4月29日の誕生花「クチナシ」

「クチナシ」

Mary BrothertonによるPixabayからの画像

基本情報

  • 学名Gardenia jasminoides
  • 分類:アカネ科クチナシ属
  • 原産地:本州(東海地方以西)、四国、九州、沖縄
  • 開花時期:初夏(6~7月頃)
  • 花の色:白(咲き始めは純白で、やがてクリーム色に変化)
  • 香り:甘く強い芳香が特徴的

クチナシについて

Ben SoedjonoによるPixabayからの画像

花の特徴

  • :純白(咲き始めは白く、徐々にクリーム色へ変化)
  • :バラのような重なりのある花びら(八重咲きもある)
  • 香り:甘く濃厚で、ジャスミンに似た芳香がある
  • 咲き方:静かに咲き、花は長く保たないが香りは強く印象的

花言葉:「幸せでとてもうれしい」

Jenny jennysphotos7によるPixabayからの画像

クチナシの花は、甘く優雅な香りと純白の美しい姿で、見る人や香る人に幸福感を与えることから、「幸せでとてもうれしい」という花言葉がつけられました。また、初夏に咲き、静かに咲き誇る様子が、控えめながらも心を満たす喜びを象徴しているとも言われます。


「クチナシの庭で」

Duy Le DucによるPixabayからの画像

六月の午後、陽射しはやわらかく、風はどこか甘い匂いを運んできた。祖母の家の庭に咲くクチナシの花が、今年も静かに咲き始めたことに、私はようやく気づいた。

「今年も咲いたのね」と祖母は言った。細くなった指先で、そっと一輪に触れる。その指先には、長年土を触れてきた人だけが持つやさしさが宿っている。

hartono subagioによるPixabayからの画像

私は、大学に入学してからというもの、しばらく祖母の家に顔を出していなかった。ふとした休日に思い立ち、久しぶりに訪れたこの家は、あの頃とほとんど変わらない。それでも、私の目に映るものすべてが、少しずつ色褪せて見えるのはなぜだろう。時が過ぎて、私だけが変わってしまったような気がした。

クチナシの花は、いつもこの季節に咲いた。白く、凛として、どこか寂しげで、それでいて香りはとても甘く、記憶の奥深くにまで沁みこむような匂いだった。

「クチナシにはね、言葉があるのよ」と、かつて祖母は教えてくれた。「“幸せでとてもうれしい”。静かに咲くけれど、その存在だけで人を幸せにするのよ」

あの頃は、花に言葉があるなんて信じていなかった。ただの作り話か、きれいごとのように思えていた。でも、今は違う。クチナシの香りを胸いっぱいに吸い込みながら、私は少し目を細めた。

「どうしたの?」と祖母が訊いた。

「ううん、ただ懐かしくて。小さいころ、ここで寝転んでクチナシの匂いを嗅いでたの、覚えてる」

祖母は微笑んで、縁側に腰を下ろした。「あの頃、あなたはよく言ってたわ。“このにおい、幸せのにおいがする”って」

私は思わず笑った。「そんなこと言ってたんだ?」

「言ってたのよ。だから、この庭はずっとあなたの“幸せの庭”だと思ってる」

クチナシの香りが、まるで返事のように風にのってふわりと漂ってきた。目の前の白い花が、何かを語りかけているように見えた。祖母が静かに手を添えたその花は、声を持たずとも、確かにそこにいて、私の心を満たしてくれた。

日が傾き始め、庭に長い影が落ちた。私はゆっくりと立ち上がり、祖母の隣に座った。手を伸ばし、ひとつのクチナシにそっと触れた。

「ねえ、おばあちゃん」

「なあに?」

「私、この庭を守っていこうかな。これからも、この香りに会えるように」

祖母は少し驚いた顔をして、それからゆっくりとうなずいた。「それは、とてもうれしいわ」

まるでその言葉が、花言葉そのもののように、私の胸に深く染みこんだ。

「幸せで、とてもうれしい」

クチナシの庭には、言葉では言い表せないほどの温もりがあった。それは誰かの愛や記憶に静かに寄り添いながら、まっすぐに咲いていた。

図書館記念日

4月30日は図書館記念日です

4月30日は図書館記念日

1950年4月30日、「図書館法」が公布されました。「図書館法」は、社会教育の精神に基づき、公共図書館設置や運営に必要な事項を定め、それらの健全な発達を図ることで国民の教育や文化の発展に貢献することを目的としています。

図書館法

図書館法

この「図書館法」から、公共図書館の機能や無料原則など、近代的な日本の公共図書館の土台を作りました。日本の図書館で蔵書数が最も多いのは、東京大学附属図書館が800万冊以上、公共では国立国会図書館が3700万冊以上といわれています。

図書館

図書館

図書館とは、書籍や記録などの資料を収集、整理、保存して一般の利用に供し、その教養や調査研究、レクリエーション等のサポートをすることが目的である施設とされます。また、図書館の歴史は非常に古くて、紀元前7世紀のアッシリアに粘土板の図書館が存在していたといいます。さらに古代最大の図書館とされるアレクサンドリアの図書館では、紀元前3世紀にすでに所蔵資料の目録が置かれていたそうです。

図書館の利用者の変化

図書館で本を読む

元々、人類の文化遺産の記録を集積した図書館は、長い間ごく一部の研究者のために利用するものでした。それが現在のように、誰もが自由に資料を観覧できるようになったのは、19世紀後半の公共図書館の成立からです。

教養と娯楽は脳の栄養素

本は脳の栄養

図書館は、あらゆる書籍などの「資料」とそれを利用する「利用者」、そしてその資料を整理、保存して、利用者と書籍を結び付ける貴重な場として活躍する「施設」です。その図書館では、誰もが気軽に教養や娯楽に関する知識を学習することができます。その知識が脳の栄養素になり、より日常生活が快適になると思います。


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4月28日の誕生花「バイカウツギ」

「バイカウツギ」

基本情報

  • 学名Philadelphus satsumi または Philadelphus coronarius(種による)
  • 科名:アジサイ科(旧分類ではユキノシタ科)
  • 属名:バイカウツギ属 (Philadelphus)
  • 原産地:日本(本州、四国、九州)
  • 開花時期:6月~7月
  • 花色:白
  • 樹高:2m
  • 特徴
    • 初夏に、白くて梅に似た形の花を咲かせます。
    • 花には強い甘い香りがあり、庭木や生け垣に人気です。
    • 「空木(ウツギ)」という名前は、茎の中が空洞になっていることに由来します。
    • 日当たりと風通しのよい場所を好み、丈夫で育てやすい植物です。

バイカウツギについて

Gabriele LässerによるPixabayからの画像

特徴

  • 花の形:一重咲きから八重咲きまであり、基本的には梅に似た清楚な花姿。
  • 香り:非常に強く甘い芳香を放つ。特に夕方以降に香りが際立つことが多いです。
  • 用途:庭園樹、鉢植え、切り花、生垣。
  • その他
    • 花期が短いため、見頃を逃さないよう注意が必要です。
    • 剪定(せんてい)は、花が終わった直後に行うとよいです(夏以降の剪定は翌年の花芽を切るおそれがあります)。

花言葉:「香気」

Gabriele LässerによるPixabayからの画像

花言葉

  • 「気品」
  • 「思い出」
  • 「気高い人」
  • 「香気」

「香気」の由来: バイカウツギの花は非常に強く甘い香りを放つため、「香り高い花」という印象が古くから人々に親しまれてきました。そのため、花言葉に「香気」が与えられています。この香りの良さは、夜間に特に強く感じられることが多く、古くは詩歌や文学にもその芳香がたびたび取り上げられています。


「香気に満ちる庭で」

Stacy KGによるPixabayからの画像

初夏の夜、祖母の家の庭には、甘く、どこか懐かしい香りが満ちていた。

昼間は見落としそうなほど素朴な白い花が、夜になると、まるで目を覚ましたかのようにその存在を主張する。祖母はそれを「バイカウツギ」と呼んでいた。幼いころ、私はその花を「夜の花」と勝手に名付け、眠れない夜に何度も縁側から眺めた。

「この香りを嗅ぐとね、昔のことを思い出すんだよ」

祖母はそう言いながら、ゆっくりと花に顔を寄せた。

それは、祖母の若かりしころの話だった。戦後間もない時代、食べるものにも困る毎日。そんな中でも、家の裏手にひっそりと咲くバイカウツギの香りだけは、どこか現実とは違う、別世界へと誘うようだったらしい。

「暗くてもね、香りだけははっきりわかるの。だから、目を閉じても歩けたのよ」

祖母は笑った。

私が大学進学を機に遠く離れた街へ出たのは、あの庭のバイカウツギが満開を迎えていたころだった。

「いつでも帰っておいで。香りで道案内してあげるから」

送り出すとき、祖母はそう言った。

季節が巡り、私は忙しさにかまけて、なかなか帰省できずにいた。電話越しに聞こえる祖母の声は、次第に小さく、かすれていった。

István Károly BőcsによるPixabayからの画像

ある日、ふいに届いた知らせ。祖母が眠るように亡くなったという。

急いで帰郷した日の夜、私は一人で祖母の庭に立った。夜風に乗って、あの懐かしい香りが漂ってきた。どこかで確かに、バイカウツギが咲いていた。月明かりにぼんやりと浮かび上がる白い花たち。その香りに包まれながら、私は声にならない涙を流した。

「おかえり」

ふと、耳元でささやくような声がした気がした。

振り返っても、誰もいない。ただ、バイカウツギの香りが、まるで私を包み込むように広がっていた。

Gabriele LässerによるPixabayからの画像

祖母の言葉を思い出す。「香りで道案内してあげるから」と。

そうだ、ここが私の帰る場所だ。たとえ祖母がいなくても、この香りがある限り、私は何度でもここへ戻ってこられる。

そっと花に触れる。やわらかく、少しひんやりとした感触。目を閉じれば、幼い日の記憶、祖母の笑顔、夜風の音——すべてがよみがえってくる。

香りは記憶の鍵だ。
そして今、私はその鍵を握りしめて、祖母とまた会った気がしていた。

夜空を見上げると、満天の星が光っていた。
どこまでも続くこの香気の庭で、私はゆっくりと深呼吸した。

「ただいま」

誰にともなく、私はそうつぶやいた。

歯肉ケアの日

4月29日は歯肉ケアの日です

4月29日は歯肉ケアの日

歯槽膿漏と知覚過敏を防ぐなど、歯ぐきのためのハミガキ「ディープクリーン」の製造と販売を手掛ける花王株式会社がこの日を記念日として制定しました。この日付は、「し→4 に→2 く→9」という語呂合わせから決定しました。そして、いつまでも自分の歯で美味しく食事をするためには、歯ぐきのケアが重要であることを、多くの人に知ってもらうための日であります。

歯茎が下がる、歯肉退縮の原因

歯肉退縮とは?

歯肉退縮というのは、歯の周辺組織がすり減り、歯の根元が露出した状態のことです。この歯肉が退縮すると、歯茎と歯の間に隙間ができ、口臭など口内問題の原因である細菌が発生しやすくなります。それを治療しないまま放置すれば、歯の周辺組織と骨が損傷し、大切な歯を失うこととなります。

お口の病気(歯周病)

歯肉退縮は多くの人に該当する

歯肉退縮は多くの人に該当するのは、お口の病気です。この病気は、徐々に進行してほとんどが、歯茎の退縮が起こっていることに気づかないようです。実はこの病気は、歯周病といわれるものです。これは、細菌が原因で起こる歯茎に起こる病気です。まず、歯茎と歯を支えている骨が破壊され、歯肉退縮の主な原因で歯周病の最初は痛みは感じないとのことです。そのせいで、殆どのケースの場合、いつの間にか、次々と進行していき、歯周炎へと進行します。

軽い歯肉炎はプラークコントロール

しっかりプラークコントロール

軽い歯肉炎であれば、歯周病に影響を受けているプラーク(歯表面に付着する細菌の塊)の除去、つまりブラッシング等による「プラークコントロール」で十分治るそうです。なので今後も、いつも以上にブラッシングの強化により、残りの人生をこの歯で美味しく食事することを目標にしたいと思います。


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4月27日の誕生花「アカシア」

「アカシア」

ChesnaによるPixabayからの画像

アカシアの基本情報

  • 学名Acacia spp.
  • 科名:マメ科 (Fabaceae)
  • 原産地:オーストラリアが主、アフリカや南アメリカにも自生
  • 種類:世界でおよそ1300種以上
  • 開花時期:日本では主に3月〜4月頃(種類により異なる)
  • 花の色:黄色、クリーム色、白色など
  • 別名:ミモザ(特に「フサアカシア」などを指すことも)

アカシアについて

アカシアの特徴

  • 樹形:常緑高木(大きいものでは10m以上に育つ)
  • :種類によって小さな羽状複葉だったり、針状に変化したものもある。
  • :ふわふわした小さな花が、房のように集まって咲く。香りが強い種類も多い。
  • 性質:乾燥や高温に強く、比較的育てやすい。
  • 注意点:一部の種(特に「ニセアカシア」=ロビニア属)は有毒成分を持つので、区別が必要。

花言葉:「秘めやかな愛」

Beverly BuckleyによるPixabayからの画像

アカシアは、小さな丸い花が密集して咲く姿が「奥ゆかしい感情」や「内に秘めた思い」を象徴すると考えられています。
また、アカシアは非常に繁殖力が高く、厳しい環境にも耐えて咲くため、「ひそやかに、でも確かな愛情を抱き続ける」というイメージと結びつきました。

特にヨーロッパでは、アカシアの花が恋人たちの密かな贈り物に用いられた歴史があり、そこから「秘めやかな愛」という花言葉が生まれたと言われています。


「秘めやかな愛、アカシアの下で」

春の終わり、町外れの古びた教会の庭に、黄金色のアカシアがふわりと揺れていた。
誰にも知られず咲き誇るその花の下で、エミリアは一枚の小さな手紙をそっと地面に置いた。

「今年も、あなたに。」

彼女が誰に宛てているのかを知る者は、もうこの町にはいなかった。
エミリアは十六歳のとき、隣町からやってきた青年、ルカと出会った。
彼は静かで、どこか影のある人だったが、エミリアだけには時折、やさしい笑みを見せた。

Beverly BuckleyによるPixabayからの画像

ある春の日、ルカはこのアカシアの下で、エミリアに小さな花束を差し出した。
それは、まだ蕾をふくらませたばかりのアカシアの枝だった。
「これはね、秘めた想いを表す花なんだ」と、ルカは静かに教えてくれた。

「秘めた想い……?」

エミリアが首をかしげると、ルカは少しだけ頬を赤らめた。
けれど何も言わず、ただ、エミリアの手に花束をそっと握らせた。

ChesnaによるPixabayからの画像

その数日後、ルカは町を去った。理由も告げずに。
誰も彼の行方を知らず、エミリアも、ただ季節が巡るのを待つしかなかった。

それから幾年も、エミリアは変わらず教会の庭を訪れた。
咲き誇るアカシアの下に、小さな手紙と共に花を手向けた。
誰に読まれるわけでもない、誰に気づかれるわけでもない手紙。
そこには、決まって同じ言葉が綴られていた。

「あなたの秘めた想い、私はずっとここで受け止めています。」

町はすっかり様変わりした。
舗装されなかった道は雑草に覆われ、教会も今では訪れる人が少ない。
それでも、アカシアの木だけは、変わらず春になると満開に花をつけた。

ある年の春、エミリアがいつものように手紙を置いて立ち上がろうとしたときだった。
背後から、やさしい声が聞こえた。

「ずっと、見ていたんだね。」

振り向くと、そこには見覚えのある青年――いや、今は年を重ねた大人のルカが立っていた。
彼の手にも、アカシアの枝が握られていた。

「ごめん。あのとき、何も言えなかった。
でも、ずっと……ずっと、君を想ってた。」

sandidによるPixabayからの画像

エミリアの目に、涙が浮かんだ。
言葉を交わさなくても、わかることがあった。
この何年ものあいだ、お互いが心に抱き続けたもの。
それは、ひそやかで、けれど確かに根を張った愛だった。

ルカは震える手で、エミリアの手を取り、そっとアカシアの花束を渡した。
二人の間に、春のやわらかな風が吹き抜ける。
アカシアの花が、金色の粉をふわりと舞わせた。

この瞬間、秘めた想いは、ようやく言葉になった。
それでも、言葉以上に、ふたりの間には確かなものが流れていた。
変わらず、静かに、やさしく――。

教会の鐘が、遠くで小さく鳴った。
それは、長い長い時を越えた愛を、そっと祝福する音だった。

シニアの日

4月28日はシニアの日です

4月28日はシニアの日

作詞家であり、作曲家のプロデューサー中村泰士氏が2001年に制定しました。この日付は、「シ→4 ニ→2 ア→8 」と読む語呂合わせからです。シニアとは、大人として自信を持ち、自分の価値観で生活を創造する人達のことを差します。またこの記念日の目的は、40~50代後半のシニア世代に共感される音楽やメッセージを発信することです。このシニアの日「シニアーズデイ」は、日本記念日協会(一般社団法人)により認定・登録されています。

シニアとは

シニアにモニタリング

高齢者を区別するのに日本老年学会が、65~74歳を「准高齢者」、75~89歳を「高齢者」、90歳以上は「超高齢者」という区分を設けています。そして、一般的に60歳以上を「シニア」と大きく分けて区別しているようです。現在の日本の平均年齢が人口の30%が50歳に到達してしまうため、この分け方の定義では大変ですね。

中村泰士氏

中村泰士

ちあきなおみさんの「喝采」などを手掛けた作詞・作曲家の中村泰士(なかむら・たいじ)は、奈良県王寺町の出身であり、高校時代にロックと出会います。アメリカのロック歌手、「エルビス・プレスリー」などの影響を受けた。18歳で内田裕也、佐川満男のバンドにボーカリストとして加入しています。それ以来、昭和32年にロカビリー歌手としてデビュー、43年に作詞作曲を手掛けた佐川満男が歌う「今は幸せかい」がヒットしました。

「喝采」や「北酒場」などの名曲の産みの親

そして中村泰士氏は、「喝采」が昭和47年、「北酒場」が57年、それぞれ日本レコード大賞を受賞しています。さらには、これらの代表曲のほかにも園まりの「夢は夜ひらく」や桜田淳子の「わたしの青い鳥」、五木ひろしの「そして…めぐり逢い」、細川たかしの「心のこり」などを名曲を世に送り出しています。 

今後はシニアが溢れだす!?

パソコンの勉強をするシニア

日本人はちろんのこと、世界的にも高齢化が進みます。全人口対する若者の割合が、圧倒的に減少するため、我々40~50代は自力で自分の身体を守らなければ、誰も助けてくれない大変な時代に突入することが目に見えています。しかし、我々は若い時に辛い事を乗り越えた経験と、その時聞いた名曲と共に、今後立ちはだかる新たな壁を乗り越えていきませんか!


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4月26日の誕生花「アジュガ」

「アジュガ」

🌿 アジュガの基本情報

  • 学名:Ajuga(代表種)
  • 英名:Bugle、Bugleweed、Carpet Bugle
  • 科名:シソ科
  • 原産地:ヨーロッパ~中近東ペルシア
  • 開花時期:春(4月〜5月)
  • 草丈:15~20cmほど
  • 花色:青紫、ピンク、白など
  • 栽培環境:半日陰〜日陰、湿り気のある土壌を好む

アジュガについて

🌸 特徴

  • グラウンドカバーに最適:地面を這うように広がる「ほふく性」があり、雑草防止や庭の彩りにぴったり。
  • 手入れが楽:病害虫に強く、比較的手がかからない。
  • 花が美しい:初夏に小さな花を密に咲かせ、青紫の花穂が美しい。
  • カラーリーフも魅力:斑入りや銅葉など、葉の色も多彩で観賞価値が高い。

花言葉:「心が休まる家庭」

アジュガの花言葉のひとつが「心が休まる家庭」です。その由来には以下のような意味が込められています:

  • 群生して穏やかに広がる姿:アジュガは地面を覆うように静かに広がり、まるで安定した家庭のように落ち着いた雰囲気を醸し出します。
  • 半日陰を好む控えめな性質:日陰のような場所でも健気に育つその姿が、家庭の中で静かに支える存在を連想させます。
  • 手入れが簡単で優しい植物:癒しや安心感を与えてくれる特性が、「心が休まる」イメージと重なります。

このようなアジュガの見た目や育てやすさ、穏やかに広がる性質が、「心が休まる家庭」という花言葉に結びついていると考えられます。


「アジュガの庭」

春がやってきた。
南向きの玄関先にある小さな花壇には、今年もアジュガが静かに芽を出していた。濃い紫の葉の間から顔をのぞかせる青紫の花穂が、朝の光を浴びてゆらゆらと揺れている。

「今年もちゃんと咲いたねぇ…」
真理子はしゃがみこみ、小さなアジュガの花に話しかけた。庭を手入れするのは、夫・幸一が亡くなってからの習慣だった。

幸一がいた頃、二人で手入れをしていたこの庭には、派手な花は少ない。アジュガ、クリスマスローズ、ギボウシ…。どれも日陰を好む植物ばかり。けれど、どれも静かに、美しく、そこにあるだけで心が和らいだ。

「日陰の植物って、なんだかお前みたいだな」

幸一がそう言ったのを、今でも思い出す。控えめで、派手さはないけれど、そこにいると落ち着く。支えてくれる存在。

「…そんなこと言って、自分の方がずっと優しかったくせに」

真理子は思わず微笑み、手にした小さなジョウロから水をゆっくりと注いだ。アジュガの葉の上で、水の粒が陽にきらめく。

彼が病に倒れてから、家の中は一変した。静かだった日常が、一気に病院通いや看護で埋め尽くされ、気が付けば心も体も張り詰めていた。
けれど、庭に出て土に触れると、不思議と心がふっとほどける瞬間があった。特に、アジュガが咲き始めた季節には。

「…今年もちゃんと咲いてくれてありがとう」
つぶやきながら、真理子はそっと花に手を添えた。

その時、玄関のドアが開く音がした。
「ばぁばー!ただいまー!」
「こんにちはー、真理子さん!」
娘夫婦と一緒に暮らすことになった孫のあかりと、娘の美沙が帰ってきた。

「今日ね、幼稚園でね、アジュガっていうお花のお絵かきしたの!」
「え、アジュガ?ほんとに?」
真理子が驚いて振り返ると、あかりは小さな画用紙を自慢げに差し出した。そこには、まだ不器用な線で描かれた紫色の花が、にこにこと笑っていた。

「先生がね、『アジュガは“心が休まる家庭”っていう花言葉があるんだよ』って言ってた!」
「…そう。いい言葉だね」
胸の奥が少しだけ温かくなった。誰かに教えられた言葉よりも、何よりその花を毎日見て、感じていたことが、確かにここにあるのだと真理子は思った。

昔のように夫と二人ではないけれど、今もこの庭は生きている。静かで、穏やかで、誰かの帰る場所になっている。

ふと見れば、アジュガの花の周りには、小さな新芽がいくつも伸び始めていた。
この家族のように、ゆっくりと、でも確かに広がっている。

真理子は立ち上がり、笑顔で言った。
「よし、じゃああかりと一緒に、新しい苗を植えましょうか」
「うんっ!」

その声に応えるように、アジュガの花が、風に揺れて優しくささやいた気がした。

駅伝誕生の日

4月27日は駅伝誕生の日です

4月27日は駅伝誕生の日

1917年4月27日、京都の三条大橋から東京の上野不忍池までの23区間、その距離約508kmを走る東海道五十三次駅伝競走が行われました。最初の駅伝は、江戸を東京と改名、そして都と定められた東京奠都の50周年を記念して讀賣新聞社会部長であった土岐善麿(1885~1980年)の発案で主催したものだそうです。

駅伝の誕生

ゴール地点は東京の上野不忍池にある博覧会場

駅伝が始まったとされる「東海道駅伝徒歩競争」は、1917年4月27日から3日間にわたり行われてきて、東京上野で奠都50周年記念大博覧会と呼応したものが開かれました。そのスタート地点は京都の三条大橋、そしてゴール地点は東京の上野不忍池にある博覧会場です。

コースの距離は516㎞

コースの総距離数23区間で516㎞

コースの総距離数23区間で508㎞とありますが、島田輝夫著「日本列島駅伝史」によれば、正しくは516㎞あったといいます。区間距離は、20㎞前後が多く、中でも最長区間は22区の33㎞で藤沢から川崎間、また最短区間は19区の13㎞で三島から箱根間だったそうです。

計画では「東京」「名古屋、京都」「大阪」の対抗戦!?

マンホールのふた、駅伝の絵

最初の計画は、「東京」「名古屋・京都」「大阪」の3団体での地域対抗が予定だったそう。しかし、大阪はチーム編成できず、その結果で関東(東京)と関西(名古屋・京都)の東西対抗になったそうです。『日本列島駅伝史』から両チームのメンバー構成をみると、関東組(高校生と大学生)と関西組は中学生が中心になっていて、あとは卒業生や、職員たちが名を連ねています。この両チームは、中学生と高校・大学生の争いだったから勝負は明らかでして、最終成績で関東組が1時間24分ほど早かったといいます。

駅伝の創設者「土岐善麿」

箱根駅伝栄光の碑

日本最初の駅伝は、大会が始まって以来、世の大きな反響を呼んだといいます。また駅伝の最終日になると、博覧会の入場者数も平日の5割増しになり、主催者側の狙いどおりに大当たりでしたが、「駅伝」創始者の「土岐善麿」は、読売新聞社を翌年退職しています。

大会の経費が嵩み新聞社を辞めた「土岐善麿」

大会の経費が予算を大幅にオーバーし、土岐氏は責任を負わされたために退職。その経費の内訳は2、3日目と駅伝の選手が東海道をのぼって来るにつれて応援者も増え、走り終えた選手たちも帯同して、かれらがみんな宿舎で食事をとったといいます。そして、飲み食いのツケが後で、読売新聞社に請求されたということでした。 

結果的には今に残る駅伝の産みの親

この「東海道駅伝徒歩競争」の成功させたことによって、3年後の箱根駅伝誕生に繋がっていきます。そういう意味でも、この土岐氏の企画したこの大会は先駆的な役割を果たしたといえます。そして、この駅伝という競技はマラソンとは異なり、チームプレーが重要となります。人は各々個性があり、それをいかすべく得意なコースを担当させます。そこで、サッカーや野球のようにチームワークが生まれます。これが我国日本が発祥地なったことは、何よりの誇りとなります。


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4月25日の誕生花「ブルーベル」

「ブルーベル」

AnjaによるPixabayからの画像

🔹 基本情報

  • 和名:ツリガネソウ(釣鐘草)
  • 英名:Bluebell
  • 学名Hyacinthoides non-scripta(ヨーロッパ原産種)
         ※他に Hyacinthoides hispanica(スペインブルーベル)もあり。
  • 科名:キジカクシ科(旧分類ではユリ科)
  • 原産地:ヨーロッパ(特にイギリス、アイルランド)、一部アジアや北アフリカ
  • 開花時期:4月~5月(春)
  • 花色:主に青紫色、まれに白やピンクも

ブルーベルについて

Sr. M. JuttaによるPixabayからの画像

🌸 見た目

  • 細く湾曲した茎に、下向きに咲く釣鐘型の花が連なって咲く。
  • 鮮やかな青紫色で、森の中に群生すると幻想的な雰囲気になる。

🌿 環境

  • 日陰や半日陰の森林に多く、湿り気のある土壌を好む。
  • 落葉樹林の床に一面に咲くことが多く、「ブルーベルの森」はイギリスの春の風物詩。

🧬 種類の違い

  • イングリッシュ・ブルーベル(H. non-scripta
     香りが強く、花は茎の片側に偏って咲く。
  • スペイン・ブルーベル(H. hispanica
     香りが弱く、花が茎の周囲に均等に咲く。

⚠️ 注意点

  • 地下茎(球根)には有毒成分を含み、誤食に注意。
  • 園芸用としても人気だが、野生種の採取は禁止されている地域も多い。

花言葉:「変わらぬ心」

Sr. M. JuttaによるPixabayからの画像

💙「変わらぬ心」の由来

「変わらぬ心」は、ブルーベルが毎年同じ時期に、同じ場所に群生して咲くという習性に由来しています。

  • 一度ブルーベルが根付くと、毎年春に森の中で一斉に咲き誇る姿が「変わらぬ愛」や「一途な心」を象徴するとされてきました。
  • また、イギリスの民間伝承では、ブルーベルは妖精たちが集う神聖な花とされ、誓いや思いを裏切らない「誠実さ」「一貫性」の象徴でもありました。

🌸「謙遜(謙虚)」の由来

ブルーベルの花は、釣鐘のようにうつむき加減に下を向いて咲くのが特徴です。その姿が、まるで控えめでおしとやかに頭を垂れているかのように見えることから、「謙虚」「謙遜」という意味が生まれました。

  • 花の形状が自己主張せず、静かに森の中に佇むような雰囲気を持つため、そうした控えめな美しさが「謙遜」というイメージと結びついています。

「ブルーベルの誓い」

Annette MeyerによるPixabayからの画像

エリスは、毎年春になると、森の奥深くにある「青の谷」へ足を運んでいた。そこには、辺り一面にブルーベルが咲き誇り、まるで地面が青い霧に包まれているようだった。

子どもの頃、祖母に連れられて初めて訪れたその谷は、どこか現実離れした静けさを持っていた。鳥のさえずりも控えめで、風の音もまるで遠慮しているようだった。祖母はそこで、ある話をしてくれた。

「この花はね、妖精たちの誓いの場所なのよ。人の目には見えないけれど、毎年、同じ時期にここで再会するの。どれだけ時が経っても、変わらない心を持った者だけが、この花に守られるの」

Mari LoliによるPixabayからの画像

その頃はただの物語と思っていた。けれど、大人になるにつれ、エリスはこの話を忘れることができなくなった。特にあの日から——アランが姿を消してから。

アランは、エリスの幼なじみであり、初恋の相手だった。大学進学で遠くへ行くことになっても、ふたりは手紙を交わし続けた。春には一緒に青の谷へ行こうと約束していた。けれど、ある春、その約束は果たされなかった。

連絡は突然、途絶えた。電話も手紙もすべて。消息も分からず、理由も分からない。ただ春だけが、律儀にやってきて、ブルーベルは何事もなかったように咲いていた。

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「変わらぬ心、か……」

谷に座り込み、ブルーベルに触れながらエリスはつぶやいた。指先にふれる花びらは、ひどく冷たく、それでいて柔らかかった。まるで、遠い記憶を撫でるような感触だった。

その時、かすかに風が吹いた。どこか懐かしい香りが混じっていた。顔を上げると、谷の向こうにひとりの青年が立っていた。

アランだった。

歳月が経っても、その笑顔は変わらなかった。違うのは、その瞳に宿る何か——深い後悔か、それとも安堵か、言葉では言い表せない光。

「来てくれてたんだね……毎年」

「来ないわけないでしょう」

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涙がにじむ。アランが歩み寄ってくる。その足取りは、ゆっくりと確かなものだった。彼がそっと手を差し出す。

「ごめん。理由を話すには長すぎる時間が流れた。でも、変わらなかった。心はずっと、ここにあった」

ふたりは、ブルーベルの絨毯の上に座り、話し始めた。失われた日々のこと、伝えられなかった想い、そして、もう一度始めたい未来のこと。

谷には相変わらず静寂が満ちていた。けれどその静けさは、もう寂しさではなかった。

青く咲くブルーベルたちが、そっと風に揺れながら、その再会を祝福していた。

まるで、「変わらぬ心」が、ようやく報われたかのように。

よい風呂の日

4月26日はよい風呂の日です

よい風呂の日

この日付は、「よい(4)・ふ(2)・ろ(6)」という語呂合わせから制定されました。日本で唯一の入浴専門団体「日本入浴協会」のWebサイトによると、「よい風呂の日」の目的は、親子でお風呂に入り対話を深めるなど、家族のふれあいを促すこととされています。

お風呂の効果を知る

お湯に浸かると身体に良い

お風呂に浸かると、体内が温まって血管が広がり、血流が良くなります。また、それによって肩こりの原因の体内の老廃物や疲労物質が除去されて疲れが取れるそうです。さらには、お湯に浸かっている時に軽くマッサージやストレッチを行うことにより、疲労回復効果が倍増するとか。

40℃で15分がベスト

お湯の温度は40℃がベスト

お湯の温度は、40℃で15分ほど入れば身体が芯から温まります。そしてその時の体温は0.5℃上がり、それを就寝の90分前にすると、体温は時間をかけて下がり、睡眠の質を上げる効果があるとのこと。

お湯の水圧でむくみが解消

お風呂でむくみ解消効果

お湯に浸かることで、身体は水圧を受け、この水圧の影響でむくみの解消や心肺機能の向上効果を得ることができるといわれています。また、お湯に浸かることで、体重は約9分の1程度にへります。そうなると体重を支える筋肉や関節の負担が軽減されて心までリラックス効果が期待されています。

仕事の疲労回復にはお湯に浸かること

毎日お湯に浸かる派はシャワー派より幸福度が10%高い

ある実験で、お風呂のお湯に浸かる派とシャワー派と各々を比較したら、毎日お湯に浸かる派はシャワー派より幸福度が10%高いという結果が出ているようです。私は、冬場は湯船に入るけれど夏シャワーでしたが、この疲労回復効果や幸福度が高くなることを考えれば、夏こそお湯に浸かることが大事だと思います。


「よい風呂の日」に関するツイート集

2025年の投稿

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2023年以前の投稿