スヌーピーの日

10月2日はスヌーピーの日です

10月2日はスヌーピーの日
Michelle RaponiによるPixabayからの画像

1950年のこの日は、チャールズ・モンロー・シュルツ作の漫画「ピーナッツ」がアメリカの新聞で掲載を開始した日です。スヌーピーという名前がこの「ピーナッツ」を指す代名詞となっています。また、名前のスヌーピーは「うろうろ嗅ぎ回る」などを意味で「snoop」からきたそうです。

チャールズ・M・シュルツ

チャールズ・M・シュルツ

チャールズ・M・シュルツは、アメリカの漫画家で、1950年からスヌーピーが登場する漫画「ピーナッツ」を書き始めています。その後、1986年に漫画家の殿堂入りを果たしました。

シュルツの生涯

スヌーピーの名言

シュルツは、1922年11月26日に貧しいドイツ系移民である理髪師の父、ノルウェー系移民の母の一人息子としてミネソタ州ミネアポリスにて生まれます。彼は、小さい頃から絵の才能に恵まれ、勉強も優秀で小学校時代に2学年飛び級しています。またこの頃、年上で体格も大きいクラスメイトに仲間はずれにされていた経験が、後の漫画「ピーナッツ」のチャーリー・ブラウンの誕生に繋がったといわれています。

チャールズ・M・シュルツ / スヌーピーの名言

名言+Quotesから引用

スヌーピーが登場する「ピーナッツ」

漫画「ピーナッツ」

「ピーナッツ」は、1950年の連載から大人気で、50年に渡り描き続けられています。英語で『peanuts』は、「取るに足らない、つまらないもの」という意味です。実は、タイトルは、漫画の配信会社が勝手に決めたそうです。

タイトル『L’il Folks』、予定!?

スヌーピー

作者自身がもともと考えていたタイトルは『L’il Folks』で、「小さな人々」という意味です。そのタイトルの通り、本作品にはスヌーピー以外、数々の個性がある子どもたちの登場があります。

個性豊かなキャラクターたち

スヌーピーのキャラクター

不器用な「チャーリー・ブラウン」、飛ぶのが苦手な鳥の「ウッドストック」、安心毛布にしがみつく「ライナス」、怒りっぽい「ルーシー」。彼らの日常を中心に展開される短編ストーリーは、おもしろさや楽しさ以外、「人間の本質に迫る」ようなものや「人生の指針」になるものが描かれています。

日本でも大人気!

日本で公開

一方日本では、詩人の谷川氏などが翻訳を行い、「ピーナッツ」の魅力を伝えています。2016年4月には、六本木に期間限定で「スヌーピーミュージアム」が開館しました。そして、今でも人気のキャラクターグッズが販売されていて、コレクターがたくさんいます。正直、私も漫画そのものは観たことはないのですが、何故か子供の頃から知っていました。


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10月1日の誕生花「モミジアオイ」

「モミジアオイ」

基本情報

  • 学名Hibiscus coccineus
  • 科属:アオイ科 フヨウ属
  • 原産地:北アメリカ南部
  • 和名:モミジアオイ(紅葉葵)
  • 英名:Scarlet rose mallow / Texas star hibiscus
  • 開花期:7月~9月(夏の代表的な花)
  • 草丈:1.5~2.5mと大型に育つ多年草(宿根草)

モミジアオイについて

特徴

  • 花の姿
    直径15~20cmにもなる大きな花を咲かせる。鮮やかな緋紅色で、夏の日差しの下で非常に目を引く。花の形はヒビスカスに似ているが、より端正で星形に近い。
  • 葉の形
    深く切れ込みが入り、カエデ(モミジ)の葉に似ていることから「モミジアオイ」と名付けられた。
  • 性質
    強健で日当たりを好み、湿地や水辺にもよく育つ。暑さに強く、真夏でも元気に花を咲かせる。
  • 花の命
    一つひとつの花は1日でしぼむが、次々と咲き続けるため、夏の間長く楽しめる。

花言葉:「温和」

由来

モミジアオイの花言葉の一つに「温和」があります。
これは次のような特徴と結びついています。

  1. 強さと優しさの両立
    真夏の強い日差しにも負けず大きく鮮やかに咲く姿は力強い。しかし、花自体は一日でしぼむ儚さを持ち、全体として「派手さの中にある穏やかさ」を感じさせる。
  2. 落ち着いた葉の印象
    大きな赤い花を支える葉はモミジに似た涼やかな形で、全体の印象を和らげている。激しい赤色を「調和のある温かさ」へと変えている。
  3. 人との関わり
    夏を彩る豪華な花でありながら、周囲を圧倒するというより「場を和ませる存在」として扱われてきたことから、「温和」という花言葉が結びついたとされる。

「紅に宿る温和」

夏の陽射しは、あらゆるものを焼きつくそうとしていた。アスファルトの道は揺らめき、遠くの景色がぼやける。そんな中、川沿いに背を伸ばして咲き並ぶモミジアオイが、真紅の花を大きく広げていた。
 一輪の花は一日しか咲かない。それでも翌日にはまた別の蕾が開き、途切れることなく彩りを繋いでいく。その姿を見て、陽菜は胸の奥が静かに温まるのを感じていた。

 「強いのに、優しいんだね……」
 思わず口に出す。

 彼女の隣で、自転車を押していた祖父が笑った。
 「昔からそう言うんだよ。真夏の花なのに、威張らず人を和ませる。だから“温和”なんて花言葉があるんだろうな」

 祖父の声は、ゆったりと川風のように響いた。陽菜は無意識に頷きながら、深紅の花をじっと見つめた。

 ――強さと優しさの両立。
 大きく咲き誇りながら、ひとときで散る花。眩しい存在感と、儚さが同居している。

 ――落ち着いた葉の印象。
 深く切れ込んだ葉が、激しい赤を柔らかく受け止めている。その調和が、不思議と心を穏やかにする。

 ――人との関わり。
 目を奪う花でありながら、どこか懐かしい。人を圧倒せず、寄り添うように咲いている。

 陽菜は思った。まるで祖父そのものだ、と。

 祖父は若い頃、厳しく働き詰めの人だったと母から聞いている。けれど、今はちょっとした冗談で周囲を和ませ、誰かが困れば気づかぬうちに手を差し伸べている。強さを秘めつつも、前に出過ぎない。その姿に支えられてきたのは、自分だけではないのだろう。

 川面を渡る風が、赤い花びらを揺らした。陽菜はそっとつぶやく。
 「ねえ、私もなれるかな。誰かを和ませられる人に」

 祖父は一拍置いてから答えた。
 「なれるさ。花が葉に守られて咲くように、人だって周りを思いやりながら輝ける。強いだけじゃ駄目なんだ。温和であることが、一番難しくて大切なんだよ」

 陽菜は振り向き、祖父の横顔を見た。深く刻まれた皺の中に、柔らかな笑みが浮かんでいる。心の中に何かがすっと染み込み、言葉にならない安心が広がった。

 その日の夕方、陽菜は机に向かい日記を書いた。
 「モミジアオイの花は一日しか咲かない。でも次の日にはまた咲く。強くて、優しい。おじいちゃんみたい。私もあんな風になりたい」

 ペン先を止め、窓の外を見ると、赤い花が夕焼けに溶け込むように揺れていた。
 儚くも力強く、そして穏やかに。
 モミジアオイは、確かに「温和」を教えてくれていた。

日本酒の日

10月1日は日本酒の日です

10月1日は日本酒の日

1978年に日本酒造組合中央会が、日本酒離れを防ごうと制定しています。この日決められたのは、新米で酒造りが10月からで、干支の10番目が「酉」であり、この字が酒壺を表す象形文字であるためです。明治に制定された酒造年度が10月1日に始まることなども挙げられます。

日本酒の種類

日本酒は大きく分けて2種類

日本酒といっても、色々なの種類があるようですが、大きく分ければ醸造アルコール度数の割合で「純米酒」と「本醸造酒」の2つに分類されます。

純米酒

お米と酒

純米酒は、水と米と米麹だけでつくった清酒です。シンプルな原料でつくられているために、お米の本来の旨味や風味を味わうことができます。

本醸造酒

本醸造酒

本醸造酒は、純米酒の原料水と米、米麹に加えて、「醸造アルコール」が使用されている清酒です。醸造アルコールは、主にサトウキビを原料に発酵させた高純度アルコールのことをいいます。このアルコールを加えると、無味無臭でさらっとしたクリアな日本酒となります。

アルコール度数22度未満は清酒

アルコール度数22度未満は清酒

清酒は、日本酒のジャンルの一つで、1953年に改正された「酒税法」に定められています。その内容は、原料に米を使用して必ず「ろ過」する工程があり、アルコール度数22度未満という決まりがあります。

精米すると美味しい日本酒ができる!?

精米すると美味しい日本酒ができる!?

日本酒な製造に不可欠なのが、デンプン質です。これが、お米の中心部分に集中しているため、その周りを囲むお米の表面部分には、タンパク質や脂質など、重要な栄養素がたっぷりあります。ところが、日本酒づくりでこれらの栄養素が多量にあると雑味が残り、お酒の香りが薄くなってしまいます。そのために日本酒の雑味の原因になる成分を精米で削るのです。

果たして、日本酒離れは防げるのか!?

日本酒離れ

現在、日本人が特に好んで飲まれるお酒は日本酒以外でも、「焼酎」「ウイスキー」「ワイン」「ビール」など、挙げれば指が足らないくらいのライバルが存在しています。この状況下で勝ち残るのは至難の技です。しかし、考えてみると日本酒の原料は、日本人の主食とされ、大切にされているお米がメインのお酒です。

日本が誇る日本酒

日本が誇る日本酒

我が国が誇る日本酒は、伝統的な製法を受け継がれ、洗練されたお酒でもあります。実際に飲んでみるとクセがなく飲みやすいお酒です。ですので、ワインやウイスキーなどと歴史も味も肩を並べられられると信じて、我々日本人がこの日本酒を守っていきましょう。


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くるみの日

9月30日はくるみの日です

9月30日はくるみの日

長野県東御市は、胡桃(くるみ)の生産量日本一です。その東御市と胡桃愛好家がこの日を記念日に制定しています。日付は「く→9 るみ→3 は、まるい→0 」と読む語呂合わせからです。

胡桃の原産地

くるみの木

胡桃は歴史が古いようで、古代ペルシアが原産地と伝えられています。紀元前7000年頃から人類が食料としては最古の木の実であり、日本でも縄文時代の遺跡から発掘されています。ですので、既にこの時代から普通に食べられていたと考えられます。

胡桃はスーパーフード!?

くるみはスーパーフード

世界でも、かなり昔から食べられている胡桃は、人の体内でつくることができない成分が多く含まれています。さらには、多種多様な栄養素がバランス良く含まれていて、栄養価の高い食材として高く評価されているために「スーパーフード」と呼ばれています。

体に良い胡桃の主な成分は?

くるみの主な脂質

胡桃の主な成分である脂質で、「リノール酸」(植物油に多く含まれる 不飽和脂肪酸、オメガ6(n-6)系脂肪酸に属する成分)や「α-リノレン酸」(植物油に多く含まれる不飽和脂肪酸、オメガ3(n-3)系脂肪酸に属する成分)が豊富に含まれています。この成分は、人が生きていく中で重要な役割を持ちます。これは、細胞膜やホルモンの生成などに必要不可欠な成分です。それなのに、体内でつくることができないため、あえて食品から摂取する必要があるというわけです。

胡桃の栄養価

くるみの栄養価

胡桃に含まれる栄養分は、「ビタミンE」「ビタミンB1」「カリウム」などのビタミンミネラル食物繊維などです。これらが健康維持や増進に必要とされる栄養素が、バランスよく含まれているそうです。

これを機に胡桃を食べよう!

ミックスナッツ

胡桃は、ミックスナッツなどによく混ざっています。しかし、大抵はアーモンドやピーナッツがメインになり、胡桃は脇役にも思えるほど少ないことが多いようです。今回、体に必要とされる成分を大量に摂取できるということなので、これを機にお酒のつまみでも良いので、胡桃だけの商品や胡桃が多めのミックスナッツ買って食べてみてはいかがでしょうか!


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9月29日の誕生花「リンゴ」

「リンゴ」

beauty_of_natureによるPixabayからの画像

基本情報

  • 学名Malus pumila
  • 科属:バラ科リンゴ属
  • 原産地:中央アジアの山岳地帯
  • 開花期:4〜5月頃(白〜淡紅色の花を咲かせる)
  • 結実期:秋(9〜11月に収穫が多い)
  • 特徴:世界中で栽培される果樹のひとつで、数千種類の品種がある。生食だけでなく、ジュース・ジャム・アップルパイなど加工品としても広く利用される。

リンゴについて

Annette MeyerによるPixabayからの画像

特徴

  1. 春の花
    りんごの花は白を基調に淡いピンクが入り、桜にも似た可憐な姿を見せる。果樹園では一斉に咲き誇る様子がとても美しい。
  2. 実の象徴性
    赤く熟した実は「豊穣」「愛」「美」などを象徴してきた。旧約聖書に登場する「禁断の果実」としても有名。
  3. 長い保存性と親しみやすさ
    秋に収穫した実を冬まで保存でき、古代から人々にとって大切な栄養源だった。

花言葉:「選ばれた恋」

HansによるPixabayからの画像

由来

リンゴの花言葉はいくつかありますが、その中で「選ばれた恋」という言葉には以下のような背景があります。

  1. 神話とのつながり
    ギリシャ神話の「パリスの審判」では、女神たちの中で最も美しい者に贈られる「黄金のリンゴ」が登場する。
    → 「ただ一人を選ぶ果実」というイメージが、恋愛における「選ばれた存在」と重ねられた。
  2. 実の希少性・特別感
    熟したリンゴの実は、たわわに実っていても一つひとつが特別な輝きを持ち、収穫されるその瞬間まで大切に育てられる。
    → 「数ある中から選び抜かれる=特別な恋」という連想が生まれた。
  3. 結婚の象徴としての歴史
    ヨーロッパではリンゴは「愛と結婚の象徴」とされ、花嫁にリンゴを贈る習慣もあった。
    → この文化が「選ばれた恋」「永遠の愛」といった花言葉につながった。

「黄金の果実に誓う」

RalphによるPixabayからの画像

春の果樹園は、やわらかな風に揺れる白い花で満ちていた。
 大学を卒業したばかりの美咲は、祖父母が営むリンゴ園に戻っていた。幼いころから遊び場のように親しんできた場所だが、今は広大な土地と樹々の世話が自分に引き継がれるのだと思うと、胸の奥に重みを感じた。

 「手伝いに来たぞ」
 声をかけてきたのは幼なじみの悠斗だった。都会で働いていたはずの彼が突然帰郷してきたのは、つい数日前のこと。美咲は驚きながらも、彼の存在にどこか安堵していた。

 花の間を歩きながら、悠斗はふと空を見上げて言った。
 「リンゴの花ってさ、桜に似てるけど、もっと控えめだよな。だけど、実になったときは誰もが欲しがる」
 美咲は笑って頷いた。
 「そうね。数ある中から、一番きれいで甘そうな実を選ぶでしょう? それってちょっと……残酷かもしれない」

 彼女の言葉に、悠斗はじっと美咲を見つめた。
 「でもさ、選ばれるってことは、それだけ特別ってことだろ。俺は……ずっと選ばれたいと思ってた」

Peter HによるPixabayからの画像

 唐突な告白に、美咲の心臓が跳ねた。悠斗とは一緒に育ち、気づけば互いに別々の道を歩んでいた。都会で暮らす彼が遠い存在になったと感じたこともあった。だが今、目の前にいる悠斗の瞳は、真剣に自分を射抜いていた。

 「……どうして、今なの?」
 美咲は小さな声で問いかけた。

 悠斗は一歩近づき、リンゴの花をひと枝手折った。
 「ギリシャ神話にさ、黄金のリンゴをめぐって女神たちが争った話があるだろ? 結局、パリスはただ一人を選んだ。俺にとっての黄金のリンゴは、美咲、お前なんだ」

 彼が差し出した花は、白い花びらにうっすらと桃色が混じり、春の陽を受けて輝いていた。
 美咲の胸の奥で、幼いころから眠っていた感情が目を覚ます。選ばれることへの戸惑いよりも、選んでくれたことへの喜びがあふれてきた。

 「……私もね、ずっとあなたに選ばれたかったの」

 その一言に、悠斗の表情がほどけた。花びらが舞う中、二人はそっと唇を重ねる。

 その瞬間、美咲は理解した。
 リンゴの花が「選ばれた恋」という花言葉を持つのは、単なる神話の名残や文化の象徴ではない。人は誰も、無数の出会いの中からただ一人を選び、そして選ばれる。その奇跡こそが恋なのだ。

 秋になれば、この花々は真っ赤な実を結ぶだろう。美咲と悠斗の恋もまた、季節を越えて実りを迎えるに違いない。

日中国交正常化の日

9月29日は日中国交正常化の日です

日中国交回復

1972年のこの日、「日中共同声明」の調印式が北京で行われました。日本の田中角栄と中国の周恩来両首相が署名しています。そして、この調印式により日本と中国が国交を正式に結びました。

日中共同声明の調印式

田中政権と日中国交回復

日本の閣総理大臣田中角栄は、中国の国務院総理周恩来の招きで、1972年9月25日から9月30日までの間、中華人民共和国を訪問しています。田中総理大臣に随行したのは、「大平正芳外務大臣」、「二階堂進内閣官房長官」と他の政府職員でした。また、中国の毛沢東主席は9月27日に田中角栄総理大臣と会見しています。

日中関係の歴史

パンダの写真

日本と中国は、1972年9月に歴史的な国交樹立を達成することで、日中関係は正常な国家関係を形成しています。そして、外交や経済、文化等の各分野の交流が進展し、現在の日中関係は重要な国際関係になっています。国交樹立当時の日本では、中国ブームが起こり、「同文同種」という親近感もあったということで、中国という巨大で深遠な存在を、とかく安易に考える風潮がありました。

アジアでの宿命的な関係性

日中の国旗

日中両民族は、歴史的または民族的にも「同文同種」でありますが、今の日中両民族はお互い異質であり、両国の社会的環境は全く異なったものになっています。こうなると、日本と中国は、アジアでの宿命的な関係性であり、歴史や文化、民族的にも、さらには地理的にもそれぞれ互いの摩擦が起こりやすい独特な関係です。

日中両国の国交正常化に合意

日中国交正常化

「田中総理」「大平外務大臣」と「周恩来総理」「姫鵬外交部長」は、日中間の国交正常化問題をはじめ、両国の諸問題など双方が関心を持っている各々の問題について、友好的な雰囲気の中、真剣かつ率直に意見を交換しています。そして、次の両政府の共同声明に合意しました。

尖閣などの問題もありますが

中国残留孤児らが北京大学で演劇

日本と中国は、現在も尖閣諸島(南西諸島西端に位置する魚釣島・北小島・南小島・久場島・大正島・沖ノ北岩・沖ノ南岩・飛瀬などから成る島々の総称)など領海の問題(中国は、尖閣諸島周辺で石油埋蔵の可能性が指摘された1970年代以降、尖閣諸島は古くから中国の領土であると主張)を抱えています。今後は、毎年この日をきっかけこの問題を解決に向けて互いに議論し合い、友好的な関係を徐々に築き上げていけることを願います。


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9月28日、10月16日の誕生花「シオン」

「シオン」

基本情報

  • 和名:シオン(紫苑)
  • 学名Aster tataricus
  • 英名:Tatarian aster
  • 科属:キク科・シオン属
  • 原産地:日本、東アジア
  • 開花期:9月~10月
  • 草丈:1~2mほどに育つ多年草
  • 利用:観賞用だけでなく、根は生薬(紫苑:しおん)として咳止め・去痰薬に使われる。

シオンについて

特徴

  • 花の姿:淡い紫色の舌状花と、黄色の筒状花を持つ、菊に似た花を咲かせる。花は直径3~4cmほどで、茎の先端に多数つく。
  • :長楕円形で厚みがあり、下部の葉は大きく、上に行くほど小さくなる。
  • 草姿:まっすぐに高く伸びる茎の先に、群れ咲くように花をつける。すっきりとした立ち姿だが、風に揺れると少し儚げに見える。
  • 性質:丈夫で育てやすく、日当たりと水はけの良い場所を好む。切り花にしても長持ちする。

花言葉:「ためらい」

由来

  • 紫苑の花は、満開になってもどこか控えめで、はっきりと開ききらない印象を与える。その遠慮がちな咲き方から、「ためらい」という花言葉がつけられた。
  • また、花びらは繊細に細く広がるが、重なり合って揺れる姿が、思いを伝えたいのに口にできずに揺らぐ心を連想させる。
  • 日本では古くから和歌や物語にも登場し、**「言い出せない恋心」や「控えめな心情」**の象徴として描かれてきたことも、この花言葉に重なっている。

「紫苑のためらい」

夏の名残をひきずる風が、山裾の道を渡っていく。
 紗英は祖母の古い家の庭に立ち、揺れる紫苑の群れを見つめていた。

 ――どうして、こんなときに。

 胸の奥がざわつく。幼なじみの翔が来月、遠い街へ引っ越すことを知ったのは昨日のことだった。
 別れの言葉を口にすべきなのに、会えば笑ってしまい、肝心な想いは喉の奥で渦を巻くばかり。

 紫苑は満開に咲いているはずなのに、どこか控えめで、花弁を広げきらない。淡い紫が幾重にも重なり合い、風に吹かれて小さく揺れている。その姿が、紗英には自分の心そのもののように映った。

 「ためらい……」

 思わず声に出す。かつて祖母が教えてくれた花言葉が蘇る。
 ――この花は、思いを伝えたいのに言えない心を映すんだよ。

 紫苑の群れの向こう、木戸を押して翔が入ってきた。白いシャツに汗がにじんでいる。
 「おばさんから栗もらった。ほら」
 差し出された袋を受け取りながら、紗英は視線を合わせられない。口を開けば、涙が零れてしまいそうだった。

 庭の端で、翔も紫苑を見ていた。
 「小さい頃さ、この花の蜜を吸おうとして、蜂に追いかけられたの覚えてる?」
 「……覚えてるよ」
 思わず笑ってしまい、二人の間にやわらかな空気が流れる。けれどその優しさが、かえって紗英を苦しめた。

 伝えなきゃ。
 でも――。

 風に揺れる紫苑の花弁が、彼女の心を映すように震えていた。

 翔は、まるで心を見透かすように静かに言った。
 「紗英、俺……ずっと言えなかったことがある」
 驚いて顔を上げると、彼の目が真っ直ぐにこちらを射抜いていた。
 「離れても、おまえのこと忘れない。ずっと、大事な人だから」

 胸が熱くなった。言葉は喉で絡まり、涙で視界が滲む。紫苑の花が揺れて、空気そのものがやさしく震えているようだった。

 「……私も」
 ためらいながら、それでも声を絞り出す。
 「私も、同じ気持ち。ずっと言えなかったけど」

 翔は少し驚いたように、そして安堵したように笑った。ふたりの間を吹き抜ける風が、紫苑の群れを大きく揺らした。

 言えなかった想いは、花に重ねて咲き続けていた。
 ためらいの果てにようやく零れ落ちた言葉は、紫苑の紫のように淡く、けれど確かな色を持って、二人の心を結んでいった。

パソコン記念日

9月28日はパソコン記念日です

9月28日はパソコン記念日

1979年9月28日は、NEC(日本電気)がパーソナルコンピュータPC-8001(PC-8000シリーズ)を発売した日です。この日からパソコンブームになったそうです。

PC8001のスペックは?

パソコン

この日発売されたPC8001は、CPUが「μPD780」「メモリ16KB」で、N80 BASIC をROM上に搭載しています。当時の販売価格は16万8000円で、「カセット」「フロッピー」「ディスプレイ」「プリンタ」の接続可能でした。当時は、16KBでも広大すぎると思われるくらいの巨大メモリでした。

最上位のPC8801が生き残る

PC98シリーズ

PC8001が売れたことから、このプロジェクトではラインナップを広げ、下から「PC2001」から「 PC6001」、「PC8001」「PC8201」そして、最上位の「PC8801 」と展開します。その後、最終的に最上位の「PC8801 」の系統のみが生き残っています。

PC98シリーズの登場

昔懐かしいNECのCM

PC88系統が、ザイログ社Z80系CPUにBASICの搭載に対し、1982年に発売のPC9801は インテル社 8086 に MSDOS という環境で提供されています。PC98シリーズは後、 8086互換CPUのNEC製V30 を搭載しましたが、その後再び 「80286」などを搭載してインテル製のCPUに回帰しています。

今やパソコンは一家に1台

一家に1台PC時代

私がパソコンに出会ったのは、工業高校の授業でした。PCは、PC98シリーズでbasicの勉強からプログラミングによって工業機械を動かす勉強をしました。当時は、授業といっても数台しかなくて交代で使っていました。それが今やどこの家庭にもノートPCやタブレットは、ほとんど所有しています。しかも、スマートフォンがPCの役割を果たし、今後どこまで進化していくのか想像がつかず、今後の進化が楽しみです。


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世界観光の日

9月27日は世界観光の日です

9月27日は世界観光の日

国際デーの一つで、1979年9月にスペインのトレモリノス市で開催された世界観光機関の総会にて、翌年の1980年から「世界観光の日」を制定することが決議されました。この日付は、世界観光機関憲章が採択されたことで、世界観光における重要な節目になった1970年9月27日を記念日としたものです。

日本での取り組みは?

日本の観光 鳥居

世界観光の日は、各国で観光を推進するための活動が行われています。一方日本では、官民が一丸となり、「観光立国」の実現に向けて取り組んでいます。1943年には観光立国推進基本法が制定され、1945年10月1日には国土交通省の外局として観光庁が設立されています。

2030年までには観光客3,000万人超を目指す

世界観光 カラフルな建物

1950年に閣議決定された日本再興戦略は、「本年の訪日外国人旅行者数1,000万人を達成、さらに2,000万人を目指して、2030年までには、3,000万人を超えることを目指す」という目標が定められだそうです。

新型コロナ終息後は再始動

世界観光の活動

世界観光を広げようとする中、2020年から2022年に及び世界中に広がっている新型コロナ感染防止により、渡航禁止令が発動されるなど、この働きかけに水を差す形になりました。しかし、この活動はお互いを知るという事でも世界平和と繋がる重要なコミュニケーション取る機会でもあります。また新型コロナウイルス感染症は、ワクチンや治療薬の活用により終息を目指しています。きっと、今まで以上に観光が楽しめる日が来る事でしょう。


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9月27日の誕生花「トレニア」

「トレニア」

基本情報

  • 和名:ナツスミレ(夏菫)、ハナウリクサ(花瓜草)
  • 学名Torenia fournieri
  • 科属:アゼナ科(ゴマノハグサ科と分類されることもある)・ツルウリクサ属
  • 原産地:アジア、アフリカ
  • 開花期:4月~11月(夏から秋にかけて長く咲く)
  • 草丈:15~30cmほど
  • 園芸での扱い:一年草として扱われるのが一般的。暑さに強く、半日陰でも育つため、夏の花壇やハンギングバスケットで人気。

トレニアについて

特徴

  • 花の形:小さなスミレに似た花を咲かせることから「夏スミレ」と呼ばれる。筒状の花が横向きに咲き、唇形の花弁が愛らしい。
  • 花色:紫、青、白、ピンク、黄色など多彩で、花の中心部が濃い色になるものが多い。
  • 茎と葉:茎はこんもりと茂み、葉は先がとがった卵形でやや明るい緑色。
  • 性質:暑さに比較的強いが、直射日光よりも明るい日陰を好む。乾燥には弱いのでこまめな水やりが必要。

花言葉:「ひらめき」

由来

  • トレニアの花は、口を開いて語りかけているような形をしており、そのユニークさが「ふとした直感」や「思いつき」を連想させる。
  • 一輪の花の中で、鮮やかなコントラストが光る(紫に黄色、白に青など)、その瞬発的な鮮やかさが「ひらめき」の象徴とされた。
  • また、夏の強い日差しの中でも次々と咲き続ける様子は、まるで尽きないアイデアが湧き出るように見えるため、「ひらめき」という花言葉が与えられたといわれる。

「トレニアのひらめき」

夏の陽射しは、街を白く塗りつぶすほどに強烈だった。
 大学生の美咲は、図書館での勉強に行き詰まり、重たい参考書を抱えたまま裏庭へと足を運んだ。そこには、小さな花壇があり、毎年学生ボランティアが季節の草花を植えている。

 ベンチに腰を下ろした彼女の目に飛び込んできたのは、紫と黄色、白と青が鮮やかに入り混じった可憐な花。小さな口を開けて語りかけるように咲いているそれを見て、美咲は思わず足を止めた。

 ――トレニア。
 札に書かれた名前を口にすると、不思議と心が軽くなる気がした。

 卒論のテーマに悩んでいた。教授からは「君らしい切り口を探しなさい」と言われたが、考えれば考えるほど空回りし、ノートは白紙のままだ。焦燥と不安で胸がいっぱいになり、ただ時間だけが過ぎていく。

 そんなとき、ふとした風に揺れたトレニアの群れが、太陽を浴びてきらりと光った。花弁の奥に潜む黄色が一瞬だけ輝き、まるで「今だよ」と合図するようだった。

 ――あ、そうか。

 電流が走ったように、心の奥で言葉が結びついた。
 トレニアは夏の強い日差しの中でも次々に花をつける。限界を知らず、ひとつ枯れてもすぐに次の花が咲く。まるで泉から絶え間なく水が湧き出るように。

 その姿は、まさに「ひらめき」そのものだ。

 彼女は急いでノートを開き、ペンを走らせた。アイデアが湧き上がり、次から次へと言葉が形を取っていく。止まっていた時計が、突然動き出したかのようだった。

 気づけば、汗が額をつたっていた。だが心は爽快で、息をするのも忘れるほどに夢中になっていた。

 「……ありがとう」

 小さく呟いて、もう一度花壇を見やる。トレニアの花は変わらず口を開け、まるで彼女の言葉に応えるかのように揺れていた。

 数週間後、美咲は教授に新しい研究テーマを自信満々に提出した。教授は驚いたように目を細め、「これは面白い視点だね」と笑った。
 心のどこかで、あの小さな花が背中を押してくれたのだと、美咲は思った。

 夏が過ぎ、花壇のトレニアもやがて姿を消す。けれど、美咲の胸にはあの日の鮮やかな輝きが、いつまでも残っていた。

 ――ひらめきは、どんなに暑い夏の中でも生まれる。
 そのことを、彼女は決して忘れないだろう。