2月10日はふきのとうの日
この日は1993年、宮城県古川市(古川市は合併により2006年3月31日から大崎市へ)の特産品を販売している店、「ふるさとプラザ→http://cocomiyagi.jp/」内のササニシキ資料館が記念日として制定しました。この日付は、「ふ→2 きのとう→10」と読む語呂合わせからです。
ふきのとう
「ふきのとう」は、キク科フキ属の多年草です。日本原産の山菜の一つとして知られていて、全国の山野に自生しています。「ふき」と「ふきのとう」は同じものであり、実際にふきの花をふきのとうと呼びます。この花が咲いた後は、地下茎からスーっと伸びる(ふき)が出てます。こうして「ふき」は、花と葉が別々の時期に地下から出てくる面白い植物だということです。
春が来たことを教える山菜
「ふきのとう」は、古くから春の食材として利用されていて、独特な芳香、苦味、香辛料として使用したりしています。他にも早春の食材として、てんぷらや和え物など、広く食されています。このふきのとうは、春になると、いっせいに芽を出します。山などに自生している天然物は、雪が解け始める頃に芽を出すため、地域によっては収穫できる時期が違ってきます。
「ふきのとう」に含まれる栄養価
「ふきのとう」には、カリウムが豊富に含まれ、カリウムはナトリウム(塩分)を排泄する役割があります。これは、高血圧に効果があり、足などのむくみをとる作用もあるそうです。他にも苦み成分のアルカノイドとケンフェールが含まれています。アルカノイドは、肝機能を強化し、新陳代謝を促進します。またケンフェールは、活性酸素などの発ガン物質を抑制する効果があるそうです。
この時期に必要な春の食材
季節の食材って、考えてみるとその時期に必要とされる栄養素が含まれていることに最近気づきました。夏には、夏バテに必要な果物や野菜など、冬はまた温度差が激しいこの時期で、脳卒中など予防するための食材。昔の人は、こういうことが科学的な根拠もなく、常に自然と共存して習慣として身体に良いものを食していたのかと思うと、本当に不思議です。