8月19日の誕生花「アキノキリンソウ」

「アキノキリンソウ」

基本情報

  • 和名:アキノキリンソウ(秋の麒麟草)
  • 学名Solidago virgaurea subsp. asiatica
  • 科属:キク科アキノキリンソウ属(ソリダゴ属)
  • 原産地:ユーラシア
  • 分布:日本全国の山地や野原。とくに日当たりのよい山野に多い。
  • 開花期:8月~11月(秋の山を彩る花)
  • 草丈:30〜80cmほど
  • 花の特徴:小さな黄色の頭花が茎先に穂のように集まり、黄金色の花穂をつくる。

アキノキリンソウについて

特徴

  • 名前の由来は「秋に咲く」「麒麟草(キリンソウ)に似ている」ことから。
    ※ただしキリンソウ(ベンケイソウ科の多肉植物)とは別種。
  • 明るい黄金色の花が群生し、秋の野山を華やかに彩る。
  • 強健な多年草で、乾燥や痩せた土地でも育つ。
  • 民間薬として利用されてきた歴史がある。煎じて利尿や解毒、腎臓病の薬草として使われた。

花言葉:「用心」

アキノキリンソウの花言葉のひとつに「用心」があります。
この背景にはいくつかの理由が考えられます。

  1. 薬草としての効能から
    • 昔から腎臓や膀胱の病に用いられた薬草。
    • 「病を防ぐ=身体を守る=用心する」という意味合いにつながった。
  2. 外見の印象から
    • 小花がびっしり穂状に並ぶ姿は、まるで注意深く固まって守りを固めているよう。
    • 無闇に広がらず、整然とした咲き方が「慎重さ」「警戒心」を連想させた。
  3. 生育環境との結びつき
    • 人里近くにも出るが、山道や荒地にもよく生える。
    • 旅人や山歩きの人にとって、足元に黄金色の花が咲いていると「ここから先は気をつけて」という注意のサインのように見えたとも言われる。

「黄金の道しるべ」

山の秋は、静かに訪れる。
 木々の葉が赤や黄色に色づき始めるころ、斎藤は毎年決まってこの山道を歩いた。幼いころから祖父に連れられてきた道で、彼にとっては秋の巡礼のようなものだった。

 細い山道を進むと、斜面のあちこちに黄金色の花が目についた。穂のように小さな花を連ねて咲く――アキノキリンソウである。群れをなして立ち並ぶその姿は、華やかでありながらどこか慎ましく、ひっそりと旅人の足元を見守っているかのようだった。

 「気をつけて進め、ってことなんだよ」
 かつて祖父は、この花を見つけるたびにそう言った。山仕事の帰り道、汗をぬぐいながら笑った祖父の声が、今も耳に残っている。

 花には花言葉がある。アキノキリンソウの場合、そのひとつが「用心」だと斎藤は知っていた。祖父から聞いた話では、薬草として病を防ぐ効能があることからそう呼ばれるようになったとも、整然と並ぶ花姿が慎重さを思わせるからとも言われていた。けれど、祖父はもっと別の意味を込めていた気がする。

Artur PawlakによるPixabayからの画像

 彼はある日、幼い斎藤の手を引きながらこう語った。
 「この花が群れてるところは、道が急に狭くなったり、崩れやすかったりすることが多いんだ。だから昔の人は、アキノキリンソウを“山の守り神”みたいに思ってたんだよ」

 その言葉を思い出したのは、つい数分前だった。足元の土がわずかに崩れ、バランスを崩しかけた自分を、黄金色の花が咎めるように見ている気がしたのだ。

 斎藤は立ち止まり、深く息を吐いた。仕事や家庭のことに追われ、気が急いていた。けれど、山はそんな彼の焦りを映し出すように、足元に「気をつけろ」と告げる花を咲かせている。

 少し歩調をゆるめると、周囲の音が澄んで聞こえてきた。木々を渡る風の音、小鳥のさえずり、そして遠くで水が流れる音――。祖父が言っていた。「山は、耳を澄ませばいろんな声を教えてくれる。急ぐと聞こえないままだぞ」と。

 やがて視界が開け、小さな峠の広場に出た。そこにもまた、アキノキリンソウが群れて咲いている。黄金の帯のように並ぶ花を前にして、斎藤は深く頭を下げた。

 「じいちゃん……やっぱり、この花は道しるべだよ」

 花言葉の「用心」は、ただ病を防ぐ薬草としての意味でも、花の姿の印象だけでもなかった。旅人を守り、歩みを慎ませる――そんな優しい警告として、昔からここに咲いてきたのだ。

 斎藤はリュックから水筒を取り出し、ひと口だけ飲んだ。そしてもう一度花を見やり、峠を越えてゆっくりと歩き始めた。
 その歩幅は、先ほどまでの慌ただしいものではなく、山の声と花の導きを受け入れた穏やかなものだった。

 黄金色の小さな花々は、何も語らずとも確かに告げていた。
 ――「気をつけて進め」。
 それは彼の人生の道にさえ響く、永遠の忠告だった。

瑠璃カレーの日

8月20日は北九州発祥、瑠璃カレーの日です

瑠璃カレー

北九州発祥の元祖生カレーを生んだ同社の総料理長の名を冠した「瑠璃カレー」を、多くの人に食べてもらって、町おこしやボランティア支援に活かすのが目的で制定しています。またこの日にしたのは、総料理長の誕生日からだそうです。

生カレーの瑠璃カレーとは?

瑠璃ズキッチン お店紹介

生カレーはいくつか定義があり、「火を通さず生で作られたカレーのこと」で、中には「ルーにも火を通さない」と言っているところもあります。瑠璃カレーの生カレーは、低温調理をしたものです。具材にあたる野菜や果物の成分が最も活性化する温度で、ペースト上になるまでじっくりと仕上げたカレーです。奥深いコクとまろやかさが自慢なのだそうです。

小倉のカレー専門店「瑠璃ズキッチン」

瑠璃ズキッチン

北九州市小倉北区砂津に、カレー専門店「瑠璃(るり)ズキッチン」小倉店がオープンしています。店舗面積は約6坪あり、席数は6席です。

メニューは、牛骨ベースに牛肉ミンチを溶かし込んだ「龍之介カレー」、3時間以上タマネギを炒めて酵素の多い野菜をブレンドし、コクを引き出して真っ黒に仕上がった「黒龍カレー」の2種類を提供しています。

「瑠璃ズキッチン」店主の母親の瑠璃さん

旦過市場

元々は、店主の母親である瑠璃さんが「旦過市場」内で同店の料理長として切り盛りしていましたが、体調不良を理由に退店しました。以来、イベント出店などで継続し、大量にカレーを製造するために路地裏や下町の庶民的な雰囲気の場所探して、現在の場所を見つけたそう。

北九州の台所、旦過市場

本来テークアウト専門から、開店すると「ここで食べたい」というお客さまの声が多かったため、急きょ客席を設けたらしいです。また、JR小倉駅を中心に広がる北九州市小倉北区の繁華街の一角に、昭和レトロを想像させる空間があり、そこは北九州の台所として、連日多くの人で賑わう旦過(たんが)市場があります。各店舗には、旬を迎えた野菜や魚介類、食肉、惣菜などから新鮮な食材を選び、どんぶりにがっつり乗せて食べることができる大學堂の大學丼も人気のようです。

「旦過市場火事」被害調査まとまる~焼損は4月の大火を上回る45店舗に

Yahoo! japan ニュース

小倉は他にも名物フードがたくさん!

旦過市場の千円丼

北九州市小倉の名物フードは他にも、お土産にもおすすめの旦過市場の中にある「ぬかだき たちばな」というお店のぬか炊、「小倉かまぼこ」の歴史あるお店のカナッペ、そして小倉発祥の焼きうどんなどたくさんあります。新型コロナが終息したら、昔ながらの雰囲気残る小倉の旦過市場など新型コロナが終息したらぜひ、遊びにいらしてくださいね!


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8月18日の誕生花「エーデルワイス」

「エーデルワイス」

madutz2020によるPixabayからの画像

基本情報

  • 和名:ウスユキソウ(薄雪草)
  • 学名Leontopodium alpinum
  • 分類:キク科ウスユキソウ属
  • 原産地:ヨーロッパ
  • 花期:4月~6月頃
  • 分布:標高1,800~3,000mほどの岩場や高山草原に自生

エーデルワイスについて

NoName_13によるPixabayからの画像

特徴

  • 花のように見える白い部分は「苞葉(ほうよう)」で、星型をしており、全体に白い綿毛をまとっています。これが雪をかぶったように見えることから「薄雪草」という和名がつきました。
  • 本来の花は中心部にある小さな黄色い花で、苞葉がそれを囲むように咲きます。
  • 強い紫外線や寒さ、乾燥から身を守るために毛に覆われた独特の姿を持ちます。
  • 高山植物らしく、過酷な環境に耐えるたくましさを持ちながら、外見はとても可憐で清らかな印象を与えます。

花言葉:「大切な思い出」

Antonia Lötscher-JuanによるPixabayからの画像

エーデルワイスの花言葉には「大切な思い出」「勇気」「純潔」などがあります。その中でも「大切な思い出」という言葉は以下のような背景と結びついています。

  1. アルプスを象徴する花
    エーデルワイスはヨーロッパ、とくにアルプス地方の人々にとって特別な存在です。高山に登らなければ出会えない花であり、登山や旅の記憶と強く結びついてきました。
  2. 愛の証として贈られた歴史
    昔のヨーロッパでは、若者が危険を冒して山へ登り、恋人のためにエーデルワイスを摘んで贈る風習がありました。花を手に入れること自体が「一生忘れられない思い出」となったのです。
  3. 可憐で儚い姿
    高山の厳しい環境にしか咲かず、しかも長く咲き続けないため、「一瞬の輝き」「心に残る出会い」を象徴する花と考えられました。


「雪の花を探して」

Nutze die Bilder respektvoll! Use my pictures respectfully!によるPixabayからの画像

 その夏、僕はアルプスの小さな村に滞在していた。標高二千メートルの空気は澄み、夜には天の川が落ちてくるように輝いていた。

 村の宿を営む老婦人が、ある夜、暖炉の前で僕に語ってくれた。
「昔はね、若い男の子たちが恋人にエーデルワイスを贈ったの。命がけで山に登って摘んでくるのよ。それほど、この花は特別だったの」

Dani EgliによるPixabayからの画像

 僕は微笑みながら耳を傾けたが、その話はやがて胸の奥に火を灯した。三年前に亡くなった祖母のことを思い出したのだ。

 祖母は若い頃、スイスで過ごしたことがあったらしい。アルバムの片隅に、雪のように白い花を手にした写真が残されていた。それがエーデルワイスだと知ったのは、祖母が亡くなってからだった。
「この花を見るとね、不思議と心が軽くなるのよ」
かつて祖母が言った言葉を、今でも覚えている。

 翌朝、僕はガイドを雇って山に登った。岩肌に囲まれた険しい道を、汗を拭いながら一歩ずつ踏みしめる。雲が流れ、遠くには氷河が輝いていた。

PetraによるPixabayからの画像

 そして――ようやく目にした。
 灰色の岩場の間に、小さな星型の白い花が咲いていた。苞葉は薄い毛に覆われ、雪をかぶったように柔らかく光っている。派手さはない。それでも、まるでそこに存在すること自体が奇跡のように思えた。

 僕はしゃがみ込み、指先でそっと触れた。冷たく、そして優しい感触が伝わる。摘むことはしなかった。ただその姿を焼き付けるように、しばらく見つめ続けた。

 ――きっと祖母も、この光景を見たのだろう。
 見知らぬ山の上で、同じ花を前に立ち止まったのだろう。そう思うと、不思議な温もりが胸に満ちてきた。

 下山の途中、振り返った山肌は夕日に照らされ、黄金色に染まっていた。僕は小さく呟いた。
「ありがとう。これが、僕にとっての大切な思い出になる」

 宿に戻ると、老婦人が微笑みながら迎えてくれた。
「見つけたのね」
僕は静かにうなずいた。摘んではこなかったけれど、心の中には確かに残っている。
 それは祖母から受け継いだ記憶と重なり合い、新しい思い出となった。

 エーデルワイス――雪の花。
 その可憐な姿は、これから先もきっと僕の心を照らし続けるだろう。

ウイルソン・バドミントン・キセキの日

8月19日は、ウイルソン・バドミントン・キセキの日です

リオ五輪バドミントン

アメアスポーツジャパン株式会社は、東京都新宿区に本社を置き、テニス・バドミントンのブランド「ウイルソン」を展開しています。このブランドの契約選手である松友美佐紀選手は、全競技を通じて日本人初の世界ランキング1位を獲得しました。彼女は数々の素晴らしい成果を上げ、2016年8月19日に「生涯ウイルソンで戦い続ける」と決意し、ウイルソンとの現役生涯契約を結びました。

バドミントンの松友美佐紀選手

バドミントンの松友美佐紀選手

松友美佐紀選手は、髙橋礼華選手との「タカマツ」ペアでリオ五輪を金メダルを獲得しています。松友選手は、巧みなシャトルコントロールが持ち味で、相手を揺さぶる役割を果たしています。髙橋選手と息のあったコンビネーションで世界1位を維持しています。次は、東京五輪で連覇を目指しているそうです。

来月の東京五輪は中止なの!?小規模でも期待したい

東京五輪の開催は?

新型コロナは来夏までには世界で収束していない可能性が高いです。これは、集団免疫の確立には数年はかかるため。参加する選手全員に事前検査の対策はとっても、大会中に感染者を出さないことは難しいでしょう。

開催するにあたってのリスクとは

オリンピックは中止なのか!?

仮に選手が大会中に感染した場合、その選手やチームメートは出場できなくなります。体の接触が多い柔道やレスリングなど、選手に感染者がいた場合は、対戦した相手も競技を続けられないこともあります。今のままでは、中止は免れ、五輪が開催されても小規模な大会になりますが、選手の頑張りをみて少しでも景気復活のエネルギーにしたいと思います。

ついに開催された、東京オリンピック!

2021年、東京オリンピックは7月23日金曜日から8月8日日曜日に間、無事に終了しました。今回の五輪は、新型コロナ感染者が急増している上、さらには政府が「緊急事態宣言」を発令されながらも強行して行われました。そして、無観客でのゲームが各地で行われ、少しばかりか淋しさを感じながらも日本の選手は、沢山のメダルを獲得しています。

コロナ禍でも負けずに開催

我々がコロナおかげで心が折れかけていた時、選手たちの頑張りが元気を与えてくれました。まだ、新型コロナウイルスの猛威はとどまるところをしませんが、「ワクチン」や「治療薬」の出現によって光が見え始めこともあるので、これから終息に向けて我々も、頑張っていきたいと思います。


「ウイルソン・バドミントン・キセキの日」に関するツイート集

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健康食育の日

8月18日は、健康食育の日です

8月18日は、健康食育の日

8月18日を日本健康食育協会は、「健康食育の日」と制定しました。「8・18」「八十八」となることから「お米」を主食とした食生活で、健康にまつわる社会問題を解決する活動の普及、発展を目指しているそうです。という訳で、食育基本法について調べてみましょう。

食育基本法って何?

ご飯を食べる

食育とは「食に関する適切な判断力を養い、生涯にわたり、健全な食生活を実現することで、国民の健康と豊かな人間形成に資することを旨として行われなければならない」とされています。食育基本法は、食を通じて豊かな生涯を送ることを目的として、栄養や食べ物の生産、食中毒など食の安全、食文化など、食に関する実に多くの事柄が食育によって、国レベルで食を正すという世界でも珍しい法律です。

食育について

食育について

食育は、子供の頃から大人になるまで全ての世代で重要とされ、それをできるだけ早いうちから食育に励み、その重要性を理解することがポイントとなります。というのも、幼いころから一度身に付いた食生活や考え方を、成長してから修正するのは非常に難しくなるからです。

食事をする時間帯や環境への気配りも重要

食事をする時間帯や環境への気配りも重要

したがって最近は、未就学児からの食育も勧められているようですが、大人であっても食育は欠かしません。その訳は、実際に家庭で食事を提供するのは大人の役目だからといえます。どんな料理を作るかということの他にも、食事をする時間帯や環境への気配りも重要な食育の1つといえます。

食育の活動

食育の活動

食育活動の一例として、「学校給食の取り組み」や「課外活動」などがあります。課外活動では、稲や野菜の栽培を体験してみたりや給食のメニューを検討するなど、といった活動で食育が行われています。そして大人の場合は、「セミナーに参加」したりや「資格取得」などといった手段で食育を学ぶことができます。これらの活動を通じ、「栄養バランスのとり方」や「食事のマナー」、子供は苦労して稲や野菜を育てることで「食材に感謝する心」などを体感します。

コロナと夏バテを和食で乗り切ろう

感染症や夏バテは、和食で乗り切ろう

日本の食事は、一汁三菜と主食、主菜、副菜、汁物があるため、1食で各栄養素がバランス良く補えます。更に日本は春夏秋冬と四季があり、旬の食材料理がたくさんあります。旬の食材は季節感の表現だけでなく、美味しく、栄養価も高いものばかりです。したがって、日本人であれば、和食をしっかりと食べるようにしましょう。


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お盆の送り火の日

8月16日は月遅れ盆送り火の日です

8月16日は月遅れ盆送り火の日

「お盆送り火の日」は、元々旧暦7月16日でしたが、明治の改暦後に多くの地域で月遅れの8月16日に行われています。

送り火とは?

大文字焼き

そもそも送り火とは、13日の迎え火と同様にお盆に帰ってきた先祖の霊を送り出す行事です。全国的にもよく知られる「京都の五山送り火」「奈良の高円山大文字送り火」「長崎の精霊流し」などが有名。地域によっては、家庭の玄関先や庭で迎え火と共に行われる小規模のものもあります。

京都五山送り火の大文字焼き

京都五山送り火の大文字焼き

毎年、夏の夜空に灯す「京都五山送り火」は、昔から人々に受け継がれたお盆の精霊を送る伝統行事です。東山に大の字、松ケ崎に妙・法、西賀茂に船形、大北山に左大文字、嵯峨に鳥居形が灯ります。これらの送り火は京都市登録無形民俗文化財です。

大文字焼の「妙法」

京都五山送り火

妙法とは、仏教用語で霊妙不可思議な法の意味であり、仏法を形容する言葉である。また『妙法蓮華経』の略称として用いられています。

妙の字

「 妙」を仏教用語の中で、不可思議・絶対で、非常に優れていることを意味としているとか。 

法の字

「法」は、本来「保つこと」「支えること」という意味であり、そこから「法則」「正義」「真理」「最高の実在」「宗教的真理」という意味と考えられるとか。

伝えるより、体験する事の大切さ

灯篭流し

人の心に響かない事をいくら伝えても伝わらない。体験してはじめてその事の意味を知ります。せめて毎年1日だけでも亡くなった方を思い出すだけでも良いのではないでしょうか!


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8月14日、9月21日の誕生花「センニチコウ」

「センニチコウ」

基本情報

  • 和名:センニチコウ(千日紅)
  • 英名:Globe Amaranth
  • 学名Gomphrena
  • 科名:ヒユ科
  • 原産地:熱帯アメリカ(特にペルー、グアテマラ)
  • 開花期:6〜11月
  • 花色:赤、紫、ピンク、白など
  • 別名:センニチソウ、千日草
  • 花の構造:実際に色づいている部分は花びらではなく苞(ほう)で、その間に小さな花が咲く

センニチコウについて

特徴

  1. 非常に花もちが良い
    • 「千日紅」という名のとおり、咲いてから色あせにくく、長く鑑賞できる。
    • 切り花やドライフラワーにしても鮮やかな色を保つ。
  2. 耐暑性・耐乾性に優れる
    • 強い日差しや高温でも元気に咲き続けるため、夏の花壇や鉢植えに最適。
  3. 丸く愛らしい花姿
    • 球状に咲く花は小ぶりで可愛らしく、寄せ植えや花束にアクセントを添える。
  4. 虫や病気に強い
    • 初心者でも育てやすい丈夫な植物。

花言葉:「変わらぬ恋」

色あせない美しさ

  • 千日紅は花期が長く、咲き進んでも色がほとんど褪せない。
  • ドライフラワーにしても発色を保つことから、「時を経ても変わらない愛情」の象徴となった。

長く寄り添う姿

  • 夏から秋まで、途切れることなく咲き続ける姿が、長い年月を共に歩む恋人や夫婦の姿に重ねられた。

“千日”という名のイメージ

  • 「千日」という長い期間を意味する名前そのものが、「永遠」や「不変」を連想させる。

「千日の赤」

古びた木の引き出しの奥から、小さなガラス瓶が出てきた。中には、鮮やかな赤い花が数輪――けれど、それは生花ではなく、乾いて軽くなった千日紅だった。
 祖母が亡くなって三日目。遺品整理の手を止めて、私はその瓶をそっと持ち上げる。

 「まだ色が残ってる……」

 呟いた私の耳に、母が懐かしそうな声で言った。
 「それね、おばあちゃんが若い頃にもらった花なのよ。おじいちゃんから。」

 祖父は、私が生まれる前に亡くなっている。写真の中でしか知らない人だ。
 母は瓶を手に取り、ゆっくりと蓋を開けた。ふわりと乾いた香りが広がる。
 「二人が結婚する前、初めての誕生日に贈られたんだって。千日紅はね、色あせないでずっと残るから、“変わらぬ恋”って意味があるのよ。」

 私は花を一本取り出して光にかざした。
 驚くほど赤が鮮やかで、時間を閉じ込めたみたいだった。五十年以上経っているはずなのに、少しも褪せていない。

 母の話では、祖父は口数の少ない人で、花なんて似合わなかったらしい。それでも、若かった祖母に「長く一緒にいたい」という思いを伝えたくて、花屋でこの小さな赤い花を選んだという。
 祖母はその花をずっと部屋に飾り、色あせてきた頃にドライにして瓶に詰めた。瓶の口を閉じた日から、もう一度も開けなかったそうだ。

 私は瓶を見つめながら思った。
 ――祖母にとって、この赤は祖父そのものだったのだろう。
 夏から秋まで、途切れず咲き続ける千日紅のように、二人の時間は静かに積み重なっていったのだ。

 葬儀の朝、私は祖母の枕元に瓶を置いた。
 花は声を発しない。それでもきっと、祖父の言葉を代わりに届けてくれる。
 「ありがとう。変わらず愛しているよ。」
 そんな声が、心の中で確かに聞こえた気がした。

 火葬の煙が空へと溶けていく。私は瓶から一輪を取り出し、そっとポケットにしまった。
 色あせない赤は、きっとこれからも私にとっての“変わらぬ恋”の証になるだろう。

8月13日の誕生花「サギソウ」

「サギソウ」

基本情報

  • 学名Habenaria radiata
  • 科名:ラン科(Orchidaceae)
  • 原産地:日本、朝鮮半島、中国の一部
  • 分布:日本では本州・四国・九州に分布。湿地や草地に自生。
  • 開花期:7月〜9月
  • 草丈:20〜50cm前後
  • 花色:純白
  • 別名:白鷺草(しらさぎそう)
  • 絶滅危惧種:環境省レッドリストにおいて「準絶滅危惧」に分類される地域が多い。

サギソウについて

特徴

  1. 花の形
    • 花びらの形が、翼を広げて舞う白鷺(シラサギ)にそっくり。
    • 純白の細かい切れ込みのある花弁が、羽根のように繊細。
  2. 生育環境
    • 湿地や日当たりの良い湿原を好む。
    • 栽培には水はけと保水性のバランスが必要で、環境変化に弱い。
  3. 香り
    • 強い香りはなく、清楚な見た目を引き立てる無香性。
  4. 希少性
    • 乱獲や開発、湿地の減少で野生株は減少しており、保護活動が行われている。

花言葉:「清純」

純白の色彩

  • 花全体が真っ白で汚れのない姿は、「穢れのない心」を象徴するとされる。

優雅な舞い姿

  • 白鷺が大空を舞うような花の形は、気品と清らかさを感じさせる。

湿原の宝石

  • 汚れのない水辺で咲く姿は、環境の美しさとともに「清浄な世界」を連想させる。

静かな存在感

  • 他の花に比べて派手さはないが、涼やかな雰囲気と凛とした姿が「純真さ」の象徴として捉えられた。

「湿原に舞う白」

八月の終わり、陽射しはまだ夏の名残を抱えながらも、湿原には早くも秋の匂いが漂っていた。
 彩乃は膝まで届く草をかき分け、小さな木道を進む。足元には水面がきらきらと反射し、そこかしこにトンボが群れている。目的はただひとつ――今年も、あの花に会うためだった。

 やがて、湿原の奥、風の通り道にそれは咲いていた。
 白鷺草――純白の小さな花弁が、まるで翼を広げた鳥のように空へ向かって開いている。

 純白の色彩。
 花全体が真っ白で、ひとひらの染みすらない。彩乃は、そっと息をのむ。幼いころ祖母から「この花はね、穢れのない心の色なんだよ」と教わったことを思い出す。

 優雅な舞い姿。
 ひらひらと風に揺れるその形は、確かに大空を舞う白鷺の姿に似ている。湿原を渡る風が吹くたび、花は小さく震え、まるでどこか遠くへ飛び立とうとしているように見えた。

 湿原の宝石。
 この花が咲くのは、人の足があまり届かない、清らかな水辺ばかりだ。祖母はいつも「この花はね、きれいな場所にしか咲けないんだよ」と言っていた。環境が乱れれば、すぐに姿を消してしまう。だからこそ、ここに咲く一輪一輪が尊く思えた。

 静かな存在感。
 湿原にはほかにも黄色や紫の花が咲いているが、白鷺草は決して目立とうとしない。ただ、そこに在るだけで空気を澄ませるような、そんな凛とした佇まいを持っていた。

 「……今年も会えたね」
 彩乃はしゃがみ込み、そっと花に向かって微笑む。五年前、祖母の葬儀の前日にも、この湿原で白鷺草を見つけた。泣き腫らした目で見たあのときの花は、まるで「大丈夫」と語りかけるように揺れていた。

 祖母は生前、いつもこう言っていた。
 ――人も花も、根がきれいでなきゃ、本当の意味で咲けないんだよ。

 彩乃は小さく頷く。
 真っ白な花は、今年も変わらずここに咲いている。その事実が、何よりも心を温めた。

 木道を戻る途中、ふと振り返ると、湿原の奥で白鷺草が風に舞っていた。どこまでも清らかに、そして静かに。
 彩乃は胸の奥に、その姿をそっとしまい込んだ。
 きっとまた来年も、ここで会えると信じながら。

ハッピーサマーバレンタインデー!?

8月14日は夏のバレンタインデーです

テニスの王子様・ハッピーサマーバレンタインデー

2018年に、集英社の連載漫画の「テニスの王子様」の許斐剛氏が制定しています。その作品のキャラクターに、毎年多くの読者からバレンタインチョコが贈られてきます。そのお返しの日であり、この日は、「バレンタインデー」には伝えられなかった気持ちも、夏ならチョコのように溶けやすいよとの思いからなのだそうです。

テニスの王子様

テニスの王子様

「テニスの王子様」は、中学校の男子テニス部を題材としたスポーツ漫画です。昔ヒットした女子テニス漫画「エースをねらえ!」以来、「上品な女の子のスポーツ」というイメージを色んな意味で塗り替えた偉大な作品です。また、アニメ化した際には「日本テニス協会推薦」のクレジットがなされ、あの松岡修造が解説本を出すなど、実際にジュニアのテニス人口が急増して、現実のテニス界にもかなりの影響を与えています。


「ハッピーサマーバレンタインデー」に関するツイート集

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終戦記念日

8月15日は終戦記念日です

靖国神社と終戦記念日

1945年8月14日、日本政府はポツダム宣言を受諾、そして15日に昭和天皇による玉音放送により、国民に日本が無条件降伏したことを伝え、第二次世界大戦が終結しました。

正式な終戦日は9月2日

降伏調印式、戦艦ミズーリ

降伏調印式が行われたのは、1945年の9月2日です。そして、その場所は、東京湾上に停泊している米戦艦ミズーリ号でした。それらの状況は、ラジオの実況中継によって、世界中に流されています。トルーマン大統領は、ラジオの実況中継後、全国民に向けたラジオ放送で演説し、その中で9月2日を正式に第二次世界大戦を勝利で終えたことを宣言しました。

北方領土問題はここから

北方領土の問題

ソ連では終戦日が9月3日!?

ソ連(現在のロシア)は、1945年8月9日に対日戦を開始しています。また、降伏調印が行われている9月2日は、北方領土の歯舞島攻略作戦を発動し、そして5日に千島列島全島の占領。

実際にソ連では、戦勝記念式典の開かれた9月3日を正式な対日戦勝記念日でしたが、ソ連崩壊後に政権を受け継いだロシア連邦共和国議会が、9月2日を「第二次世界大戦が終結した日」と制定する法案を可決しています。

敗戦から学ぶ事

終戦の玉音放送

もし、日本がこの戦争で勝利していたら、きっと今のような平和な国にはならなかったでしょう。むしろ、さらに酷い戦争が繰り返されていた可能性があります。こうして日本が大敗することによって、はじめて戦争の無意味さを痛感し、平和な国づくりを目指して人々が動きだしています。それがもう75年、素晴らしいことです!今後、どんなに世代が変わっても、「平和への誓い」を後者へといつまでも受け継いでほしいと思っています。


「終戦記念日」に関するツイート集

終戦記念日について、色々な人の意見をツイートされています。そして今後も平和な日々が続きますように・・・。

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