にか忘れていた。

 社会に出てからは結果ばかり気にするようになった。

 評価。

 数字。

 肩書き。

 他人の視線。

 そんなものに心を支配されていた。

 純粋な心とは何だろう。

 その答えを探すように、美月は毎日シルクジャスミンを眺めるようになった。

 夏が深まる頃。

 会社で後輩の真奈が失敗をした。

 大事な資料の提出期限を間違えたのだ。

 上司は厳しく叱責した。

 真奈は泣きそうな顔で謝っている。

 以前の美月なら冷たく注意していただろう。

 しかし、その日は違った。

 「一緒にやろうか」

 そう声をかけた。

 真奈は驚いた顔をした。

 「いいんですか?」

 「うん」

 二人で残業しながら資料を作り直した。

 帰り道。

 真奈が言った。

 「先輩って優しいですね」

 美月は思わず苦笑した。

 「そんなことないよ」

 「でも助かりました」

 その笑顔を見たとき、不思議な温かさが胸に広がった。

 評価されたからではない。

 褒められたからでもない。

 誰かの役に立てたことが嬉しかった。

 それは子どもの頃に感じていた純粋な喜びによく似ていた。

 数日後。

 美月は老婦人にその話をした。

 すると老婦人は穏やかに微笑んだ。

 「それが純粋な心なんじゃないかしら」

 「純粋な心……」

 「損得を考えずに誰かを思うこと。案外難しいものよ」

 美月は静かに頷いた。

 シルクジャスミンの花が風に揺れる。

 雪のように白い花。

 甘く優しい香り。

 飾り気のない小さな姿。

 その全てが、まるで人の心の理想を映しているようだった。

 夜になると香りはさらに深くなる。

 誰も見ていなくても。

 誰にも気づかれなくても。

 花は香り続ける。

 まるで見返りを求めない優しさのように。

 秋が訪れる頃。

 美月の心は少し変わっていた。

 もちろん悩みはなくならない。

 仕事の苦労もある。

 不安もある。

 けれど以前ほど他人と比べなくなった。

 自分らしく生きればいい。

 そう思えるようになったのだ。

 ある夜。

 いつもの道を歩く。

 シルクジャスミンの香りが漂う。

 見上げると月が静かに輝いていた。

 白い花も月明かりを浴びている。

 美月は足を止めた。

 純粋な心とは、特別なものではないのかもしれない。

 誰かを思いやること。

 素直に喜ぶこと。

 自分の気持ちに正直でいること。

 そして見返りを求めず優しさを差し出すこと。

 その積み重ねが、人の心を美しくしていくのだろう。

 シルクジャスミンは何も語らない。

 けれど、その白い花と優しい香りは確かに伝えていた。

 大切なのは、誰かより優れていることではない。

 ありのままの心を失わないこと。

 雪のように清らかな花が咲くように。

 夜の闇にそっと香りを届けるように。

 純粋な心は、人知れず誰かを幸せにする力を持っているのだと。

 月夜の風が吹いた。

 白い花が静かに揺れる。

 その香りに包まれながら、美月は小さく微笑んだ。

 そしてゆっくりと歩き出した。

 今度は誰かと比べるためではなく、自分らしく生きるために。

5月12日、6月1日、21日の誕生花「アスチルベ」

「アスチルベ」

アスチルベは、湿った土壌を好む多年草で、羽状の葉と美しい花穂が特徴です。主に白、ピンク、赤の花を咲かせ、初夏から夏にかけて観賞できます。日陰でも育つため、ガーデニングや庭のアクセントに最適です。

基本情報

  • 学名Astilbe
  • 科名:ユキノシタ科(Saxifragaceae)
  • 原産地:東アジア(日本・中国など)、北アメリカ
  • 開花時期:5月~7月(初夏〜夏)
  • 草丈:20~80cm(品種により異なる)
  • 栽培環境:半日陰〜日陰を好む。湿り気のある土壌が適している。

アスチルベについて

特徴

  • ふんわりした花穂:小さな花が羽毛状に密集して咲き、ピンク・白・赤・紫など多彩な色があります。風に揺れる姿が涼やかで優雅です。
  • 耐陰性が高い:半日陰や日陰でも育ちやすく、シェードガーデンに最適。
  • 湿気を好む:乾燥には弱いため、水はけよりも「水もちのよさ」が重視されます。
  • 日本原産種あり:日本にも自生する種(チダケサシなど)があり、和風庭園にもよく合います。

花言葉:「恋の訪れ」

アスチルベの花言葉「恋の訪れ」は、ふんわりと繊細な花穂が、どこか恥じらいやときめきを思わせることに由来すると言われています。

  • 初夏にふわっと咲き出す様子が、恋が芽生える瞬間や、心がふるえるような新しい感情の始まりを連想させる。
  • 花穂がまるで心の奥でざわめく「淡い想い」を視覚化したようにも見えるため、「恋の予感」「恋の始まり」というイメージが重ねられた。

そのため、恋のプレゼントや告白シーンの花束にも使われることがあります。


「アスチルベの咲く頃に」

六月の風が、アスチルベの花穂を揺らしていた。薄紅色の小さな花がふわふわと集まって、まるで誰かの心の中でざわめく感情のように、そっと空気を揺らしている。

市立図書館の裏手にある小さな植物園。その奥の半日陰の一角に、その花は咲いていた。

「……咲いたんだね」

紗耶(さや)はアスチルベの前に立ち止まり、そっとしゃがみ込む。白と淡紅の花がちょうど見頃を迎えていた。彼女がこの場所に来るのは、もう何度目になるだろうか。

ちょうど一年前の六月。図書館のボランティアとして働き始めた頃、この植物園で彼に出会った。名は透(とおる)。物静かで、少しだけ不器用な青年。庭の手入れをしていた彼がアスチルベの花を指差して、「これは恋の訪れっていう花言葉があるんだ」と教えてくれたのが、ふたりの最初の会話だった。

そのときは、ただ「へぇ」と頷いただけだった。けれど、それからの日々で、彼の存在がじわりと心にしみ込んできた。植物のこと、季節のこと、本の話、何でもない会話が重なって、気づけば、透の姿を探す自分がいた。

それが「恋」なのだと気づいたのは、夏が終わりかけた頃だった。

でも、紗耶が想いを伝える前に、透は突然この町を離れた。家庭の事情で、急に引っ越すことになったのだと、館長から聞かされた。

その知らせを聞いた日、アスチルベの花はすでに枯れかけていた。

「恋の訪れ」どころか、恋は始まる前に、終わった――。そう思って、紗耶は何度もこの場所を訪れたが、花が咲いていない季節の植物園は、ただ寂しく、沈黙の中にあった。

そんな日々を越えて、季節は再び巡った。アスチルベの咲く頃が来た。

ふと、誰かの足音が聞こえた。紗耶が振り向くと、そこにいたのは見覚えのある背中だった。

「……透くん?」

振り向いた彼は、少し髪が伸びて、日焼けしていた。

「久しぶり。……咲いてたから、来てみた」

その声に、紗耶の胸がふわりと高鳴る。去年と同じ花の中で、違う気持ちが芽生える。

「アスチルベ、覚えてたんだ」

「うん。……花言葉、ちゃんと、意味があったんだなって思って」

透の視線が、そっと紗耶の目を見つめた。

「俺、あのとき言えなかったけど……会えなくなってから、ずっと考えてた。……もう一度会えたら、ちゃんと伝えたいって」

紗耶は、何も言えなかった。ただ、心が大きく揺れていた。まるで風にそよぐアスチルベの花のように。恥ずかしさと喜びが、ひとつになって波打っていた。

「……それって、恋の訪れ?」

彼女の言葉に、透は照れくさそうに笑った。

「たぶん、もう“訪れ”じゃない。……始まってたんだと思う」

紗耶は静かに頷き、ふたりは並んでアスチルベの花を見つめた。

それは、まるで心の奥に咲いた、淡い想いの形だった。

6月21日、8月30日の誕生花「ツキミソウ」

「ツキミソウ」(月見草)

Christine PfisterによるPixabayからの画像

ツキミソウ(月見草)は、その名の通り、夕暮れから夜にかけて咲く神秘的な花で、見た目の美しさとともに、文学や詩にも多く登場するロマンチックな花です。以下に、基本情報・特徴・そして花言葉「無言の愛情」の由来についてまとめます。

基本情報

  • 学名Oenothera tetraptera など
  • 分類:アカバナ科 マツヨイグサ属
  • 原産地:北アメリカ、メキシコ
  • 開花時期:6~10月
  • 花の色:白(咲き始めは白、やがて薄いピンクに変わる)
  • 別名:ユウゲショウ(ただし、こちらは別種)

ツキミソウについて

Dieter StaabによるPixabayからの画像

特徴

  • 夜に咲く一日花
    花は日没後にゆっくりと開き、翌朝にはしぼんでしまいます。この「夜にだけ咲く」という性質が、月とのつながりを感じさせ、幻想的な魅力を放っています。
  • 花色の変化
    咲き始めは純白ですが、時間が経つにつれて淡いピンクに変化します。これは花の老化による色素変化で、感情の移ろいや余韻を象徴するような美しさを感じさせます。
  • 控えめで静かな美しさ
    他の派手な花と比べると、小ぶりで柔らかく、可憐な印象を持つ花です。

花言葉:「無言の愛情」

manseok KimによるPixabayからの画像

無言の愛情(silent love / wordless affection)」という花言葉は、ツキミソウの咲き方や性質に深く関係しています。

◎ 夜にそっと咲く姿

人の目が届きにくい「夜」にだけ静かに咲くツキミソウ。その姿は、言葉にせずとも、密やかに誰かを想い続ける“奥ゆかしい愛”を連想させます。

◎ 朝には散るはかない命

一夜限りの開花。誰にも気づかれず、ひとときだけ輝いて静かに消えていく――
これは、「自分の想いを伝えることなく終わる恋」や「一途に秘めた愛情」を象徴しているとも解釈されます。

◎ 月と愛の象徴性

月は昔から「静けさ」「想い」「秘めた心」の象徴とされてきました。月明かりの下でそっと咲くこの花は、まさに声には出せない深い愛情を体現しているのです。


「月の下で咲く」

Jan HaererによるPixabayからの画像

六月の終わり、風がぬるく肌を撫でる夜。
美咲(みさき)は、旧校舎裏の小さな花壇を見つめていた。

「まだ咲いてない……か」

そこに植えたのはツキミソウだった。
昼間はただの葉にしか見えないその茂みに、夜が更けてからひっそりと白い花が咲くのだと、誰かが教えてくれた。

「夜にしか咲かないなんて、不器用な花だな」

そう言ったのは、同級生の陽人(はると)だった。
美咲がこの花を植えたとき、偶然通りかかって手伝ってくれた、唯一の人。

彼はサッカー部のエースで、誰にでも明るく接する人気者。
一方で美咲は、どちらかというと教室の隅で静かに本を読んでいるような子だった。

正反対のようでいて、あの日だけは、不思議と波長が合った。

「たぶん、咲いても誰も気づかないんだろうな。見てもらうためじゃなく、ただ咲くだけの花。……なんか、健気だな」

陽人のその言葉に、美咲の胸の奥が、静かに震えた。

それ以来、彼に話しかけたいと思っても、いつも言葉にできなかった。
体育館の隅で彼を見つけても、目が合えばただ会釈して、逃げるように背を向けた。
彼の名前を呼ぶことさえ、できなかった。

でも、毎晩ツキミソウを見に行くと、不思議と彼の声が思い出された。
あの何気ない一言に、どれだけ救われたか。
そのことだけでも、彼に伝えられたらいいのに。

——けれど、美咲は口をつぐんだままだった。
言葉にした瞬間、なにかが壊れてしまいそうで。
それなら、花に託したままのほうがいいと思った。

そして迎えた、最後の放課後。

陽人は推薦で県外の大学へ行くらしく、もうすぐ引っ越してしまうという。
校内放送で流れたその知らせに、美咲の心は静かに波打った。

夜。
ツキミソウは、白く透けるような花を開いていた。
まるで月の光をそのまま花びらに宿したかのように、優しく、はかなく。

「咲いてたんだね……」

声に出して言うと、隣に誰かの気配があった。

「……やっぱり、君だったんだ」

驚いて振り向くと、そこに陽人が立っていた。
制服のまま、照れくさそうに、でも確かに美咲を見ていた。

「何度かここで君を見かけてさ。気になってたんだ。……ずっと花、育ててたんだね」

「……うん」

言葉が喉に詰まる。けれど、今日だけは。今日だけは。

「この花、ツキミソウって言うの。夜だけ咲いて、朝にはしぼむの」

「……へえ。でも、綺麗だな」

「うん……言葉にできない想いを、ただ咲いて伝えてる……そんな花」

陽人は黙って、咲いたばかりのツキミソウを見つめていた。

風が吹く。
ほんの少し、彼の肩が揺れる。

「……俺、君のこと、ちょっと気になってた」

美咲の心臓が跳ねた。何かを返そうとした瞬間、陽人は優しく笑った。

「でも、もう行くからさ。これでいいんだと思う。……君みたいに、静かで綺麗なものって、ずっと覚えてるから」

そう言って、彼はそっとしゃがみこみ、一輪のツキミソウに指を触れた。
花が、月明かりに溶けていくように見えた。

「……じゃあね、美咲さん」

名を呼ばれたのは、これが最初で最後だった。

美咲は、何も言わずにただ頷いた。

その夜、ツキミソウはひっそりと花を咲かせて、誰にも気づかれず、朝にはしぼんだ。
だけどその花は確かに、想いを伝えていた。

言葉にできなかったすべてを、夜の静けさの中で。

太陽光発電の日

6月21日は夏至であり、太陽光発電の日でもあります

6月21日は夏至であり、太陽光発電の日

太陽光発電といえば、環境に優く半永久的な太陽光を利用したクリーンエネルギーを発生する装置です。現在では、普通の一般家庭にも設置されていて、日常生活で消費される電力の不足部分を補っています。

その太陽光発電で電力を発生するためのエネルギー源となる太陽への感謝を表し、太陽光発電をさらに普及を目指すことが目的として、住宅用・公共用の太陽光発電システムの施工を関わる株式会社横浜環境デザインがこの日を記念日として制定しています。

太陽光発電装置のしくみ

太陽光発電装置のしくみ

太陽光発電の主な設備は、まず太陽光をエネルギーに変えるパネルにあたる「太陽光モジュール」と呼ばれる装置があり、その装置が太陽光のエネルギーを吸収し、それを電気エネルギーに変換します。

その後、電気に変換されたエネルギーは接続箱でまとめられ、その電気を直流電源として「パワーコンディショナ」(受け取った直流電流を家庭用の交換電流に変換する)装置に送られます。そして最終的に、変換後の交流電流が分電盤から各出力地点に送られて、一般の家庭などで電気製品を使うことが可能となります。

太陽光発電のメリット

太陽光発電のメリット
太陽光発電のメリットは?

「太陽光発電」は、一般的に考えられるメリットとして、次の「災害(地震や台風)による停電などの緊急時に代用」、「CO2を出さない」、「曇りや雨の日でも発電が可能」、「節電意識が高まる」などがあります。

その他にも、電気代に関するメリットであり、「光熱費を削減」「余った電気は売電」「蓄電池の設置で発電した電気を無駄なく使える」「HEMS(エネルギーの見える化、電気設備を最適に制御できる管理システム)と組み合わせて電気の運用を自動化」「オール電化との相性が良好」などがあります。これでもほんの一部ですが、今後も有効だと確信できるメリットがこれだけあります。

デメリット

太陽光発電のデメリット

太陽光発電のデメリットとして考えられる一般的な懸念事項として、次のようなものが挙げられます。まず、「電気の発電量は日射量、影、積雪などの天候や気象条件で不安定」「台風や地震など、災害によるパネルなど破損」「雨漏り、蜂や鳥などの生物が巣を作る」などです。そして、もっとも懸念されるのが、「電力の売電」や「設置・メンテナンス」に関するデメリットです。

全体的に価格が下落傾向

まず、太陽光発電の電気代や収入のデメリットに関しては、売電価格が年々下落していて、10年間の固定売電期間を過ぎた場合にそれ以降の売電価格は固定価格よりも低くなる可能性があることなど、全体的に価格が下落傾向にあります。

メンテナンスに関するデメリット

次に、家庭での太陽光発電の設置・メンテナンスに関するデメリットとしては、「初期費用(設置費用)の敷居が高い」「屋根の向きで電力量が変わってくるため、北向きは向かない」「屋根に負担をかける」「パワーコンディショナーなどの電気機器の交換費用が必要」「自然災害に備えて保険に入る必要がある」「設備の撤去時に15万円ほどかかる」などです。

現在は、補助金制度の利用などにより、緩和されることもありますが、設置費は今のところハードルが高いといえます。今後も売電価格が下がる傾向にあるために、実際のところは導入は厳しくなります。

やっぱり、太陽光発電は必要!

やっぱり、太陽光発電は必要!

太陽光発電にすると、確かにコスト面でのデメリットがあります。しかし現在、世界規模でCO2削減などの環境問題の解決に取り組まれています。そして、そのことで各国々も協力するために自主的に動き出しています。また、日本国内もこれに応じる形で削減目標を立てて、「ガソリン車から電気自動車へ」と変更することなども率先して動き始めています。

こうなると、電力の使用量が増加していき発電に対する意識がさらに高まって、ダムの建設や原発の放射能漏れなど環境破壊の恐れのある発電よりも、比較的に低コストで運営が可能な太陽光発電や風力発電の研究が高まり、今よりもっと低価格で電力を得られる時代が来るでしょう。災害が起こって停電になっても生活が維持できるという面からみても、自家発電生活は絶対おすすめする案件だと思います。


「太陽光発電の日」に関するツイート集

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6月20日の誕生花「サンスベリア」

「サンスベリア」

基本情報

  • 学名:Dracaena trifasciata(旧学名:Sansevieria trifasciata
  • 科名:キジカクシ科
  • 原産地:熱帯アフリカや南アフリカ、マダガスカル、南アジア、アラビアの乾燥地
  • 別名:トラノオ(虎の尾)、サンセベリア
  • 草丈:20cm~1m以上
  • 観賞時期:一年中
  • 葉色:緑、黄緑、黄色の斑入りなど
  • 観葉植物として世界中で親しまれている

サンスベリアについて

特徴

  • 剣のようにまっすぐ伸びる肉厚の葉を持つ
  • 乾燥に非常に強く、初心者でも育てやすい
  • 暑さに強く、丈夫で長寿な植物
  • 室内のインテリアグリーンとして人気が高い
  • 品種が豊富で、葉の形や大きさがさまざま
  • 夜間にも二酸化炭素を吸収するとされ、室内緑化によく利用される
  • 環境の変化にも比較的強く、長期間美しい姿を保つ


花言葉:「不滅」

由来

  • サンスベリアは乾燥した厳しい環境でも力強く生き続けることから、「不滅」という花言葉が付けられた。
  • 肉厚の葉に水分を蓄え、長期間枯れにくい生命力の強さが由来とされる。
  • 葉が一年を通して青々とした姿を保つことから、変わらない生命力や永続する存在を象徴している。
  • 株分けによって次々と新しい芽を出し増えていく様子が、途切れることのない命のつながりを連想させる。
  • 困難な環境にも負けず成長し続ける姿が、「永遠に続く力」や「不滅の精神」を表している。


「不滅の葉が見つめる空」

 駅前の小さな花屋の隅に、その鉢植えは置かれていた。

 細長い葉がまっすぐ天へ向かって伸びている。

 深い緑色の葉には美しい縞模様が入り、どこか凛とした雰囲気をまとっていた。

 「サンスベリアですよ」

 店主の言葉に、翔太は足を止めた。

 社会人になって三年目。

 仕事にも慣れたはずだったが、最近は何をやってもうまくいかない気がしていた。

 企画は通らない。

 努力しても評価されない。

 同期は次々と成果を上げている。

 それなのに自分だけが取り残されているように感じていた。

 「丈夫な植物なんですか?」

 何気なく尋ねる。

 店主は頷いた。

 「とても丈夫ですよ。乾燥にも強いし、少しくらい放っておいても元気に育ちます」

 「そうなんですね」

 「花言葉は『不滅』です」

 その言葉に翔太は思わず顔を上げた。

 不滅。

 どこか大げさな響きだった。

 しかし、その葉は確かに力強かった。

 何かに負けることを知らないように、静かに立っている。

 翔太はその日、小さなサンスベリアの鉢を買って帰った。

 ワンルームの部屋。

 窓際の棚に置くと、部屋の雰囲気が少し変わった。

 無機質だった空間に生命が宿ったようだった。

 翌朝。

 目覚めると最初に目に入ったのはサンスベリアだった。

 昨日と何も変わらない。

 ただ静かに立っている。

 その姿を見ていると少しだけ心が落ち着いた。

 それから毎朝眺めるようになった。

 忙しい日も。

 失敗した日も。

 残業で疲れ切った夜も。

 サンスベリアは何も言わずそこにいた。

 ある夏の日。

 大きなプレゼンで失敗した。

 何週間も準備していた企画だった。

 しかし上司から厳しい指摘を受け、会議はわずか十分で終わってしまった。

 帰宅した翔太は深いため息をついた。

 「もう無理かもしれないな……」

 ソファに倒れ込む。

 視線の先にはサンスベリアがあった。

 相変わらずまっすぐ立っている。

 ふと葉の根元を見ると、小さな芽が出ていることに気付いた。

 今までなかった新芽だった。

 「いつの間に……」

 しゃがみ込んで見つめる。

 細く小さな芽。

 けれど確かに生きていた。

 毎日見ていたはずなのに気付かなかった。

 その瞬間、店主の言葉を思い出した。

 ――とても丈夫なんです。

 ――花言葉は不滅です。

 サンスベリアは厳しい環境でも生き続ける。

 肉厚の葉に水分を蓄え、乾いた土地でも枯れない。

 そして株分けによって次々と新しい芽を出していく。

 命を絶やさないために。

 未来へつなぐために。

 翔太はしばらく新芽を見つめていた。

 自分はどうだっただろう。

 一度の失敗で立ち止まり、可能性まで諦めようとしていた。

 まだ終わっていないのに。

 まだ成長できるのに。

 サンスベリアの葉は何も語らない。

 けれど、その姿は雄弁だった。

 失敗しても立ち上がること。

 結果が出なくても続けること。

 それが本当の強さなのだと。

 翌日から翔太は気持ちを切り替えた。

 企画を一から見直した。

 上司の指摘を分析した。

 足りなかった知識を学び直した。

 思うように進まない日もあった。

 それでもやめなかった。

 サンスベリアの新芽も少しずつ大きくなっていった。

 まるで一緒に成長しているようだった。

 季節は秋へ移る。

 ある日、再び企画を提出する機会が訪れた。

 前回とは比べものにならないほど準備を重ねた資料だった。

 会議室で説明を終えたあと、沈黙が流れる。

 やがて部長が口を開いた。

 「よく考えられているな」

 翔太は息を呑んだ。

 「採用に向けて進めよう」

 その言葉を聞いた瞬間、胸の奥が熱くなった。

 努力が認められた。

 もちろん、それで全てが終わるわけではない。

 これからも困難はあるだろう。

 失敗もするだろう。

 けれど以前のような不安はなかった。

 冬の始まり。

 窓際のサンスベリアは変わらず青々としていた。

 季節が変わっても。

 暑さが過ぎても。

 寒さが訪れても。

 その葉は凛としている。

 翔太は温かいコーヒーを手に窓辺へ立った。

 新芽はすっかり大きくなっていた。

 親株の隣で、同じように空へ向かって伸びている。

 命は続いていく。

 強さも受け継がれていく。

 サンスベリアが「不滅」と呼ばれる理由が、今なら少し分かる気がした。

 それは永遠に枯れないという意味ではない。

 どんな困難の中でも生きることを諦めない心。

 何度倒れても立ち上がる力。

 そして未来へ希望をつないでいく生命の強さ。

 葉が一年を通して青々とした姿を保つように。

 新しい芽を次々と生み出すように。

 その生命力は途切れることなく続いていく。

 翔太はそっと葉に触れた。

 ひんやりとした感触が指先に伝わる。

 窓の外では夕日が街を黄金色に染めていた。

 空へ向かって伸びるサンスベリアの葉は、その光を受けて静かに輝いている。

 不滅とは、特別な人だけが持つ力ではないのかもしれない。

 苦しい日にも前を向こうとすること。

 諦めずに歩き続けること。

 小さな希望を守り続けること。

 その積み重ねが、人の心を強くしていく。

 サンスベリアは今日も変わらず窓辺に立っている。

 まるで空を見上げながら、こう語りかけるように。

 ――まだ終わりではない。

 ――命も、夢も、希望も。

 その想いは、これからも続いていくのだから。

5月28日、6月16日、20日の誕生花「ベロニカ」

「ベロニカ」

Goran HorvatによるPixabayからの画像

基本情報

  • 学名Veronica
  • 科名:オオバコ科(以前はゴマノハグサ科に分類)
  • 属名:ベロニカ属(クワガタソウ属)
  • 原産地:ヨーロッパ、アジア、北アメリカなど広範囲
  • 開花時期:4月~11月(春咲き、夏咲き、秋咲き)
  • 花色:青、紫、白、ピンクなど
  • 草丈:種類によって10cm〜1m以上までさまざま

ベロニカについて

Goran HorvatによるPixabayからの画像

特徴

  • 穂状の花序:細長く伸びた花穂に、びっしりと小さな花を咲かせるのが特徴。上に向かってすっと伸びる姿が美しい。
  • 丈夫で育てやすい:日当たりの良い場所を好み、乾燥にも比較的強い。
  • 種類が豊富:園芸種だけでなく、野生種(クワガタソウなど)も多く存在し、高山植物から地被植物まで多様。
  • 蜜源植物:花はミツバチや蝶などの昆虫を引き寄せるため、自然庭園にも適している。

花言葉:「忠実」

ベロニカの花言葉には「忠実」「名誉」「女性の貞節」などがありますが、とりわけ「忠実(faithfulness)」という意味は、以下のような理由から生まれたと考えられます。

1. まっすぐ伸びる花姿

 ベロニカの花は、細長い花穂が直立し、上へ上へと真っすぐに伸びていきます。その姿が「信念を貫く姿」や「忠実さ」「一途さ」を連想させます。

2. 長期間咲き続ける性質

 比較的長く花を咲かせるため、「一度咲いたら、しばらく咲き続けてくれる」=「変わらぬ忠誠心」というイメージに重ねられました。

3. ラテン語由来の意味

 学名の「Veronica」はラテン語で「真実」を意味する vera icon(ヴェラ・アイコン)=真の肖像 に由来するという説もあります。これはキリストの顔を写し取ったとされる聖女ヴェロニカの伝説にもつながり、「真実」「忠実」のイメージと結びつきます。

補足:伝承と信仰の影響

特にヨーロッパでは、ベロニカという名は聖女ヴェロニカ(イエスが十字架を背負って歩く途中、顔を拭ったとされる女性)と重ねられることもあり、「献身的で忠実な愛」「変わらぬ思い」を象徴する花とされています。


「ベロニカの丘」

風が吹き抜ける丘の上、ひときわ青く揺れる花畑があった。
 その名は「ベロニカの丘」。町では、忠誠の誓いを交わした恋人たちが訪れる場所として知られている。

 ある夏の終わり、遥(はるか)は一人でこの丘を訪れていた。右手には、色あせた手紙が一通。
 それは五年前、彼がこの丘に残したものだった。

「僕は、君を待ち続けるよ。
たとえ時が過ぎても、君の答えが変わらない限り、ここにいる。」

 遥と湊(みなと)は高校時代の同級生だった。
 真っすぐで、嘘をつけない少年。いつも口数は少なかったが、彼の言葉は一つひとつが芯を持っていた。

 卒業の日、彼は遥に告白した。
 だが、彼女はその場で答えを出せなかった。進学も、夢も、それぞれに違う道を選ぼうとしていたからだ。

「……ありがとう。でも、少しだけ時間が欲しい」
 そう言った遥に、湊は優しく笑って言った。

「じゃあ、君のタイミングでいい。ここに置いておくよ」

 彼は、丘のベロニカの花の間に、手紙をそっと挟んだ。

beauty_of_natureによるPixabayからの画像

 それから五年。遥は都会で学び、就職し、そして何かを見失っていた。
 毎日が忙しく、心がどこか遠くなっていた。そんなとき、ふとあの丘のことを思い出したのだった。

 久しぶりに訪れた丘は、あの頃と変わらず青い花で満ちていた。
 ベロニカの花は、今もまっすぐ天を仰ぎ、風にたなびいていた。

「……変わってないね。あのときと」

 足元には、湊が残した手紙。紙はすっかり古びていたが、文字はしっかりとそこにあった。
 遥はその場にしゃがみ込み、花に触れた。冷たくも温かな感触が指先を包む。

 ベロニカ――忠実の花。
 どんなに時が流れても、まっすぐに咲き、静かに待ち続ける花。
 まるで湊のようだった。

「……私、ようやく答えがわかったよ」

 遥はポケットから、ペンと紙を取り出した。
 小さく、丁寧に書き記す。

「私も、変わらなかった。ずっと、あなたに戻りたかった。」

 手紙を花の中に忍ばせると、彼女はそっと立ち上がった。
 風がまた丘を吹き抜け、ベロニカの花々が一斉に揺れた。

 それはまるで、長く待っていた誰かが、ようやく笑って応えてくれたようだった。

ペパーミントの日

6月20日はペパーミントの日です

6月20日はペパーミントの日

ペパーミントの一種の「ハッカ」は、6月の北海道の爽やかさがそのものであり、その日付の20日は「はっか(20日)」と読む語呂合わせから、ハッカ(ペパーミント)が特産品である北海道北見市まちづくり研究会が1987年にこの日を記念日として制定しました。

ペパーミント

ペパーミント

ペパーミントは、ミントの代表的な品種です。そして、スペアミントとウォーターミントが交配した品種であり、他の種類のミントと比較して葉が尖っていて、葉の色は濃い緑色をしています。また、花は夏から秋にかけ、ピンクや紫色していて小さく茎先に咲かせます。メントールの含有量がスペアミントよりも高く、辛みが強いというのが特徴です。

ペパーミントの使用例

ペパーミントを使った料理

ペパーミントは、料理やお茶に使われるだけでなく、ガムや歯磨き粉などの生活用品の香料に利用されます。ちなみに名前の由来は、ピリッとした香りがコショウ(pepper)を連想させるためにこの名称が付けられたといわれています。

ペッパーミントとスペアミント、香りの比較

ペパーミントとスペアミントの違い

まず、「ペパーミント」の香りの素となっているのは、「l(エル)-メントール」であり、和種のミント(ハッカ)にも多く含まれる成分です。爽快でスーとする感覚は、日本人にもなじみがあって日本で販売されるガムや歯磨き粉は、このペパーミントベースのものが主流だそうです。

次に「スペアミント」の香りですが、「l-カルボン」という成分が主体で、スーっとする感覚は控えめで、ハーブ特有の香りが料理に合うようです。そのことから、欧米では料理に使用する際は、別名「ラムミント」とも呼ばれ、そのスペアミントが定番とされるそうです。イギリスの伝統的なラム肉料理では、スペアミントの葉に砂糖、酢などを加えてつくる甘いミントソースが欠かさないそうです。

ペパーミントの効能

ペパーミントの効能

ペパーミントは、食べ過ぎや飲みすぎなどによって胃の調子が悪くなった時、消化を助ける働きがあります。「腹痛」や「胸焼け」、「胃けいれん」などの症状を緩和するといわれます。さらに、ペパーミントは鎮静効果あって、精神的な緊張を和らげると共にイライラを沈めるなど、リラックス効果があるとされます。ペパーミントは昔から、無気力や抑うつを改善できるとされ、精神安定化作用もあって神経症などにも利用されてきたそうです。

他にも効能・効果がいくつかあり、それは「偏頭痛やその時に伴うむかつきも癒す」「麻痺作用や抗菌作用があり、虫歯や歯痛などで発生する痛みを緩和する」「乗り物酔いや吐き気の予防」「げっぷが出やすくなる」「不眠を解消する」などが期待されているそうです。

暑さ対策をペパーミントで

暑さ対策をペパーミントで、ミントアロマ

6月といば、夏本番に向けて暑さが徐々に厳しくなっていく時期です。この暑さで多くの人が、自律神経の乱れによる影響で「胃もたれ」や「食欲不振」、「体のだるさ」などの不調を引き起こします。これを予防するのに最適なアロマが、ペパーミントといわれていてます。

ミント系の香りから出るヒンヤリ感が、「体感温度を4度下げてくれる」というデータがあるそうです!コロナ禍でのマスク生活も、「ペパーミント」効果を上手に活用し、熱中症コロナウイルス感染対策を行いながら、この夏を元気に乗り切りましょう!


「ペパーミントの日」に関するツイート集

2026年の投稿

2025年の投稿

2024年の投稿

5月16日、6月19日の誕生花「イキシア」

「イキシア」

基本情報

  • 学名Ixia(イキシア属)
  • 和名:槍水仙(ヤリズイセン)
  • 分布・原産地:南アフリカ・ケープ地方(フィンボス地帯)に40〜50種の野生種あり、現在は交配種が50種以上栽培されている
  • 科名:アヤメ科(Iridaceae)
  • 球根(実際はコルム):チョコキス型の小さな球根で、毎年分球し増え

イキシアについて

特徴

  • 姿・草丈:針金のような細く強い茎に、20〜数十輪の星型花を密集して咲かせ、草丈は30〜60 cm程度。スリムかつ存在感抜群。
  • 花色:赤・ピンク・黄色・オレンジ・白・青など多彩で、中央に濃い色の模様(ブロッチ)が入るものもあり。
  • 開閉性:日中に花が大きく開き、夜間や雨天時には閉じる性質。
  • 香り・誘客性:ほんのり香りがあり、ミツバチなどの虫が訪れることも多い。
  • 育てやすさ:乾燥・寒さにやや弱いが、日当たりと水はけの良い場所なら初心者でも栽培可能。鉢植えや地植え、切り花にも最適。

花言葉:「君を離さない」

イキシアの花言葉には「団結」「誇り高い」「秘めた恋」などがありますが、「君を離さない(離さない)」という言葉は、

  • 茎の先に一体となって密集咲きする姿が、離れない強い結びつきを象徴
  • 花が開くときにしっかりと寄り添い、束になって咲く様子から

といった花姿の印象が由来と考えられます。
つまり、その可憐ながら芯のある佇まいが、相手を強く思い続ける感情と重なるからこそ、「君を離さない」という深い想いを伝える花言葉につながっているのです。


「束ねた想い」

春の風がそっと頬をなでる朝、優は駅前の花屋で足を止めた。
 小さな鉢に植えられたイキシアが、凛と咲いている。細くしなやかな茎に、星のような花がいくつも寄り添っている。まるで、互いを離すまいと支え合っているかのようだった。

 「この花、好きなんですか?」

 不意に声がした。振り返ると、そこには明るいエプロン姿の店員が立っていた。年は自分と同じくらいか、少し下だろうか。茶色の髪をまとめたその人は、優しげな目でイキシアを見つめていた。

 「……ええ、なんだか惹かれてしまって」

 「イキシアって言うんです。花言葉、知ってますか?」

 「いえ……綺麗だなって思っただけで」

 「“君を離さない”って言うんですよ」

 優の胸がわずかに震えた。

 「そうなんですか……」

 「茎の先で、みんな一緒に咲いてるでしょう? すごく細いのに倒れない。それって、強く結びついてるからだと思うんです」

 彼女の言葉は、なぜか優の胸の奥にじんわりと染みた。

 会社を辞めて、もう三ヶ月になる。
 何をしたいのか、自分がどう生きたいのか、それすら分からなくなっていた。東京での生活に疲れ、実家に戻ったのは、逃げだったかもしれない。けれど、あの花屋の前を通るたびに、少しだけ足が止まるようになった。

 やがて自然と、花屋に立ち寄ることが増えた。

 名前は美咲(みさき)というらしい。いつも花に囲まれていて、話すと不思議と気持ちがやわらぐ。優は、徐々に彼女との時間が心の支えになっていることに気づいた。

 ある日、美咲が言った。

 「イキシア、今年はもうすぐ終わっちゃうんです」

 「そうなんですか」

 「でも来年も咲きますよ。ちゃんと手入れすれば、必ずまた……」

 その言葉が、まるで約束のように聞こえた。

 優はイキシアの鉢をひとつ買って帰った。ベランダに置き、朝と夕方に水をやるのが習慣になった。細い茎が倒れないように添え木をして、花たちが寄り添って咲く姿を何度も眺めた。

 あるとき、美咲にぽつりと打ち明けた。

 「東京で、何かを築きたかったんです。でも、全部うまくいかなくて……怖くなって、戻ってきました」

 美咲は黙って頷いた。

 「わたしも、何度も諦めかけました。でもね、イキシアって、風が吹いても倒れないんです。あんなに細いのに。束になって咲くから、支え合えるんですよ」

 優の目に、熱いものがこみ上げた。

 その春の終わり、優はもう一度挑戦する決意を固めた。
 今度は、独りで無理に戦うのではなく、誰かと支え合いながら進もうと。あの花のように。

 東京へ戻る前日、優は一通の手紙と、咲き終わったイキシアの球根を美咲に預けた。

 《来年また、花が咲く頃、戻ってきます。君を離さない、その言葉の意味を、今度は伝えたいから。》

 風に揺れる鉢の中、細い茎の記憶が、そっと息づいていた。

5月21日、6月19日、12月3日、25日の誕生花「バラ」

「バラ」

RalphによるPixabayからの画像

基本情報

  • 学名Rosa
  • 分類:バラ科バラ属
  • 原産地:アジア、ヨーロッパ、中近東、北アメリカ、アフリカの一部
  • 種類:およそ200種以上、園芸品種は2万以上存在
  • 開花時期:5月中旬~6月上旬(主な開花期)、6月中旬~11月(品種によって適時、開花)
  • 形状
    • 一重咲き〜八重咲きまでさまざま
    • 色は赤、白、ピンク、黄、オレンジ、青みを帯びた品種など豊富

バラについて

🌸♡💙♡🌸 Julita 🌸♡💙♡🌸によるPixabayからの画像

特徴

  • 美しい花姿:整った花びらの重なりや鮮やかな色彩が魅力。
  • 芳香:多くの品種が甘く濃厚な香りを放つ。
  • トゲ:茎に鋭いトゲがあり、外敵から身を守る役割。
  • 育てやすさ:種類によって異なるが、日当たりと風通しを確保すれば比較的育てやすい。
  • 用途:庭園用、切り花、香料(ローズオイル)、食用(ローズウォーター、ジャム)

花言葉:「愛」「美」

Нина ИгнатенкоによるPixabayからの画像

バラが「愛」と「美」を象徴する理由は、古代からの文化・神話・文学に深く根ざしています。

1. 古代ギリシャ・ローマ神話

  • 美と愛の女神**アフロディーテ(ヴィーナス)**がバラと深く結びつけられていました。
  • 神話では、アフロディーテが恋人アドニスを失った悲しみの涙がバラに変わったとも言われています。

2. 中世ヨーロッパの騎士道文化

  • 貴婦人への愛の証として騎士がバラを贈る慣習がありました。
  • バラは「秘めた愛」「高貴な美しさ」を象徴し、恋愛の贈り物として定着。

3. 花の象徴性

  • 鮮やかな赤は情熱的な愛を、
  • 純白は純粋な美と尊敬を、
  • ピンクは優しさと幸福を象徴します。

📝 補足

  • 赤いバラ:もっともポピュラーな愛の象徴
  • 白いバラ:純潔・尊敬
  • 黄色いバラ:友情や嫉妬(文化によって異なる)
  • 青いバラ:奇跡・不可能への挑戦(近年のバイオ技術で作出)

「薔薇の涙」

CouleurによるPixabayからの画像

古びた石畳の道を、一人の老婦人が静かに歩いていた。手には、一輪の赤いバラ。

その道の先には、小さな古書店がある。年に一度、この日にだけ彼女はその店を訪れる。そして、何も語らず一冊の本を棚から取り出し、ページをめくる。ページの間には、押し花になったバラの花びらが一枚、そっと挟まれていた。

「アドニスの日だね」と、店主の青年が声をかける。

老婦人は、微笑みながら頷いた。

彼女の名はクラリス。若かりし頃、舞踏会で出会った青年、アドニスと恋に落ちた。彼は芸術を愛する詩人で、繊細で美しい言葉を紡ぐ人だった。

出会った夜、彼は一輪の赤いバラをクラリスに手渡しながらこう言った。

「君は、この花よりも美しい。けれど、バラと同じで、人を愛する力を持っている」

その日から、二人は毎週のように会い、愛を育んだ。バラ園で過ごした時間、詩を読み交わした静かな午後、そして、雨の日に交わしたくちづけ。すべてが、宝石のように心に残っている。

だが、運命は残酷だった。

ekremによるPixabayからの画像

アドニスは戦火に巻き込まれ、帰らぬ人となった。最後に届いたのは、彼の詩集と一輪の赤いバラだけだった。バラはすでに枯れていたが、クラリスはそれを丁寧に押し花にして、詩集に挟んだ。

「なぜ、バラだったのか、最近ようやく分かったのです」とクラリスはつぶやいた。

「バラは、美しいけれどトゲもある。愛はそういうもの。傷ついてもなお、美しさを失わない」

その年、クラリスは詩を一つ書いた。アドニスの書いた詩と並ぶように、それは詩集に挟まれた。

あなたの涙がバラに変わるのなら
私の愛も、香りとなってあなたに届くでしょう
美は消えず、愛は枯れず
ただ、時の彼方に咲き続けるだけ

老婦人は本を閉じ、押し花をそっと戻した。

「また来年、会いましょうね」

その一輪のバラに、誰に向けたとも知れぬ言葉を残して、彼女は静かに店を後にした。

バラは「愛」と「美」の象徴。だがその裏には、失われた時間と、決して枯れぬ想いがある。

クラリスのように、誰かの心に咲き続ける薔薇が、今日もまた、一輪。

ベースボール記念日

6月19日はベースボール記念日です

6月19日はベースボール記念日

1846年6月19日、史上初となる公式記録に残る野球の試合が、ニュージャージー州エリシアン球場で行われています。このことは、現在行われている野球の基本となっている、3アウトや3ストライクなどのルールで試合が行われて近代野球が誕生しています。また、このルールの制定した人はアメリカ消防団員の「アレキサンダー・カートライト」によるものだそうです。そしてその後、1873年になると日本で初めて野球が入ってきました。

野球誕生と「アレクサンダー・カートライト」

野球誕生と「アレクサンダー・カートライト」

1845年、ニューヨーク在住の「アレクサンダー・カートライト」は、ボランティアの消防隊メンバーたちで「ニッカボッカー・クラブ」という組織を立ち上げます。そして、親睦のために球技を楽しんだそうです。その時の球技は、クリケットを元にした「タウンボール」というスポーツを改良されたものだったそうです。そして、それが後に「野球」(Bseball)という名称が付けられたといわれています。

「タウンボール」

「タウンボール」

「タウンボール」は当時、女性たちが愉しむスポーツだったということで、ボールの投げ方も現在のソフトボールに近い投法だったようです。また、この時はルールが無いに等しく、単に親睦のために愉しむだけの遊びだったといわれています。それを「カートライト」が、ルールをきちんと定めて決め、しっかりゲームとして勝敗を決まるスポーツへと進化させています。そのルールは、ゲームを楽しみながら改良を重ね、時間をかけて生み出したものだといわれています。

ルール

野球のルール

最初は、ボールをランナーにぶつけてアウトだったのが、打ったボールをキャッチしてベースで待つ選手にボールを投げて渡せばアウトとしたり、また塁と塁の距離を統一したり、攻守交替のアウトカウントはいくつにするかを決めたりしていました。他にも、ボールやバットはどんな素材で大きさはどう規定するかなど色々と決められていきます。

野球の普及と不正

野球の普及と不正

この時点で、ルールも決まってスコアブックまで誕生し、ほぼ現在の野球に近いものになっていたそうです。ですが、それを楽しむのは経済的に余裕のある中流階級以上の人たちがほとんど・・・。その後、野球を誕生させた「カートライト」は、この時期に野球の歴史から消えています。

実はその彼、1849年に全米で一大ブームになっていたゴールドラッシュの波に乗り、カリフォルニアに移住していました。そして、彼に代わり野球を普及させたのが、新聞記者の「ヘンリー・チャドウィック」という人物です。

ヘンリー・チャドウィック

現在では、彼こそが真の「野球の父」とアメリカでは呼ばれているようです。その最大の理由は、「野球界の不正と常に戦い続ける」ことで、現在までの野球がスポーツとしての威厳を保つようになったといわれているからです。それがいつの日か、アメリカの国技といわれることになりました。野球の普及は、野球の不正を正す歴史であり、そこで登場するのがそういった野球界の不正の中心となったニューヨークの裏社会でもあるようです。

健全なスポーツだからこそ、心から楽しめる

健全なスポーツだからこそ、心から楽しめる

心から楽しめるスポーツの代表格といえば、高校や中学の野球やバレー、サッカーです。もちろん、母国や母校に対する特別な感情で応援することも素晴らしいと思います。しかし、プロプレイヤーと違って彼らは、スポンサーのバックアップや報酬もなく、ただ目標を達成するためにがむしゃらに練習をしています。

そういった彼らのスポーツ大会は、その「熱心さ」から涙を浮かべる人もいるほど選手と一緒になって応援したくなりますよね。今年2021年、東京でオリンピックが開催されようとしています。そして、コロナ感染拡大のリスクにさらされながらも、粛々と開催実現にに向かって準備されています。こういう時期だからこそ、この五輪開催の目的と意味を改めて考えてみるのもありだと思います。


「ベースボール記念日」に関するツイート集

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